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憧れだった社長
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その時だった。
「あれ?人いるの?」
ドアを開けた人を見て、私は目を疑った。
「社長⁉」
思わず立ち上がった私を、社長はじーっと見ている。
「残業?」
「はい。」
「他の人は?」
「あっ……部長は帰りました。」
「一人なの?」
「はい。」
そう言うと社長は、オフィスの中に入って来て、私の隣に座った。
「あとどのくらいで、仕事終わる?」
「えーっと……30分ぐらいなら。」
「OK。じゃあ、終わったら教えて。」
「はい。」
私は社長の視線を浴びながら、緊張しまくった。
心臓はドキドキしてうるさいし、社長は何も話さないし。
シーンと静まり返っているオフィスが余計、手を震えさせた。
「もしかして、震えている?」
「えっ⁉」
ドキッとして、左側にある缶コーヒーを、零してしまった。
「きゃああ、すみません!」
慌てて側にあったティッシュの箱を持って、何枚もティッシュを取り出した。
「いいけど、スカートに零れてない?」
「えっ!」
見ると、スカートにコーヒーのシミが。
「ああ……」
ガクッと、項垂れた。
今日に限って、グレーのスーツを着てくるなんて。
「拭いた方がいいよ。」
社長は自分のハンカチを取り出すと、私のスカートを拭いてくれた。
「いいえ!社長自らに拭いて頂けるなんて!」
頭がぐるぐる回り出して、処理が追い付かない。
何?社長が私のスカートを、自分のハンカチで拭いてくれてるの?
「ああ、やっぱりシミになるかも。後でクリーニングに出した方がいいね。」
「は、はい!」
「しかし、綺麗な足してるな。」
「いいえ!えっ……」
よく見ると、社長がスカートをめくって、私の太ももを見ている。
いやあああ!社長に太もも、見られたあああ!
「嫌がらないの?」
「そ、そんな!お粗末な太ももですみません!」
意味の分からない謝り方をして、社長は笑っている。
「お粗末ではないよ。むしろ、そそられる。」
「えっ……」
社長と目が合う。
あの社長が、私を見ている。
「君、名前何て言うの?」
「立川瑠璃香です。」
「瑠璃香、いつも俺を見ているよね。」
名前呼びされて、しかも見ている事を知られていて。
もう、頭がパンクした。
「ねえ、どうして俺を見つめるの?」
社長が私の耳元で囁く。
「あ、あの……」
「俺の事、好きなの?」
耳元で囁かれるなんて、反則。
頷く事しかできない。
「ちゃんと言って。」
「社長が……好きです。」
その瞬間、社長の唇が私の唇と重なった。
「よく言えました。ご褒美あげるよ。」
そう言って社長は、私の首筋を舐め始めて、シャツのボタンを外した。
「あっ……」
ブラのホックも外され、社長の温かい手が、私の胸を優しく揉み解す。
「あぁん……」
「甘い声出すね。もっと聞かせて。」
今度はパンツを脱がされ、指が中に入ってくる。
「あっ……あっ……いや……」
「どうして、嫌なの?こんなに濡れてるのに。」
「あれ?人いるの?」
ドアを開けた人を見て、私は目を疑った。
「社長⁉」
思わず立ち上がった私を、社長はじーっと見ている。
「残業?」
「はい。」
「他の人は?」
「あっ……部長は帰りました。」
「一人なの?」
「はい。」
そう言うと社長は、オフィスの中に入って来て、私の隣に座った。
「あとどのくらいで、仕事終わる?」
「えーっと……30分ぐらいなら。」
「OK。じゃあ、終わったら教えて。」
「はい。」
私は社長の視線を浴びながら、緊張しまくった。
心臓はドキドキしてうるさいし、社長は何も話さないし。
シーンと静まり返っているオフィスが余計、手を震えさせた。
「もしかして、震えている?」
「えっ⁉」
ドキッとして、左側にある缶コーヒーを、零してしまった。
「きゃああ、すみません!」
慌てて側にあったティッシュの箱を持って、何枚もティッシュを取り出した。
「いいけど、スカートに零れてない?」
「えっ!」
見ると、スカートにコーヒーのシミが。
「ああ……」
ガクッと、項垂れた。
今日に限って、グレーのスーツを着てくるなんて。
「拭いた方がいいよ。」
社長は自分のハンカチを取り出すと、私のスカートを拭いてくれた。
「いいえ!社長自らに拭いて頂けるなんて!」
頭がぐるぐる回り出して、処理が追い付かない。
何?社長が私のスカートを、自分のハンカチで拭いてくれてるの?
「ああ、やっぱりシミになるかも。後でクリーニングに出した方がいいね。」
「は、はい!」
「しかし、綺麗な足してるな。」
「いいえ!えっ……」
よく見ると、社長がスカートをめくって、私の太ももを見ている。
いやあああ!社長に太もも、見られたあああ!
「嫌がらないの?」
「そ、そんな!お粗末な太ももですみません!」
意味の分からない謝り方をして、社長は笑っている。
「お粗末ではないよ。むしろ、そそられる。」
「えっ……」
社長と目が合う。
あの社長が、私を見ている。
「君、名前何て言うの?」
「立川瑠璃香です。」
「瑠璃香、いつも俺を見ているよね。」
名前呼びされて、しかも見ている事を知られていて。
もう、頭がパンクした。
「ねえ、どうして俺を見つめるの?」
社長が私の耳元で囁く。
「あ、あの……」
「俺の事、好きなの?」
耳元で囁かれるなんて、反則。
頷く事しかできない。
「ちゃんと言って。」
「社長が……好きです。」
その瞬間、社長の唇が私の唇と重なった。
「よく言えました。ご褒美あげるよ。」
そう言って社長は、私の首筋を舐め始めて、シャツのボタンを外した。
「あっ……」
ブラのホックも外され、社長の温かい手が、私の胸を優しく揉み解す。
「あぁん……」
「甘い声出すね。もっと聞かせて。」
今度はパンツを脱がされ、指が中に入ってくる。
「あっ……あっ……いや……」
「どうして、嫌なの?こんなに濡れてるのに。」
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