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甲府駐屯地 奪還作戦 奪還編
ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第10話
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主要登場人物一覧
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「現在時刻2000。時刻規制大丈夫か?」
「はい」
「よし現在時刻をもって、甲府駐屯地へ部隊展開を実施する。」
そう怒鳴ると西はその場で目をつぶった。
「既に多くの殉職隊員が甲府駐屯地で出てると聞く。まずはこの場で黙祷しこれからの作戦に向かう。総員その場で黙祷」
西が言うとその場にいた隊員らは目をつぶった。
約2分間の黙祷が終わると西は沖矢に目をやった。
「現場指揮はお前だ。やれるか?」
「もちろんです。」
「なら後は頼んだよ。予定通り2030にここを離陸する。そのつもりで行動させろ。必ず生きてここに帰還させるんだ。それを肝に銘じろ。わかったな?」
そう言いながら西は会議室を後にした。
「作戦は伝えた通りだ。5つのポイントで編成した小隊を降ろす。その降ろされたポイントをクリアしたらその場で警戒監視を続けながら待機だ。全てのポイントがクリアされれば2つの小隊をその場に残し他はそのまま名古屋駐屯地へと帰還する。これまでに質問は?」
沖矢が言うと隊員らはその場で返事した。
「よし。なら行けるな。行くぞ」
そう怒鳴ると沖矢は防弾ヘルメットを手に持ちながら会議室を後にした。
午後8時30分
西らを乗せたヘリは甲府駐屯地へ向けて離陸した。
午後9時00分
甲府駐屯地上空に着くと西は静かに手を挙げた。
それを見て隊員らは銃を構えた。
「生存者がいるのはあそこの隊舎で間違いないようです」
そう言いながら沖矢はとある隊舎を指さした。
「暗くて分かりずらいな。そろそろ降ろしていくか?」
「いきますか」
沖矢が言うと西は頷きながらドアを開けた。
数秒後、西は降下の手信号である腕を上下に動かした。
それを見て18人の隊員は一斉に降下を始めた。
「夜間だから有利か不利かわかりやすいからな。」
西が言うと沖矢は敬礼した。
「自分もこのまま降下します。」
「任せたぞ。必ず生きて帰ってこいよ」
「はい。」
返事すると沖矢はそのままその場で降下準備を始めた。
その後、沖矢が降下し終えるとヘリは次のポイントに向けて動き出した。
「あ?なんか見えるぞ。」
銃を構えながら走る沖矢達を見て清塚が言った。
「来てくれたか。こっちからも何人か出した方がいいな。」
生島が言うと真城と清塚がすぐに挙手した。
「いけるか?」
生島が聞くと真城は返事した。
「大丈夫です。8人ぐらい出して貰えますか?」
「10人で行けるのか?」
「行けますよ。多分、向こうも同じ人数ぐらいでしょうし、20人弱でいけると思います。」
「そうか。わかった。」
生島が言うと真城は清塚と共に数人の隊員を引連れ隊舎を出発した。
「前方人影」
隊舎から出てきた真城らを見て沖矢が怒鳴った。
「あー俺ら同業っす。」
そう言うと清塚は自分の身分証を沖矢に向かって投げつけた。
沖矢は身分証を見終えるとその場で拾い上げた。
「身分証を投げるな。それも警務隊員なんかに。」
「え?警務隊?」
「この腕章が目に入らんのか?」
「あ、ほんまだ笑 すいません」
「補佐してくれるのか?」
「はい。自分ら陸上科です。市街地戦闘は我々の得意分野ですので何とかなるかと」
「そうか。なら行こうか」
沖矢が言うと真城らは沖矢率いる小隊に合流した。
「つか全員、警務隊すか?みんな腕章つけてるけど」
清塚が言うと沖矢はすぐに返答した。
「ほとんどが警務隊だ。通常部隊は出払ってるからな。ここまで追い込まれてるんだ。」
沖矢が言うと清塚は軽く頷いた。
「なるほどっす」
そう言いながら清塚は目を凝らした。
「あ、見えた。見えた。あそこの隊舎が奴らの拠点の可能性高めです」
清塚が言うと沖矢は清塚の指さす隊舎に目をやった。
「あれか?小隊はこのままあの隊舎に突入するぞ」
「了解」
沖矢らはその場で銃を構えると隊舎に向かって走り出した。
次の瞬間、隊舎から数人のガスマスクをつけた男たちが出てきた。
男たちは沖矢らを見るとすぐに乱射した。
「下がるな。撃つんだ。前に進め」
そう怒鳴りながら沖矢は速度を落とさず走り続けた。
男たちを倒すとそのまま隊舎の中へと入っていった。
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「現在時刻2000。時刻規制大丈夫か?」
「はい」
「よし現在時刻をもって、甲府駐屯地へ部隊展開を実施する。」
そう怒鳴ると西はその場で目をつぶった。
「既に多くの殉職隊員が甲府駐屯地で出てると聞く。まずはこの場で黙祷しこれからの作戦に向かう。総員その場で黙祷」
西が言うとその場にいた隊員らは目をつぶった。
約2分間の黙祷が終わると西は沖矢に目をやった。
「現場指揮はお前だ。やれるか?」
「もちろんです。」
「なら後は頼んだよ。予定通り2030にここを離陸する。そのつもりで行動させろ。必ず生きてここに帰還させるんだ。それを肝に銘じろ。わかったな?」
そう言いながら西は会議室を後にした。
「作戦は伝えた通りだ。5つのポイントで編成した小隊を降ろす。その降ろされたポイントをクリアしたらその場で警戒監視を続けながら待機だ。全てのポイントがクリアされれば2つの小隊をその場に残し他はそのまま名古屋駐屯地へと帰還する。これまでに質問は?」
沖矢が言うと隊員らはその場で返事した。
「よし。なら行けるな。行くぞ」
そう怒鳴ると沖矢は防弾ヘルメットを手に持ちながら会議室を後にした。
午後8時30分
西らを乗せたヘリは甲府駐屯地へ向けて離陸した。
午後9時00分
甲府駐屯地上空に着くと西は静かに手を挙げた。
それを見て隊員らは銃を構えた。
「生存者がいるのはあそこの隊舎で間違いないようです」
そう言いながら沖矢はとある隊舎を指さした。
「暗くて分かりずらいな。そろそろ降ろしていくか?」
「いきますか」
沖矢が言うと西は頷きながらドアを開けた。
数秒後、西は降下の手信号である腕を上下に動かした。
それを見て18人の隊員は一斉に降下を始めた。
「夜間だから有利か不利かわかりやすいからな。」
西が言うと沖矢は敬礼した。
「自分もこのまま降下します。」
「任せたぞ。必ず生きて帰ってこいよ」
「はい。」
返事すると沖矢はそのままその場で降下準備を始めた。
その後、沖矢が降下し終えるとヘリは次のポイントに向けて動き出した。
「あ?なんか見えるぞ。」
銃を構えながら走る沖矢達を見て清塚が言った。
「来てくれたか。こっちからも何人か出した方がいいな。」
生島が言うと真城と清塚がすぐに挙手した。
「いけるか?」
生島が聞くと真城は返事した。
「大丈夫です。8人ぐらい出して貰えますか?」
「10人で行けるのか?」
「行けますよ。多分、向こうも同じ人数ぐらいでしょうし、20人弱でいけると思います。」
「そうか。わかった。」
生島が言うと真城は清塚と共に数人の隊員を引連れ隊舎を出発した。
「前方人影」
隊舎から出てきた真城らを見て沖矢が怒鳴った。
「あー俺ら同業っす。」
そう言うと清塚は自分の身分証を沖矢に向かって投げつけた。
沖矢は身分証を見終えるとその場で拾い上げた。
「身分証を投げるな。それも警務隊員なんかに。」
「え?警務隊?」
「この腕章が目に入らんのか?」
「あ、ほんまだ笑 すいません」
「補佐してくれるのか?」
「はい。自分ら陸上科です。市街地戦闘は我々の得意分野ですので何とかなるかと」
「そうか。なら行こうか」
沖矢が言うと真城らは沖矢率いる小隊に合流した。
「つか全員、警務隊すか?みんな腕章つけてるけど」
清塚が言うと沖矢はすぐに返答した。
「ほとんどが警務隊だ。通常部隊は出払ってるからな。ここまで追い込まれてるんだ。」
沖矢が言うと清塚は軽く頷いた。
「なるほどっす」
そう言いながら清塚は目を凝らした。
「あ、見えた。見えた。あそこの隊舎が奴らの拠点の可能性高めです」
清塚が言うと沖矢は清塚の指さす隊舎に目をやった。
「あれか?小隊はこのままあの隊舎に突入するぞ」
「了解」
沖矢らはその場で銃を構えると隊舎に向かって走り出した。
次の瞬間、隊舎から数人のガスマスクをつけた男たちが出てきた。
男たちは沖矢らを見るとすぐに乱射した。
「下がるな。撃つんだ。前に進め」
そう怒鳴りながら沖矢は速度を落とさず走り続けた。
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