27 / 57
第3章 あの時の冒険者
第27話
しおりを挟む
コヨミはハンバーグ……もとい、ヒンビーゲを乗せた皿を手にしてノルンの席まで持って行く。
「お待たせしましたっス」
ヒンビーゲをテーブルの上に置くと、それを見たノルンが少し驚いた様子で口を開いた。
「これ……ヒンビーゲ……ですよね……?」
「そうっスよ? 何か問題でもあるっスか?」
ノルンの質問に、コヨミはニコリと笑いながら答えた。
「……まさか、こんなまともな料理が出て来るなんて…………」
ノルンの口から心の声が漏れ出てしまっている。
まあそうだよな……この食堂だと、そう思ってしまうのは仕方ないよ。
「ん~? 何か言ったっスか~?」
明らかに聞こえていたはずなのに、コヨミは笑顔のまま質問をする。
その笑顔が非常に怖い。
「え? あっ……いや、なんでもないです!」
ノルンもそれを察したのか、慌ててフォークとナイフを手に持つ。
しかし、ヒンビーゲをもう一度見てピタリと止まった。
「? どうしたっスか?」
「こ、このソース……草じゃないですよね……?」
いやいや、何で草が……ああ、そうか。
こっちのトマトは、赤色から緑色へと変化するからな。
いつものコヨミ特性スープの材料を使っていると思ってしまったのか。
「だから草じゃないっス! 薬草っス! というか、それはトマトケチャップ……トマトを使ったソースっスよ!」
「トマト……ケチャップ……? トマトのスープなら飲んだ事ありますけど、ソースって……本当に美味しいんですか?」
すごい疑って来るな。
とはいえ、コヨミとの付き合いも長そうだし、そうなっても仕方ない気もする。
「もう! 美味しいかどうか、さっさと食べてみればわかるっスよ! ほら!」
「…………わかりました」
催促するコヨミに、ノルンがナイフでヒンビーゲを切り分ける。
そして、一切れをフォークで刺して恐る恐る口元へ持って行った。
「――っ! パク!」
一瞬躊躇したが、意を決したようにヒンビーゲを口の中へと入れる。
「……モグモグ…………んんっ!?」
ノルンは目を見開き、驚きの声をあげた。
「ゴクンッ……! おっおいしい! 肉汁がとてもジューシーだわ!」
すぐさま、もう一切れフォークで刺して口に入れる。
「モグモグ……それに……この肉の味……もしかして……」
「そうっス。ノルンが生まれた地方の牛肉を使ったっス」
「やっぱり! ああ、懐かしい味だわ……はむっ……モグモグ……トマトのソースも……肉とすごく合う……」
ノルンの手と口が止まらない。
「うまのおねぇちゃん、おいしいそうにたべてるね」
「そう だな」
あの感じ、結果を期待してもいいのではないだろうか。
その後、ものの3分ほどでノルンはヒンビーゲを食べきってしまった。
「ふぅ……」
ノルンは一息つき、コップに入った水をゆっくりと飲む。
「で? ノルンの判定はどうっスか?」
コヨミの言葉に、ノルンは少し眉を寄せた。
しかし、ため息が出ると同時に緩ませた。
「はあ…………まさか、これほどの物を作るとは思いもしませんでしたよ……これは、嘘をつけません……悔しいけど、認めましょう……すごくおいしかったです」
その言葉にで俺はガッツポーズを取り、ミュラは飛び跳ね、コヨミは尻尾をブンブンと激しく動いた。
「約束通り、この件に関して私はもう何も言いません。ただし、その子……ミュラちゃんが、ここで保護されて住んでいる事は、冒険者ギルドに報告させていただきます。みんな心配していますからね……」
それを聞いたコヨミが俺の方を見る。
俺はすぐに大丈夫だと頷いた。
ミュラの為に動いてくれた人たちを、ないがしろにしてはいけないものな。
「それは全然問題ないっスよ」
「わかりました、では後で報告を……」
……と、2人が話している間にく~と音がした。
その音がした方を見ると、ミュラが恥ずかしそうにお腹を擦っている。
「あはは……ヒンビーゲ、おいしそうだったから……おなかがなっちゃった」
食いしん坊のミュラにとっては見ているのは辛いよな。
だが、そこに関して問題ない。
「この もう1個 ミュラ 食べる」
ヒンビーゲは2個作ってある。
あと1個が余っているわけだ。
「え? いいの!?」
ミュラが交互に俺とコヨミの顔を見る。
元々この1個は、ミュラに食べさすつもりだったから何も問題ない。
「いいぞ」
「うん、ミュラちゃんが食べていいっスよ」
「わ~い! それじゃあ……って、あれ? ふたりのぶんは?」
「材料の量 2個分しか 作れない」
「え? そうだっの?」
「ウチ等の事は気にせず、食べるっスよ」
「……」
ミュラはヒンビーゲをじっと見つめた。
「……わかった」
そして、ヒンビーゲをナイフで切り始めた。
「こうして……こうすれば…………みんなで、たべれるよ!」
皿の上に置かれたヒンビーゲが、3等分に切り分けられていた。
「さんにんでつくったから、さんにんでたべよ!」
ニコリとミュラが笑う。
一瞬呆気に取られていたコヨミだったが、すぐさま厨房の方へと来てフォークを手にした。
「そうっスね、みんなで食べるっス!」
コヨミが一切れのヒンビーゲにフォークを刺した。
「……ああ そうだな」
俺もフォークを手に持ち、ヒンビーゲに刺した。
「じゃあこれが、ミュラのぶ~ん!」
ミュラもヒンビーゲにフォークを刺した。
「「「あ~んっ!」」」
俺達は同時に、ヒンビーゲを口の中へと入れる。
「もぐもぐ……ん~! おにくおいひ~!」
「モグモグ……ふぁ~……トマトケチャップの酸味が、肉の味を引き立ててるっスね! これはたまらないっスね!」
ああ、まさかこの世界でハンバーグを食べれる日が来るなんて思いもしなかった。
涙が出そうだ。
「……ふふっ」
俺達3人を見ていたノルンが微笑みをこぼした。
「ゴクッン……どうしたっスか? ウチらおかしなことしてたっスか?」
「いいえ、何も……さて、それでは今日はこれで帰りますね」
ノルンが立ち上がり、入り口へと向かう。
「あっうまのおねぇちゃん! あのときたすけてくれて、ありがとう!」
ミュラはノルンにペコリと頭を下げる。
その言葉にノルンが立ち止まった。
そして、優しい笑顔でミュラに視線を向ける。
「……今日はごちそう様でした、本当においしかったです。また、ヒンビーゲを作ってくださいね」
そう言うと、静かに食堂から出て行った。
ノルンの後ろ姿はどこか満足そうにみえる。
「「「やったああ!」」」
その姿をみて、俺達は思わず声を上げて同時に手を出しあう。
パシンッと心地よい音が食堂に響き渡った。
「お待たせしましたっス」
ヒンビーゲをテーブルの上に置くと、それを見たノルンが少し驚いた様子で口を開いた。
「これ……ヒンビーゲ……ですよね……?」
「そうっスよ? 何か問題でもあるっスか?」
ノルンの質問に、コヨミはニコリと笑いながら答えた。
「……まさか、こんなまともな料理が出て来るなんて…………」
ノルンの口から心の声が漏れ出てしまっている。
まあそうだよな……この食堂だと、そう思ってしまうのは仕方ないよ。
「ん~? 何か言ったっスか~?」
明らかに聞こえていたはずなのに、コヨミは笑顔のまま質問をする。
その笑顔が非常に怖い。
「え? あっ……いや、なんでもないです!」
ノルンもそれを察したのか、慌ててフォークとナイフを手に持つ。
しかし、ヒンビーゲをもう一度見てピタリと止まった。
「? どうしたっスか?」
「こ、このソース……草じゃないですよね……?」
いやいや、何で草が……ああ、そうか。
こっちのトマトは、赤色から緑色へと変化するからな。
いつものコヨミ特性スープの材料を使っていると思ってしまったのか。
「だから草じゃないっス! 薬草っス! というか、それはトマトケチャップ……トマトを使ったソースっスよ!」
「トマト……ケチャップ……? トマトのスープなら飲んだ事ありますけど、ソースって……本当に美味しいんですか?」
すごい疑って来るな。
とはいえ、コヨミとの付き合いも長そうだし、そうなっても仕方ない気もする。
「もう! 美味しいかどうか、さっさと食べてみればわかるっスよ! ほら!」
「…………わかりました」
催促するコヨミに、ノルンがナイフでヒンビーゲを切り分ける。
そして、一切れをフォークで刺して恐る恐る口元へ持って行った。
「――っ! パク!」
一瞬躊躇したが、意を決したようにヒンビーゲを口の中へと入れる。
「……モグモグ…………んんっ!?」
ノルンは目を見開き、驚きの声をあげた。
「ゴクンッ……! おっおいしい! 肉汁がとてもジューシーだわ!」
すぐさま、もう一切れフォークで刺して口に入れる。
「モグモグ……それに……この肉の味……もしかして……」
「そうっス。ノルンが生まれた地方の牛肉を使ったっス」
「やっぱり! ああ、懐かしい味だわ……はむっ……モグモグ……トマトのソースも……肉とすごく合う……」
ノルンの手と口が止まらない。
「うまのおねぇちゃん、おいしいそうにたべてるね」
「そう だな」
あの感じ、結果を期待してもいいのではないだろうか。
その後、ものの3分ほどでノルンはヒンビーゲを食べきってしまった。
「ふぅ……」
ノルンは一息つき、コップに入った水をゆっくりと飲む。
「で? ノルンの判定はどうっスか?」
コヨミの言葉に、ノルンは少し眉を寄せた。
しかし、ため息が出ると同時に緩ませた。
「はあ…………まさか、これほどの物を作るとは思いもしませんでしたよ……これは、嘘をつけません……悔しいけど、認めましょう……すごくおいしかったです」
その言葉にで俺はガッツポーズを取り、ミュラは飛び跳ね、コヨミは尻尾をブンブンと激しく動いた。
「約束通り、この件に関して私はもう何も言いません。ただし、その子……ミュラちゃんが、ここで保護されて住んでいる事は、冒険者ギルドに報告させていただきます。みんな心配していますからね……」
それを聞いたコヨミが俺の方を見る。
俺はすぐに大丈夫だと頷いた。
ミュラの為に動いてくれた人たちを、ないがしろにしてはいけないものな。
「それは全然問題ないっスよ」
「わかりました、では後で報告を……」
……と、2人が話している間にく~と音がした。
その音がした方を見ると、ミュラが恥ずかしそうにお腹を擦っている。
「あはは……ヒンビーゲ、おいしそうだったから……おなかがなっちゃった」
食いしん坊のミュラにとっては見ているのは辛いよな。
だが、そこに関して問題ない。
「この もう1個 ミュラ 食べる」
ヒンビーゲは2個作ってある。
あと1個が余っているわけだ。
「え? いいの!?」
ミュラが交互に俺とコヨミの顔を見る。
元々この1個は、ミュラに食べさすつもりだったから何も問題ない。
「いいぞ」
「うん、ミュラちゃんが食べていいっスよ」
「わ~い! それじゃあ……って、あれ? ふたりのぶんは?」
「材料の量 2個分しか 作れない」
「え? そうだっの?」
「ウチ等の事は気にせず、食べるっスよ」
「……」
ミュラはヒンビーゲをじっと見つめた。
「……わかった」
そして、ヒンビーゲをナイフで切り始めた。
「こうして……こうすれば…………みんなで、たべれるよ!」
皿の上に置かれたヒンビーゲが、3等分に切り分けられていた。
「さんにんでつくったから、さんにんでたべよ!」
ニコリとミュラが笑う。
一瞬呆気に取られていたコヨミだったが、すぐさま厨房の方へと来てフォークを手にした。
「そうっスね、みんなで食べるっス!」
コヨミが一切れのヒンビーゲにフォークを刺した。
「……ああ そうだな」
俺もフォークを手に持ち、ヒンビーゲに刺した。
「じゃあこれが、ミュラのぶ~ん!」
ミュラもヒンビーゲにフォークを刺した。
「「「あ~んっ!」」」
俺達は同時に、ヒンビーゲを口の中へと入れる。
「もぐもぐ……ん~! おにくおいひ~!」
「モグモグ……ふぁ~……トマトケチャップの酸味が、肉の味を引き立ててるっスね! これはたまらないっスね!」
ああ、まさかこの世界でハンバーグを食べれる日が来るなんて思いもしなかった。
涙が出そうだ。
「……ふふっ」
俺達3人を見ていたノルンが微笑みをこぼした。
「ゴクッン……どうしたっスか? ウチらおかしなことしてたっスか?」
「いいえ、何も……さて、それでは今日はこれで帰りますね」
ノルンが立ち上がり、入り口へと向かう。
「あっうまのおねぇちゃん! あのときたすけてくれて、ありがとう!」
ミュラはノルンにペコリと頭を下げる。
その言葉にノルンが立ち止まった。
そして、優しい笑顔でミュラに視線を向ける。
「……今日はごちそう様でした、本当においしかったです。また、ヒンビーゲを作ってくださいね」
そう言うと、静かに食堂から出て行った。
ノルンの後ろ姿はどこか満足そうにみえる。
「「「やったああ!」」」
その姿をみて、俺達は思わず声を上げて同時に手を出しあう。
パシンッと心地よい音が食堂に響き渡った。
1
あなたにおすすめの小説
異世界転生者のTSスローライフ
未羊
ファンタジー
主人公は地球で死んで転生してきた転生者。
転生で得た恵まれた能力を使って、転生先の世界でよみがえった魔王を打ち倒すも、その際に呪いを受けてしまう。
強力な呪いに生死の境をさまようが、さすがは異世界転生のチート主人公。どうにか無事に目を覚ます。
ところが、目が覚めて見えた自分の体が何かおかしい。
改めて確認すると、全身が毛むくじゃらの獣人となってしまっていた。
しかも、性別までも変わってしまっていた。
かくして、魔王を打ち倒した俺は死んだこととされ、獣人となった事で僻地へと追放されてしまう。
追放先はなんと、魔王が治めていた土地。
どん底な気分だった俺だが、新たな土地で一念発起する事にしたのだった。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
裏スキルで最強異世界攻略~異世界召喚されたのだが、勇者じゃないと追い出されたので新しい国を造りました~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
いつものようにヤンキーに絡まれて逃げていたら、いつの間にか異世界召喚されてました。でも、スキルが『農民』しかなかったから、いらないと追放されました。
エブリスタ、カクヨム、ノベリズム、ノベルアップ、小説家になろうにも掲載しています。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生したら鎧だった〜リビングアーマーになったけど弱すぎるので、ダンジョンをさまよってパーツを集め最強を目指します
三門鉄狼
ファンタジー
目覚めると、リビングアーマーだった。
身体は鎧、中身はなし。しかもレベルは1で超弱い。
そんな状態でダンジョンに迷い込んでしまったから、なんとか生き残らないと!
これは、いつか英雄になるかもしれない、さまよう鎧の冒険譚。
※小説家になろう、カクヨム、待ラノ、ノベルアップ+、NOVEL DAYS、ラノベストリート、アルファポリス、ノベリズムで掲載しています。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる