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全方面隊同時発令 隊員救出作戦 編
ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第15話
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主要登場人物一覧
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「了解しました」
電話を切ると航空科隊員の1人が機内から体を出した。
「お、おい大丈夫か?」
横にいた先輩隊員に言われ隊員は静かに頷いた。
「さっき、本部から連絡が。その伝達に行きます。」
「かなり荒れてんだろ?現場。ここからでもわかるぞ。お前、新婚だろ?下手な真似して嫁さん泣かせる気か?」
「航空科でこれほどじゃないすけと訓練やるでしょ?戦闘訓練。それを思えば行けますよ」
「市街地戦闘を馬鹿みたいにやってる連中が苦戦してんだぞ?そんな楽に見ねー方がいい気がするけど」
「大丈夫っすよ。んなの」
そう言うと隊員はヘリから飛び出し相模のもとに駆け寄った。
その頃
相模は腕と足に被弾しており少し動きが鈍くなっていた。
「相模、今のうちだぞ。こっから出るぞ」
一織が怒鳴ると相模は横に落ちていた担架に沖矢を乗せた。
「後こいつぐらいだろ?他に生存者は?全員ヘリの中か?」
一織が聞いた。
「もう大丈夫なはずだ。後ここに残ってるのは全員、衛生科でも死亡判定だろ。」
そう言いながら相模はヘリの中にいる隊員らに目をやった。その時だった、ある光景が目に入った。
「清塚を捨てるんすか?まだ息吹き返す可能性もあるかも知れないじゃないすか」
「これは決定事項だ。逆らうな」
上官に怒鳴られてる真城の姿があった。
「同期だからな、辛いよな、、、」
そう呟くと相模は軽く俯いた。
「感染者はどこに乗せた?」
西は相模を見るなり聞いた。
「感染者か?感染者はこの辺に居た奴だろ?そいつらならあのヘリに乗せたけど。パイロットにもガスマスクをつけさせた。」
そう言うと相模は遠くに止まってるヘリを指さしながら言った。
「感染者は未知数だ。それだけかは分からない。」
西が言うと相模は一瞬にして表情を変えた。
「どういうことだ?」
「V-2は不特定多数のところに散らされた恐れがある。この隊舎の爆発により生じた爆風でV-2は各地に振りまかれたという事だ。今感染者を載せてるヘリがあるだろ?そのヘリは化学科部隊による除染活動が行われそれが終わるまでの間、使う事は不可能だ。お前現場指揮官だろ?それをしっかりと伝えてくれ」
そう言うと西はそのまま近くのヘリに乗り込んだ。
「感染者が未知数?そんなことあんのか?」
相模は近くにいた一織に声をかけた。
「未知数?」
「さっきあの警務の野郎が言ってんだよ。」
「なんで警務が?」
「知らねーけど。それより感染者が未知数だって。このまま名古屋駐屯地に行っても被害が増えるだけだ。」
「じゃあどうするんだ?」
「警衛隊病院が1番近いところでどこだ?」
「大阪だな」
「そこに行くぞ。」
「まじで言ってんのか?」
「なんか変か?」
「いや本部は了承しねーだろ。方面隊挟んでだろ?流石にまずいんじゃ」
「そもそも中部方面隊内に病院が無いのがおかしいんだよ。」
「東京にあるけどな。病院。」
「けどあそこ、幹部病院だろ?俺ら一般隊員が行き来しにくい場所だろ。医官も全員、3等隊尉以上で気使うのだりーじゃんかよ」
「まーそうだな。」
「とにかく大阪に向けて離陸させろ。後で俺が説明してやるからよ」
「わかった」
そう言うと一織は無線機を口に近づけた。
「あの、この機全て大阪に向かわせるのですか?」
同僚から話を聞いた仲原はすぐに詳細を相模に聞いた。
「そのつもりだ。このまま駐屯地に帰っても感染者が増えるだけだ。なんかあるか?」
「い、いや。その、」
「なんだ?」
「本部にはいつ報告を?」
「まだしねーよ。止められるのはわかってんだから。」
「無断での他方面隊への部隊行動作戦移動は規約違反です。」
「そんな事わかってんだよ。緊急に規則なんぞ関係ねーからな」
そう言うと相模は一織に声をかけた。
「行けるか?そろそろ」
「連絡は終わった。後は近畿方面隊への連絡ルートの確保ぐらいだ」
「んなの後ででいいだろ。」
そう呟くと相模は近くのヘリに入った。
午後9時
相模らを乗せたヘリは大阪にある警衛隊病院に向け離陸した。
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
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「了解しました」
電話を切ると航空科隊員の1人が機内から体を出した。
「お、おい大丈夫か?」
横にいた先輩隊員に言われ隊員は静かに頷いた。
「さっき、本部から連絡が。その伝達に行きます。」
「かなり荒れてんだろ?現場。ここからでもわかるぞ。お前、新婚だろ?下手な真似して嫁さん泣かせる気か?」
「航空科でこれほどじゃないすけと訓練やるでしょ?戦闘訓練。それを思えば行けますよ」
「市街地戦闘を馬鹿みたいにやってる連中が苦戦してんだぞ?そんな楽に見ねー方がいい気がするけど」
「大丈夫っすよ。んなの」
そう言うと隊員はヘリから飛び出し相模のもとに駆け寄った。
その頃
相模は腕と足に被弾しており少し動きが鈍くなっていた。
「相模、今のうちだぞ。こっから出るぞ」
一織が怒鳴ると相模は横に落ちていた担架に沖矢を乗せた。
「後こいつぐらいだろ?他に生存者は?全員ヘリの中か?」
一織が聞いた。
「もう大丈夫なはずだ。後ここに残ってるのは全員、衛生科でも死亡判定だろ。」
そう言いながら相模はヘリの中にいる隊員らに目をやった。その時だった、ある光景が目に入った。
「清塚を捨てるんすか?まだ息吹き返す可能性もあるかも知れないじゃないすか」
「これは決定事項だ。逆らうな」
上官に怒鳴られてる真城の姿があった。
「同期だからな、辛いよな、、、」
そう呟くと相模は軽く俯いた。
「感染者はどこに乗せた?」
西は相模を見るなり聞いた。
「感染者か?感染者はこの辺に居た奴だろ?そいつらならあのヘリに乗せたけど。パイロットにもガスマスクをつけさせた。」
そう言うと相模は遠くに止まってるヘリを指さしながら言った。
「感染者は未知数だ。それだけかは分からない。」
西が言うと相模は一瞬にして表情を変えた。
「どういうことだ?」
「V-2は不特定多数のところに散らされた恐れがある。この隊舎の爆発により生じた爆風でV-2は各地に振りまかれたという事だ。今感染者を載せてるヘリがあるだろ?そのヘリは化学科部隊による除染活動が行われそれが終わるまでの間、使う事は不可能だ。お前現場指揮官だろ?それをしっかりと伝えてくれ」
そう言うと西はそのまま近くのヘリに乗り込んだ。
「感染者が未知数?そんなことあんのか?」
相模は近くにいた一織に声をかけた。
「未知数?」
「さっきあの警務の野郎が言ってんだよ。」
「なんで警務が?」
「知らねーけど。それより感染者が未知数だって。このまま名古屋駐屯地に行っても被害が増えるだけだ。」
「じゃあどうするんだ?」
「警衛隊病院が1番近いところでどこだ?」
「大阪だな」
「そこに行くぞ。」
「まじで言ってんのか?」
「なんか変か?」
「いや本部は了承しねーだろ。方面隊挟んでだろ?流石にまずいんじゃ」
「そもそも中部方面隊内に病院が無いのがおかしいんだよ。」
「東京にあるけどな。病院。」
「けどあそこ、幹部病院だろ?俺ら一般隊員が行き来しにくい場所だろ。医官も全員、3等隊尉以上で気使うのだりーじゃんかよ」
「まーそうだな。」
「とにかく大阪に向けて離陸させろ。後で俺が説明してやるからよ」
「わかった」
そう言うと一織は無線機を口に近づけた。
「あの、この機全て大阪に向かわせるのですか?」
同僚から話を聞いた仲原はすぐに詳細を相模に聞いた。
「そのつもりだ。このまま駐屯地に帰っても感染者が増えるだけだ。なんかあるか?」
「い、いや。その、」
「なんだ?」
「本部にはいつ報告を?」
「まだしねーよ。止められるのはわかってんだから。」
「無断での他方面隊への部隊行動作戦移動は規約違反です。」
「そんな事わかってんだよ。緊急に規則なんぞ関係ねーからな」
そう言うと相模は一織に声をかけた。
「行けるか?そろそろ」
「連絡は終わった。後は近畿方面隊への連絡ルートの確保ぐらいだ」
「んなの後ででいいだろ。」
そう呟くと相模は近くのヘリに入った。
午後9時
相模らを乗せたヘリは大阪にある警衛隊病院に向け離陸した。
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