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第二章 悪魔四天王「赤石のフィゲロア」との決戦
7 『我輩にいい考えが浮かんだ』
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『ってかっこよく決めていたのに背後から攻撃するんだね……』
「うるさいわ! そもそも最初から背後からの奇襲を仕掛けているんだし今さらだろ。それに前からだとベルトラに当たってしまう可能性もあるしな」
もっとも戦闘モードに入っているフィゲロアに当たるとは思えないが、だが! 我輩は奴と魔界統一の時に戦ったという経験がある。
「ファイアボール!」
よし、今度はしっかりと火球が飛んでいった! さっきの明かりとは大違い……大違いのだが我輩の元の姿のときと大きさがぜんぜん違う……5倍くらい……小さい。
「ん? ――よっ!」
やはり壁を作って防いできたか、それが我輩の狙いだ!
「グヘヘ! また背後からの攻撃かよ、芸のない奴だ……な!?」
壁で我輩の姿は見えないようになる、それから身体強化で一気に距離をつめて壁の横から――。
「我輩の剣の味を食え!」
ここまで完璧な動き! さすが我輩!
「――させねぇ、よ!」
げっ防がれた! 1本の腕に石を巻き付けてあったのか。
まずい、片方の拳がこっちに向いている! 受け止められたこの体勢では避けられん!
「ふんぬっ!」
「ぐふっあ!!」
『デール!』
「デール殿!」
ぐおおおお! 今の腹へのパンチは効いたぁ! 身体強化してなければ内臓破裂していたんじゃいかこれ……。
おのれ、ベルトラの動きを見つつ我輩の動きも完全に読まれていたのか。
「デイルワッツ様に敗れた時、『自分の弱点くらい自分で把握しとくものだ』そう言われてな、この4つ目で常に周りを見るようにしているんだよ」
当時の我輩は何て事を言っておるのだ、そのせいで痛い思いをするはめになってしまった……。
元の姿で戦った時は魔法の力でねじ伏せたがこの体じゃ全然駄目だ。くそ! こんな事ならもっとフィゲロアの事を把握すべきだった。
「大丈夫ですか?」
『大丈夫だよ、今治癒力を上げているから』
「貴様が……大丈夫とか……言うな……食らったのは……我輩なんだぞ。ぐうぅぅ……」
「はぁ~~~~~動きに無駄がありすぎるからそうなるのですよ」
「おいその長い溜息はやめろ、我輩は剣を振るのは苦手と言ったろうが。それに貴様、剣術を教えるとか何とか王に言っていたよな? それ以降なにも我輩教わってないのだが?」
「……………………フィゲロアと戦って何かつかめましたか?」
「おい、話をそらすなよ……ああ、もういい。そういう貴様の方はどうなんだ? 何かつかめたか?」
「どうした! そんなんじゃ俺様を倒せねぇぞ? おらおらおらおら!!」
あの野郎、我輩が苦しんで動けないとこを容赦なしかよ! ってこの状況じゃ当たり前だな。
「ふっ! はっ! ある程度……はっ!」
すげぇ~、ベルトラの奴、投げてくる石を的確に落としているよ……。
む、エリン治癒も完璧だな、もうほとんど痛みがない。
「まずあの赤い石をエヴンラルで刀身に変えようとしましたが、出来ませんでした」
ふむ、たぶん単純に魔力の差であろうな。フィゲロアの操る魔力のほうが上なのだろう。
「斬硬刀ではある程度は斬れたのですが、それを見るなり石の強度を上げたのか今は傷一つ付けられない様に」
それも魔力負けしているってことだよな……ということは……。
「……貴様の魔力って実は低い?」
「な!? 低いどころかむしろ他の方より高い方、ですっ! 指先だけで火種しか作れない、どっかの誰かさんとは違いますっと!」
「何を!? 我輩だって魔力さえ吸われなければ貴様の身長の倍以上ある火球を作れているわ!」
「はいはい、そうですっか! だったら早く! その巨大な火球でフィゲロアを焼いてくださいっよ!」
「ぐぬぬぬぬぬ!! 今はできない事わかっておるくせにぃぃぃ」
こんな言い合いしつつもフィゲロアの攻撃を防いでいるベルトラに感心してしまう自分が余計腹が立つ。
『もう! 2人とも今は言い争っている場合じゃないでしょ! 何か作戦を考えないと!』
「そう! ですっね! このままじゃジリ貧になります! 何か作戦を! 今は防ぐので精一杯なので!」
うぐぅ……悔しいがそれもそうだ、今は言い合っている場合じゃない……何かいい方法は……。壁を作らせ視界を塞ぐ……読まれたとはいえやはり一瞬の隙は出来た、となれば――。
「よし、我輩にいい考えが浮かんだ」
「失敗しそうですね」
『アタシもそう思う』
ベルトラの冷めた目……エリンも姿は見えないが同じような目をしてそうだ。
「貴様ら……とにかく聞け。――ゴニョゴニョ」
「あん? 何だ、作戦タイムか? グヘヘ、何をしようと無駄だがな!」
「どうだ、完璧だろう?」
「失敗しそうですね」
『アタシもそう思う』
同じ言葉を繰り返すな! これのどこがダメなのか。
「ええい! やってもみないのにわからんだろうが! ほら、行け!」
「なんでそんなに偉そうに……仕方ありません! ――行きます!」
「最初から言うことを聞けばいいのだ! ファイアボール!」
やっぱもう少し大きい火球は出ないものかな~。
「けっ、また同じ事を! ふんっ!」
まずは石の壁を作らせフィゲロアの視界を塞ぐ。
「おりゃぁあああ!」
そして回り込む!
「今度は2人だからと左右に分かれたってとこか? ……意味なんてねぇんだよ、俺様の目がしっかり捉え……な!?」
チョッハハハハ、そのとらえたのは我輩と……誰かな?
「っ青髪の女!? さっきまでいなかったのに!!」
「くらえ! アイスショット!」
「ぐっ!」
チョッハハハハ、さすがに動揺し魔法を食らっておるわ! よしここは我輩も一太刀を――。
「――貴様の方はお見通しなんだよ!」
え?
「ぶべらっ!」
裏拳が顔面に……強化してないからこれは……痛い……。
「くそ! 青髪の方は逃げられたか」
まぁ囮として十分に役目を果たした。
「ハッ! 女騎士の姿がない!? 一体どこに――」
これは名誉の負傷という事にしておこう……。
しかし魔王としてこんな脇役な事をするのはいかがなものか。
「はぁああああ!!」
「グハッ! うっ上から……だと!?」
よし、今のは決まった!
「おお! 成功した! 奇跡!」
「奇跡とは何だ! 奇跡とは! これぞ我輩の完璧な――」
「……くっ壁を……踏み台に、したのか」
な、今ので仕留められなかったのか!?
「これで止めです!」
「うごおおおおおおお!! なめるなぁああああああああ!!」
まずい! 地面全体が赤く染まった!
「ちぃ! エリンは剣に戻れ!」
「え? なんで?」
「何でもだ! ――ベルトラ! フィゲロアから離れるのだ!」
「何を言っているんです! この好機を逃せば!」
「いいから早く!!」
これは――。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「なっ地面が沼のように沈む!?」
間違いなく奴が――。
『見て! フィゲロアの全身も赤石で覆われていくよ!』
「くそ、めんどくさくなった」
奥の手を使ってきたという事だ!
「うるさいわ! そもそも最初から背後からの奇襲を仕掛けているんだし今さらだろ。それに前からだとベルトラに当たってしまう可能性もあるしな」
もっとも戦闘モードに入っているフィゲロアに当たるとは思えないが、だが! 我輩は奴と魔界統一の時に戦ったという経験がある。
「ファイアボール!」
よし、今度はしっかりと火球が飛んでいった! さっきの明かりとは大違い……大違いのだが我輩の元の姿のときと大きさがぜんぜん違う……5倍くらい……小さい。
「ん? ――よっ!」
やはり壁を作って防いできたか、それが我輩の狙いだ!
「グヘヘ! また背後からの攻撃かよ、芸のない奴だ……な!?」
壁で我輩の姿は見えないようになる、それから身体強化で一気に距離をつめて壁の横から――。
「我輩の剣の味を食え!」
ここまで完璧な動き! さすが我輩!
「――させねぇ、よ!」
げっ防がれた! 1本の腕に石を巻き付けてあったのか。
まずい、片方の拳がこっちに向いている! 受け止められたこの体勢では避けられん!
「ふんぬっ!」
「ぐふっあ!!」
『デール!』
「デール殿!」
ぐおおおお! 今の腹へのパンチは効いたぁ! 身体強化してなければ内臓破裂していたんじゃいかこれ……。
おのれ、ベルトラの動きを見つつ我輩の動きも完全に読まれていたのか。
「デイルワッツ様に敗れた時、『自分の弱点くらい自分で把握しとくものだ』そう言われてな、この4つ目で常に周りを見るようにしているんだよ」
当時の我輩は何て事を言っておるのだ、そのせいで痛い思いをするはめになってしまった……。
元の姿で戦った時は魔法の力でねじ伏せたがこの体じゃ全然駄目だ。くそ! こんな事ならもっとフィゲロアの事を把握すべきだった。
「大丈夫ですか?」
『大丈夫だよ、今治癒力を上げているから』
「貴様が……大丈夫とか……言うな……食らったのは……我輩なんだぞ。ぐうぅぅ……」
「はぁ~~~~~動きに無駄がありすぎるからそうなるのですよ」
「おいその長い溜息はやめろ、我輩は剣を振るのは苦手と言ったろうが。それに貴様、剣術を教えるとか何とか王に言っていたよな? それ以降なにも我輩教わってないのだが?」
「……………………フィゲロアと戦って何かつかめましたか?」
「おい、話をそらすなよ……ああ、もういい。そういう貴様の方はどうなんだ? 何かつかめたか?」
「どうした! そんなんじゃ俺様を倒せねぇぞ? おらおらおらおら!!」
あの野郎、我輩が苦しんで動けないとこを容赦なしかよ! ってこの状況じゃ当たり前だな。
「ふっ! はっ! ある程度……はっ!」
すげぇ~、ベルトラの奴、投げてくる石を的確に落としているよ……。
む、エリン治癒も完璧だな、もうほとんど痛みがない。
「まずあの赤い石をエヴンラルで刀身に変えようとしましたが、出来ませんでした」
ふむ、たぶん単純に魔力の差であろうな。フィゲロアの操る魔力のほうが上なのだろう。
「斬硬刀ではある程度は斬れたのですが、それを見るなり石の強度を上げたのか今は傷一つ付けられない様に」
それも魔力負けしているってことだよな……ということは……。
「……貴様の魔力って実は低い?」
「な!? 低いどころかむしろ他の方より高い方、ですっ! 指先だけで火種しか作れない、どっかの誰かさんとは違いますっと!」
「何を!? 我輩だって魔力さえ吸われなければ貴様の身長の倍以上ある火球を作れているわ!」
「はいはい、そうですっか! だったら早く! その巨大な火球でフィゲロアを焼いてくださいっよ!」
「ぐぬぬぬぬぬ!! 今はできない事わかっておるくせにぃぃぃ」
こんな言い合いしつつもフィゲロアの攻撃を防いでいるベルトラに感心してしまう自分が余計腹が立つ。
『もう! 2人とも今は言い争っている場合じゃないでしょ! 何か作戦を考えないと!』
「そう! ですっね! このままじゃジリ貧になります! 何か作戦を! 今は防ぐので精一杯なので!」
うぐぅ……悔しいがそれもそうだ、今は言い合っている場合じゃない……何かいい方法は……。壁を作らせ視界を塞ぐ……読まれたとはいえやはり一瞬の隙は出来た、となれば――。
「よし、我輩にいい考えが浮かんだ」
「失敗しそうですね」
『アタシもそう思う』
ベルトラの冷めた目……エリンも姿は見えないが同じような目をしてそうだ。
「貴様ら……とにかく聞け。――ゴニョゴニョ」
「あん? 何だ、作戦タイムか? グヘヘ、何をしようと無駄だがな!」
「どうだ、完璧だろう?」
「失敗しそうですね」
『アタシもそう思う』
同じ言葉を繰り返すな! これのどこがダメなのか。
「ええい! やってもみないのにわからんだろうが! ほら、行け!」
「なんでそんなに偉そうに……仕方ありません! ――行きます!」
「最初から言うことを聞けばいいのだ! ファイアボール!」
やっぱもう少し大きい火球は出ないものかな~。
「けっ、また同じ事を! ふんっ!」
まずは石の壁を作らせフィゲロアの視界を塞ぐ。
「おりゃぁあああ!」
そして回り込む!
「今度は2人だからと左右に分かれたってとこか? ……意味なんてねぇんだよ、俺様の目がしっかり捉え……な!?」
チョッハハハハ、そのとらえたのは我輩と……誰かな?
「っ青髪の女!? さっきまでいなかったのに!!」
「くらえ! アイスショット!」
「ぐっ!」
チョッハハハハ、さすがに動揺し魔法を食らっておるわ! よしここは我輩も一太刀を――。
「――貴様の方はお見通しなんだよ!」
え?
「ぶべらっ!」
裏拳が顔面に……強化してないからこれは……痛い……。
「くそ! 青髪の方は逃げられたか」
まぁ囮として十分に役目を果たした。
「ハッ! 女騎士の姿がない!? 一体どこに――」
これは名誉の負傷という事にしておこう……。
しかし魔王としてこんな脇役な事をするのはいかがなものか。
「はぁああああ!!」
「グハッ! うっ上から……だと!?」
よし、今のは決まった!
「おお! 成功した! 奇跡!」
「奇跡とは何だ! 奇跡とは! これぞ我輩の完璧な――」
「……くっ壁を……踏み台に、したのか」
な、今ので仕留められなかったのか!?
「これで止めです!」
「うごおおおおおおお!! なめるなぁああああああああ!!」
まずい! 地面全体が赤く染まった!
「ちぃ! エリンは剣に戻れ!」
「え? なんで?」
「何でもだ! ――ベルトラ! フィゲロアから離れるのだ!」
「何を言っているんです! この好機を逃せば!」
「いいから早く!!」
これは――。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「なっ地面が沼のように沈む!?」
間違いなく奴が――。
『見て! フィゲロアの全身も赤石で覆われていくよ!』
「くそ、めんどくさくなった」
奥の手を使ってきたという事だ!
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