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ULTIMATE〜日本防衛戦線
ULTIMATE〜日本防衛戦線第14話
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登場人物一覧
大石慶敬(19)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
豊島敦也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
新津雄也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛操縦科候補生
新屋智輝(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
甲賀彪馬(20)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
永井大介(41)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属教官
森中唯人(53)…国家保安庁特殊空衛教育隊長
……………………………………………………………
「ただ今より最終査閲を実施する。現在時刻0900。機動科候補生はフル装備の上、第1グラウンドにて整列せよ」
放送がなり終えた瞬間、機動科候補生らは急いで装備を装着し盾を持つとそのまま第1グラウンドまで走り出した。
最終査閲の日、空は明るく時折、涼しい風が吹いていた。
まず最初に行われたのは、集まったフル装備の機動科候補生と飛行服に着替えた操縦科候補生らを目の前に教育隊長の森中が最終査閲に向けての言葉をかけた。
「これまで行ってきた訓練の成果を遺憾無く発揮してください。我々は日本防衛の最前線であり有事の際には日本防衛戦線である事を忘れないでください。先頭に立ち、国民、そしてこの日本国家を守っていく。これが我々の使命です。これを忘れず最終査閲に合格されたらしっかりと自分の任務を全うしてください」
そう言うと森中は候補生らに一礼し後ろに下がった。
「これより、最終査閲に入る。気合い入れてけー」
副教育隊長が怒鳴ると機動科担当教官、操縦科担当教官がそれぞれやってきた。
その後、機動科は第1グラウンドに残り、まず最初の査閲に挑む。
暴徒化したデモを想定した訓練だ。
火炎瓶や、石、銃弾など危険物が次々と投げられていく中、機動科候補生らは少しずつ前進し、制圧のタイミングを見計らった。
この際、少しでも波長がズレるとそこから一気に崩れていってしまい、殉職事案になりかねない。そのためにも、息を整えながら慎重に接近して行った。
次に行われたのは、火災を想定した建物からの人命救助訓練だ。
この火災建造物救急想定訓練は、地震などの災害が起きた際に消防の職務補佐として行う事を想定した訓練で、有毒物質などを想定し、ガスボンベをつけ突入する。
この他にも、銃刀制圧訓練、大型車両事故救出訓練など空の有事の際の訓練とは関係の無い基本保安訓練というものを行った。
基本保安訓練は、空衛団機動班に限らずどの国家保安庁部隊も行う。
基本保安訓練の実施は義務付けられていて、国家保安庁所属の正式隊員になると半年に必ず最低でも3回は部隊揃ってでの訓練に参加しなければならない。
年に数回、国家保安庁考案の基本保安訓練を警察、消防と合同で行うこともあり、その際は警察上層部、消防上層部なども見に来る。
ここでもし失敗でもすれば国保の立ち位置は一気に下がってしまう。それを防ぐためにも国家保安庁上層部は定期的に基本保安訓練の実施を義務付けしているのだ。
1日目の基本保安訓練を終えると候補生らは2日目に行われる総合格闘訓練に向けて準備を行った。
総合格闘訓練は、狂気を持った犯人を素手で倒す事を想定した訓練である。
柔道、ボクシングを混ぜた国保流の柔術で、1~10までの段階がありそれを順番にしていく。
総合格闘訓練の査閲の時だった、1人の機動科候補生がいきなり腹を抱え倒れた。
教官はすぐに倒れた候補生のもとに駆け寄った。
「大丈夫か?おい。しっかりしろ」
「中止、中止、総員、査閲を一時中断する。」
「おい、どうした?」
そう言いながら教官は倒れた候補生の腹に目をやった。
そこから赤い液体が漏れだしていた。
「……どういう事だ?」
そう言いながら教官は倒れた候補生の目の前にたっていた候補生に目をやった。
教官と目があった候補生はポケットに手をやりながら目をキョロキョロとさせた。
「何をしている?ポケットから手を出せ」
「無、無理です」
「早く出せ」
教官が怒鳴ったその時、候補生はその場から走り出した。
「おい、どこに行くんだ?」
教官らは急いで候補生を追いかけた。
「おい、待て」
数人の教官らはひたすら候補生を追いかけ続けた。
そんな中、機動科の最終査閲は一時中断となり、機動科候補生には、寮での待機が命じられた。
腹部を刺され出血していた候補生はその後、息を引き取った。
大石慶敬(19)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
豊島敦也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
新津雄也(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛操縦科候補生
新屋智輝(19)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
甲賀彪馬(20)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属 空衛機動科候補生
永井大介(41)…国家保安庁特殊空衛教育隊所属教官
森中唯人(53)…国家保安庁特殊空衛教育隊長
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「ただ今より最終査閲を実施する。現在時刻0900。機動科候補生はフル装備の上、第1グラウンドにて整列せよ」
放送がなり終えた瞬間、機動科候補生らは急いで装備を装着し盾を持つとそのまま第1グラウンドまで走り出した。
最終査閲の日、空は明るく時折、涼しい風が吹いていた。
まず最初に行われたのは、集まったフル装備の機動科候補生と飛行服に着替えた操縦科候補生らを目の前に教育隊長の森中が最終査閲に向けての言葉をかけた。
「これまで行ってきた訓練の成果を遺憾無く発揮してください。我々は日本防衛の最前線であり有事の際には日本防衛戦線である事を忘れないでください。先頭に立ち、国民、そしてこの日本国家を守っていく。これが我々の使命です。これを忘れず最終査閲に合格されたらしっかりと自分の任務を全うしてください」
そう言うと森中は候補生らに一礼し後ろに下がった。
「これより、最終査閲に入る。気合い入れてけー」
副教育隊長が怒鳴ると機動科担当教官、操縦科担当教官がそれぞれやってきた。
その後、機動科は第1グラウンドに残り、まず最初の査閲に挑む。
暴徒化したデモを想定した訓練だ。
火炎瓶や、石、銃弾など危険物が次々と投げられていく中、機動科候補生らは少しずつ前進し、制圧のタイミングを見計らった。
この際、少しでも波長がズレるとそこから一気に崩れていってしまい、殉職事案になりかねない。そのためにも、息を整えながら慎重に接近して行った。
次に行われたのは、火災を想定した建物からの人命救助訓練だ。
この火災建造物救急想定訓練は、地震などの災害が起きた際に消防の職務補佐として行う事を想定した訓練で、有毒物質などを想定し、ガスボンベをつけ突入する。
この他にも、銃刀制圧訓練、大型車両事故救出訓練など空の有事の際の訓練とは関係の無い基本保安訓練というものを行った。
基本保安訓練は、空衛団機動班に限らずどの国家保安庁部隊も行う。
基本保安訓練の実施は義務付けられていて、国家保安庁所属の正式隊員になると半年に必ず最低でも3回は部隊揃ってでの訓練に参加しなければならない。
年に数回、国家保安庁考案の基本保安訓練を警察、消防と合同で行うこともあり、その際は警察上層部、消防上層部なども見に来る。
ここでもし失敗でもすれば国保の立ち位置は一気に下がってしまう。それを防ぐためにも国家保安庁上層部は定期的に基本保安訓練の実施を義務付けしているのだ。
1日目の基本保安訓練を終えると候補生らは2日目に行われる総合格闘訓練に向けて準備を行った。
総合格闘訓練は、狂気を持った犯人を素手で倒す事を想定した訓練である。
柔道、ボクシングを混ぜた国保流の柔術で、1~10までの段階がありそれを順番にしていく。
総合格闘訓練の査閲の時だった、1人の機動科候補生がいきなり腹を抱え倒れた。
教官はすぐに倒れた候補生のもとに駆け寄った。
「大丈夫か?おい。しっかりしろ」
「中止、中止、総員、査閲を一時中断する。」
「おい、どうした?」
そう言いながら教官は倒れた候補生の腹に目をやった。
そこから赤い液体が漏れだしていた。
「……どういう事だ?」
そう言いながら教官は倒れた候補生の目の前にたっていた候補生に目をやった。
教官と目があった候補生はポケットに手をやりながら目をキョロキョロとさせた。
「何をしている?ポケットから手を出せ」
「無、無理です」
「早く出せ」
教官が怒鳴ったその時、候補生はその場から走り出した。
「おい、どこに行くんだ?」
教官らは急いで候補生を追いかけた。
「おい、待て」
数人の教官らはひたすら候補生を追いかけ続けた。
そんな中、機動科の最終査閲は一時中断となり、機動科候補生には、寮での待機が命じられた。
腹部を刺され出血していた候補生はその後、息を引き取った。
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