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7章 二人の炭鉱探索
レインの書~炭鉱探索・3~
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◇◆アース歴9年 7月7日◇◆
馬車はゆっくりと山道を進み、ヴァルガへ向かって進んでいる。
アタシはマレスの病院を退院してからすぐ、ヴァルガ方面へと向かう馬車へと乗り込んだ。
その後乗り換えもスムーズ、馬車に乗っている間もトラブルに見舞われる事なく順調にここまでこれた。
「馬車は本当に楽よね……」
ゆっくりとはいえ、退院したての事や登山での疲労を考えると断然こっちの方がいい。
事前に調べておいて本当に良かったとつくづく思う。
調べていなかったら馬車の存在を知らずに、普通に登山をしていたかもしれないしね……。
こんな山脈を自分の足で登るとしたら、どのくらい大変だったのかしら。
※
数刻後、馬車は町の正面と思われる門の前で停車した。
ここがヴァルガかしら。
「ご利用ありがとうございます。ヴァルガに到着しました」
御者さんがヴァルガの名前を言っている。
よし、目的地に到着ね。
一緒の馬車に乗っていた人たちと共に馬車を降り、ふと門の方を見てみると門の前に屈強な肉体の男が2人立っていた。
どう見てもあの人達は門番よね。となると、このマスク姿は怪しまれそうだわ。
目を付けられると面倒な事になりそうだし……仕方ない、門を通る時だけこのマスクを外しておこう。
そう思い、アタシはマスクを外してから門へと向かった。
そのおかげか特に怪しまれる様子もなく、すんなり門をくぐる事が出来た。
「……この辺りまでくれば、もう大丈夫かな」
アタシはマスクを着け、あの占い師を探す為にヴァルガの町中へと入って行った。
少し歩いてみたけど、ヴァルガって結構大きな町だったのね。
炭鉱住宅や食料品店、雑貨屋に鍛冶屋、大小の酒場が至る所にあるし。
活気のある感じだけど……酔っぱらいが喧嘩をしていて野次馬が歓声を上げている。
それに明らかに怪しい人達が路地裏に入って行くのも見かける……治安的にあまり良くない様ね。
「本当にこの町に占い師が……ん?」
老人とプレートアーマーを着た人が話しているのが目に入った。
それもそうだ、なにせプレートアーマーがつけているアーメットが大きく凹んでいるのだから。
……つまり、あの人は……。
「デュラハン!?」
なんで、こんな町中で堂々と立ち話をしているのよ!
「――っ!」
アタシの声にデュラハンの体がビクッと反応した。
あ、しまった……驚きのあまり、つい大声を出しちゃった。
そのまま突撃して攻撃するべきだったわ。
いや、まだ間に合う! 逃げられる前に攻撃をすれば!
そう思い駆け出した瞬間、デュラハンはアーメットを両手で持ち真上へと上げた。
「違いまス! 私はれっきとした人間でス!」
本来なら無いはずの薄紫色の頭がそこにはあった。
「……頭が……ある?」
声的に女性だろう。
……あれ? この状況、何処かであったような気がするぞ。
「ありまス! この通リ!」
女性は頭がある事を主張しながら、アタシの方へと振り向いた。
髪を三つ編みで左横にまとめ、右が緑色、左が金色の瞳。
この人って……。
「…………アイリスさん?」
白の神殿でデュラハンと間違い、襲い掛かってしまった剣士だ。
まさか、こんな所に居るなんて。
「……え~ト……あの~すみませン……どなたでしょうカ?」
は? この人は何を言っているんだろう。
あの時の事を忘れて……あ~そうか、今のアタシはマスクを付けているからわからないのか。
「あ、アタシは……」
――レインです。
そう喉から出掛かった名前を慌てて止めた。
「……ソ、ソフィーナといいます」
危ない危ない。
マスクを着けていたり、偽名を使っているのはアタシがレインだと隠している為だ。
なのに、こんな所で正体を明かそうとしてどうするのよ。
まぁ門を通る時には外しちゃったけども……ここで外すのは違う。
「ソフィーナさン……ですカ」
アイリスさんが首をかしげている。
何か怪しんでいる感じもするわね。
「……あの、ソフィーナさン。お伺いしたいのですガ、どうして私を見るなりデュラハンって叫んだんですカ?」
「えっ!」
何の脈絡も無しにデュラハンって叫んだら、そりゃあ怪しむか!
アタシでも同じ事を聞くわ。
「あ~……え~と……その~……」
どっどうしよう、なんて言って誤魔化そう。
あ~も~こういう時にジョシュアがいれば……いや、今はそんな事を嘆いている場合じゃない。
何とかしてアタシ一人で切り抜けなければ。
「……アタシがデュラハンと叫んじゃったのはですね…………それは……そっそう! レインです! レインからデュラハンの話を聞いていたからなんですよ!」
「レイン様からですカ?」
「はい……えと、本当は他の人に話しちゃ駄目って言われていたんですが……ちゃんと説明しないといけませんよね。アタシはレインからデュラハンを追ってほしいという依頼を受けていましてね。それで聞いていたデュラハンの特徴が貴女と一致していたので、つい叫んでしまったんですよ……その、アーメットの凹みとか……」
どうだ? 何とか誤魔化せた……かな?
「はァ……そういう事でしたカ……」
反応がいまいちだ。
このままだと普通にバレそうだわ。
ええい、ここは勢いで押しまくれ。
「あっ! 思い出した! デュラハンの格好によく似たオッドアイの女性剣士がいるから、間違わない様に気をつけなさいと言われていたんだった……確か、アイリスさん……ですよね?」
これでどうだ。
「え? アイリス?」
あれ、何この反応。
名前はアイリスさんで間違いないよね。
そこも違ったらアタシ、ものすごく失礼な人なんですけど。
「……いエ、私は…………あッ! ソッソウデ~ス! 私ガアイリスデ~ス!」
合っていたようだけど、なんで急にカタコト?
さっきまで訛りは若干あるものの、普通にしゃべっていたんだけどな。
遺跡の時もカタコトだったし……何か事情があるのかしら。
気にはなるけどいいや、アタシみたいに人に知られたくない事かもしれないし追求するのはやめておこう。
アタシもボロが出る前に、さっさとここから去りたいしね。
「あ~やっぱりか~失敗しちゃったな~あっはははは!」
「イエイエ、気ニシナイデ下サ~イ!」
「あっと、いけない! ツレと待ち合わせをしていたんだった! すみません、アタシはこれで失礼しますね。また機会があればお会いしましょう」
ツレなんて待たせてないけど、逃げる時はこういう事を言った方が手っ取り早い。
頭を下げ、アイリスさんから逃げる様に離れた。
「ふぅ~ここまで来れば、もう逃げなくていいかな……はあ、またやっちゃったよ」
まさか同じ相手に同じ間違いをしちゃうとは。
「ジョシュアが居たら、色々と言われるところだった……わ……?」
今、人ごみの中に真っ黒いローブを羽織って頭巾をかぶった人が居た気がした。
アタシは急いで人込みの中へと入り辺りを見わたした。
「………………っいた!!」
目線の先に真っ黒いローブの人。
デュラハンは間違えてしまったけど、この人は間違えようがない。
探していた占い師だ!
馬車はゆっくりと山道を進み、ヴァルガへ向かって進んでいる。
アタシはマレスの病院を退院してからすぐ、ヴァルガ方面へと向かう馬車へと乗り込んだ。
その後乗り換えもスムーズ、馬車に乗っている間もトラブルに見舞われる事なく順調にここまでこれた。
「馬車は本当に楽よね……」
ゆっくりとはいえ、退院したての事や登山での疲労を考えると断然こっちの方がいい。
事前に調べておいて本当に良かったとつくづく思う。
調べていなかったら馬車の存在を知らずに、普通に登山をしていたかもしれないしね……。
こんな山脈を自分の足で登るとしたら、どのくらい大変だったのかしら。
※
数刻後、馬車は町の正面と思われる門の前で停車した。
ここがヴァルガかしら。
「ご利用ありがとうございます。ヴァルガに到着しました」
御者さんがヴァルガの名前を言っている。
よし、目的地に到着ね。
一緒の馬車に乗っていた人たちと共に馬車を降り、ふと門の方を見てみると門の前に屈強な肉体の男が2人立っていた。
どう見てもあの人達は門番よね。となると、このマスク姿は怪しまれそうだわ。
目を付けられると面倒な事になりそうだし……仕方ない、門を通る時だけこのマスクを外しておこう。
そう思い、アタシはマスクを外してから門へと向かった。
そのおかげか特に怪しまれる様子もなく、すんなり門をくぐる事が出来た。
「……この辺りまでくれば、もう大丈夫かな」
アタシはマスクを着け、あの占い師を探す為にヴァルガの町中へと入って行った。
少し歩いてみたけど、ヴァルガって結構大きな町だったのね。
炭鉱住宅や食料品店、雑貨屋に鍛冶屋、大小の酒場が至る所にあるし。
活気のある感じだけど……酔っぱらいが喧嘩をしていて野次馬が歓声を上げている。
それに明らかに怪しい人達が路地裏に入って行くのも見かける……治安的にあまり良くない様ね。
「本当にこの町に占い師が……ん?」
老人とプレートアーマーを着た人が話しているのが目に入った。
それもそうだ、なにせプレートアーマーがつけているアーメットが大きく凹んでいるのだから。
……つまり、あの人は……。
「デュラハン!?」
なんで、こんな町中で堂々と立ち話をしているのよ!
「――っ!」
アタシの声にデュラハンの体がビクッと反応した。
あ、しまった……驚きのあまり、つい大声を出しちゃった。
そのまま突撃して攻撃するべきだったわ。
いや、まだ間に合う! 逃げられる前に攻撃をすれば!
そう思い駆け出した瞬間、デュラハンはアーメットを両手で持ち真上へと上げた。
「違いまス! 私はれっきとした人間でス!」
本来なら無いはずの薄紫色の頭がそこにはあった。
「……頭が……ある?」
声的に女性だろう。
……あれ? この状況、何処かであったような気がするぞ。
「ありまス! この通リ!」
女性は頭がある事を主張しながら、アタシの方へと振り向いた。
髪を三つ編みで左横にまとめ、右が緑色、左が金色の瞳。
この人って……。
「…………アイリスさん?」
白の神殿でデュラハンと間違い、襲い掛かってしまった剣士だ。
まさか、こんな所に居るなんて。
「……え~ト……あの~すみませン……どなたでしょうカ?」
は? この人は何を言っているんだろう。
あの時の事を忘れて……あ~そうか、今のアタシはマスクを付けているからわからないのか。
「あ、アタシは……」
――レインです。
そう喉から出掛かった名前を慌てて止めた。
「……ソ、ソフィーナといいます」
危ない危ない。
マスクを着けていたり、偽名を使っているのはアタシがレインだと隠している為だ。
なのに、こんな所で正体を明かそうとしてどうするのよ。
まぁ門を通る時には外しちゃったけども……ここで外すのは違う。
「ソフィーナさン……ですカ」
アイリスさんが首をかしげている。
何か怪しんでいる感じもするわね。
「……あの、ソフィーナさン。お伺いしたいのですガ、どうして私を見るなりデュラハンって叫んだんですカ?」
「えっ!」
何の脈絡も無しにデュラハンって叫んだら、そりゃあ怪しむか!
アタシでも同じ事を聞くわ。
「あ~……え~と……その~……」
どっどうしよう、なんて言って誤魔化そう。
あ~も~こういう時にジョシュアがいれば……いや、今はそんな事を嘆いている場合じゃない。
何とかしてアタシ一人で切り抜けなければ。
「……アタシがデュラハンと叫んじゃったのはですね…………それは……そっそう! レインです! レインからデュラハンの話を聞いていたからなんですよ!」
「レイン様からですカ?」
「はい……えと、本当は他の人に話しちゃ駄目って言われていたんですが……ちゃんと説明しないといけませんよね。アタシはレインからデュラハンを追ってほしいという依頼を受けていましてね。それで聞いていたデュラハンの特徴が貴女と一致していたので、つい叫んでしまったんですよ……その、アーメットの凹みとか……」
どうだ? 何とか誤魔化せた……かな?
「はァ……そういう事でしたカ……」
反応がいまいちだ。
このままだと普通にバレそうだわ。
ええい、ここは勢いで押しまくれ。
「あっ! 思い出した! デュラハンの格好によく似たオッドアイの女性剣士がいるから、間違わない様に気をつけなさいと言われていたんだった……確か、アイリスさん……ですよね?」
これでどうだ。
「え? アイリス?」
あれ、何この反応。
名前はアイリスさんで間違いないよね。
そこも違ったらアタシ、ものすごく失礼な人なんですけど。
「……いエ、私は…………あッ! ソッソウデ~ス! 私ガアイリスデ~ス!」
合っていたようだけど、なんで急にカタコト?
さっきまで訛りは若干あるものの、普通にしゃべっていたんだけどな。
遺跡の時もカタコトだったし……何か事情があるのかしら。
気にはなるけどいいや、アタシみたいに人に知られたくない事かもしれないし追求するのはやめておこう。
アタシもボロが出る前に、さっさとここから去りたいしね。
「あ~やっぱりか~失敗しちゃったな~あっはははは!」
「イエイエ、気ニシナイデ下サ~イ!」
「あっと、いけない! ツレと待ち合わせをしていたんだった! すみません、アタシはこれで失礼しますね。また機会があればお会いしましょう」
ツレなんて待たせてないけど、逃げる時はこういう事を言った方が手っ取り早い。
頭を下げ、アイリスさんから逃げる様に離れた。
「ふぅ~ここまで来れば、もう逃げなくていいかな……はあ、またやっちゃったよ」
まさか同じ相手に同じ間違いをしちゃうとは。
「ジョシュアが居たら、色々と言われるところだった……わ……?」
今、人ごみの中に真っ黒いローブを羽織って頭巾をかぶった人が居た気がした。
アタシは急いで人込みの中へと入り辺りを見わたした。
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探していた占い師だ!
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