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任務変換 幹部会合編
ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第21話
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主要登場人物一覧
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「どういうことだよ?それは」
警務隊員から話を聞くなり斎藤は口を開けた。
「国民保護への任務変換は急務です。我々警衛隊は自衛隊時代から国民を守り抜くこと、この土地、国家を守り抜くことを継承しています。今それを発揮せねばならないと私たちは考えているんです」
「そういうことだよ。国民保護に反対してんのは防衛省のお偉いさんぐらいで警衛隊の中ではそんなにいねーからな。」
會澤が言うと斎藤は目を丸くした。
「待て待て。だから意味がわからんって。つまり何だ?お前らが言いたいのは福島を拘束して国民保護に賛成派の奴を一時的にトップに据えると?」
「そういうことだ。一種のクーデターなのかもな。陰謀ってやつか。知らんけど」
そう言うと會澤は小さく微笑んだ。
「お前らそんな事やってどうなるかわかってんのか?福島を拘束するたってどうやって?」
「すぐそこにいんだろ。あいつ。」
會澤が言うと斎藤は車の窓から見える福島宅に目をやった。
「まぁここで見守っとけよ。お前は何も知らなかったって事にしてやるからよ」
そう言うと會澤は運転席にいた警務隊員に車を出すよう指示を出した。
午前7時30分
福島宅前に1台のセダンがやってきた。
セダンから降りてきた警務隊員はインターホンを押し所属と氏名、階級を述べた。
「やっと来たか。今日ちょっと遅かったんじゃないか?」
福島が言うと隊員は軽く頭を下げた。
「申し訳ありません。洗車に時間がかかってしまって」
「洗車か。にしては泥が所々ついてるけど」
そう言いながら福島は車体に触れた。
「あいつ、あんなに綺麗好きだったか?」
盗聴用無線で福島の声を聞きながら斎藤が言った。
「官僚に染ったんだよ。あいつは。」
そう言いながら會澤は面倒くさそうに煙草を口にくわえた。
「計画通り動いてもらいます。」
運転席にいた警務隊員が言うと會澤は腕を組んだまま頷いた。
午前7時40分
福島を乗せた公用車は福島宅を出発した。
「俺らも後を追うぞ」
會澤が言うと隊員はそのままハンドルを握った。
午前8時30分
福島を乗せた公用車は警衛庁第2庁舎近くの演習場へと入っていった。
「おい今日は何も検閲の予定なんか無かったろ?」
福島が言うと運転席にいた隊員は汗を拭いながら答えた。
「そうですね。はい」
「お前、新米か?」
「え、じ、自分ですか?」
「そうだ」
「去年、警務隊配属になった隊士長です」
「隊士長か。初々しいな笑」
「その、すいません」
「何がだ?落ち着けよ」
「その、国民保護の任務変換のためあなたをここで止めておけと実はその、上の人から、命令されていて」
「俺をどうする気なんだ?」
「自分は詳しくは、」
その頃
會澤達は警衛庁第2庁舎にいた。
「監視は大丈夫なんだろうな?」
會澤が聞くと1人の警務隊員が返事した。
「こちらでリモート監視もありますので」
そう言うと隊員はiPadの画面を見せた。
しばらくすると1人の男が部屋に入ってきた。
「失礼します。警務大隊 刑事課第1班の高城 2等幹士です。よろしくお願いします」
「高城?」
會澤が聞くと横にいた警務隊員が説明した。
「中級幹部を置くことによって円滑にかつ迅速に動けると、高城 2幹が」
「なるほどな。こっちに上級幹部がいるんだけどな」
會澤が言うと高城は軽く笑いながら向かい側の椅子に腰掛けた。
「警務隊としての幹部を置かないと意味が無いんですよ。私がいなければあなた方は上級幹部の拉致という事でもう捕まっていてもおかしくはない。そうでしょ?やってる事考えてみてくださいよ。今あなた方は犯罪者でもあるご自身の立場を。」
高城が言うと會澤はその場に立ち上がった。
「何が言いたいんだ?あ?」
「そんなかっかしないで下さいよ。とにかく今は国民保護に向けてお互い頑張りましょうよ。ね?」
高城は會澤に手を差し伸べた。
「うるせー。警務がしゃしゃり出んなよ。あんまり」
そう怒鳴ると會澤はその場から出ていった。
その日の夜
屋上で夜景を見ていた高城のもとに1人の警務隊員がやってきた。
「高城さん。何か企んでるんですか?」
「何の話だ?」
「いや、昼間のあの會澤さんに対する言葉。何かあるのかなって」
「會澤と斎藤。あの2人は今この瞬間までに2つの罪を犯した。警護担当の隊員に対する傷害容疑、そして福島 副幕僚総監の拉致だ。この2つはいかなる理由があっても許されるものでは無い。解決次第、2人を事情聴取する予定だ」
「え?じゃあ2人を確保すると?」
「場合によってはな。2人の動向をしっかり監視しとけ。その動向監視役の長に俺は自ら志願した。それだけだ」
そう言うと高城は軽く笑った。
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「どういうことだよ?それは」
警務隊員から話を聞くなり斎藤は口を開けた。
「国民保護への任務変換は急務です。我々警衛隊は自衛隊時代から国民を守り抜くこと、この土地、国家を守り抜くことを継承しています。今それを発揮せねばならないと私たちは考えているんです」
「そういうことだよ。国民保護に反対してんのは防衛省のお偉いさんぐらいで警衛隊の中ではそんなにいねーからな。」
會澤が言うと斎藤は目を丸くした。
「待て待て。だから意味がわからんって。つまり何だ?お前らが言いたいのは福島を拘束して国民保護に賛成派の奴を一時的にトップに据えると?」
「そういうことだ。一種のクーデターなのかもな。陰謀ってやつか。知らんけど」
そう言うと會澤は小さく微笑んだ。
「お前らそんな事やってどうなるかわかってんのか?福島を拘束するたってどうやって?」
「すぐそこにいんだろ。あいつ。」
會澤が言うと斎藤は車の窓から見える福島宅に目をやった。
「まぁここで見守っとけよ。お前は何も知らなかったって事にしてやるからよ」
そう言うと會澤は運転席にいた警務隊員に車を出すよう指示を出した。
午前7時30分
福島宅前に1台のセダンがやってきた。
セダンから降りてきた警務隊員はインターホンを押し所属と氏名、階級を述べた。
「やっと来たか。今日ちょっと遅かったんじゃないか?」
福島が言うと隊員は軽く頭を下げた。
「申し訳ありません。洗車に時間がかかってしまって」
「洗車か。にしては泥が所々ついてるけど」
そう言いながら福島は車体に触れた。
「あいつ、あんなに綺麗好きだったか?」
盗聴用無線で福島の声を聞きながら斎藤が言った。
「官僚に染ったんだよ。あいつは。」
そう言いながら會澤は面倒くさそうに煙草を口にくわえた。
「計画通り動いてもらいます。」
運転席にいた警務隊員が言うと會澤は腕を組んだまま頷いた。
午前7時40分
福島を乗せた公用車は福島宅を出発した。
「俺らも後を追うぞ」
會澤が言うと隊員はそのままハンドルを握った。
午前8時30分
福島を乗せた公用車は警衛庁第2庁舎近くの演習場へと入っていった。
「おい今日は何も検閲の予定なんか無かったろ?」
福島が言うと運転席にいた隊員は汗を拭いながら答えた。
「そうですね。はい」
「お前、新米か?」
「え、じ、自分ですか?」
「そうだ」
「去年、警務隊配属になった隊士長です」
「隊士長か。初々しいな笑」
「その、すいません」
「何がだ?落ち着けよ」
「その、国民保護の任務変換のためあなたをここで止めておけと実はその、上の人から、命令されていて」
「俺をどうする気なんだ?」
「自分は詳しくは、」
その頃
會澤達は警衛庁第2庁舎にいた。
「監視は大丈夫なんだろうな?」
會澤が聞くと1人の警務隊員が返事した。
「こちらでリモート監視もありますので」
そう言うと隊員はiPadの画面を見せた。
しばらくすると1人の男が部屋に入ってきた。
「失礼します。警務大隊 刑事課第1班の高城 2等幹士です。よろしくお願いします」
「高城?」
會澤が聞くと横にいた警務隊員が説明した。
「中級幹部を置くことによって円滑にかつ迅速に動けると、高城 2幹が」
「なるほどな。こっちに上級幹部がいるんだけどな」
會澤が言うと高城は軽く笑いながら向かい側の椅子に腰掛けた。
「警務隊としての幹部を置かないと意味が無いんですよ。私がいなければあなた方は上級幹部の拉致という事でもう捕まっていてもおかしくはない。そうでしょ?やってる事考えてみてくださいよ。今あなた方は犯罪者でもあるご自身の立場を。」
高城が言うと會澤はその場に立ち上がった。
「何が言いたいんだ?あ?」
「そんなかっかしないで下さいよ。とにかく今は国民保護に向けてお互い頑張りましょうよ。ね?」
高城は會澤に手を差し伸べた。
「うるせー。警務がしゃしゃり出んなよ。あんまり」
そう怒鳴ると會澤はその場から出ていった。
その日の夜
屋上で夜景を見ていた高城のもとに1人の警務隊員がやってきた。
「高城さん。何か企んでるんですか?」
「何の話だ?」
「いや、昼間のあの會澤さんに対する言葉。何かあるのかなって」
「會澤と斎藤。あの2人は今この瞬間までに2つの罪を犯した。警護担当の隊員に対する傷害容疑、そして福島 副幕僚総監の拉致だ。この2つはいかなる理由があっても許されるものでは無い。解決次第、2人を事情聴取する予定だ」
「え?じゃあ2人を確保すると?」
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