ULTIMATE〜RISING SUN 防衛の極限へ(2170) Ground - Force 大地の守り人

〓Mr.鷹党〓

文字の大きさ
32 / 36
橿原分屯地 化学研究所 立てこもり事件

ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第31話

しおりを挟む
主要登場人物一覧
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員  3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「00こちら01.これより突入を開始します。」
無線連絡を入れると鷹原はそのまま分屯地の裏口へと向かった。
裏口前に着くと鷹原はそのまま部隊を裏口周り、裏口の中へと展開させて行った。
「鷹原さん、ここからは俺に任せてくれませんか?」
裏口に入り隊舎の前に着いた時、一織が言った。
「大丈夫か?敵の数も武器も何もかもが未確認だ。」
「俺の同期が囚われてるんで。そりゃあ助けたいじゃないすか?」
「相模か。」
「あいつ、憎めねーところがあるんすよ。」
「わかった。それなら分隊を任せよう。俺はこのまま周囲警戒にうつる。何かあればすぐに無線をよこせ。無茶だけはするなよ」
「わかりました」
そう言うと一織は23人の隊員を引き連れ隊舎のなかへと入っていった。
「恐らくここが保護された国民がいる場所だと思う。国民を見つけ次第そのまま保護任務に移行しろ。」
一織が言うと後ろにいた隊員らは静かに返事した。
しばらく走っていると1人の隊員が何かの異変に気づいた。
「分隊長、この部屋、」
「どうした?」
一織は汗を拭いながら隊員のもとに駆け寄った。
「この部屋から物音がしました。」
「物音?」
「離脱して確認しに行ってもいいですか?」
「1人は危険だ。フロア監視2名配置、それ以外の全員で行くぞ」
そう言うと一織は勢いよく部屋のドアを開けた。
そこには、銃を持った男たちが数人たむろしていた。
男たちは一織らに気づくとすぐに銃を構えた。
「警衛隊だ。その場で降参しろ」
一織が怒鳴ると後ろにいた隊員らは銃を構えた。
すると男たちはすぐにその場で手を挙げた。
「確保」
隊員らはそのまま男たちを拘束した。
その時だった、後ろの廊下から銃声が鳴り響いた。
「フロア監視、応答しろ。何があった?」
一織は男の手に手錠をかけながら無線越しに怒鳴った。
「分かりま、」
言い終える前に隊員はその場で射殺された。
「フロア監視、おいどうした?」
「分隊長、」
1人の隊員が呟くと一織はすぐに部屋のドアを閉めた。
「何が起きてる?」
「分隊長、ここで留まっては袋のネズミです。危険です」
「あ?んなのわかってる。これしかねーだろって」
そう怒鳴ると一織はドアの手前に走ると銃を構えながら無線機を握った。
「鷹原さん。聞こえますか?」
「鷹原だ。どうした?」
「敵との交戦の後、フロア監視についてた隊員2名が射殺されたと思われます。こちらは武装した新政府軍と思われるメンバー10名を確保。援護願えますか?」
「わかった」
無線連絡が終わると鷹原は数人の隊員にアイコンタクトを取るとそのまま隊舎に向かって走り出した。
「鷹原さん。この規模で行けますか?」
1人の隊員に聞かれ鷹原は走りながら答えた。
「周囲警戒は絶対必要だ。この人数が最適だ。お前を含めて5人は裏口を突破し侵入しろ。」
「わかりました」
そう言うと6人の隊員はそのまま隊舎の裏口へと向かった。
その頃
分屯地前に設置された警察、警衛隊の合同作戦本部が設置されてるテント前には多くのマスコミが駆けつけていた。
「マスコミ呼んだの誰だよ。虫みたいにはいつきやがって」
新野が呟くと基が耳元で囁いた。
「警察が発表した緊急速報でどうやらマスコミに情報が流出したみたいです」
そう言いながら基はスマホを新野に見せた。
「俺らがここに派遣された理由なんだっけ?」
「警察とのパイプ役だったはずです。」
「そんなんでパイプ役できっか?勝手に情報流す奴と協力しろってそんなの無理があんだろ。な?」
「言われてみれば、ま、そうですね」
基が言うと新野は沖矢に目をやった。
「沖矢、さっきまでいた相方はどこいった?なんだっけ?西だっけか?」
「西さんなら方面隊本部に。後方支援のバックアップ体制に関する意見具申のために向かいました。」
「後方支援のバックアップ?」
「救出した後の事などについてです。」
「そうか、」
そう言うと新野は再びマスコミに目をやった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語

kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。 率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。 一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。 己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。 が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。 志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。 遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。 その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。 しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...