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第4章 秘密の寝所 ②
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景文の腕が、私の腰にそっと回された。
「恋人だったら、いいか?」
「うっ……!」
その一言に、胸が跳ねた。
そんなこと、私の口から言えるわけないじゃない。
でも、景文の瞳は冗談ではなかった。
ただ、私だけを見ている真剣なまなざしだった。
「翠蘭……おいで。」
低く甘い声が、名前を呼ぶ。
拒めなかった。
私はその腕に身を委ね、景文に抱きかかえられるようにして、寝台の上にそっと横たえられた。
柔らかく沈む布団の上。
天井を見上げながら、心臓の音だけがやけに大きく響いていた。
彼が隣にいる。
景文が私を**“女”として抱こうとしている**。
今夜――
私は逃げずに、この気持ちを、受け止めようと思った。
「……景文。」
小さく名前を呼ぶと、景文はその声に応えるように、私の方を見て微笑んだ。
「翠蘭が――恋しい。」
その言葉に、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。
望んでいたのは、こういう優しい愛だった。
名ばかりの妃としてではなく、一人の女として求められること。
「今夜、君を抱く。」
耳元で囁かれたその声は、甘くて低くて、背中をそっとなぞる風のようだった。
景文の指が、私の寝衣の紐をほどいていく。
さらりと布が落ちて、胸元から、素肌が露わになる。
「……んっ。」
恥ずかしさに肩が震えると、景文がそっとその背を抱きしめた。
「大丈夫。ゆっくりいこう。」
彼の手が、肌の熱を確かめるように触れてくる。
その体温に、私の心もほぐれていく。
やがて、景文の寝衣も脱がされ、肌と肌が、ふれる。
「――ああ、初めてだったな。」
私の様子に気づいた彼は、そっと囁いた。
「力をできるだけ抜いて。俺を信じて。」
私は頷き、目を閉じる。
そして、熱が――私の中に貫かれた。
「はぁ……」
体がぴくんと反応して、浅い息が漏れる。
「んん……」
「翠蘭……」
景文の吐息が重なる。
ふたりの息が、静かな寝所の中で絡まり、やがてひとつになる音だけが響いていく――
「ああ……景文……」
思わず漏れた声が、夜の静けさに溶けていく。
私、今――女として、この人に求められている。
「翠蘭……もう、我慢できない。」
その言葉と同時に、景文の動きが一層強く、激しくなる。
初めてなのに、容赦なく打ちつけてくる熱。
「……あっ、あっ!」
けれど、不思議と恐くはなかった。
景文の腕の中にいるという、その安心感が全てを受け止めてくれる。
「翠蘭……君を、ずっと欲しかった……」
次の瞬間、彼の熱が深く、私の中に注がれる。
「――ああんっ!」
体がビクビクと震える。
こんなにも深く満たされて、溶けてしまいそう――
これが、愛情というものなの?
「恋人だったら、いいか?」
「うっ……!」
その一言に、胸が跳ねた。
そんなこと、私の口から言えるわけないじゃない。
でも、景文の瞳は冗談ではなかった。
ただ、私だけを見ている真剣なまなざしだった。
「翠蘭……おいで。」
低く甘い声が、名前を呼ぶ。
拒めなかった。
私はその腕に身を委ね、景文に抱きかかえられるようにして、寝台の上にそっと横たえられた。
柔らかく沈む布団の上。
天井を見上げながら、心臓の音だけがやけに大きく響いていた。
彼が隣にいる。
景文が私を**“女”として抱こうとしている**。
今夜――
私は逃げずに、この気持ちを、受け止めようと思った。
「……景文。」
小さく名前を呼ぶと、景文はその声に応えるように、私の方を見て微笑んだ。
「翠蘭が――恋しい。」
その言葉に、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。
望んでいたのは、こういう優しい愛だった。
名ばかりの妃としてではなく、一人の女として求められること。
「今夜、君を抱く。」
耳元で囁かれたその声は、甘くて低くて、背中をそっとなぞる風のようだった。
景文の指が、私の寝衣の紐をほどいていく。
さらりと布が落ちて、胸元から、素肌が露わになる。
「……んっ。」
恥ずかしさに肩が震えると、景文がそっとその背を抱きしめた。
「大丈夫。ゆっくりいこう。」
彼の手が、肌の熱を確かめるように触れてくる。
その体温に、私の心もほぐれていく。
やがて、景文の寝衣も脱がされ、肌と肌が、ふれる。
「――ああ、初めてだったな。」
私の様子に気づいた彼は、そっと囁いた。
「力をできるだけ抜いて。俺を信じて。」
私は頷き、目を閉じる。
そして、熱が――私の中に貫かれた。
「はぁ……」
体がぴくんと反応して、浅い息が漏れる。
「んん……」
「翠蘭……」
景文の吐息が重なる。
ふたりの息が、静かな寝所の中で絡まり、やがてひとつになる音だけが響いていく――
「ああ……景文……」
思わず漏れた声が、夜の静けさに溶けていく。
私、今――女として、この人に求められている。
「翠蘭……もう、我慢できない。」
その言葉と同時に、景文の動きが一層強く、激しくなる。
初めてなのに、容赦なく打ちつけてくる熱。
「……あっ、あっ!」
けれど、不思議と恐くはなかった。
景文の腕の中にいるという、その安心感が全てを受け止めてくれる。
「翠蘭……君を、ずっと欲しかった……」
次の瞬間、彼の熱が深く、私の中に注がれる。
「――ああんっ!」
体がビクビクと震える。
こんなにも深く満たされて、溶けてしまいそう――
これが、愛情というものなの?
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