ULTIMATE〜season39(2206)E.O.D 不発の憎しみ

〓Mr.鷹党〓

文字の大きさ
14 / 24
ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ

ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ 第13話

しおりを挟む
主要登場人物一覧
嶹津舜(23)…10代目主人公 警衛庁 3類職員(嘱託)
耀阪榮臣(24)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
夢丸奎大(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
高梨樹李(26)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 1等隊士
冴浪透也(26)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
佐塚真弥(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
松石海翔(22)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
吉瀬淳也(27)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
来島琉季弥(45)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官補佐 2等士官
今西遙駕(46)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官 1等士官
藤浦恭介(45)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
栗坂啓二(38)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
千景将(51)…警衛庁 公安科 統括官兼 別働隊長 1等幹士
関口智也(28)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊所属  隊士長
河木涼(25)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊所属  隊士長
奥木奨真(45)…警衛庁 幕僚官房室 理事官 2等将士
幸崎晃平(43)…警衛庁 公安科 科長 3等将士
菊池謙祐(44)…警衛庁 幕僚総監付き秘書官  2等士官
泉井皓太(43)…警衛庁 幕僚総監付き秘書官2等士官
鳥島信孝(57)…警衛庁 14代目 幕僚総監

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「関口さん。これ」
そう言われ河木に手渡されたのはパソコンだった。
「十条か、」
関口が言うと河木は軽く頷いた。
「恐らく、彼らは十条駐屯地を標的にしているのでは?」
「理由は?」
「十条駐屯地の近くにいるってのもそうですけど、何より警衛隊へのダメージを考えれば市ヶ谷か十条になりませんか?」
「そうだな。」
関口が言うとパソコンの画面を見ていた河木がその場に立ち上がった。
「十条前で止まりました。これは黒ですね」
「待て、」
「はい?このまま早急に十条に向かいましょう。我々のL1(本拠地)がやられる前に。」
「待て。成功させねば公安科の目標は未達成になる。潜入は失敗に終わるということだ」
「ですが、十条がやられば警衛隊の情報を乗っとたようなもんです。もしこの情報が他国にでも漏洩されればどうなるかわかるでしょう?」
「お前の言い分も分かる。」
「なら、」
「しかし、公安科の目標としてきた事も潰したくはない。」
そう言うと関口はその場に立ち上がった。
「すぐに十条に、戦闘職種部隊の配置だ。」
「特殊科か陸上科になるでしょうね。」
「特殊科を動かすにはそれなりの手順を踏まないとだしな」
関口が話していると、幕僚官房室 主任審査官の 大森 1等将士が部屋に入ってきた。
「公安科にお前らを行かせた理由をまさか忘れたとは言わせねーぞ?」
そう言いながら大森は関口を睨みつけながらその場に腰掛けた。
「その事で1つ、相談がありまして、確か、大森 1等将士は、去年まで特殊科の理事官をされてましたよね?」
「それがなんだ?」
「この男、知ってますか。黒須真という男です」
そう言うと関口は黒須真の男の写真を机の上に置いた。
「この男か、」
そう言うと大森は黒須真の写真を手に取った。
「見たことあるよ。特殊科に彼の殺害要請が上からおりてくるかもって2年前ぐらいだっけかな?ちょっとした騒ぎが起きてたんだよ。」
そう言うと大森は河木が持っていたiPadを強引に奪った。
「黒須真は以前から国家の国力を下げるには十条駐屯地を襲撃するしか無いと考えていたらしく、かつては天湾との合同作戦も目論んでいたからな」
「なんで、そんな十条にこだわるんすかね」
関口が言うと河木が口を開けた。
「情報保全隊が常設化される前、十条駐屯地には、防衛政策局と内閣情報調査室の一部が駐屯地施設内に入っていたんです。十条を潰せば、日本は秒で倒れるでしょう。」
「さっすが、幹部目指してるだけあるな。」
関口が言うと大森が口を開けた。
「んで、なんだっけ?話は」
「陸上科及び特殊科の部隊を十条に派遣し、臨戦態勢に備えたいと考ています」
関口が言うと大森は軽く頷いた。
「陸上科は何とか動かせるだろう。時間はかかるだろうが。だが、特殊科は無理ゲーに近いな」
「どうしてですか?」
河木が聞いた。
「特殊科への出動要請権を持ってるのは警衛隊には誰もいないんだ。防衛省に危機管理対策司令室ってのがあってそこが特殊科部隊の指揮権を持ってるんだ。だから俺がどーこー動かすとかそんなのは不可能だ。」
「そんな、」
関口が言うと大森はスマホを手に持った。
「陸衛中央連隊が動いてくれるだろう。連隊長に今から連絡してみるよ。あそこだったら特殊科上がりの連中が何人もいるからな。特殊科並に動ける隊員がごろごろ転がってるって訳だ」
「わかりました」
関口が言うと大森はそのまま部屋を後にした。
「どうします?」
河木に聞かれ関口は軽くため息を吐いた。
「陸衛か。血気盛んだからな。揉め事だらけになりそうだ」
そう呟くと関口も部屋を後にした。
その頃
嶹津らは十条駐屯地近くの廃ビルにいた。
「んで、おっさん。名前そろそろ教えて貰ってもいいんじゃねーか?そんな渋ることねーだろ?」
そう言いながら嶹津は煙草を加えた。
「名前か、黒須真という。」
「嘘、なんか作った感満載な名前だな。」
「そうか?笑 ま、偽名っちゃ偽名だからな」
「だろうな笑 本名は?」
「言わねーよ。」
「んだよ。クソつまんねーおっさんだな。」
「そんな事より、作戦立てていこうや。明日の夜に決行なんだから。もう時間もねーぞ」
「そうだな。つか、最終目標とかなんかあんのか?」
「そうだな。十条駐屯地の指揮系統は全てロックダウンさせたいな」
「マジかよ笑」
「できないと思ったろ?」
「うん」
「俺ならできるんだよ。それが」
「本当かよ。つかなんでそこまで十条にこだわんだよ。」
「情報保全隊の本部があるからだ。国防のデータは全て情報保全隊が管理してる。そこを潰しデータを手に入れる。」
「んで、そのデータどうすんの?」
「売るんだよ。隣国に。天湾とかまぁ色々あるだろ?」
「金にするって訳か?」
「その通りだ。兆は超えるんじゃねーのかな?俺の想像は」
「カイエン何台買えんだよ笑 それ」
「お前、車好きなんか?」
「え?まぁ、高校の頃、よく無免でポリと鬼ごしてたぐらいだからな。」
そう言いながら嶹津は加えていた煙草をその場に吐き捨てた。
「やるなら、とことんやろーな。それが俺の流儀だからよ」
黒須真に言われ嶹津は軽く目をつぶった。
「どうした?」
「あ?あーなんもねーよ。そうだな。とことんやろうか。」
そう言うと嶹津は軽く笑った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

(完)百合短編集 

南條 綾
恋愛
ジャンルは沢山の百合小説の短編集を沢山入れました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

処理中です...