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【2】恋人のふりは、ベッドの上で破られる
④
私はそのまま、課長の胸に身を委ねた。
「……私も。あなたが好き。」
その瞬間、ふわりと顎を持ち上げられ、優しく唇を塞がれる。
温かくて、柔らかくて──どこまでも、愛しかった。
キスが離れた後、彼はそっと囁いた。
「知ってたよ。君を初めて抱いた時……ちゃんと、伝わってきたから。」
その言葉に、ぽろりと涙がこぼれる。
「でも……会社で“女遊びしてる”って噂があって……私……」
苦しくて、言葉を飲み込むと、彼はあっけにとられたように眉を下げた。
「はあ? 真面目に仕事してただけなのに?」
その返しに、私は思わず笑ってしまった。
「……ですよね。課長、いつも真面目で、かっこつけで、不器用で。」
「あと、君に甘い。」
にやりと笑ったその顔が、愛しくてたまらなかった。
もう、何も疑わない。
“ふり”なんていらない。
今のこの時間だけが、すべて。
課長の部屋に帰ると、私はそのまま彼のベッドに潜り込んだ。
「……帰ってくる場所があるって、いいな。」
そんな独り言のような私の呟きに、課長が優しく笑った。
「ここは、瑠奈の場所だよ。」
そう言って、彼はゆっくりと私の服に指をかけた。
ボタンを一つずつ外すたびに、視線が熱を帯びていく。
「家に連れて帰ったのは……瑠奈だけだ。」
その言葉に、胸がきゅっと締め付けられる。
「嬉しい……です。」
私は小さく頷いた。
すると、彼の指先が私の足元へと滑り、柔らかく触れてくる。
「ここ……気持ちよかったよな。」
そう囁きながら、敏感なところに触れると、身体がびくんと跳ねた。
「ああっ……」
甘い快感が、波のように押し寄せてくる。
指だけなのに、溺れてしまいそう。
「……次は、来て……」
私がそう囁くと、課長はゆっくりと服を脱ぎ、私の上に覆いかぶさる。
そして、私の中へと──
深く、優しく、包み込むように入ってきた。
「……あったかい……」
「瑠奈……好きだよ」
重なる体と体。
熱が、息が、鼓動がひとつになる。
ただの恋人のふりじゃない。
もう、心も身体も、本物になっていた。
「今夜は……恋人として、抱く」
その低い声に、胸がぎゅっと高鳴る。
次の瞬間、激しく体を求められた。
「ああっ……課長……!」
甘い吐息と共に、彼の熱が私の奥深くまで貫いてくる。
この前の優しさとは違う。
今夜の彼は──必死だった。
「欲しい、もっと……瑠奈を、感じたい。」
「うん……いっぱい……来て……」
絡み合う指、貪るような口づけ、揺れるベッド。
彼の熱が私の中で暴れて、何度も絶頂の波が押し寄せる。
「ああっ……!もう、だめっ……!」
「俺も……限界だ……!」
最後のひと突きと共に、彼が奥深くまで入り込むと、熱いものが注がれていった。
身体の奥に彼を感じる──
それがたまらなく、愛しくて、私は彼の名前を何度も呼んだ。
朝の光がカーテンの隙間から差し込んでいた。
目を覚ますと、隣には相馬課長がいた。
私の髪を撫でながら、優しく微笑んでいる。
「おはよう、俺の彼女。」
その言葉がくすぐったくて、私は彼の胸元に顔をうずめた。
「おはようございます……」
まさか、恋人として朝を迎えるなんて。
「瑠奈。朝も、君が隣にいるなんて……嬉しいよ。」
「……私もです。」
そう答えると、彼の唇が私の唇にそっと触れる。
「ねぇ、朝も……抱いていい?」
囁かれた声に、胸が跳ねる。
「もちろん……」
欲情を帯びた唇が、首筋に落ちてきた。
「あなたが好き……」
そうつぶやいた瞬間、彼の腕が私を強く抱きしめた。
この朝が、ずっと続けばいい。
そう願いながら、私は彼にすべてを委ねた。
「……私も。あなたが好き。」
その瞬間、ふわりと顎を持ち上げられ、優しく唇を塞がれる。
温かくて、柔らかくて──どこまでも、愛しかった。
キスが離れた後、彼はそっと囁いた。
「知ってたよ。君を初めて抱いた時……ちゃんと、伝わってきたから。」
その言葉に、ぽろりと涙がこぼれる。
「でも……会社で“女遊びしてる”って噂があって……私……」
苦しくて、言葉を飲み込むと、彼はあっけにとられたように眉を下げた。
「はあ? 真面目に仕事してただけなのに?」
その返しに、私は思わず笑ってしまった。
「……ですよね。課長、いつも真面目で、かっこつけで、不器用で。」
「あと、君に甘い。」
にやりと笑ったその顔が、愛しくてたまらなかった。
もう、何も疑わない。
“ふり”なんていらない。
今のこの時間だけが、すべて。
課長の部屋に帰ると、私はそのまま彼のベッドに潜り込んだ。
「……帰ってくる場所があるって、いいな。」
そんな独り言のような私の呟きに、課長が優しく笑った。
「ここは、瑠奈の場所だよ。」
そう言って、彼はゆっくりと私の服に指をかけた。
ボタンを一つずつ外すたびに、視線が熱を帯びていく。
「家に連れて帰ったのは……瑠奈だけだ。」
その言葉に、胸がきゅっと締め付けられる。
「嬉しい……です。」
私は小さく頷いた。
すると、彼の指先が私の足元へと滑り、柔らかく触れてくる。
「ここ……気持ちよかったよな。」
そう囁きながら、敏感なところに触れると、身体がびくんと跳ねた。
「ああっ……」
甘い快感が、波のように押し寄せてくる。
指だけなのに、溺れてしまいそう。
「……次は、来て……」
私がそう囁くと、課長はゆっくりと服を脱ぎ、私の上に覆いかぶさる。
そして、私の中へと──
深く、優しく、包み込むように入ってきた。
「……あったかい……」
「瑠奈……好きだよ」
重なる体と体。
熱が、息が、鼓動がひとつになる。
ただの恋人のふりじゃない。
もう、心も身体も、本物になっていた。
「今夜は……恋人として、抱く」
その低い声に、胸がぎゅっと高鳴る。
次の瞬間、激しく体を求められた。
「ああっ……課長……!」
甘い吐息と共に、彼の熱が私の奥深くまで貫いてくる。
この前の優しさとは違う。
今夜の彼は──必死だった。
「欲しい、もっと……瑠奈を、感じたい。」
「うん……いっぱい……来て……」
絡み合う指、貪るような口づけ、揺れるベッド。
彼の熱が私の中で暴れて、何度も絶頂の波が押し寄せる。
「ああっ……!もう、だめっ……!」
「俺も……限界だ……!」
最後のひと突きと共に、彼が奥深くまで入り込むと、熱いものが注がれていった。
身体の奥に彼を感じる──
それがたまらなく、愛しくて、私は彼の名前を何度も呼んだ。
朝の光がカーテンの隙間から差し込んでいた。
目を覚ますと、隣には相馬課長がいた。
私の髪を撫でながら、優しく微笑んでいる。
「おはよう、俺の彼女。」
その言葉がくすぐったくて、私は彼の胸元に顔をうずめた。
「おはようございます……」
まさか、恋人として朝を迎えるなんて。
「瑠奈。朝も、君が隣にいるなんて……嬉しいよ。」
「……私もです。」
そう答えると、彼の唇が私の唇にそっと触れる。
「ねぇ、朝も……抱いていい?」
囁かれた声に、胸が跳ねる。
「もちろん……」
欲情を帯びた唇が、首筋に落ちてきた。
「あなたが好き……」
そうつぶやいた瞬間、彼の腕が私を強く抱きしめた。
この朝が、ずっと続けばいい。
そう願いながら、私は彼にすべてを委ねた。
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