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第4章 庭園のプロポーズと初めての夜
③
「セシリア・フォン・アルヴェール嬢。俺の妃になってほしい。」
ユリウスの声が凛として薔薇園に響く。
胸が高鳴り、鼓動が耳にまで届いた。
「君に正式に、結婚を申し入れる。」
堪えきれず、頬を熱い涙が伝う。
「……はい。謹んでお受けいたします。」
その瞬間、ユリウスの瞳に安堵の光が宿った。
彼はゆっくりと立ち上がり、私を力強く抱き寄せる。
「セシリア……ありがとう。受け入れてくれて。」
耳元で囁かれる声は、威厳を持つ皇子ではなく、一人の男性のものだった。
私は震える声で言葉を返す。
「……でも、やっぱりなかったことにしよう、なんて言わないでくださいね。」
自分でも驚くほど必死で、拗ねたように言ってしまった。
ユリウスは一瞬目を丸くした後、ふっと笑みをこぼす。
「そんなこと、あるはずない。俺はもう二度と君を放さない。」
強く抱き締められた瞬間、胸の奥まで幸福が染み渡っていった。
ユリウスは一輪の薔薇を摘み取ると、そっと私の髪に添えてくれた。
「やっぱり……セシリアには薔薇が似合うね。」
思わず笑みがこぼれる。
その瞬間、彼の唇が重なり、柔らかな熱が伝わってきた。
「セシリア。」
口づけの後、私の名を呼ぶ声は深く甘い。
次の瞬間、力強い腕に抱き寄せられる。
「俺は、もう君しか欲しくない。」
その真剣な言葉に、胸が震える。
「……はい。」
涙がこぼれそうになりながら、私は小さく答えた。
「君を一人の女性として、心から愛しているんだ。」
皇子としての誇りも、地位も、この人にとっては関係ない。
ただ私という存在を、かけがえのない女性として受け止めてくれている。
ユリウスの腕の中で、胸いっぱいの幸福に包まれていた。
花々が揺れる薔薇園で、私たちの未来は確かに誓われたのだ。
「今夜、君を抱きたい。」
突然の言葉に、胸が強く跳ねた。
「殿下、それは……」
戸惑う私を、ユリウスは真剣な眼差しで見つめる。
「結婚を決めたこの日に、君を俺のものにしたい。」
その言葉に、頬が一気に熱くなる。
「あの……」声が震えて続かない。
彼は私を強く抱き寄せ、耳元に低い囁きを落とした。
「何も考えなくていい。ただ俺に身を委ねてくれればいいんだ。」
吐息がかかるほど近くで告げられるその響きに、心が大きく揺さぶられる。
皇子としての威厳を纏いながら、今はただ一人の男性として私を求めている。
「まだ早いのだろうか……」
迷いを見せつつも、彼の腕は決して離れない。
「ユリウス……」
名を呼んだ瞬間、胸の奥から熱い想いが溢れ出した。
彼の腕の中で感じる鼓動は、私を安心させる力強さに満ちていた。
──この人となら、すべてを委ねてもいい。
そう思わせるほどに、彼の抱擁は温かく、そして情熱的だった。
ユリウスの声が凛として薔薇園に響く。
胸が高鳴り、鼓動が耳にまで届いた。
「君に正式に、結婚を申し入れる。」
堪えきれず、頬を熱い涙が伝う。
「……はい。謹んでお受けいたします。」
その瞬間、ユリウスの瞳に安堵の光が宿った。
彼はゆっくりと立ち上がり、私を力強く抱き寄せる。
「セシリア……ありがとう。受け入れてくれて。」
耳元で囁かれる声は、威厳を持つ皇子ではなく、一人の男性のものだった。
私は震える声で言葉を返す。
「……でも、やっぱりなかったことにしよう、なんて言わないでくださいね。」
自分でも驚くほど必死で、拗ねたように言ってしまった。
ユリウスは一瞬目を丸くした後、ふっと笑みをこぼす。
「そんなこと、あるはずない。俺はもう二度と君を放さない。」
強く抱き締められた瞬間、胸の奥まで幸福が染み渡っていった。
ユリウスは一輪の薔薇を摘み取ると、そっと私の髪に添えてくれた。
「やっぱり……セシリアには薔薇が似合うね。」
思わず笑みがこぼれる。
その瞬間、彼の唇が重なり、柔らかな熱が伝わってきた。
「セシリア。」
口づけの後、私の名を呼ぶ声は深く甘い。
次の瞬間、力強い腕に抱き寄せられる。
「俺は、もう君しか欲しくない。」
その真剣な言葉に、胸が震える。
「……はい。」
涙がこぼれそうになりながら、私は小さく答えた。
「君を一人の女性として、心から愛しているんだ。」
皇子としての誇りも、地位も、この人にとっては関係ない。
ただ私という存在を、かけがえのない女性として受け止めてくれている。
ユリウスの腕の中で、胸いっぱいの幸福に包まれていた。
花々が揺れる薔薇園で、私たちの未来は確かに誓われたのだ。
「今夜、君を抱きたい。」
突然の言葉に、胸が強く跳ねた。
「殿下、それは……」
戸惑う私を、ユリウスは真剣な眼差しで見つめる。
「結婚を決めたこの日に、君を俺のものにしたい。」
その言葉に、頬が一気に熱くなる。
「あの……」声が震えて続かない。
彼は私を強く抱き寄せ、耳元に低い囁きを落とした。
「何も考えなくていい。ただ俺に身を委ねてくれればいいんだ。」
吐息がかかるほど近くで告げられるその響きに、心が大きく揺さぶられる。
皇子としての威厳を纏いながら、今はただ一人の男性として私を求めている。
「まだ早いのだろうか……」
迷いを見せつつも、彼の腕は決して離れない。
「ユリウス……」
名を呼んだ瞬間、胸の奥から熱い想いが溢れ出した。
彼の腕の中で感じる鼓動は、私を安心させる力強さに満ちていた。
──この人となら、すべてを委ねてもいい。
そう思わせるほどに、彼の抱擁は温かく、そして情熱的だった。
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