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ULTIMATE〜日本防衛戦線
ULTIMATE〜日本防衛戦線第13話
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登場人物一覧
大石慶敬(19)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
豊島敦也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
新津雄也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛操縦科候補生
新屋智輝(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
甲賀彪馬(20)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
永井大介(41)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属教官
森中唯人(53)…国家保安庁特殊空衛教育隊長
……………………………………………………………
数日後に卒隊を控えた候補生らは最終査閲と呼ばれる試験を控えていた。
「最終査閲がもうすぐ始まる。機動科では、盾を常備してでの集団行動、飛行物体からの降下及び飛行物体から飛行物体への降下移りなどをやっていく。日本防衛最後の砦である事を忘れず最終査閲に望んで欲しい」
朝礼で永井が言うと候補生らは敬礼した。
朝礼が終わるとその後は最終査閲まで訓練などは無く実質自由時間となる。この自由時間で候補生らは個人個人でこれまでの訓練のやり直したりするなど体に染み込ませれるようにした。
そんな中、大石は教育隊舎内に設置されている殉職者墓誌の前にいた。
新津の名前が刻み込まれているのを大石はずっと見ていた。
「仲間思いなのはいい事だな」
ふと後ろから声をかけられ大石は直ぐに振り向いた。
「永井教官、お疲れ様です」
「楽にしろ。どうだ?試験の準備は」
「新津の事を忘れられなくて、あいつ自殺したんですよ。目の前で自殺されたの初めてで俺に何かできなかったのかなって。仲間なのに何も助けられなかった。悩んでいる奴の側に立つのってそんなに難しいことなんですか?」
「難しいだろう。お前は機動科の候補生だろ?操縦科に対しての知識は皆無だ。その状態で相談にのられても何も変わらん。むしろ腹立つかもしれんな。知らないくせにって。」
「そうっすよね……」
「でもな、お前は人よりも仲間思いな奴って事は充分伝わった。誰よりも他人を大事にする。他人の事を優先する。それがお前の弱点でもありお前の強みであると俺は思う。豊島を見てみろ笑言ったら悪いが新津の自殺を目の前で見ても試験準備に必死だ笑普通はそんなもんだ。自分が可愛いもんだよ。でもお前は違う。俺はそんな人にこの国を守って欲しいと思う。自己を犠牲にし他人を守るのに必死になれる奴に俺は守って欲しい。有事の時は先頭に立って守ってくれるような奴にな。だが今のお前にはただ人思いなだけだ。自己を犠牲にして他人を守るにはそれなりに知識が居る。じゃねーと自己はもちろん他人にも犠牲を及ばせてしまうからな。そのためにも最終査閲の対策はしっかりやっとけ。一瞬だけでいい、仲間の事を忘れて自分の事に必死になれ。お前は必ず空衛団隊員になれる素質がある。必ず受かれよ。そして死ぬな。仲間の自殺を目の前で見たお前なら命の尊さはだれよりもわかっているはずだ。絶対に死ぬなよ。何かあっても、もがきもがきもがいてでも生き抜くことに必死になれ」
そう言うと永井は墓誌に敬礼しその場から立ち去って行った。
それから数日間、大石はこれまでに行ってきた機動科の訓練を一通り再現してみた。
大石が苦手としていたロープ降下は速さと正確さが求められ空衛団隊員である以上、操縦班 機動班関係なく求められる能力である。
ロープ降下の練習は建物の屋上から何度も行った。
普通の任務で命綱は使わないという事もあり最終査閲でも命綱は使わないらしい。
「おーここにいたか。」
豊島が声をかけてきた。
「おー。つか命綱無しで降下は怖ぇーよな」
「そうか?俺は高所恐怖症とかじゃねーからな笑命綱があろうと無かろうとあんま変わんねーな。つか命綱あったら邪魔じゃね?なんかロープ何本もあって絡まりやすいっていうか」
「落ちたら死ぬぞ?この高さ。」
「最終査閲の時はなんか下にマットでも敷くだろ。」
そう言うと豊島は降下用ロープをベルトにつけた。
「手本見してやるよ。見とけよ」
「おん」
ニヤリと笑うと豊島は一気に下に降下して行った。
「な?俺上手いだろ?こんな感じでやるんだよ。」
「ほぉー」
「おいいつまで見下ろしてんだ?やれって」
「まじかよ」
そう言うと大石は降下用ロープをベルトにつけた。
「たっけぇー」
そうつぶやくと大石は一気に降下して行った。
次の瞬間、強風が大石を襲った。
「は?まじかよ」
下から見ていた豊島は吊るされた大石を見て急いでスマホを片耳に近づけた。
「あっ機動科所属の候補生です。救助お願いします。降下に失敗して吊るされてて場所は、第3教育隊舎です」
豊島から連絡を受け教官らは急いで救助道具を持って第3教育隊舎に向かった。
大石慶敬(19)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
豊島敦也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
新津雄也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛操縦科候補生
新屋智輝(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
甲賀彪馬(20)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
永井大介(41)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属教官
森中唯人(53)…国家保安庁特殊空衛教育隊長
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数日後に卒隊を控えた候補生らは最終査閲と呼ばれる試験を控えていた。
「最終査閲がもうすぐ始まる。機動科では、盾を常備してでの集団行動、飛行物体からの降下及び飛行物体から飛行物体への降下移りなどをやっていく。日本防衛最後の砦である事を忘れず最終査閲に望んで欲しい」
朝礼で永井が言うと候補生らは敬礼した。
朝礼が終わるとその後は最終査閲まで訓練などは無く実質自由時間となる。この自由時間で候補生らは個人個人でこれまでの訓練のやり直したりするなど体に染み込ませれるようにした。
そんな中、大石は教育隊舎内に設置されている殉職者墓誌の前にいた。
新津の名前が刻み込まれているのを大石はずっと見ていた。
「仲間思いなのはいい事だな」
ふと後ろから声をかけられ大石は直ぐに振り向いた。
「永井教官、お疲れ様です」
「楽にしろ。どうだ?試験の準備は」
「新津の事を忘れられなくて、あいつ自殺したんですよ。目の前で自殺されたの初めてで俺に何かできなかったのかなって。仲間なのに何も助けられなかった。悩んでいる奴の側に立つのってそんなに難しいことなんですか?」
「難しいだろう。お前は機動科の候補生だろ?操縦科に対しての知識は皆無だ。その状態で相談にのられても何も変わらん。むしろ腹立つかもしれんな。知らないくせにって。」
「そうっすよね……」
「でもな、お前は人よりも仲間思いな奴って事は充分伝わった。誰よりも他人を大事にする。他人の事を優先する。それがお前の弱点でもありお前の強みであると俺は思う。豊島を見てみろ笑言ったら悪いが新津の自殺を目の前で見ても試験準備に必死だ笑普通はそんなもんだ。自分が可愛いもんだよ。でもお前は違う。俺はそんな人にこの国を守って欲しいと思う。自己を犠牲にし他人を守るのに必死になれる奴に俺は守って欲しい。有事の時は先頭に立って守ってくれるような奴にな。だが今のお前にはただ人思いなだけだ。自己を犠牲にして他人を守るにはそれなりに知識が居る。じゃねーと自己はもちろん他人にも犠牲を及ばせてしまうからな。そのためにも最終査閲の対策はしっかりやっとけ。一瞬だけでいい、仲間の事を忘れて自分の事に必死になれ。お前は必ず空衛団隊員になれる素質がある。必ず受かれよ。そして死ぬな。仲間の自殺を目の前で見たお前なら命の尊さはだれよりもわかっているはずだ。絶対に死ぬなよ。何かあっても、もがきもがきもがいてでも生き抜くことに必死になれ」
そう言うと永井は墓誌に敬礼しその場から立ち去って行った。
それから数日間、大石はこれまでに行ってきた機動科の訓練を一通り再現してみた。
大石が苦手としていたロープ降下は速さと正確さが求められ空衛団隊員である以上、操縦班 機動班関係なく求められる能力である。
ロープ降下の練習は建物の屋上から何度も行った。
普通の任務で命綱は使わないという事もあり最終査閲でも命綱は使わないらしい。
「おーここにいたか。」
豊島が声をかけてきた。
「おー。つか命綱無しで降下は怖ぇーよな」
「そうか?俺は高所恐怖症とかじゃねーからな笑命綱があろうと無かろうとあんま変わんねーな。つか命綱あったら邪魔じゃね?なんかロープ何本もあって絡まりやすいっていうか」
「落ちたら死ぬぞ?この高さ。」
「最終査閲の時はなんか下にマットでも敷くだろ。」
そう言うと豊島は降下用ロープをベルトにつけた。
「手本見してやるよ。見とけよ」
「おん」
ニヤリと笑うと豊島は一気に下に降下して行った。
「な?俺上手いだろ?こんな感じでやるんだよ。」
「ほぉー」
「おいいつまで見下ろしてんだ?やれって」
「まじかよ」
そう言うと大石は降下用ロープをベルトにつけた。
「たっけぇー」
そうつぶやくと大石は一気に降下して行った。
次の瞬間、強風が大石を襲った。
「は?まじかよ」
下から見ていた豊島は吊るされた大石を見て急いでスマホを片耳に近づけた。
「あっ機動科所属の候補生です。救助お願いします。降下に失敗して吊るされてて場所は、第3教育隊舎です」
豊島から連絡を受け教官らは急いで救助道具を持って第3教育隊舎に向かった。
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