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第9部 あなたを疑う自分が嫌い
①
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美羽さんとのことで私は隼人さんの事を避けていた。
電話があっても話せないし。
メールも返事をするのが怖くなっていた。
「もう、終わりなのかな。」
あんなに私に本気だと言ってくれた相手を、手放す?
ううん。あんなに心奪われた人を忘れられるの?
そんな中、一台の車が私の横に停まった。
見ると隼人さんだった。
窓が開いて、運転席から彼の低い声が響いた。
「……乗って。」
驚いた私は、立ち尽くしたまま動けない。
「話がしたい。お願いだから、逃げないで。」
その声に、心が震えた。私は、そっとドアを開けて助手席に乗り込んだ。沈黙の車内。エンジンの音だけが響く。
「紗英……俺、何度も電話した。返事がなくても、君のことを信じてた。信じてる。」
私は、唇を噛んだ。
「でも……美羽さんのこと、全部嘘だったの?」
「キスされたのは事実だ。でも、俺の気持ちは……一瞬も揺らいでない。君しかいない。」
彼は前を向いたまま、拳を握っていた。
「信じろよ、俺を。」
その一言に、涙がこぼれた。止まらなかった。どんなに心が揺れても、やっぱり私は――
「……好きなの、隼人さん。」
彼が私の手を強く握った。
「なら、もう逃げるな。俺から離れるな。」
温かい体温が、指先から私の心まで届いた。
静かな部屋。互いに向き合ったまま、言葉よりも沈黙がすべてを語っていた。
「……触れても、いい?」
隼人さんが低く囁いた。
私はゆっくり頷く。
「もう一度、俺のものになって。」
キスは優しく始まった。けれど、すぐに熱を帯びていく。私は彼の腕に抱かれながら、ずっと求めていた温もりに包まれていた。
「もう離さない……紗英。」
その声に、胸が熱くなる。
ボタンが一つ、また一つと外され、シャツが滑り落ちた。彼の指先が肌に触れるたび、私はかすかに震える。
「やっぱり……君じゃなきゃ、ダメだ。」
深く深く、繋がっていく。
彼の中にある情熱が、私を満たしていく。
何度も、何度も。
まるで、失っていた時間を埋めるかのように。
「……隼人さん……」
私は彼の名を呼びながら、目を閉じた。
愛されている――それが全身に伝わる夜だった。
シーツに包まれ、静かな呼吸だけが響く部屋。
私は隼人さんの肩にそっと寄り添いながら、心の奥に小さな棘を抱えていた。
「……ほんとは、少し怖かった。」
私の言葉に、隼人さんの指先が私の髪をすくった。
「美羽さんのこと……まだ、気になってる?」
電話があっても話せないし。
メールも返事をするのが怖くなっていた。
「もう、終わりなのかな。」
あんなに私に本気だと言ってくれた相手を、手放す?
ううん。あんなに心奪われた人を忘れられるの?
そんな中、一台の車が私の横に停まった。
見ると隼人さんだった。
窓が開いて、運転席から彼の低い声が響いた。
「……乗って。」
驚いた私は、立ち尽くしたまま動けない。
「話がしたい。お願いだから、逃げないで。」
その声に、心が震えた。私は、そっとドアを開けて助手席に乗り込んだ。沈黙の車内。エンジンの音だけが響く。
「紗英……俺、何度も電話した。返事がなくても、君のことを信じてた。信じてる。」
私は、唇を噛んだ。
「でも……美羽さんのこと、全部嘘だったの?」
「キスされたのは事実だ。でも、俺の気持ちは……一瞬も揺らいでない。君しかいない。」
彼は前を向いたまま、拳を握っていた。
「信じろよ、俺を。」
その一言に、涙がこぼれた。止まらなかった。どんなに心が揺れても、やっぱり私は――
「……好きなの、隼人さん。」
彼が私の手を強く握った。
「なら、もう逃げるな。俺から離れるな。」
温かい体温が、指先から私の心まで届いた。
静かな部屋。互いに向き合ったまま、言葉よりも沈黙がすべてを語っていた。
「……触れても、いい?」
隼人さんが低く囁いた。
私はゆっくり頷く。
「もう一度、俺のものになって。」
キスは優しく始まった。けれど、すぐに熱を帯びていく。私は彼の腕に抱かれながら、ずっと求めていた温もりに包まれていた。
「もう離さない……紗英。」
その声に、胸が熱くなる。
ボタンが一つ、また一つと外され、シャツが滑り落ちた。彼の指先が肌に触れるたび、私はかすかに震える。
「やっぱり……君じゃなきゃ、ダメだ。」
深く深く、繋がっていく。
彼の中にある情熱が、私を満たしていく。
何度も、何度も。
まるで、失っていた時間を埋めるかのように。
「……隼人さん……」
私は彼の名を呼びながら、目を閉じた。
愛されている――それが全身に伝わる夜だった。
シーツに包まれ、静かな呼吸だけが響く部屋。
私は隼人さんの肩にそっと寄り添いながら、心の奥に小さな棘を抱えていた。
「……ほんとは、少し怖かった。」
私の言葉に、隼人さんの指先が私の髪をすくった。
「美羽さんのこと……まだ、気になってる?」
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