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第一章
【第9話】逆転の時間
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「それでは、試合を始めたいと思います」
今回の試合の審判を務めるのは俺が冒険者登録をした時に受付にいたお姉さんだった
「ルールとしては、どちらかの降伏、戦闘不能と見なされた場合です。ギルドマスターの意見により、不可抗力の殺害もありです」
ギルドマスターの武器は片手斧
うわぁ、このオッサンマジで俺を殺しに来るつもりだよ……
こんな大人になりたくないね
「俺はギルドマスターに!」
「俺も!」
客席ではどちらが勝つか賭けが始まっていた
当然ギルドマスターの方が多いようだが
ここで強さを見せて置けば絡んでくる奴もいなくなるだろ
「おい!小僧!仲間に最後の挨拶でもしといたらどうだ?」
「要らないですよ。オッサンこそ、遺言はありませんか?」
「このガキ!」
「それでは試合を始めます。
試合…………開始!」
合図と同時にオッサンが突っ込んでくる
流石ギルドマスターだ。図体の割に意外と速い
でも、脅威になるほどでは無かった
「えーと、まず魔力を溜めて?浮遊!」
俺はとりあえず即席で組み上げた魔法で中に浮いてみた
オッサンは俺がいた場所を駆け抜けていく
うん、これなかなか便利!
「魔法は卑怯だぞ!降りてこい!」
「魔法の使用は禁止されてませんが?」
「チッ」
ギルドマスターは手に持っていた斧を投げつけてきた
俺はそれを刀で弾く
……つもりだったが思ったよりも斧の勢いが強く斧が砕けてしまった
「あーあ、やっちった。まぁ丁度いいや。
オッサンどうする?もう辞める?」
「ふざけるな!まだ終わってねぇ!」
「あーうるさい、じゃあ実験台になってもらうから」
忠告はしたからね、あとは知らない!
俺はソフィに教えてもらった初歩の魔法【ファイアーボール】と【ウォーターボール】を両手にそれぞれ作ると【クリエイター】で二つを合成した
すると、蒼い炎のファイアーボールが出来た
「なんだそれは!」
オッサンが叫んでいるが気にしない
俺はそれをオッサン目掛けて投げた
真っ直ぐ飛んでいくが、避けられた
まぁ、流石に避けるよね~
外れたボールは地面に落ちる
と、同時に爆発し地面にちょっとしたクレーターが出来た
ギャラリーが鎮まる
「あ、思ったより威力あったのね」
「おい小僧!なんだその魔法は、聞いたことないぞ!」
「当たり前じゃん、さっき俺が作ったんだもん」
「そんなこと出来るわけないだろ!魔術師だって何年も掛けて作るんだ!」
「そんなことは知らない。で、どうするの?
まだやる?」
そう言うと俺はさっき投げた青い火の玉を20個程作り頭の上に浮かべた
「まっ、参った」
「試合終了!」
流石のギルドマスターも勝てないと分かったのだろう
「じゃあ約束の報酬を貰おうか」
「あぁ、そうだな」
オッサンはお姉さんから袋を受け取ると俺に渡してきた
俺はそれを受け取るとソフィに渡してみた
「なにこれ!全然少ないじゃない!どうしてよ!」
「お前達にはこれで充分だよ」
そう言ってオッサンは笑っている
周りもニヤついている
ああ、こいつらグルか……
「ソフィ、目瞑って耳塞いで後ろ向いてろ」
「う、うん」
ソフィがちゃんと言う通りにしたのを確認してから俺はオッサンに向き直った
「さーて皆さん、今ここで殺されたくなければ、全財産置いていけ」
「なにをふざけたことを!」
一斉に俺に向かってこようとした瞬間、時が止まったように皆の動きが止まった
スキル【強者の威圧】を発動しました
そうアナウンスがなった気がした
皆顔が青くなり歯を鳴らしている
ガレオンは近くにいたせいか後ろに倒れている
「俺を、怒らせるな!」
そう言うと一斉に皮袋を俺の足元に投げて皆逃げていった
闘技場には俺とソフィ、オッサンだけが残された
「よく出来ました。さて、あとはオッサンだけだぜ?」
逃げ出そうとしたオッサンの足元に魔法を打ち
逃がさないようにする
「大人しくしようよ、ここで死にたくないでしょ?」
「お前、何者だ」
何者?心外だな。俺はこう答えた
「至って普通の人間だよ」
今回の試合の審判を務めるのは俺が冒険者登録をした時に受付にいたお姉さんだった
「ルールとしては、どちらかの降伏、戦闘不能と見なされた場合です。ギルドマスターの意見により、不可抗力の殺害もありです」
ギルドマスターの武器は片手斧
うわぁ、このオッサンマジで俺を殺しに来るつもりだよ……
こんな大人になりたくないね
「俺はギルドマスターに!」
「俺も!」
客席ではどちらが勝つか賭けが始まっていた
当然ギルドマスターの方が多いようだが
ここで強さを見せて置けば絡んでくる奴もいなくなるだろ
「おい!小僧!仲間に最後の挨拶でもしといたらどうだ?」
「要らないですよ。オッサンこそ、遺言はありませんか?」
「このガキ!」
「それでは試合を始めます。
試合…………開始!」
合図と同時にオッサンが突っ込んでくる
流石ギルドマスターだ。図体の割に意外と速い
でも、脅威になるほどでは無かった
「えーと、まず魔力を溜めて?浮遊!」
俺はとりあえず即席で組み上げた魔法で中に浮いてみた
オッサンは俺がいた場所を駆け抜けていく
うん、これなかなか便利!
「魔法は卑怯だぞ!降りてこい!」
「魔法の使用は禁止されてませんが?」
「チッ」
ギルドマスターは手に持っていた斧を投げつけてきた
俺はそれを刀で弾く
……つもりだったが思ったよりも斧の勢いが強く斧が砕けてしまった
「あーあ、やっちった。まぁ丁度いいや。
オッサンどうする?もう辞める?」
「ふざけるな!まだ終わってねぇ!」
「あーうるさい、じゃあ実験台になってもらうから」
忠告はしたからね、あとは知らない!
俺はソフィに教えてもらった初歩の魔法【ファイアーボール】と【ウォーターボール】を両手にそれぞれ作ると【クリエイター】で二つを合成した
すると、蒼い炎のファイアーボールが出来た
「なんだそれは!」
オッサンが叫んでいるが気にしない
俺はそれをオッサン目掛けて投げた
真っ直ぐ飛んでいくが、避けられた
まぁ、流石に避けるよね~
外れたボールは地面に落ちる
と、同時に爆発し地面にちょっとしたクレーターが出来た
ギャラリーが鎮まる
「あ、思ったより威力あったのね」
「おい小僧!なんだその魔法は、聞いたことないぞ!」
「当たり前じゃん、さっき俺が作ったんだもん」
「そんなこと出来るわけないだろ!魔術師だって何年も掛けて作るんだ!」
「そんなことは知らない。で、どうするの?
まだやる?」
そう言うと俺はさっき投げた青い火の玉を20個程作り頭の上に浮かべた
「まっ、参った」
「試合終了!」
流石のギルドマスターも勝てないと分かったのだろう
「じゃあ約束の報酬を貰おうか」
「あぁ、そうだな」
オッサンはお姉さんから袋を受け取ると俺に渡してきた
俺はそれを受け取るとソフィに渡してみた
「なにこれ!全然少ないじゃない!どうしてよ!」
「お前達にはこれで充分だよ」
そう言ってオッサンは笑っている
周りもニヤついている
ああ、こいつらグルか……
「ソフィ、目瞑って耳塞いで後ろ向いてろ」
「う、うん」
ソフィがちゃんと言う通りにしたのを確認してから俺はオッサンに向き直った
「さーて皆さん、今ここで殺されたくなければ、全財産置いていけ」
「なにをふざけたことを!」
一斉に俺に向かってこようとした瞬間、時が止まったように皆の動きが止まった
スキル【強者の威圧】を発動しました
そうアナウンスがなった気がした
皆顔が青くなり歯を鳴らしている
ガレオンは近くにいたせいか後ろに倒れている
「俺を、怒らせるな!」
そう言うと一斉に皮袋を俺の足元に投げて皆逃げていった
闘技場には俺とソフィ、オッサンだけが残された
「よく出来ました。さて、あとはオッサンだけだぜ?」
逃げ出そうとしたオッサンの足元に魔法を打ち
逃がさないようにする
「大人しくしようよ、ここで死にたくないでしょ?」
「お前、何者だ」
何者?心外だな。俺はこう答えた
「至って普通の人間だよ」
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