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ULTIMATE 〜国防最前線
ULTIMATE 〜国防最前線第6話
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主要登場人物一覧
望月輝人(26)…3代目主人公 近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
片倉陵(21)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
河内慶六(23)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松山和也(21)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松浦風雅(33)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班主任
水島慶太(30)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
赤木龍一(47)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班班長
藤原克巳(30)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
三島和志(50)…近畿方面隊長
岸田正龍(38)…国家保安庁地方方面隊統括官
長内貴也(66)…国家保安庁初代長官
……………………………………………………………
「中島、行く気じゃねーよな?冗談じゃねーぞ。こいつらこんな事言って俺らを殺すつもりだぜ?」
仲間の男に言われ中島は静かに返答した。
「そんな事は無いよ。この人(赤木)、殺すならとっくに俺らはもう殺られてるよ。精神的にも肉体的にも経済的にもきつい毎日だ。このまま生活できるようには俺は思えん」
そう言うと中島は後ろを振り返った。
「中島どうだ?こっちに来ないか?一時的な訓練を受けてもらいその後、正式に隊員として採用してやる。フリーターから一気に国家公務員だ。こんな美味しい話はねーだろ」
そう言うと赤木はその場でしゃがんだ。
「早く答え出せ。もうすぐ撤退命令が出る。いつまでもここにいる訳では無い。」
赤木が言うと中島は赤木に頭を下げた。
「お願いします。俺らろくに飯も食えない。風呂も入れてない。このまま長続きする訳は無い事ぐらいわかってますから」
「冗談じゃねーよ。俺は行かねーぞ」
「目を覚ませよ。このままどうしよって言うんだよ。このまま武装していても国からは犯罪者、テロリストとしてただ追われるだけだぞ。何のために俺らは武装したんだ?国を守るためなんじゃないのか?それだったら国保に行っても同じ事だろ?」
中島はメンバーの説得を行った。
「俺も、推薦で警衛に行った身だ。クソみたいな人生とおさらばさせてくれたのが長内だった。」
赤木が言うと中島はその場で土下座した。
「頼みます。俺らを入れてください」
「いいだろう。ついてこい」
赤木に言われ中島達は赤木について行った。
その後、撤退命令が発令され隊員達は近畿方面隊へ帰る事となった。
戦闘時間 5時間36分。死傷者24名
基地に帰ると赤木は早速、中島達への身分などを確認するための事情聴取を行った。
中島佑紀弥 元警衛官
睦月陸 元警衛官
瀬尾達也 元警衛官
全員が前職警衛官という事もあり適正試験などは1発で合格した。
その後1ヶ月間、赤木は3人に基地内にある住居を与えた。
そして1ヶ月後、赤木はある男に3人の育成要請を行った。
「悪ぃな。いきなり電話かけて」
「いや、全然いいっすよ。赤木さんからの頼み事なら何でも聞きますから」
「水崎、お前に頼みたい事があってな。中島覚えてるか?」
「もちろん」
「中島を確保した。そして他2人も確保した。民兵だった野郎だ。これから半年間、その3人の育成を頼みたい。」
「な、何言ってるんすか?そんなのバレたら…」
「懲戒免職だろうな。なんせ上には通してないからな」
「そんなのやばいっすよ。」
「大丈夫だ。今お前が受け持ってる教育隊あるだろ?そこに入れたれ。口実は1期から来たって感じだ。」
「でも……」
「心配すんな。なんかあったら全て俺が責任を取る。あー後、彼らの実力だがな。卒隊試験どれもAレベルだ。簡単だろ?そいつらを育成するだけだ。」
「まーそうですけど…」
「じゃあ頼んだぞ。明日の朝、彼らをヘリで送る。」
そう言うと赤木は電話を切った。
望月輝人(26)…3代目主人公 近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
片倉陵(21)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
河内慶六(23)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松山和也(21)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松浦風雅(33)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班主任
水島慶太(30)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
赤木龍一(47)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班班長
藤原克巳(30)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
三島和志(50)…近畿方面隊長
岸田正龍(38)…国家保安庁地方方面隊統括官
長内貴也(66)…国家保安庁初代長官
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「中島、行く気じゃねーよな?冗談じゃねーぞ。こいつらこんな事言って俺らを殺すつもりだぜ?」
仲間の男に言われ中島は静かに返答した。
「そんな事は無いよ。この人(赤木)、殺すならとっくに俺らはもう殺られてるよ。精神的にも肉体的にも経済的にもきつい毎日だ。このまま生活できるようには俺は思えん」
そう言うと中島は後ろを振り返った。
「中島どうだ?こっちに来ないか?一時的な訓練を受けてもらいその後、正式に隊員として採用してやる。フリーターから一気に国家公務員だ。こんな美味しい話はねーだろ」
そう言うと赤木はその場でしゃがんだ。
「早く答え出せ。もうすぐ撤退命令が出る。いつまでもここにいる訳では無い。」
赤木が言うと中島は赤木に頭を下げた。
「お願いします。俺らろくに飯も食えない。風呂も入れてない。このまま長続きする訳は無い事ぐらいわかってますから」
「冗談じゃねーよ。俺は行かねーぞ」
「目を覚ませよ。このままどうしよって言うんだよ。このまま武装していても国からは犯罪者、テロリストとしてただ追われるだけだぞ。何のために俺らは武装したんだ?国を守るためなんじゃないのか?それだったら国保に行っても同じ事だろ?」
中島はメンバーの説得を行った。
「俺も、推薦で警衛に行った身だ。クソみたいな人生とおさらばさせてくれたのが長内だった。」
赤木が言うと中島はその場で土下座した。
「頼みます。俺らを入れてください」
「いいだろう。ついてこい」
赤木に言われ中島達は赤木について行った。
その後、撤退命令が発令され隊員達は近畿方面隊へ帰る事となった。
戦闘時間 5時間36分。死傷者24名
基地に帰ると赤木は早速、中島達への身分などを確認するための事情聴取を行った。
中島佑紀弥 元警衛官
睦月陸 元警衛官
瀬尾達也 元警衛官
全員が前職警衛官という事もあり適正試験などは1発で合格した。
その後1ヶ月間、赤木は3人に基地内にある住居を与えた。
そして1ヶ月後、赤木はある男に3人の育成要請を行った。
「悪ぃな。いきなり電話かけて」
「いや、全然いいっすよ。赤木さんからの頼み事なら何でも聞きますから」
「水崎、お前に頼みたい事があってな。中島覚えてるか?」
「もちろん」
「中島を確保した。そして他2人も確保した。民兵だった野郎だ。これから半年間、その3人の育成を頼みたい。」
「な、何言ってるんすか?そんなのバレたら…」
「懲戒免職だろうな。なんせ上には通してないからな」
「そんなのやばいっすよ。」
「大丈夫だ。今お前が受け持ってる教育隊あるだろ?そこに入れたれ。口実は1期から来たって感じだ。」
「でも……」
「心配すんな。なんかあったら全て俺が責任を取る。あー後、彼らの実力だがな。卒隊試験どれもAレベルだ。簡単だろ?そいつらを育成するだけだ。」
「まーそうですけど…」
「じゃあ頼んだぞ。明日の朝、彼らをヘリで送る。」
そう言うと赤木は電話を切った。
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