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謎の彼女ミウラ編
第6話 愛妻弁当
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今日、輝は昨日の反省を踏まえ早く起き、ミウラよりも先に家の前で待っていた。
「これなら大丈夫だろ!! 」
しかし5分ほど待ってもミウラはやって来なかった。
「あれ、どうしたのかな?」輝がミウラにLメールで質問しようと携帯を取り出してみると何やら通知が来ていた。
「ん? どれどれ....」
{佐浜さん! おはようです!!
今日は学校の当番があるので先に行きますね!!}
「マジかよ....何かに負けた気分だわ...」
輝がガクッと腰を下ろすともう一つメッセージが来ていることに気がついた。
{やっぱり私がいないと寂しいですよね....
でもそんな左浜さんのためにお弁当を用意しました!!
ご覧に入れましょう……自慢の弁当を…}
(昨日の約束、弁当作ってくれたのか……やっぱ普通にいい子なんだよな やだ もう。)
ピコーン!! ミウラからまたLINEが1件来た。
(えっと どれどれ)
{あっ言い忘れてました! お弁当!ポストに入れときましたからね!!}
(そうか場所、確かに場所教えて貰えてなかったわ……ポスト? え ポスト?)
左浜はそっと立ち上がるとポストの目の前に立って見つめた。
(嫌だなぁ…空けたくないよぉ……嫌な予感しかしないよぉ……)
輝は勇気をだしてポストを開けてみた
すると中には綺麗に置かれた弁当があった。
「あれ?思ったより綺麗だな。」思ったより綺麗だった。奇っ怪だ。
(てっきりもっとぶちまけられてたり、というか なんかもう動物の死骸とか入れられてるかと………それはないか)
少し安心した輝、しかしまだ早い。
(いいや…問題は中身だ…中身がやばい可能性もあの子なら十分ありえる…)
輝は意を決して弁当箱を開けた。
「あれ 大丈夫だ。普通に美味しそう。」
普通に美味しそうだった。
「えっ味は?味は?」
昼には程遠い朝だが輝は弁当に入っていた卵焼きを1つ口にした。
「うんま!!」
普通に美味しかった。
(なんだめちゃくちゃ美味しいじゃんか。こんなに疑ってバカみたいだ。)
そう思うと輝はそっと微笑みミウラが作った弁当箱を袋にくるみ鞄に入れた。
(あれ?まだポストになんか入ってる。)輝はポストの奥に何やら黒いものが入ってることに気づいた。
(なんだこれ柔らかい感触だ…真っ黒で柔らかいもの…なんだ?) 輝は少し考えたが結局捨てていくことにした。
昼休み 輝は弁当の箱を開けた。
「おんまえ!!ピンクの弁当箱って…彼女か!?彼女なんだなッ!?愛妻弁当こらぁあ おい。」津島が輝に向かって吠える。
「うるせぇよ津島。」輝は津島を軽くはりのけると弁当のおかずに箸を入れ口にした。
(ハンバーグか…ラブコメ漫画でもよくある定番のおかずだな……どれどれ)
「うん。」
(うまい。うまぁああいいい!!!!)
輝は目をつぶり心の中でそう叫んだ。
「いい彼女を持ったよ……本当にさ…。」
するといきなり津島が輝の肩を掴み揺らしながら言った。
「聞こえてますからねぇええ!? 輝くん?輝くん心の声漏れてるよぉお!?
それとも何!?煽り?非リアに対する煽りですかぁあああ!?」津島は輝の肩をグラングラン揺らし叫んだ。
「うるさいよ津島。 はぁああいい彼女だ…。」輝は追い打ちをかけた。
「………恐ろしい子……。」津島はボソッと呟いた。
放課後、駅に着くとミウラが昨日と同じように待っていた。
「いやぁ……左浜さん……お弁当、どうでしたか……?」少し緊張したようにミウラは言った。
「ミウラ……めっちゃ美味しかったよ…料理出来るんだね君。美味しかった!!」輝は満面の笑みで言った。
「ほ、ほんとですかぁあ!!!やった……気に入ってもらえるなんて……もう死んでもいい。」ミウラはすごく嬉しそうだ。
「ははっ死ぬことはないでしょ!!また作ってよ!お弁当!!」輝は言った。何だか2人ともいい感じだ。
「また作ってあげますね!ダークマターおにぎり御膳!!」
「ダークマター……おにぎり?」輝はピンと来なかったのでミウラに質問した。
「………左浜さんお弁当箱見せてください。」ミウラが何かに勘づいたようだ。
輝はピンク色の弁当箱をミウラに見せた。
「輝さんこれ……私が作ったお弁当じゃないです。」ミウラが静か神妙にに言った。
(ええ?えっ?じゃあ俺が食べた弁当なんなの!?ええ!?)
第6話 完
「これなら大丈夫だろ!! 」
しかし5分ほど待ってもミウラはやって来なかった。
「あれ、どうしたのかな?」輝がミウラにLメールで質問しようと携帯を取り出してみると何やら通知が来ていた。
「ん? どれどれ....」
{佐浜さん! おはようです!!
今日は学校の当番があるので先に行きますね!!}
「マジかよ....何かに負けた気分だわ...」
輝がガクッと腰を下ろすともう一つメッセージが来ていることに気がついた。
{やっぱり私がいないと寂しいですよね....
でもそんな左浜さんのためにお弁当を用意しました!!
ご覧に入れましょう……自慢の弁当を…}
(昨日の約束、弁当作ってくれたのか……やっぱ普通にいい子なんだよな やだ もう。)
ピコーン!! ミウラからまたLINEが1件来た。
(えっと どれどれ)
{あっ言い忘れてました! お弁当!ポストに入れときましたからね!!}
(そうか場所、確かに場所教えて貰えてなかったわ……ポスト? え ポスト?)
左浜はそっと立ち上がるとポストの目の前に立って見つめた。
(嫌だなぁ…空けたくないよぉ……嫌な予感しかしないよぉ……)
輝は勇気をだしてポストを開けてみた
すると中には綺麗に置かれた弁当があった。
「あれ?思ったより綺麗だな。」思ったより綺麗だった。奇っ怪だ。
(てっきりもっとぶちまけられてたり、というか なんかもう動物の死骸とか入れられてるかと………それはないか)
少し安心した輝、しかしまだ早い。
(いいや…問題は中身だ…中身がやばい可能性もあの子なら十分ありえる…)
輝は意を決して弁当箱を開けた。
「あれ 大丈夫だ。普通に美味しそう。」
普通に美味しそうだった。
「えっ味は?味は?」
昼には程遠い朝だが輝は弁当に入っていた卵焼きを1つ口にした。
「うんま!!」
普通に美味しかった。
(なんだめちゃくちゃ美味しいじゃんか。こんなに疑ってバカみたいだ。)
そう思うと輝はそっと微笑みミウラが作った弁当箱を袋にくるみ鞄に入れた。
(あれ?まだポストになんか入ってる。)輝はポストの奥に何やら黒いものが入ってることに気づいた。
(なんだこれ柔らかい感触だ…真っ黒で柔らかいもの…なんだ?) 輝は少し考えたが結局捨てていくことにした。
昼休み 輝は弁当の箱を開けた。
「おんまえ!!ピンクの弁当箱って…彼女か!?彼女なんだなッ!?愛妻弁当こらぁあ おい。」津島が輝に向かって吠える。
「うるせぇよ津島。」輝は津島を軽くはりのけると弁当のおかずに箸を入れ口にした。
(ハンバーグか…ラブコメ漫画でもよくある定番のおかずだな……どれどれ)
「うん。」
(うまい。うまぁああいいい!!!!)
輝は目をつぶり心の中でそう叫んだ。
「いい彼女を持ったよ……本当にさ…。」
するといきなり津島が輝の肩を掴み揺らしながら言った。
「聞こえてますからねぇええ!? 輝くん?輝くん心の声漏れてるよぉお!?
それとも何!?煽り?非リアに対する煽りですかぁあああ!?」津島は輝の肩をグラングラン揺らし叫んだ。
「うるさいよ津島。 はぁああいい彼女だ…。」輝は追い打ちをかけた。
「………恐ろしい子……。」津島はボソッと呟いた。
放課後、駅に着くとミウラが昨日と同じように待っていた。
「いやぁ……左浜さん……お弁当、どうでしたか……?」少し緊張したようにミウラは言った。
「ミウラ……めっちゃ美味しかったよ…料理出来るんだね君。美味しかった!!」輝は満面の笑みで言った。
「ほ、ほんとですかぁあ!!!やった……気に入ってもらえるなんて……もう死んでもいい。」ミウラはすごく嬉しそうだ。
「ははっ死ぬことはないでしょ!!また作ってよ!お弁当!!」輝は言った。何だか2人ともいい感じだ。
「また作ってあげますね!ダークマターおにぎり御膳!!」
「ダークマター……おにぎり?」輝はピンと来なかったのでミウラに質問した。
「………左浜さんお弁当箱見せてください。」ミウラが何かに勘づいたようだ。
輝はピンク色の弁当箱をミウラに見せた。
「輝さんこれ……私が作ったお弁当じゃないです。」ミウラが静か神妙にに言った。
(ええ?えっ?じゃあ俺が食べた弁当なんなの!?ええ!?)
第6話 完
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