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第4章 過ちだったのか
①
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目が覚めると、朝になっていた。
「うーん……」
起き上がると、私、裸になっていた。
急いで胸を隠した。
「えっ、なぜに裸?」
恐る恐る隣を見ると、社長が寝ている。
「あちゃー。」
やってしまった。
社長と寝るなんて。
昨日の私は、間違いだったんだ。
人前に泣いてるし、社長と手を繋いでるし、しかも社長と寝るだなんて!
「……冬佳?」
「は、はい!」
慌てて返事をしたけれど、社長はまだまどろんでいる。
今だ。
ここを脱出しよう。
私はベッドを出て、急いで服を着た。
「冬佳ぁ。もう一回……」
「ごめんなさい!」
走るように廊下を駆け抜け、社長の家を飛び出した。
「はぁ……焦った。」
私は額の嫌な汗を拭った。
最悪なのは、今日も仕事がある事だ。
もちろん一旦家に帰って、洋服を着替えた。
社長と顔合わせたら、何て言えばいいの?
って言うよりも、顔合わせられるの?
ため息をつきながら、会社に行くと、既に社長が出社していた。
「お、おはようございます。」
「おはよう、東村。」
分かってますよ。
一度寝たぐらいで、彼女にはなれないくらい。
でも、朝は”冬佳”って言ってたじゃん。
なんだか悶々としながら、社長の前に立った。
「昨日は、お世話様でした。」
「ぶはっ!」
社長は、ヒーヒー言いながら、笑っている。
「おまえ、いいよいいよ。」
「はぁ……」
何がいいんだか分からないうちに、他の社員も出社して、私は自分の席に座った。
社長は、何もなかったかのように、デスクで資料を見ている。
昨日の夜の事は、なんだったんだろう。
社長の家に着いて、泣きながらご飯食べて、泣き止んだらキスされて、それで……
「ああああ!」
頭をぐしゃぐしゃに、かき混ぜた。
「東村。」
当然社長の目に止まる。
「うるさい。」
うるさいって、誰のおかげでこうなってるのよ。
そして私は、ふと自分のパソコンのメールを開いた。
今日の新規のメールは……あった。
取引先の泉さんからのメールだ。
《この前依頼したデザイン、本日までとなっておりましたが、如何でしょうか。》
この前依頼したデザイン?
私は急いで、以前のメールを探した。
こ、これだ!
『畏まりました。』で終わってる!!
その後、連絡も取っていない!!
「どうしよう。」
「何かあったか?東村。」
「うーん……」
起き上がると、私、裸になっていた。
急いで胸を隠した。
「えっ、なぜに裸?」
恐る恐る隣を見ると、社長が寝ている。
「あちゃー。」
やってしまった。
社長と寝るなんて。
昨日の私は、間違いだったんだ。
人前に泣いてるし、社長と手を繋いでるし、しかも社長と寝るだなんて!
「……冬佳?」
「は、はい!」
慌てて返事をしたけれど、社長はまだまどろんでいる。
今だ。
ここを脱出しよう。
私はベッドを出て、急いで服を着た。
「冬佳ぁ。もう一回……」
「ごめんなさい!」
走るように廊下を駆け抜け、社長の家を飛び出した。
「はぁ……焦った。」
私は額の嫌な汗を拭った。
最悪なのは、今日も仕事がある事だ。
もちろん一旦家に帰って、洋服を着替えた。
社長と顔合わせたら、何て言えばいいの?
って言うよりも、顔合わせられるの?
ため息をつきながら、会社に行くと、既に社長が出社していた。
「お、おはようございます。」
「おはよう、東村。」
分かってますよ。
一度寝たぐらいで、彼女にはなれないくらい。
でも、朝は”冬佳”って言ってたじゃん。
なんだか悶々としながら、社長の前に立った。
「昨日は、お世話様でした。」
「ぶはっ!」
社長は、ヒーヒー言いながら、笑っている。
「おまえ、いいよいいよ。」
「はぁ……」
何がいいんだか分からないうちに、他の社員も出社して、私は自分の席に座った。
社長は、何もなかったかのように、デスクで資料を見ている。
昨日の夜の事は、なんだったんだろう。
社長の家に着いて、泣きながらご飯食べて、泣き止んだらキスされて、それで……
「ああああ!」
頭をぐしゃぐしゃに、かき混ぜた。
「東村。」
当然社長の目に止まる。
「うるさい。」
うるさいって、誰のおかげでこうなってるのよ。
そして私は、ふと自分のパソコンのメールを開いた。
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「何かあったか?東村。」
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