レイヤリオンハルカ!

一刀星リョーマ

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第2話 ヴィラン学校に現る!?

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こんにちは!浦山ハルカです!
突然現れたレイヤ王国のリアさんからコスプレの力でヴィランと戦うレイヤリオンに選ばれて、イベント会場に現れたインボッチと戦うことになって…でもネガポファインの力で無事インボッチを倒して家族と会場のみんなを守ることができました!
…でもレイヤブレスのこととかまだまだ謎だらけなことも多くて…

…というわけでイベントから帰ってきたその日の夜レイヤブレスでリアさんに聞いてみました!
「リアさん!このレイヤブレスって通信機以外にどんな役割を持ってるんですか?」
「あ!あの時は急な時だったから詳しい説明がまだでしたね…それでは通信以外でのこのブレスの機能をご説明しましょう!!
その1!衣装の呼び出し!ブレスは一度パフュームをふりかけた衣装を呼び出すことができます!出先でヴィランに出くわした時や、途中で衣装を変えたくなった時には丸い部分をタップすれば好きな衣装を選ぶことができますよ!」
「どれどれ…あっ!本当に選択画面になった!まだネガポファインだけだけど…」
「今後どんなヴィランが出てくるかもわかりませんからいろんな相手に対抗できるよう後で他の衣装にもふりかけておくといいでしょう…
続いてその2!残りエネルギーの確認!今日はエネルギー切れになることはありませんでしたが、衣装ごとにエネルギーがあり、時間経過やダメージ、技の使用などによりエネルギーを消費します。その残り量がブレスの丸い部分に表示されるのです!ちなみにエネルギーは時間経過で徐々に回復するほか、パフュームでも回復でき、ヴィランを倒した時に出る光のエネルギー”レイヤルギー”でも回復できますよ!」
「そうだったんですね…今回は運が良かったというべきか…これからの戦いはエネルギーにも気をつけないと…」
「ではその3!ヴィラン図鑑!今まで戦ったヴィランのデータを見ることができます!早速タップしてヴィラン図鑑を開いてみてください!」
「えーと…あった!今日戦ったインボッチ初期型のデータが載っている!」
「今後同タイプのヴィランに遭遇した際の参考にしてくださいね。さらに近くにヴィランが出現した際に出現場所をお知らせするマップ機能や出現したヴィランのデータをすぐに確認できるスキャン機能もありますよ!スキャンはブレスの横のボタンを押してくださいね!」
「いろいろ教えてくださりありがとうございます!

そして翌日、私は戦いの疲れが残るなか、学校へ…これからこういう日々が続くかと思うと…でもヴィランからこの世界とみんなを守れるのは私だけ。かわりはいないからしっかりとがんばらないと…
「おはようございま…」
「ヒーローが来たぞ!」「おお~!ヒーロー様のご降臨だ~!」
「ひ…ヒーロー!?もしかしてみんな昨日のことを…」
「あたぼうよ!昨日の晩からネットニュースとかでも大バズりだぜ!さらにホレ!」
「…え…?”ハルカちゃん見事怪物撃破。大パニックイベント会場を救う。礼矢小にニューヒロイン誕生”」
クラスメイトの男子が指さした先にあったのは、掲示板に貼られた「礼矢れいや小新聞号外」。そこには私がネガポファインとして戦ってる写真がデカデカと載ってました…
「も、もしかしてこれ亀子さんが…」
「イエス!この亀子ちひろ、我が盟友浦山ハルカの偉大なる功績を全校に伝えるべくこの号外を全学年全12教室に貼らせていただきました!」
「…てことは今頃ゆあの教室でも…」

…まさしくその通り、時を同じくしてゆあのクラスである2年1組では…
「ゆあ!スゲーなお前の姉ちゃん!!」「エクスターのトレンドにも入ってたしな!」「今度姉ちゃんのサインお願いできるか!?」
ゆあ「…昨日の姉ちゃんはカッコよかったけどここまで持ち上げられると恥ずかしいな…ねえちゃんも今頃同じこと思ってるかな…?」

…とゆーワケで場面を戻して5年1組の教室。
「さ、さすがにこんなにでかでかとやられるのは恥ずかしいかな…」
「そんなに照れるなって!この写真メチャクチャかっこいいよ!ボクは昨日のイベントには参加しなかったからSNSの動画で知ったけど、ナイスファイトだったよハルカちゃん!」
「アブくん…」
…私に素敵な言葉をかけてくれたこの人は「アブくん」こと小久保ヤスタケくん。彼もレイヤーなんです…!
それに頭も運動神経もよい絵に描いたような完璧人間で小道具作りが得意で私のコスプレ用の小道具もいくつか作ってくれたり…家族ぐるみの付き合いなんです!
ちなみに「アブ」というのは彼のコスプレネーム…早い話がレイヤーとしての芸名です!
「恥ずかしがることないよ!キミはヒーローなんだから!」
「あ…ありがとう…」
「お~っ!おふたりさんいいムードになってんじゃないか~!」「よっ!ご両人!」
「や、やめてってそっちのほうが恥ずかしい」
「ボクもこれこそやりすぎな気が…」
「キ~ッ!!浦山さん何いいムードになってくれてんのよ!!アブくんは私のものになるんですからね!」
「ボ、ボクたちはそんなつもりじゃ…ただ友達として…」
…私に嫉妬しているこの人は安川たまきさん。社長令嬢で将来はアブくんをお婿さんとして迎え入れようと勝手に結婚準備をしているようです…アブくんと仲の良い私を勝手に恋のライバルとしてとらえているようです…別に私はそんな気じゃ…アブくんはただの友達で…
「はい!皆さん!大騒ぎはそれぐらいにして朝の会始めますよ~!」
「ヤバっ!先生きましたわ!着席!」
「安川さん!あなた日直でしょ!?黒板の前にきなさい!」
「しまった…」
「あ~あ、これじゃあ”とにかくハジかく安川”だなwwwそんなんじゃアブくんはゲットできないぞ~www」
「やかましいわね新庄!」
…新庄くんは一言多いクラスのお調子者男子。北海道出身です。
先生「…では朝の会を始める前に…浦山さん!昨日はよくやってくれました!!」
「せ、先生からも!?」
「昨日の怪物相手の大活躍!!先生は教え子として誇らしいです!!」
「やっぱクラスのヒーローだぜ!」「すごいぞ浦山!!」

…とゆーワケでクラスをあげて私をたたえてくれた後、その後は平和にいつも通りの学校生活が続きました。
しかし3時間目が始まる直前…
「えーっと、次の授業は理科で1階の理科室に移動か…」
ブーッ!ブーッ!
「あっ!ブレスが鳴ってる!もしかして…」
ブレスのマップ機能を開くとその出現場所は…
「学校のグラウンド!?確かゆあ3・4時間目はグラウンドで体育って言ってたような…ヤバい!すぐ行かなきゃ!!その前にコスプレ!…一応人目のつかないところで…」
とゆーワケで移動した私はさっそくブレスの呼び出し機能を起動…
「よし!今回もネガポファインで…ってまだこれしか登録してないけど…よし!ここは変身ヒロインっぽく返信の掛け声を…レイヤチェーンジ!!」
衣装を呼び出した瞬間、私の全身は光に包まれました…しかし…
「あれ?衣装が装着されない!」
「ハルカさん…これはあくまでも変身ではなくコスプレですから自動で変身はしませんよ!体を叩いて装着するのです!」
「リアさん!?突然の通信からご説明ありがとうございました…でも早めに説明してもらいたかったです…」
「ごめんなさいね私も忘れっぽくて…」
さあ、気を取り直して胴体、腕、脚…体のあちこちをリズミカルにたたいて衣装装着!メイクもばっちりで戦闘準備オッケー!!
「ネガポファイン!スターリングレイヤリオンハルカ!!さあ、ヴィラン退治に行くわよ!」

その頃、グラウンドでは…
ゆあ「ショータ!今日のサッカーは負けないぞ!」
「フッ、ゆあくん…果たして礼矢小の三苫薫と呼ばれるこの苫前ショータ様の華麗なドリブルを止められるかな?」
「ドリブルは一人前だけどシュートはいっつもクロスバー直撃だけどなwww」
「何を言うミキト!お前だってシュート全然防げてないじゃねーか!!」
ズズズズズ…
ショータ「な、なんだアレ!?ブラックホール!?…そういや昨日のゆあのねーちゃんのニュースで似たようなの見たような…」
ゆあ「そうだよ!あのブラックホールから昨日のバケモンが出てきたんだ!!みんな逃げろ!」
「ガウッ!」「ガウッ!」
「ワーッ!」「キャーッ!」「あっちいけバケモン!」
ショータ「!?あちこちからブラックホール!それぞれから次々出てきている!ちっこいサメのモンスターだ!なんかのゲームに出てくる奴に似てないか!?」
ミキト「そういや昨日のバケモンもインボッチに似てたし…アイツって確か…」
そして私、ハルカはグラウンドへ…
「一足遅かったか…みんなパニックになっている…しかも今回はたくさん!?あのサメは確かゲーム”プラネッツプロトン”の…早速ブレスのスキャン機能だ!」
「スナジロザメ 砂の惑星に生息するサメ。地面を潜って泳ぐように移動する、攻撃はかみつきのみで一体あたりの攻撃、防御力は低いが群れて攻撃してくるので非常に厄介」
私もあのゲームは1作目だけでも30週ぐらいしたわ!ゲームの中じゃアイツを数えきれないぐらい倒してきてるのよ!今回のヴィランは楽勝ね!さあ、戦闘開始よ!」

とゆーワケでネガポファインこと浦山ハルカ、大地に立つ!
「そこまでよよこしまなサメ軍団!」
ショータ「あ、あれってゆあ、お前の…」
ミキト「姉ちゃんだよな紛れもなく…」
「根は明るい希望の使者・ネガポファイン!さあ、ここからは私に任せてみんなは安全なところへ!」
そしていよいよ戦闘開始!
「ガウッ!」「ガウッ!」「ガウッ!」
「数で勝負ならまとめてこれよ!ファインピンキーサンダー!」
「ガウッ~!!」
ファインピンキーサンダーはピンクの雷を起こす複数の敵に同時攻撃可能な技である!名前はサンダーだけど実態は光属性の技なのだ!だから地面系の敵にも効くんだなこりゃ。
ショータ「スゲー!あっという間にサメ野郎どもをイチコロだ!」
ゆあ「カッコいいぜ姉ちゃん!」
「当然よ!!」
「ガウッ!」「ガウッ!」
「わっ!地面から!まだまだいるみたいね…でもまとめて片付けてあげる!」

一方その頃、ハルカたち5-1の授業の場である理科室では…
先生「ハルカさん…まだ来ませんね…何やってるのでしょうか…」
アブ「あっ!みんな、グラウンドを見て!」
理科室の窓から見えるグラウンド…5-1の生徒たちは戦うハルカの様子を発見!
「ハルカ!?昨日と同じネガポファインの格好をして…サメのモンスターと戦ってる!?」
「お~っと!こりゃこの亀子ちひろのカメラが黙っちゃおりません!!新聞部としての責務があります!!今すぐグラウンドへ!」
「ちょっと亀子さん!授業中ですよ!」

舞台は戻ってハルカ戦闘中のグラウンド。
「ガウッ!」ガウッ!」
「もう80体ぐらいは倒したわよ!?どんだけいんのよアンタたち!え~いこうなったら…ファインストロボーム!!」
ピカッ!!
「ガ~ウッ!!」
「決まった~!説明しよう!ファインストロボームとは、周囲の広範囲の敵にダメージを与えるネガポファインの大技である!戦闘員クラスの敵なら瞬殺だ~!」
「か、亀子さん!?授業中でしょ!?」
ゆあ「そういう姉ちゃんだって…」
亀子「…どうやら今のが最後だったようです!レイヤリオンハルカ!昨日に引き続きまたまた大勝利を…」
ズズズズ…
ゆあ「またブラックホールだ!!」
ハルカ「えっ!?ウソでしょ!?」
ドシン!
「ガァーウッ!!」
ゆあ「さっきよりでかいサメだ!」
「アイツは確か強化版の…」
「スナジロヤング スナジロザメの成長体。攻撃は相変わらずかみつきのみだが、攻撃・防御面で強化されている」
ドスドスドス…
ゆあ「追いかけてくるぞ!」
「ちょっとでっかくなったとはいえゲーム内ではそこまで強くない敵よ!くらえ!ストロボーム!」
ピカッ!
「ガアアア…」
「体力がある分ストロボームだけでは倒せないけど確実に弱っている!トドメよ!ファインピンキーサンダー!!」
「ガアアアウッ!!」
シュウウウウ…
亀子「…今度こそやりました!私思わず見入ってしまってて実況忘れてしまいました…レイヤリオンハルカ!今日も勝利です!」
ゆあ「よくやったぜ姉ちゃん!」
「ありがとう!」「カッコよかったよ!」「つよ~い!!」
「えへへ…それほどでも…」
「ハルカちゃん!サインちょうだい!」「ボクも!!」「私も!」
「わっ!サインを求められるなんて…オッケー!昼休みに5-1の教室に来てね!!みんなにサービスしちゃう!」
「サービスの前にあなたには授業がありますよね…」
「せ、先生!?」
「ハルカさん、グラウンドとみんなを守ってくれたことは感謝しますが、授業中に勝手に抜け出すのは禁止です!でもこれだけ頑張ってくれたのですからお説教は免除しましょう。次からはかってに抜け出さないことです!」
「わ、わかりましたすみません…」
亀子「我らのニューヒロイン、レイヤリオンハルカ!お説教を免除されました!先生も認めるスーパーヒロインだ~!」
「亀子さん…あなたは別です…あなたにはしっかりお説教タイムですよ!!」
「ひぃ~っ!!ごめんなさ~い!!」
…何はともあれ今日も地球とみんなを守ったレイヤリオンハルカ!次回も頑張れ!!
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