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ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人
ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第11話
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主要登場人物一覧
真城大暉(22)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(30)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(50)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(25)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(40)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
岸倉大智(23)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 衛幹
會澤桂司(55) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
松原寿也(49) …警衛庁中部方面隊 本部管理統括中隊長 1等将士
浦野慶眞(35)…警衛庁中部方面隊 本部管理統括中隊 第1連絡班長 2等幹士
清塚翔(28)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(25)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(43)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(50)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(45)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(45)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(28)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 除教補佐 隊士長
鷹原宏也(47)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 主任助教 3等隊尉
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「お疲れ様です」
「例の件大丈夫か?動けてるか?」
「はい。」
「そうか」
そう言うと仁宗は近くのソファーに腰掛けた。
「これから動いていくぞ。準備始めていけ」
仁宗は静かに笑いながら言った。
「公安科への立ち入り捜査か。なかなか難しいだろうな。」
「そこをなんとか。」
朝から、警務大隊長室には首席監察部 統括幹部の 草野 3等将士が姿を見せていた。
「お前もわかるだろ?公安科への捜査をすることによる代償というものを」
「それは。まぁー」
「なら、難しい事もわかるだろ?」
「それなら、職務停止命令を請求するのはどうですか?」
「お前なー。」
「それを出したら捜査は強制的に行うことが出来ます」
「もし、それをして公安科が職務停止を食らって、もしその新政府軍が動き出したらどうするんだ?彼らの情報は公安科が持ってるのにこちらは何も情報無く動くことになる。そうだろ?」
「そうかもですけど、」
草野達が話していると、1人の警務隊員が部屋に入ってきた。
「失礼します。北丸 1等幹士が至急、話をしたいと、」
「北丸?あーあいつか。」
そう呟くと大隊長は開いていたパソコンを閉じた。
「通せ」
「かしこまりました」
そう言うと警務隊員は一礼し回れ右をするとそのままドアを開けた。
「お久しぶりです」
そう言うと北丸は大隊長に一礼した。
「久しぶりだな。何の用だ?」
「新政府軍についてです。」
「つかお前、愛知だろ?なんで東京にいるんだ?」
「ちょっとした仕事でたまたま本隊に用があって、」
「そうか。それでなんだっけ?新政府軍についてだっけか?」
「はい」
「結論を言え。」
「自分らがいる名古屋駐屯地で最近、デモをしている若者がいて、ある時、1人の若者が駐屯地に乗り込もうとしてきたんで、その場で取り押さえたんですけとその時にその若者の荷物の中からこんなものが、」
そう言うと北丸は1枚のチラシを大隊長に渡した。
「新政府軍勧誘か?」
「そうみたいですね。」
「その若者は今どこに?」
「業務妨害で愛知県警に身柄を渡しました。確か今日が拘留最終日とかだった気がします」
「すぐに警務隊をむかわせる。愛知県警に一報入れといてくれや」
「わかりました」
北丸が言うと大隊長は甲府駐屯地にいる刑事課に電話をかけた。
「お疲れ様です。西です」
「お疲れ。今から愛知県警に向かってくれないか?」
「愛知県警、ですか?」
「そうだ。新政府軍についての手がかりがあるらしい。至急向かってくれないか?」
「わかりました」
電話が切れると草野が口を開けた。
「俺も今から向かいます。主導権は刑事課にあるかもしれませんが、相模から情報をききだきたのは我々、首席監察部です。我々にも行く権利があるかと」
「好きにしてくれ。その代わり手がかり掴むまで帰ってくるなよ。必ず掴んでこい」
「わかりました」
そう言うと草野はそのまま足早に大隊長室から出ていった。
北丸もそれに続くようにして大隊長室から出ていこうとした。
「なぁー北丸」
「はい?」
「どうだ?今の部隊と警務隊と」
「そうですね。風当たりがいいのは今の部隊ですかね」
「風当たりか。」
「自分、殺伐とした雰囲気はどうも笑」
「そうか。今お前が抜けてから規律統制委員会の活気が無くなったような気がしてな」
「涼崎と俺がいた時も活気なんて無かったですよ。」
「そうか。そういやそうだったな。涼崎も抜けたんだよな。あいつに関してはそのまま退職したもんな」
「はい。あいつにとっては最善の行動でしょ。あいつの考え方は警衛隊幹部としてはズレてるような気がしたので。」
「ズレてる?」
「この組織は、悪を正と置き換える事の方が多いでしょ。」
「置き換える?」
「いえ、何も。それでは」
そう言うと北丸は大隊長室を後にした。
「北丸さん、どうでした?」
待合室で待っていた真城は北丸の姿が見えるなり声をかけた。
「すぐに俺らも向かうぞ。」
「向かう?」
「愛知県警だ。急げ」
「はい」
真城は急いで駐車場へと向かった。
真城大暉(22)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(30)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(50)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(25)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(40)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
岸倉大智(23)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 衛幹
會澤桂司(55) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
松原寿也(49) …警衛庁中部方面隊 本部管理統括中隊長 1等将士
浦野慶眞(35)…警衛庁中部方面隊 本部管理統括中隊 第1連絡班長 2等幹士
清塚翔(28)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(25)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(43)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(50)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(45)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(45)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(28)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 除教補佐 隊士長
鷹原宏也(47)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 主任助教 3等隊尉
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「お疲れ様です」
「例の件大丈夫か?動けてるか?」
「はい。」
「そうか」
そう言うと仁宗は近くのソファーに腰掛けた。
「これから動いていくぞ。準備始めていけ」
仁宗は静かに笑いながら言った。
「公安科への立ち入り捜査か。なかなか難しいだろうな。」
「そこをなんとか。」
朝から、警務大隊長室には首席監察部 統括幹部の 草野 3等将士が姿を見せていた。
「お前もわかるだろ?公安科への捜査をすることによる代償というものを」
「それは。まぁー」
「なら、難しい事もわかるだろ?」
「それなら、職務停止命令を請求するのはどうですか?」
「お前なー。」
「それを出したら捜査は強制的に行うことが出来ます」
「もし、それをして公安科が職務停止を食らって、もしその新政府軍が動き出したらどうするんだ?彼らの情報は公安科が持ってるのにこちらは何も情報無く動くことになる。そうだろ?」
「そうかもですけど、」
草野達が話していると、1人の警務隊員が部屋に入ってきた。
「失礼します。北丸 1等幹士が至急、話をしたいと、」
「北丸?あーあいつか。」
そう呟くと大隊長は開いていたパソコンを閉じた。
「通せ」
「かしこまりました」
そう言うと警務隊員は一礼し回れ右をするとそのままドアを開けた。
「お久しぶりです」
そう言うと北丸は大隊長に一礼した。
「久しぶりだな。何の用だ?」
「新政府軍についてです。」
「つかお前、愛知だろ?なんで東京にいるんだ?」
「ちょっとした仕事でたまたま本隊に用があって、」
「そうか。それでなんだっけ?新政府軍についてだっけか?」
「はい」
「結論を言え。」
「自分らがいる名古屋駐屯地で最近、デモをしている若者がいて、ある時、1人の若者が駐屯地に乗り込もうとしてきたんで、その場で取り押さえたんですけとその時にその若者の荷物の中からこんなものが、」
そう言うと北丸は1枚のチラシを大隊長に渡した。
「新政府軍勧誘か?」
「そうみたいですね。」
「その若者は今どこに?」
「業務妨害で愛知県警に身柄を渡しました。確か今日が拘留最終日とかだった気がします」
「すぐに警務隊をむかわせる。愛知県警に一報入れといてくれや」
「わかりました」
北丸が言うと大隊長は甲府駐屯地にいる刑事課に電話をかけた。
「お疲れ様です。西です」
「お疲れ。今から愛知県警に向かってくれないか?」
「愛知県警、ですか?」
「そうだ。新政府軍についての手がかりがあるらしい。至急向かってくれないか?」
「わかりました」
電話が切れると草野が口を開けた。
「俺も今から向かいます。主導権は刑事課にあるかもしれませんが、相模から情報をききだきたのは我々、首席監察部です。我々にも行く権利があるかと」
「好きにしてくれ。その代わり手がかり掴むまで帰ってくるなよ。必ず掴んでこい」
「わかりました」
そう言うと草野はそのまま足早に大隊長室から出ていった。
北丸もそれに続くようにして大隊長室から出ていこうとした。
「なぁー北丸」
「はい?」
「どうだ?今の部隊と警務隊と」
「そうですね。風当たりがいいのは今の部隊ですかね」
「風当たりか。」
「自分、殺伐とした雰囲気はどうも笑」
「そうか。今お前が抜けてから規律統制委員会の活気が無くなったような気がしてな」
「涼崎と俺がいた時も活気なんて無かったですよ。」
「そうか。そういやそうだったな。涼崎も抜けたんだよな。あいつに関してはそのまま退職したもんな」
「はい。あいつにとっては最善の行動でしょ。あいつの考え方は警衛隊幹部としてはズレてるような気がしたので。」
「ズレてる?」
「この組織は、悪を正と置き換える事の方が多いでしょ。」
「置き換える?」
「いえ、何も。それでは」
そう言うと北丸は大隊長室を後にした。
「北丸さん、どうでした?」
待合室で待っていた真城は北丸の姿が見えるなり声をかけた。
「すぐに俺らも向かうぞ。」
「向かう?」
「愛知県警だ。急げ」
「はい」
真城は急いで駐車場へと向かった。
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