243 / 457
おこぼれ話105 読書感想文の巻
しおりを挟む
夏休みの宿題において定番的な存在である「読書感想文」。
僕の通っていた小学校ではこれが4年と5年の夏休み、計2回しかなかった。伝統的に4年と5年しかやらないのか、たまたまあの2年間だけしかうちの学校では取り入れなかったのか。前者だとしたら学年が中途半端すぎるし(3・4年とか5・6年とかってキリよくやるはずでは?という意味で)、後者だとしたらあの年に4・5年以外の学年で感想文があったという話を聞いたことがない。
僕の小学校での感想文の形式は一般的な作文とはちょっと違い、絵日記形式で読んだ本で印象的なシーンのイラストと、あらすじ、感想を書くというものだ。
ここからは僕の感想文を紹介していこう。
4年生の時は「かいけつゾロリきょうふのちょうとっきゅう」で感想文を書いた。
ゾロリはいつも図書室で借りて読んでいるため書店で買ったことはないが、この時は感想文のために母が本を買ってきてくれた。カバーには指で温めるとキャラクターの絵が出てくるという仕掛けがついていたのが印象的だった。
この本で印象的だったのは作中のキーアイテムである毎月限定3個の駅弁「しあわせたまてばこ」。米から肉、デザートまでさまざまなジャンルのメニューがつまった3段重ねの弁当で、一目見るや否や自分も食べてみたいと思い「いつか商品化してくれないかな」と思ったものだ。
そのしあわせたまてばこにとりつかれた僕はそれをイラストに描くことに。しかしスペースの問題で1段目を描くことが精いっぱいであった。自分としてはどうしてもあのうまそうな弁当を全部描きたいと思い、絵を消して小さめに書き直して何とか3段すべて描こうと試みたが、母から「1段目だけのままにして、文章で”2段目と3段目が気になる方はぜひ本を読んでみてください”と書くのは?」と提案され、イラストは1段目だけにしてその旨の文を描き加えることにした。
ちなみにこのきょうふのちょうとっきゅうで感想文を書いた子はクラスに僕以外にも2~3人いた。やっぱりゾロリは小学生のバイブルだ。
5年生の時は「豆しば グリーンピーしばとアラバマの隕石」で感想文を書いた。
この時は「トラウマの本棚」で書いたトラウマが継続中で人に本を進めるのは至難の業。感想文を書くのはもってのほかであった。だがこれは義務教育。みんなでやること。自分だけ特別扱いなんてない。書かねばならない。
じゃあ何で書こうかとなった時、夏休み後半ぐらいまで粘って探し当てたのがこの本だ。
当時人気だった(今でも現役だけど)キャラクター、豆しばの本で、いろんな豆知識を紹介してくれる本だ。
このシリーズは3冊目で、僕は前2冊も読んでいる。豆しばならクラスでも男女問わず人気あるしバカにはされないと思いこの本にした。
この本の豆知識はどれも僕の好奇心をくすぐるものだったが、最も気に入った豆知識は「最近の調査でエベレストの高さが2メートル高くなった」というもの。印象的だったシーンをかく欄では迷わずこの部分を書いた。
ちなみに「スライダーで滑り降りてく夏の終わり」の回で書いたいとことプールに行った際、叔父に自慢げにそのことを話したが叔父は「6年ぐらい前にニュースで観て知っていた」のこと。「これそんなに有名な話だったんか…」とちょっとショックであった。
ちなみにこの本の発行から10年たった2020年の調査では8848.86 mという結果も出ておりエベレストの高さは年々変わっているという説も唱えられている。話すと長くなるので気になる方は各自で調べていただきたい。
僕の通っていた小学校ではこれが4年と5年の夏休み、計2回しかなかった。伝統的に4年と5年しかやらないのか、たまたまあの2年間だけしかうちの学校では取り入れなかったのか。前者だとしたら学年が中途半端すぎるし(3・4年とか5・6年とかってキリよくやるはずでは?という意味で)、後者だとしたらあの年に4・5年以外の学年で感想文があったという話を聞いたことがない。
僕の小学校での感想文の形式は一般的な作文とはちょっと違い、絵日記形式で読んだ本で印象的なシーンのイラストと、あらすじ、感想を書くというものだ。
ここからは僕の感想文を紹介していこう。
4年生の時は「かいけつゾロリきょうふのちょうとっきゅう」で感想文を書いた。
ゾロリはいつも図書室で借りて読んでいるため書店で買ったことはないが、この時は感想文のために母が本を買ってきてくれた。カバーには指で温めるとキャラクターの絵が出てくるという仕掛けがついていたのが印象的だった。
この本で印象的だったのは作中のキーアイテムである毎月限定3個の駅弁「しあわせたまてばこ」。米から肉、デザートまでさまざまなジャンルのメニューがつまった3段重ねの弁当で、一目見るや否や自分も食べてみたいと思い「いつか商品化してくれないかな」と思ったものだ。
そのしあわせたまてばこにとりつかれた僕はそれをイラストに描くことに。しかしスペースの問題で1段目を描くことが精いっぱいであった。自分としてはどうしてもあのうまそうな弁当を全部描きたいと思い、絵を消して小さめに書き直して何とか3段すべて描こうと試みたが、母から「1段目だけのままにして、文章で”2段目と3段目が気になる方はぜひ本を読んでみてください”と書くのは?」と提案され、イラストは1段目だけにしてその旨の文を描き加えることにした。
ちなみにこのきょうふのちょうとっきゅうで感想文を書いた子はクラスに僕以外にも2~3人いた。やっぱりゾロリは小学生のバイブルだ。
5年生の時は「豆しば グリーンピーしばとアラバマの隕石」で感想文を書いた。
この時は「トラウマの本棚」で書いたトラウマが継続中で人に本を進めるのは至難の業。感想文を書くのはもってのほかであった。だがこれは義務教育。みんなでやること。自分だけ特別扱いなんてない。書かねばならない。
じゃあ何で書こうかとなった時、夏休み後半ぐらいまで粘って探し当てたのがこの本だ。
当時人気だった(今でも現役だけど)キャラクター、豆しばの本で、いろんな豆知識を紹介してくれる本だ。
このシリーズは3冊目で、僕は前2冊も読んでいる。豆しばならクラスでも男女問わず人気あるしバカにはされないと思いこの本にした。
この本の豆知識はどれも僕の好奇心をくすぐるものだったが、最も気に入った豆知識は「最近の調査でエベレストの高さが2メートル高くなった」というもの。印象的だったシーンをかく欄では迷わずこの部分を書いた。
ちなみに「スライダーで滑り降りてく夏の終わり」の回で書いたいとことプールに行った際、叔父に自慢げにそのことを話したが叔父は「6年ぐらい前にニュースで観て知っていた」のこと。「これそんなに有名な話だったんか…」とちょっとショックであった。
ちなみにこの本の発行から10年たった2020年の調査では8848.86 mという結果も出ておりエベレストの高さは年々変わっているという説も唱えられている。話すと長くなるので気になる方は各自で調べていただきたい。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる