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任務変換 幹部会合編
ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第22話
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主要登場人物一覧
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
翌朝
出勤してきた會澤に、にやつきながら斎藤がやってきた。
「おいおいおい笑」
「あ?齋藤か?きしょいな。相変わらず。」
「んな事言うなって。おめでとう。」
「おめでとう?何の話だ?」
「あれ?まだ聞いてなかったか?お前、幕僚総監代理だぜ?今日から」
「ん?は?何言ってんだよ」
そう言うと會澤は持っていた鞄を近くの机に置いた。
「ん?」
「いや、ん?じゃなくて。何の話だって聞いてんだよ。」
「昨日さ、高城って奴いたろ?警務隊の」
「いたな。それがどうした?」
「そいつがお前を幕僚総監にって。」
「あいつが決めたってことか?」
「なんじゃない?あいつ中級幹部だろ?決定権はあるしな」
斎藤が言い終わると會澤はそのまま部屋から出ていった。
「會澤さん。大丈夫すかね?殴ったりしないすかね?相手、警務隊の幹部ですよ?」
近くの隊員に聞かれ斎藤は笑いながら首を傾げた。
「あいつならやりかねーぞ笑 なんせ単細胞生物だからな。あの野郎は」
そう言うと斎藤はけらけらと笑いながら椅子に腰かけた。
その頃
會澤は警務隊フロアの受付にいた。
「高城だ。高城を早く出せ」
會澤が怒鳴ると受付嬢は怯えながらパソコンに手を触れた。
その時だった、奥の部屋から出てきた高城の姿があった。
それを見るなり會澤はそのまま高城のもとに向かった。
「おい」
廊下に響き渡る怒号で會澤は高城に詰め寄った。
「おいおら。お前何勝手に決めてんだよ。」
「何か文句でも?むしろ機嫌良いのかと勘違いしてましたよ。なんせ幕僚総監になれるのだから」
そう言うと高城は静かに笑った。
それを見て會澤はすかさず高城の胸ぐらを掴んだ。
「貴様、何が面白い?あ?」
「いや、まだ望みあるんですか?笑 あなたはもうトップなのだから、トップらしく堂々と。ね?」
高城が言うと會澤は高城の胸ぐらから手を離した。
「もしここで俺が失敗すれば、全て俺の責任にする気か?福島を拘束したのも全て俺の責任にする気だろ?お前がしたいことは全てわかるよ。」
「へぇー。なるほど」
「俺が好き勝手にやらせてもらうよ。後は」
會澤は高城を数秒間、睨みつけるとそのまま警務隊フロアから出て行った。
「高城さん。だ、大丈夫ですか?」
近くにいた警務隊員が声をかけた。
「傷害容疑だな。正義の鉄拳制裁を待ってろよ笑」
高城はネクタイを結び直しながらニヤリと笑った。
午前10時
會澤は幕僚総監室で国民保護への任務変換に伴う緊急決議案を作っていた。
「まさかお前が幕僚総監になっちまうなんてなー。」
「代理だけどな。」
「そんなん言ったってあれだろ?どうせ9代目の座着くんだろ?おもんねーって」
「それは無いな。」
「なんで?」
「幕僚総監決めんのに投票もあるんだ。投票と階級とこれまでの勤務成績の総合で決まるからな。周りに敵を作りすぎた。俺は、なれんよ。」
そう言うと會澤は目の前にあった決議案を斎藤に渡した。
「これをこのまま上に通してくれ。」
「いや上ってお前だろ?」
「わかんねーか? 上級幹部会議でこれを提出すんだよ。ま、高城だっけか?仕事出来る奴なんだったら運よければ上級幹部は全員、賛成派ばっかだとラッキーだよな」
「とにかく貰っとくよ。じゃあな頑張れよ。幕僚総監」
そう言うと斎藤はにやつきながら幕僚総監室を後にした。
午後6時
退勤準備をしていた高城のもとに1人の警務隊員がやってきた。
「お疲れ様です。決議案出されました。」
「そうか。明日やろうか。」
「あの、」
「ん?」
「このまま決議案はほぼ確実に通されこれから国民保護に向けた任務が始まる。そういうことですよね?」
「通ればの話だけどな」
「いや、でも上級幹部はもう賛成派の人だけでしょうし。通るのは確実じゃ、」
「上級幹部だからな。防衛省から来てる官僚も含まれるからな。賛成派だけな訳は無いだろ。運良くても。」
「そ、そうなんですね」
「もう時間か。お前今時間あるか?」
「特には。何かありましたか?」
「福島の逮捕状を請求してさっき逮捕状が届いた。あいつにはさっさとこの組織から出ていってもらうよ」
「逮捕状?」
隊員が呟くと高城は上着を羽織りながら言った。
「それとだ明日の上級幹部会議に出る奴が分かったらリストにまとめて提出してくれ。至急だ」
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
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翌朝
出勤してきた會澤に、にやつきながら斎藤がやってきた。
「おいおいおい笑」
「あ?齋藤か?きしょいな。相変わらず。」
「んな事言うなって。おめでとう。」
「おめでとう?何の話だ?」
「あれ?まだ聞いてなかったか?お前、幕僚総監代理だぜ?今日から」
「ん?は?何言ってんだよ」
そう言うと會澤は持っていた鞄を近くの机に置いた。
「ん?」
「いや、ん?じゃなくて。何の話だって聞いてんだよ。」
「昨日さ、高城って奴いたろ?警務隊の」
「いたな。それがどうした?」
「そいつがお前を幕僚総監にって。」
「あいつが決めたってことか?」
「なんじゃない?あいつ中級幹部だろ?決定権はあるしな」
斎藤が言い終わると會澤はそのまま部屋から出ていった。
「會澤さん。大丈夫すかね?殴ったりしないすかね?相手、警務隊の幹部ですよ?」
近くの隊員に聞かれ斎藤は笑いながら首を傾げた。
「あいつならやりかねーぞ笑 なんせ単細胞生物だからな。あの野郎は」
そう言うと斎藤はけらけらと笑いながら椅子に腰かけた。
その頃
會澤は警務隊フロアの受付にいた。
「高城だ。高城を早く出せ」
會澤が怒鳴ると受付嬢は怯えながらパソコンに手を触れた。
その時だった、奥の部屋から出てきた高城の姿があった。
それを見るなり會澤はそのまま高城のもとに向かった。
「おい」
廊下に響き渡る怒号で會澤は高城に詰め寄った。
「おいおら。お前何勝手に決めてんだよ。」
「何か文句でも?むしろ機嫌良いのかと勘違いしてましたよ。なんせ幕僚総監になれるのだから」
そう言うと高城は静かに笑った。
それを見て會澤はすかさず高城の胸ぐらを掴んだ。
「貴様、何が面白い?あ?」
「いや、まだ望みあるんですか?笑 あなたはもうトップなのだから、トップらしく堂々と。ね?」
高城が言うと會澤は高城の胸ぐらから手を離した。
「もしここで俺が失敗すれば、全て俺の責任にする気か?福島を拘束したのも全て俺の責任にする気だろ?お前がしたいことは全てわかるよ。」
「へぇー。なるほど」
「俺が好き勝手にやらせてもらうよ。後は」
會澤は高城を数秒間、睨みつけるとそのまま警務隊フロアから出て行った。
「高城さん。だ、大丈夫ですか?」
近くにいた警務隊員が声をかけた。
「傷害容疑だな。正義の鉄拳制裁を待ってろよ笑」
高城はネクタイを結び直しながらニヤリと笑った。
午前10時
會澤は幕僚総監室で国民保護への任務変換に伴う緊急決議案を作っていた。
「まさかお前が幕僚総監になっちまうなんてなー。」
「代理だけどな。」
「そんなん言ったってあれだろ?どうせ9代目の座着くんだろ?おもんねーって」
「それは無いな。」
「なんで?」
「幕僚総監決めんのに投票もあるんだ。投票と階級とこれまでの勤務成績の総合で決まるからな。周りに敵を作りすぎた。俺は、なれんよ。」
そう言うと會澤は目の前にあった決議案を斎藤に渡した。
「これをこのまま上に通してくれ。」
「いや上ってお前だろ?」
「わかんねーか? 上級幹部会議でこれを提出すんだよ。ま、高城だっけか?仕事出来る奴なんだったら運よければ上級幹部は全員、賛成派ばっかだとラッキーだよな」
「とにかく貰っとくよ。じゃあな頑張れよ。幕僚総監」
そう言うと斎藤はにやつきながら幕僚総監室を後にした。
午後6時
退勤準備をしていた高城のもとに1人の警務隊員がやってきた。
「お疲れ様です。決議案出されました。」
「そうか。明日やろうか。」
「あの、」
「ん?」
「このまま決議案はほぼ確実に通されこれから国民保護に向けた任務が始まる。そういうことですよね?」
「通ればの話だけどな」
「いや、でも上級幹部はもう賛成派の人だけでしょうし。通るのは確実じゃ、」
「上級幹部だからな。防衛省から来てる官僚も含まれるからな。賛成派だけな訳は無いだろ。運良くても。」
「そ、そうなんですね」
「もう時間か。お前今時間あるか?」
「特には。何かありましたか?」
「福島の逮捕状を請求してさっき逮捕状が届いた。あいつにはさっさとこの組織から出ていってもらうよ」
「逮捕状?」
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