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4話 エルエル、勇者に出会う!
27 エルエル、電撃を喰らう!
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「そーう!! 私達、""勇者エミー様御一行""はとーーーっても強くて有名で偉い冒険者パーティなんだからぁ♡!!」
「そうなんだよー!がおーっ!」
「ふふふ……我、開眼せし……!」
「ウオオオオオオオオ!!!勇者様ーーーーー!!!!!」
エミーと名乗る勇者達が一通り笑い飛ばすと周りの人達も湧き上がる。何言っても適当に盛り上がってるだけじゃないのかこいつら。
そして勇者はニヤニヤしながらこちらに近付き上目遣いで私の全身をジロジロ見てくる。
「うっ……!」
「あーあ♡ あんた達……取り返しのつかない事しちゃったわねーっ勇者様に逆らってどうしてやろうかなぁーっと♡」
勇者はいやらしい表情をしながら近くまで顔を近付け私の引きつった顔をじっくり見る。
「ていうかよく見たらあんたエルフ族?やだー!耳長くてキモーイ♡! て・い・う・か!横取りするのを許さないですって?私は勇者!あんたはただのキモエルフ!!私とあんたじゃ格が違うのよ!!格上の私は格下のあんた如きになにしたって許されるの!はい論破♡ きゃはははははは……
……おげええええええええっ!!??!?!!?」
「「えっ」」
はっ。ムカつきすぎた私は無意識に魔法≪ボディー・ブロー≫を繰り出していた。その魔法はしっかり勇者の腹に直撃し、勇者はヒザから崩れ落ち地面をのたうち回っている。
「おげええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
「わーっ!エミー様大丈夫ーっ!」
「やはりエミー殿のギャグはおもしろ……ぶふーっ!!w」
周りの人々は驚き真っ青な顔をしてざわざわしだす。
「わああああ!!何やってんだアイツーっ!!」
「ゆ、勇者様に手を出すとは……狂っていやがる」
「なんなんだアイツ……!!」
「あいつは前に女神様を愚弄していた異端者じゃーっ!!!」
「く、クレイジー……!!」
「ちょ、ちょっとエルエルアンタ何やってんのよ!!?!」
「だってウザかったから……」
「いやウザかったけど手出すの早すぎるわよ……」
「アルルそもそも"勇者"ってなんなんですか? えらいとか言われても勇者がなんなのかよく知らないんですけど!!」
「エルエルアンタそれくらいも知らないの? 勇者って言うのはね……。
……。あ、改めて考えたら私もよく分からないわ」
「た、たしかに勇者様ってなんなんだ……?」
「ま、まぁ飛び抜けて強い……んだろ……?多分……」
「職業……?」
「いやだから勇者様はすごいんだよ!……なにがすごいかは知らないけど……」
アルルの一言でちょっと周りの人達がざわつくと地面に倒れてる勇者がハッとして立ち上がり叫ぶ。
「ゆ、ゆ、ゆ、勇者ってのは""魔王""を倒す為に結成された選ばれし者達のパーティでしょ!!伝説の剣を抜いた唯一の選ばれし者!!それが私、勇者エミーなんだから!!!!!」
全部自分で説明した後、人々は「お、おお~そうだった~」とリアクションした。絶対よく分かってなかっただろこいつら。
「こ、こんの田舎者ども~~……!よくも恥かかせてくれたわね~~……!!!!許さないっ!!!!」
勇者はこちらを振り返り睨みつけながら背中の剣を抜く。
「どわああああああああああっ!!!け、剣使うなんて卑怯だぞ!!!!」
「え、エルエル早く謝りなさいよ!!コイツやばい奴よ!!!」
「それは嫌だああああ!!!!」
白くて綺麗な輝きをしている細い刀身。勇者はその剣を天に掲げると見た事のない様な色で輝きだす。
「≪浄化の剣・クラウドソード≫……!!!顕現せよ≪雷≫よ!!!」
「「えっ」」
勇者がそういうと剣の先から白い光球が出現しそこから電撃が放たれる。
バリバリッ!!
「「わぎゃあああああああああああああっ!!!?!?!」」
私の足と足の間の地面が一瞬で焦げる。私とアルルはびっくりして腰を抜かす。
「な、な、な、なんじゃこりゃ!?!?」
「け、剣……!!あの剣から電撃が出たのよ!!!」
「え……ええええええっ!?な、なに!?なんかの魔法!?!あんな短い詠唱で!?!」
勇者の方を振り返ると勇者は笑顔でこちらに剣を向けている。私達は嫌な予感がして振り返り走り出す。
「さあ!!!黒焦げになりなさーい♡!!」
「「ひ……ひえええええええええっ!!!!」」
「あっはっはっは~!!逃げ惑いなさーい♡!!!!」
走る後方から次から次へと飛んでくる電撃が身体ギリギリを通り地面に落ちる。周りにいた人々も巻き込まれまいとワーワー言いながら逃げ出す。いたっ!?わわわっ!ちょっとかすった!
「ふっふっふ、これぞ≪浄化の剣・クラウドソード≫……選ばれし勇者にだけに抜ける最強の雷剣……!!これを手に入れた私は最強の勇者って事よおおお!!!!」
「それ剣が強いじゃないですか!!調子乗るなバーカ!!!」
「はああああああ?!?!だまれ!!!!抜ける私がすごいのよおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
更に電撃攻撃が激しくなる。
「エルエルアンタ挑発しないでよ!!!」
「だ、だってしょうがないだろ!!あいつウザいし……って、おげええええええええっ!!」
「えっちょ…おげええええええええっ!!!」
バリバリバリッ!!!
……ボチャーン!!!
私達は剣から放たれる電撃を喰らい黒こげになり吹っ飛んだ。
それだけなら良かったが吹っ飛んだ先が肥溜めでその中に頭から突っ込んでしまった。
「ぎゃああああ!!きたねえええええ!!!」
「きゃああああっ!!!最悪!!最悪!!最悪!!!」
勇者もそこまでは狙ってなかったのか一瞬ぽかんとした顔をしていた。
「え……あ………あ、きゃーっはっはっは!私に逆らうからよーっ!!ざーこざーこ♡」
「やったー!エミー様つよーい!」
「流石エミー殿、誰にでも出来る事ではござらん」
が、その後すぐに高笑いし、横の2人も太鼓持ちをする。
そして、一通り笑い終わるとそそくさと柱の影に隠れてた鍛冶屋のおじさんに向かって走っていった。
「じゃ、おじ様、私達がその依頼受けるから~いいわね~?♡」
「あ、あー……えっと……」
「「なっ!?ふざけんじゃねえええええ!!!」」
私とアルルもすかさず肥溜めから飛び出てその場に走り鍛冶屋おじさんを詰める。
「それは私達の依頼だ!!!お前らクソ勇者共なんかに受けさせるか!!!鍛冶屋オヤジ!!私達が先だったですよね!?!?!ね!?!!!」
「そうよそうよ!!!」
「え…えーと……」
「はああああ!?!いやさっき良いって言ったよね?おじさまあああああああ!?!……ていうかくさっ!!?」
「そーだそーだ!!うっ……」
「我、開眼せ……!!おえ……」
勇者共もおじさんも鼻をつまんでいる。
その後詰められて困ったおじさんは苦笑いをしながら提案する。
「じゃ、じゃあ……""先に鉄鉱石取って来た方に報酬払う……早いもん勝ち""って事で……たはは……」
「「「「「むっ!?!?」」」」」
そこで私はすぐに理解する。こいつらより先に鉄鉱石を取ってきてやればこのクソ勇者に悔しい思いをさせてやれることに。
私とアルル、勇者達はお互いを一瞥した後、鍛冶屋オヤジが手配したという採掘場へ向かう馬車へ先を越されまいとダッシュして向かった。
こんな奴らに報酬取られてたまるか!
「そうなんだよー!がおーっ!」
「ふふふ……我、開眼せし……!」
「ウオオオオオオオオ!!!勇者様ーーーーー!!!!!」
エミーと名乗る勇者達が一通り笑い飛ばすと周りの人達も湧き上がる。何言っても適当に盛り上がってるだけじゃないのかこいつら。
そして勇者はニヤニヤしながらこちらに近付き上目遣いで私の全身をジロジロ見てくる。
「うっ……!」
「あーあ♡ あんた達……取り返しのつかない事しちゃったわねーっ勇者様に逆らってどうしてやろうかなぁーっと♡」
勇者はいやらしい表情をしながら近くまで顔を近付け私の引きつった顔をじっくり見る。
「ていうかよく見たらあんたエルフ族?やだー!耳長くてキモーイ♡! て・い・う・か!横取りするのを許さないですって?私は勇者!あんたはただのキモエルフ!!私とあんたじゃ格が違うのよ!!格上の私は格下のあんた如きになにしたって許されるの!はい論破♡ きゃはははははは……
……おげええええええええっ!!??!?!!?」
「「えっ」」
はっ。ムカつきすぎた私は無意識に魔法≪ボディー・ブロー≫を繰り出していた。その魔法はしっかり勇者の腹に直撃し、勇者はヒザから崩れ落ち地面をのたうち回っている。
「おげええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!」
「わーっ!エミー様大丈夫ーっ!」
「やはりエミー殿のギャグはおもしろ……ぶふーっ!!w」
周りの人々は驚き真っ青な顔をしてざわざわしだす。
「わああああ!!何やってんだアイツーっ!!」
「ゆ、勇者様に手を出すとは……狂っていやがる」
「なんなんだアイツ……!!」
「あいつは前に女神様を愚弄していた異端者じゃーっ!!!」
「く、クレイジー……!!」
「ちょ、ちょっとエルエルアンタ何やってんのよ!!?!」
「だってウザかったから……」
「いやウザかったけど手出すの早すぎるわよ……」
「アルルそもそも"勇者"ってなんなんですか? えらいとか言われても勇者がなんなのかよく知らないんですけど!!」
「エルエルアンタそれくらいも知らないの? 勇者って言うのはね……。
……。あ、改めて考えたら私もよく分からないわ」
「た、たしかに勇者様ってなんなんだ……?」
「ま、まぁ飛び抜けて強い……んだろ……?多分……」
「職業……?」
「いやだから勇者様はすごいんだよ!……なにがすごいかは知らないけど……」
アルルの一言でちょっと周りの人達がざわつくと地面に倒れてる勇者がハッとして立ち上がり叫ぶ。
「ゆ、ゆ、ゆ、勇者ってのは""魔王""を倒す為に結成された選ばれし者達のパーティでしょ!!伝説の剣を抜いた唯一の選ばれし者!!それが私、勇者エミーなんだから!!!!!」
全部自分で説明した後、人々は「お、おお~そうだった~」とリアクションした。絶対よく分かってなかっただろこいつら。
「こ、こんの田舎者ども~~……!よくも恥かかせてくれたわね~~……!!!!許さないっ!!!!」
勇者はこちらを振り返り睨みつけながら背中の剣を抜く。
「どわああああああああああっ!!!け、剣使うなんて卑怯だぞ!!!!」
「え、エルエル早く謝りなさいよ!!コイツやばい奴よ!!!」
「それは嫌だああああ!!!!」
白くて綺麗な輝きをしている細い刀身。勇者はその剣を天に掲げると見た事のない様な色で輝きだす。
「≪浄化の剣・クラウドソード≫……!!!顕現せよ≪雷≫よ!!!」
「「えっ」」
勇者がそういうと剣の先から白い光球が出現しそこから電撃が放たれる。
バリバリッ!!
「「わぎゃあああああああああああああっ!!!?!?!」」
私の足と足の間の地面が一瞬で焦げる。私とアルルはびっくりして腰を抜かす。
「な、な、な、なんじゃこりゃ!?!?」
「け、剣……!!あの剣から電撃が出たのよ!!!」
「え……ええええええっ!?な、なに!?なんかの魔法!?!あんな短い詠唱で!?!」
勇者の方を振り返ると勇者は笑顔でこちらに剣を向けている。私達は嫌な予感がして振り返り走り出す。
「さあ!!!黒焦げになりなさーい♡!!」
「「ひ……ひえええええええええっ!!!!」」
「あっはっはっは~!!逃げ惑いなさーい♡!!!!」
走る後方から次から次へと飛んでくる電撃が身体ギリギリを通り地面に落ちる。周りにいた人々も巻き込まれまいとワーワー言いながら逃げ出す。いたっ!?わわわっ!ちょっとかすった!
「ふっふっふ、これぞ≪浄化の剣・クラウドソード≫……選ばれし勇者にだけに抜ける最強の雷剣……!!これを手に入れた私は最強の勇者って事よおおお!!!!」
「それ剣が強いじゃないですか!!調子乗るなバーカ!!!」
「はああああああ?!?!だまれ!!!!抜ける私がすごいのよおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
更に電撃攻撃が激しくなる。
「エルエルアンタ挑発しないでよ!!!」
「だ、だってしょうがないだろ!!あいつウザいし……って、おげええええええええっ!!」
「えっちょ…おげええええええええっ!!!」
バリバリバリッ!!!
……ボチャーン!!!
私達は剣から放たれる電撃を喰らい黒こげになり吹っ飛んだ。
それだけなら良かったが吹っ飛んだ先が肥溜めでその中に頭から突っ込んでしまった。
「ぎゃああああ!!きたねえええええ!!!」
「きゃああああっ!!!最悪!!最悪!!最悪!!!」
勇者もそこまでは狙ってなかったのか一瞬ぽかんとした顔をしていた。
「え……あ………あ、きゃーっはっはっは!私に逆らうからよーっ!!ざーこざーこ♡」
「やったー!エミー様つよーい!」
「流石エミー殿、誰にでも出来る事ではござらん」
が、その後すぐに高笑いし、横の2人も太鼓持ちをする。
そして、一通り笑い終わるとそそくさと柱の影に隠れてた鍛冶屋のおじさんに向かって走っていった。
「じゃ、おじ様、私達がその依頼受けるから~いいわね~?♡」
「あ、あー……えっと……」
「「なっ!?ふざけんじゃねえええええ!!!」」
私とアルルもすかさず肥溜めから飛び出てその場に走り鍛冶屋おじさんを詰める。
「それは私達の依頼だ!!!お前らクソ勇者共なんかに受けさせるか!!!鍛冶屋オヤジ!!私達が先だったですよね!?!?!ね!?!!!」
「そうよそうよ!!!」
「え…えーと……」
「はああああ!?!いやさっき良いって言ったよね?おじさまあああああああ!?!……ていうかくさっ!!?」
「そーだそーだ!!うっ……」
「我、開眼せ……!!おえ……」
勇者共もおじさんも鼻をつまんでいる。
その後詰められて困ったおじさんは苦笑いをしながら提案する。
「じゃ、じゃあ……""先に鉄鉱石取って来た方に報酬払う……早いもん勝ち""って事で……たはは……」
「「「「「むっ!?!?」」」」」
そこで私はすぐに理解する。こいつらより先に鉄鉱石を取ってきてやればこのクソ勇者に悔しい思いをさせてやれることに。
私とアルル、勇者達はお互いを一瞥した後、鍛冶屋オヤジが手配したという採掘場へ向かう馬車へ先を越されまいとダッシュして向かった。
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