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第5章 出会うのは
②
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そして相手が来た時、また一人足らなかった。
「後から来るって言ってたから。」
男性陣が、その人をフォローしていた。
ああ、そう言えば。
この前の合コン、社長が来た時も一緒だったな。
そう思って頭を振った。
もう忘れよう。
忘れる為に、ここに来たんだから。
そして私は、斜め前に座った人に、サラダをわけた。
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
お互い、微笑み合った時だ。
もう一人の男性陣が、私の目の前に座った。
「遅くなってすみません。」
「いいえ。」
微笑みながら顔を上げたら、そこには社長がいた。
「社……」
「東村。」
そう言って社長は、私の手を握りしめた。
周りは、『なになに?』と騒いでいる。
「不安な気持ちにさせてごめん。」
涙が出そうになった。
そんな事言われたら、忘れようと思っても、忘れられない。
「もういいんです。」
「何が?」
「もう新しい出会い見つけようって、思っていますから。」
涙声になった。
これじゃあ、説得力がない。
「だとしたら、東村。」
「はい?」
「おまえが出会うのは、いつでも俺だけだ。」
社長は私の手を取ると、手の甲にキスを落とした。
- End -
「後から来るって言ってたから。」
男性陣が、その人をフォローしていた。
ああ、そう言えば。
この前の合コン、社長が来た時も一緒だったな。
そう思って頭を振った。
もう忘れよう。
忘れる為に、ここに来たんだから。
そして私は、斜め前に座った人に、サラダをわけた。
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
お互い、微笑み合った時だ。
もう一人の男性陣が、私の目の前に座った。
「遅くなってすみません。」
「いいえ。」
微笑みながら顔を上げたら、そこには社長がいた。
「社……」
「東村。」
そう言って社長は、私の手を握りしめた。
周りは、『なになに?』と騒いでいる。
「不安な気持ちにさせてごめん。」
涙が出そうになった。
そんな事言われたら、忘れようと思っても、忘れられない。
「もういいんです。」
「何が?」
「もう新しい出会い見つけようって、思っていますから。」
涙声になった。
これじゃあ、説得力がない。
「だとしたら、東村。」
「はい?」
「おまえが出会うのは、いつでも俺だけだ。」
社長は私の手を取ると、手の甲にキスを落とした。
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