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ULTIMATE〜日本防衛戦線

ULTIMATE〜日本防衛戦線第13話

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主要登場人物一覧
大石慶敬(28)…4代目主人公 国家保安庁専従特攻班第3分隊長
豊島敦也(28)…国家保安庁専従特攻班第3分隊副隊長
新屋智輝(28)…国家保安庁専従特攻班第3分隊主任
中将一郎(19)…国家保安庁専従特攻班第3分隊所属
梶唯我(19)…国家保安庁専従特攻班第3分隊所属
原快真(19)…国家保安庁専従特攻班第3分隊所属
甲賀彪馬(28)…国家保安庁専従特攻班第4分隊所属
日野悠矢(37)…国家保安庁専従特攻班第4分隊所属
達司蓮(46)…国家保安庁専従特攻班司令官補佐
武隈紀久(47)…国家保安庁専従特攻班長
柴崎冬弥(31)…国家保安庁専従特攻班第2分隊所属
滝藤誠弥(35)…国家保安庁専従特攻班第1分隊所属
初芝泰樹(63)…国家保安庁長官
睦月陸(51)…国家保安庁専従特攻班司令官
金条泰雅(21)…国家保安庁専従特攻班第5分隊所属
…………………………………………………………………
「おい待てって。どういう事だよ?」
長官室を出るなり甲賀が怒鳴りつけた。
「何がだよ?」
大石が聞いた。
「いや、お前、爆弾投下の作戦のるんだろ?」
「あー。誰かがやらねーと駄目だからな。」
大石が言うと甲賀は大石の胸ぐらを掴んだ。
「おい目覚ませよ。前のお前だったら絶対にこんなことしねーぞ。豊島と新屋が死んでからお前変わったよ。」
「前と一緒だ。何も変わらん。この国を守りたいという意思だけは変わらず持ってる。」
「そしたらなぜ?このまま投下してみろ。たちまち国際的な日本の立場は悪化するぞ。それに無差別に関係ない人も殺す作戦だぞ?お前どうかしてるって」
「どうもしてねーよ。」
「じゃあお前、豊島と新屋が死んだの。どう思ってんだ?両方お前の部隊からだろ?」
「無念に思ってる。俺が指揮官でありながら殉職者を出したことには…」
「このまま作戦に参加するんだったらお前とは絶好だ。そんな奴だとは思わなかった」
そう言うと甲賀はそのままその場から去っていった。
「綺麗事だけで済ませれるほど国防は簡単じゃねーんだよ」
そう呟くと大石もまたその場から去っていった。
その後、大石は参謀部と共に作戦についての詳しい会議をいくつか重ねていった。
その後は、戦闘機の操縦訓練過程を受け作戦に向けて着々と準備を重ねていった。

数日後
ある男の自宅のもとにスーツを着た男たちが集まっていた。
「これより執行を開始する」
1人の男の言葉で男たちは一斉に自宅を包囲した。
「なんすか?」
インターホンで呼び出された自宅の住人はねむそうな目を擦りながら言った。
「幕僚監部の者だ。命令規定反逆罪の容疑で総監本部まで出頭願いたい」
「は?なんのことだよ」
「抵抗するならこのまま逮捕となるが」
「わかったよ。行くよ」
数時間後1人の男が幕僚監部によって命令規定反逆罪の容疑で検挙された。
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