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2章 とある女神サマ、行動開始
はじめの1歩(3)
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「はあ~はあ~……」
神野さん達から距離も取れたし、もう走らなくてもいいかな。
あー疲れた……まさか、今日も走る羽目になるなんて思いもしなかった。
『ちょっと、アタシの言う通りに何で突っ込まなかったのよ!』
メイティーの怒鳴り声が後ろから聞こえる。
逃げる事で頭がいっぱいだったからこいつの存在をすっかり忘れていた。
というか、何で突っ込まなかったのかだって? あの現場を見ていなかったのかよ。
「アホか! 自転車に向かって突っ込めるわけがないだろ! 俺も神野さんも怪我するわ!」
メイティーって女神じゃなくて、実は死神なんじゃないのか。
甘い誘いと見せかけての魂が理的な……。
『別に怪我くらい治癒魔法で……あ~そうか、人の子は治癒魔法を使えなかったっけ』
治癒魔法以前に、魔法なんてものは使えません。使えたら、医者いらずです。
うーん……こうして見ていると、こいつは死神ではないな。
神野さんには失礼だが、あまりにもマヌケすぎる。
だからといって女神だとしても、あまりに……まぁいいや、魔法が使えるって時点でもはや【人間】ではないものな。
「とりあえず今から家に帰るから、時間を止めてくれ。じゃないと、学校に遅刻してしまう」
俺は1年生の時から無遅刻無欠席。
それをこんな事で遅刻して、1年間を無駄になるのが嫌すぎる。
『時間を止める? いやいや、それは無理よ』
えっ? メイティーに真顔で言われた。
この感じは、嘘ではなさそうだが……。
「それは、どういう事なんだ?」
『だって時間を止めるには聖力を大量に使うから、1日1回が限度なの』
「なんだって!?」
そんな重要な制限があるのに、さっきのしょうもない事で使ったのかよ!
一体何を考えて……いや、何も考えていないというべきか……なんこう今までの行動的に、こいつは本能のままに動いている気がする。
ある意味、【人間】じゃない奴がそれだと厄介すぎる。
「っ! こうしちゃいられない!」
今から家に帰って、学校に行くという選択は俺の中にはない。
幸いにも学校が見えているから、走れば十分に間に合うはず。
くそ! また走る事なるなんて!
※
「ぜぇ~はぁ~ぜぇ~はぁ~……到……着……」
本当にジョギングで登校する羽目になってしまった。
いや、息切れするほどの速さで走ったからランニングに近いか……まぁどっちにしろ、そのかいあって朝のHRまでには十分時間がある状態で学校に着いた、これでもう遅刻する心配はないな。
ただ朝からこんな汗だくになりたくなかった、おまけにこれだけ走ったんだ……明日は確実に筋肉痛だろうな。
『へ~ここが日本の学校か~』
メイティーが学校の周りを観察しながら飛び回っている。
近代化が進んでいる天界でも、学校は珍しいのだろうか。
まぁいいや、見ているだけなら特に問題は無いだろうし教室に向かおう。
「ふあーねむ……ん? おっ」
俺の横で自転車が止まった。
「春彦、おはようさん」
自転車に乗っていたのは義秋か。
「おう、おはよう……」
俺も自転車通学したらよかった。
それならこんなに疲れる思いはしなくて済んだのに。
「おいおい、どうしたんだ? すごく疲れた感じがするけど……もしかして、走って来たのか?」
「あーそんな所だ……」
「マジかよ。でも、この時間なら走ってこなくても十分に間に合うじゃないか」
そうだよな。
そこは不思議に思うわな。
「ちょっと、事情があってな……気にするな」
女神に連れられて、神野さんにぶつかりに行った。
なんて事は言えないよ。
っていっても、そう言ったところで信じてはもらえんだろうが。
「気にするなって……まあいいや。俺はちょっと部室に寄らないといけないから、もう行くわ。また休み時間にな」
「おう」
スイーと自転車置き場に義秋が向かって行った。
その義秋とすれ違いながら、メイティーが俺の横まで滑空してきた。
『ねぇねぇ! 今の話していたイケメンは誰なの!?』
やはり女神の目からしても、義秋はイケメンに映るか。
「あいつは大林 義秋。小学校からの友達だよ」
面倒見がよく、背が高くて茶髪が似合うイケメン男子。
おまけに、勉強も出来て運動も得意と来たもんだ。
非の打ち所がないとはまさにあいつの事だと思う。
『大林 義秋か~……どうせなら、あの子の番号を引きたかったな~』
「おい、心の声が駄々洩れだぞ」
流石にその心の声は傷つく。
『あっ……やだな~冗談よ、冗談! 恋愛の女神は平等よ!』
冗談のわりにガチトーンだったんですが。
でも、こいつにこれ以上文句は言えないかな。
凡人の俺が、義秋と一緒にいていいのかなと思う時があるし……。
「義秋の番号を引いていたらか……」
あいつなら、このポンコツ女神が居なくても自力でつかみ取るだろう。
むしろ、こいつが居る方が足枷になるだろうな
『何よ、その哀れみの目は?』
「……別に。さて、教室に行きますか」
『別にってなに!? ねぇ! 何でそんな目をしたのよ! ちょっと!!』
そういえば、義秋の好きな人の話って聞いた事が無いな。
いるのかな? いたとしたら誰なんだろう?
「もしそれが、神野さんだとしたら……」
俺はどうすればいいんだろう。
勝ち目がないし、潔く身を引くべきなんだろうか……。
『人の子に哀れみの目で見られたのは屈辱だわ! 見てなさい、その目を尊敬し崇拝する目に変えてやるんだから!!』
などと、人が真剣に悩んでいる横で訳の分からない事を叫びつつ聖書(漫画)をペラペラめくっている。
この女神に対して尊敬? 崇拝? それは断じて無いよ。
『――っこれだわ、次はこれにしましょう! これならアタシにひれ伏し、尊敬し、崇拝したくなるはずよ!』
なんか項目が一つ増えとるし。
いやだ、こいつに対して絶対にひれ伏したくない。
次は何をしでかす気なんだ? もはや、悪い予感しないよ。
神野さん達から距離も取れたし、もう走らなくてもいいかな。
あー疲れた……まさか、今日も走る羽目になるなんて思いもしなかった。
『ちょっと、アタシの言う通りに何で突っ込まなかったのよ!』
メイティーの怒鳴り声が後ろから聞こえる。
逃げる事で頭がいっぱいだったからこいつの存在をすっかり忘れていた。
というか、何で突っ込まなかったのかだって? あの現場を見ていなかったのかよ。
「アホか! 自転車に向かって突っ込めるわけがないだろ! 俺も神野さんも怪我するわ!」
メイティーって女神じゃなくて、実は死神なんじゃないのか。
甘い誘いと見せかけての魂が理的な……。
『別に怪我くらい治癒魔法で……あ~そうか、人の子は治癒魔法を使えなかったっけ』
治癒魔法以前に、魔法なんてものは使えません。使えたら、医者いらずです。
うーん……こうして見ていると、こいつは死神ではないな。
神野さんには失礼だが、あまりにもマヌケすぎる。
だからといって女神だとしても、あまりに……まぁいいや、魔法が使えるって時点でもはや【人間】ではないものな。
「とりあえず今から家に帰るから、時間を止めてくれ。じゃないと、学校に遅刻してしまう」
俺は1年生の時から無遅刻無欠席。
それをこんな事で遅刻して、1年間を無駄になるのが嫌すぎる。
『時間を止める? いやいや、それは無理よ』
えっ? メイティーに真顔で言われた。
この感じは、嘘ではなさそうだが……。
「それは、どういう事なんだ?」
『だって時間を止めるには聖力を大量に使うから、1日1回が限度なの』
「なんだって!?」
そんな重要な制限があるのに、さっきのしょうもない事で使ったのかよ!
一体何を考えて……いや、何も考えていないというべきか……なんこう今までの行動的に、こいつは本能のままに動いている気がする。
ある意味、【人間】じゃない奴がそれだと厄介すぎる。
「っ! こうしちゃいられない!」
今から家に帰って、学校に行くという選択は俺の中にはない。
幸いにも学校が見えているから、走れば十分に間に合うはず。
くそ! また走る事なるなんて!
※
「ぜぇ~はぁ~ぜぇ~はぁ~……到……着……」
本当にジョギングで登校する羽目になってしまった。
いや、息切れするほどの速さで走ったからランニングに近いか……まぁどっちにしろ、そのかいあって朝のHRまでには十分時間がある状態で学校に着いた、これでもう遅刻する心配はないな。
ただ朝からこんな汗だくになりたくなかった、おまけにこれだけ走ったんだ……明日は確実に筋肉痛だろうな。
『へ~ここが日本の学校か~』
メイティーが学校の周りを観察しながら飛び回っている。
近代化が進んでいる天界でも、学校は珍しいのだろうか。
まぁいいや、見ているだけなら特に問題は無いだろうし教室に向かおう。
「ふあーねむ……ん? おっ」
俺の横で自転車が止まった。
「春彦、おはようさん」
自転車に乗っていたのは義秋か。
「おう、おはよう……」
俺も自転車通学したらよかった。
それならこんなに疲れる思いはしなくて済んだのに。
「おいおい、どうしたんだ? すごく疲れた感じがするけど……もしかして、走って来たのか?」
「あーそんな所だ……」
「マジかよ。でも、この時間なら走ってこなくても十分に間に合うじゃないか」
そうだよな。
そこは不思議に思うわな。
「ちょっと、事情があってな……気にするな」
女神に連れられて、神野さんにぶつかりに行った。
なんて事は言えないよ。
っていっても、そう言ったところで信じてはもらえんだろうが。
「気にするなって……まあいいや。俺はちょっと部室に寄らないといけないから、もう行くわ。また休み時間にな」
「おう」
スイーと自転車置き場に義秋が向かって行った。
その義秋とすれ違いながら、メイティーが俺の横まで滑空してきた。
『ねぇねぇ! 今の話していたイケメンは誰なの!?』
やはり女神の目からしても、義秋はイケメンに映るか。
「あいつは大林 義秋。小学校からの友達だよ」
面倒見がよく、背が高くて茶髪が似合うイケメン男子。
おまけに、勉強も出来て運動も得意と来たもんだ。
非の打ち所がないとはまさにあいつの事だと思う。
『大林 義秋か~……どうせなら、あの子の番号を引きたかったな~』
「おい、心の声が駄々洩れだぞ」
流石にその心の声は傷つく。
『あっ……やだな~冗談よ、冗談! 恋愛の女神は平等よ!』
冗談のわりにガチトーンだったんですが。
でも、こいつにこれ以上文句は言えないかな。
凡人の俺が、義秋と一緒にいていいのかなと思う時があるし……。
「義秋の番号を引いていたらか……」
あいつなら、このポンコツ女神が居なくても自力でつかみ取るだろう。
むしろ、こいつが居る方が足枷になるだろうな
『何よ、その哀れみの目は?』
「……別に。さて、教室に行きますか」
『別にってなに!? ねぇ! 何でそんな目をしたのよ! ちょっと!!』
そういえば、義秋の好きな人の話って聞いた事が無いな。
いるのかな? いたとしたら誰なんだろう?
「もしそれが、神野さんだとしたら……」
俺はどうすればいいんだろう。
勝ち目がないし、潔く身を引くべきなんだろうか……。
『人の子に哀れみの目で見られたのは屈辱だわ! 見てなさい、その目を尊敬し崇拝する目に変えてやるんだから!!』
などと、人が真剣に悩んでいる横で訳の分からない事を叫びつつ聖書(漫画)をペラペラめくっている。
この女神に対して尊敬? 崇拝? それは断じて無いよ。
『――っこれだわ、次はこれにしましょう! これならアタシにひれ伏し、尊敬し、崇拝したくなるはずよ!』
なんか項目が一つ増えとるし。
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次は何をしでかす気なんだ? もはや、悪い予感しないよ。
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