ULTIMATE〜SHADOW 対峙する群僚(2203)E.O.D 不発の憎しみ

〓Mr.鷹党〓

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ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ

ULTIMATE〜E.O.D 不発の憎しみ 第16話

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主要登場人物一覧
嶹津舜(20)…10代目主人公 警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等隊士
耀阪榮臣(21)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等隊士
夢丸奎大(19)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等隊士
高梨樹李(23)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
冴浪透也(23)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等隊士
関口智也(25)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 1等隊士
吉瀬淳也(24)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 隊士長
来島琉季弥(42)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊 管理官 2等士官
今西遙駕(43)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 第1機動小隊長 士官長
末崎駕李(31)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 3等士官
藤浦恭介(42)…警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
尾浦祥暉(36)…警衛庁 自衛科 方面隊統括本部 東部方面隊専任統括官 1等隊尉
近村泰翔(46)…警衛庁 自衛科 方面隊統括本部 東部方面隊専任統括官 2等幹士
伊村零也(38)…警衛庁 警務大隊 首席監察部 東部方面隊 統括監察員 2等士官
飛松晃聖(31)…警衛庁 警務大隊 首席監察部 東部方面隊 統括監察員 3等士官
田嶋昌暢(48)…警衛庁 警務大隊 首席監察官 2等将士
脇坂康誠(38)…警衛庁 警務大隊 刑事課 第1小隊 主任 1等士官
聖藤黎汰(38)…警衛庁 警務大隊 刑事課 第1小隊所属 2等士官
栗坂啓二(35)…警衛庁 警務大隊 刑事課 第1小隊所属 3等士官
千景将(48)…警衛庁 公安科 統括官兼 別働隊長 2等幹士
登梨昌磨(42)… 警衛庁 公安科 国家危機管理対策部隊 別働隊所属 2等士官
奥木奨真(42)…警衛庁 幕僚官房室 理事官補佐 1等幹士
菊池謙祐(41)…警衛庁 陸上科 陸上中央司令総隊 所属 2等士官
泉井皓太(40)…警衛庁 陸上科 陸上中央司令総隊 所属 2等士官
聖藤淳倖(58)…警衛庁 幕僚官房室 情報保全隊 隊長 3等将士
崇地彪眞(50)…警衛庁 副 幕僚総監 
鳥島信孝(54)…警衛庁 14代目 幕僚総監
瀏 黎曖秦(20)…対日武闘派戦線 ELUリーダー
倉北來人(36)…対日武闘派戦線 ELU メンバー

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
会議室に集められた嶹津らを目の前に脇坂は軽く目をつぶりながら立ち上がった。
「これらを証拠として、」
そう言いながら脇坂は軽く咳払いをした。
「あの、」
脇坂に言われ軽く目をつぶっていた男が立ち上がった。
「え?あー、こっからは俺の仕切りってわけね。」
そう言うと男はその場に立ち上がった。
「警衛庁 行政人事院の松芝と言います。」
「その行政人事なんちゃらって?」
嶹津は横にいた夢丸に聞いた。
「さぁー、」
夢丸が言うと松芝は眼鏡をかけ直しながら口を開けた。
「今仰った、嶹津さんですか?あなたみたいに分からないという人もいるだろうと思うので簡単に説明しますね」
「あの野郎、地獄耳だぜ」
嶹津が言うと松芝はゆっくりと話し始めた。
「簡単に言えば、警衛隊の人事を決めれる第三者委員会みたいなものだ。ですよね?」
脇坂が言うと松芝は少し戸惑いながら頷いた。
「そ、そうですね。はい」

「シビリアンコントロールってやつで警衛隊の人事の決定権を防衛省、警衛隊以外で決めれる第三者委員会ってのがあるんだ。なお、その行政人事院の構成メンバーは文民出身者である事が条件とされてる。そんなところで説明はいいすか?」
脇坂が言うと松芝はもう一度頷いた。
「早く本題に行きましょう。こちらとしても時間ないので」
「わかりました」
松芝が言うと脇坂は部屋の電気を消した。
「あ、電気消さなくても大丈夫ですよ。もう終わりますから。」
「そ、そうですか」
そう言うと脇坂は電気をつけた。
「今回、警務隊の方から提出されました情報をもとに、行政人事院として捜査を進めようとした最中に、昨夜の事件が勃発しました。あの事件は何も知らされていなかった幕僚官房室所属の隊員が殺されました。そして捜査の結果、警衛隊の装備品が積まれた車両に乗車していたと思われ、その車両は現在も行方不明との事。その車両の捜索はこのまま進めていくとして、」
松芝が話していると会議室に1人の隊員が慌ただしく入ってきた。
「し、失礼します」
「おい、今、会議中なのわかるだろ?」
脇坂が怒鳴ると隊員は汗を拭いながらiPadを脇坂に渡し耳打ちを始めた。
「それは本当なのか?」
脇坂が聞くと隊員は軽く頷いた。
「その情報が広がる前に記者会見の準備だ。早くしろ」
「は、はい」
隊員が立ち去ると松芝は脇坂に目をやった。
「何かありましたか?」
「私はここで離脱させて頂きます。」
脇坂が言うと関口が声を上げた。
「どうしました?」
松芝が大声で聞くと横にいた吉瀬が関口の持っていたiPadを盗み見した。
「お、おいまじかよ」
吉瀬が言うと松芝は持っていたスマホをに目線を落とした。
「え、こんなのやばいじゃん。バレたら」
嶹津が言うと松芝は急いで会議室から出ていった。
松芝は、そのまま崇地の居場所を突き止めるために、脇坂に連絡を入れた。
「はい脇坂です。なんですか?」
「今すぐに警衛庁を完全封鎖してください。」
「完全封鎖?どうして?」
「崇地 副 幕僚総監を表に出さないでください。そのためです」
「いや、でも俺にそんな権限ないですよ。わかるでしょ?俺もあくまで一般の警衛官なんです」
「そこを何とかするのがあなたの仕事でしょ?とにかく封鎖してください。理由は後で何でも言えるでしょ。今、崇地さんを出しそのまま行方が分からないなんて事が起きればどうなるか想像つくでしょう?」
「まさか、東亜の連中はまだ潜んでると?国内に」
「その可能性も考えられます。東亜共和国が日本との警衛隊装備品に関する横流しを受けたことを公表した事、そしてその続きに日本との国交を切ること。警衛隊装備品の横流しを指揮していたのが崇地さんだとすれば、東亜共和国からしたら何とかして崇地さんを見つけたいはず。そうは考えれませんか?」
「何となくわかる気がします」
「とにかく早くしてください」
そう言うと松芝は電話を切った。
電話を切ると脇坂はすぐに警衛庁舎出口に向かって走り出した。
「お前ら、封鎖しろ。今すぐに門を閉めろ」
脇坂が叫ぶと門番についていた警務隊員らが互いに目を合わせあった。
その時だった、叫ぶ脇坂の横を1台のセダンが通り過ぎて行った。
「崇地、崇地が乗ってるぞ。今すぐにその車を止めろ」
脇坂が叫ぶと警務隊員らはようやく何かに気づいたのか車を止めた。
「ありがとうございます」
そう言いながら息を軽く整えると脇坂は運転手に向かって駆け寄った。
「刑事課の脇坂です。今、お時間ありますか?」
「なんだ?こっちは急いでいるんだ」
運転手が言うと後部座席にいた崇地が窓を開けた。
「残念だったな。目の前で逃がす事になって笑」
「崇地さん。」
「東亜が出した情報見たよ。速報で。私の名前も出されてたな。顔つきで。もう終わりだよ。」
「じゃあ今すぐに謝罪会見を、マスコミを今集めてるところですから」
「私にはもうそれが出来ない」
「なんでなんすか?おかしいっすよ?言ってること。なんで?」
「私はある計画の為に動いている。その計画を行う上で東亜共和国とは今まで国交を結んでいた。だが公安が動いたことによって、公にされる前に私は東亜共和国とは距離を置くことを考えた。だが東亜共和国は私との面談を望んでる。」
「面談?」
「そうだ。今から行くんだよ。東亜共和国に。邪魔をしないでくれよ。な?」
そう言うと崇地は窓を閉めた。
それを見て運転手はゆっくりと車を発進させた。
「何が国のためだよ。待てよ。待てって」
そう叫び走り出そうとした脇坂を周りにいた警務隊員らは急いで脇坂を取り押さえた。
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