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第三章
【第53話】二人で一人
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そよ風が吹き髪が揺れる
「あぁ、心地いい
やはりいいものだな…」
「どういう事!シュウヤが二人…」
「どちらが本物でしょう??」
ギャラリーは混乱している
「手を出さないでくれよ?これは自分の問題だから」
「チッ、まぁいい所詮はまがい物
オリジナルには敵わない!」
「…五月蝿いな」
俺が手を向けると風がシュウヤに襲いかかる
「ぐっ、どうなってやがる!力が前と違う!」
「次、行くよ」
俺が手を横に振ると無数の氷の槍が生成され飛び出した
「おっ、そい!【限界突破】!」
シュウヤは加速してそれを躱す
「今度はこっちの番だ!」
シュウヤの周りに直径30センチ程の黒い弾が約50個生成される
「数で押せばいいってもんじゃないよ?
【女神キセラギの名を借りて命ずる
稲妻よ、総てを穿て】」
発せられた稲妻は弾を全て貫き、消えた
「なるほど
それなら、これでどうかな?
【全てを喰らう者】」
直径2メートル程の紅い太陽の様な玉が生成された
「…………」
俺は再び稲妻を呼び出しそれにぶつける
しかし、稲妻は呑み込まれてしまった
「無駄だ!これは全ての魔法、物を呑み込む
この前では、全てが無意味だ」
「避けろ!流石のお前でも耐えられない!」
アルが叫んで忠告してきた
「……必要無い」
紅い玉はゆっくりと迫ってくる
「あぁ、ダメだ…
これは容認できない
この答えは【却下】だ」
紅い玉が弾け、光の粒となって辺りに飛び散った
「…馬鹿な、嘘だ嘘だ嘘だ!」
シュウヤは乱雑に魔弾を打ち出す
「くたばれ!」
シュウヤが手を握ると乱雑に打ち出された魔弾が一気に俺に集縮してきた
「やったか!?」
「君の光では…」
俺は後からシュウヤの肩に手を置きながら続けた
「君の光では、何も照らせない」
俺はシュウヤを蹴り飛ばす
「クソッ…」
シュウヤが顔を上げた時、俺は既にシュウヤの前まで移動していた
「忘れ物だよ、あの子の分だ」
ドンッ!
「君に必要の無いものは全て【否定】しよう」
俺の拳がシュウヤの体に食い込む
「さて、君に改めて聞く
なぜ俺達は争っているんだ?」
シュウヤが立ち上がりこっちを向いた
「……それは、俺にも分からない
どうして俺は、君を消そうとしたんだ?」
「どうやら、女神様の言っていた通りらしいね」
「どういう事だ?」
アルが聞いてきた
「俺達が分かれた場所は暴食の館の裏
そこは腐敗した魔力が溜まる不浄の森
そこの魔力で蘇った俺は不浄の者になる
それが女神キセラギの出した答えだ
だから俺は戦いながら少しずつお互いの魔力を循環させて腐った魔力を放出させた
さて、もう1人の俺に聞こう
俺達はどちらかが消える必要も理由も無くなった
君はどうしたい?」
「俺には足りないものがある
だからそれを埋める為に君が必要だ
俺は君を受け入れる」
「交渉成立だ」
2人が手を合わせると俺の身体が光になって消えた
「シュウヤ、なの?」
みんなが周りに集まってきた
「うん、ただいま」
俺は笑顔でみんなに言った
「あぁ、心地いい
やはりいいものだな…」
「どういう事!シュウヤが二人…」
「どちらが本物でしょう??」
ギャラリーは混乱している
「手を出さないでくれよ?これは自分の問題だから」
「チッ、まぁいい所詮はまがい物
オリジナルには敵わない!」
「…五月蝿いな」
俺が手を向けると風がシュウヤに襲いかかる
「ぐっ、どうなってやがる!力が前と違う!」
「次、行くよ」
俺が手を横に振ると無数の氷の槍が生成され飛び出した
「おっ、そい!【限界突破】!」
シュウヤは加速してそれを躱す
「今度はこっちの番だ!」
シュウヤの周りに直径30センチ程の黒い弾が約50個生成される
「数で押せばいいってもんじゃないよ?
【女神キセラギの名を借りて命ずる
稲妻よ、総てを穿て】」
発せられた稲妻は弾を全て貫き、消えた
「なるほど
それなら、これでどうかな?
【全てを喰らう者】」
直径2メートル程の紅い太陽の様な玉が生成された
「…………」
俺は再び稲妻を呼び出しそれにぶつける
しかし、稲妻は呑み込まれてしまった
「無駄だ!これは全ての魔法、物を呑み込む
この前では、全てが無意味だ」
「避けろ!流石のお前でも耐えられない!」
アルが叫んで忠告してきた
「……必要無い」
紅い玉はゆっくりと迫ってくる
「あぁ、ダメだ…
これは容認できない
この答えは【却下】だ」
紅い玉が弾け、光の粒となって辺りに飛び散った
「…馬鹿な、嘘だ嘘だ嘘だ!」
シュウヤは乱雑に魔弾を打ち出す
「くたばれ!」
シュウヤが手を握ると乱雑に打ち出された魔弾が一気に俺に集縮してきた
「やったか!?」
「君の光では…」
俺は後からシュウヤの肩に手を置きながら続けた
「君の光では、何も照らせない」
俺はシュウヤを蹴り飛ばす
「クソッ…」
シュウヤが顔を上げた時、俺は既にシュウヤの前まで移動していた
「忘れ物だよ、あの子の分だ」
ドンッ!
「君に必要の無いものは全て【否定】しよう」
俺の拳がシュウヤの体に食い込む
「さて、君に改めて聞く
なぜ俺達は争っているんだ?」
シュウヤが立ち上がりこっちを向いた
「……それは、俺にも分からない
どうして俺は、君を消そうとしたんだ?」
「どうやら、女神様の言っていた通りらしいね」
「どういう事だ?」
アルが聞いてきた
「俺達が分かれた場所は暴食の館の裏
そこは腐敗した魔力が溜まる不浄の森
そこの魔力で蘇った俺は不浄の者になる
それが女神キセラギの出した答えだ
だから俺は戦いながら少しずつお互いの魔力を循環させて腐った魔力を放出させた
さて、もう1人の俺に聞こう
俺達はどちらかが消える必要も理由も無くなった
君はどうしたい?」
「俺には足りないものがある
だからそれを埋める為に君が必要だ
俺は君を受け入れる」
「交渉成立だ」
2人が手を合わせると俺の身体が光になって消えた
「シュウヤ、なの?」
みんなが周りに集まってきた
「うん、ただいま」
俺は笑顔でみんなに言った
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