ULTIMATE〜season31(2147)THE CROSS

〓Mr.鷹党〓

文字の大きさ
14 / 15
ULTIMATE〜THE CROSS

ULTIMATE〜THE CROSS第9話

しおりを挟む
主要登場人物一覧
峡睦也(30)…7代目主人公 礁耶島特別合同守衛総合基地中央指令部主任 隊尉 (警衛庁から出向中)
高塚晃大(34)…警衛庁島嶼防衛総監部 部隊運用部礁耶島衛監隊 監察官 警視正(警察庁から出向中)
大倉奨(30)…警衛庁島嶼防衛総監部 部隊運用部礁耶島衛監隊 監察官補佐 警視 (警察庁から出向中)
相模恭介(23) …礁耶島特別合同守衛総合基地 中央指令部所属 2等隊士(警衛庁から出向中)
一織将太(23)…礁耶島特別合同守衛総合基地 中央指令部所属 2等隊士(警衛庁から出向中)
一颯皇駕(23)…礁耶島特別合同守衛総合基地 中央指令部所属 2等隊士(警衛庁から出向中)
西倉瞬(32)…礁耶島特別合同守衛総合基地 中央指令部所属 一等海上保安士(海上保安庁第三管区海上保安本部)
檜垣篤人(28)…礁耶島特別合同守衛総合基地 保安部基地警備課所属 二等海上保安士(海上保安庁第三管区海上保安本部)
外島透也(28)…礁耶島特別合同守衛総合基地 保安部基地警備課所属 二等海上保安士(海上保安庁第三管区海上保安本部)
徳馬大輔(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群副群長  警部 (神奈川県警察から出向中)
高崎翔祐(30)…礁耶島特別合同守衛総合基地 中央指令部長 警視 (警視庁から出向中)
中野凱翔(53)…礁耶島特別合同守衛総合基地5代目基地司令(警衛庁から出向中)隊将
紫藤幸伸(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令補佐官兼基地管理官(大阪府警察から出向中)警視正
増井陸哉(49)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長(警衛庁から出向中)衛幹
紀周龍友(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警衛庁から出向中)1等幹士
戸塚翔甫(41)…警衛庁島嶼防衛総監部 中央司令部 所属(警視庁から出向中)警部
本間敏明(56)…日本法衛庁機動広域遊撃隊長 警視正(警視庁から出向中)
柳原辰信(45)…警衛庁6代目幕僚総監 

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監

階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監

階級(海上保安庁)
三等海上保安士→二等海上保安士→一等海上保安士→三等海上保安正→二等海上保安正→一等海上保安正→三等海上保安監→二等海上保安監→一等海上保安監 →海上保安監→次長→海上保安庁長官
…………………………………………………………………
電話が切れると大倉は高塚に目をやった。
「私はあなたとは違う。必要があればどんな人材でも捨てる。将来ではなく目先の解決を急ぐ。それが私のやり方であり組織の正義とされるものです。」
そう言うと大倉はそのまま峡のもとに向かった。
「これから、強制執行令が出される。あなたにはこの作戦指揮官からおりてもらう。異論はあるか?」
「は、は?何言ってるのか」
「小学生でもわかりやすいように言ってやるよ。お前にはもう指揮官としての地位も名誉もなくなった。だからさっさとこっから出ていけ。作戦への参加も禁ずる」
「いやいや、どういうことすか?」
そう言いながら峡は高塚に目をやった。
「高塚 警視正は関係ない。これは総監部決定事項だ。もし従わないのであればあなたの懲戒処分請求をする事になるがどうする?」
「峡、ここは引いた方がいいんじゃ無いのか?」
西倉に言われ峡はその場で静かに頷いた。
「これより指揮は総監部にうつります。作戦指揮における連携役は私が行います。」
そう言いながら大倉は高塚に目をやった。
「高塚さん。ここは自ら身を引いてはいかがですか?やりずらいでしょ?それにもしあなたがまだ出世したいというのであればこれ以上やらかせばもう一生、上に上がることはできない。この作戦が失敗すれば私は簡単な処分、降格で済まされるでしょう。しかしあなたは生涯出世は出来なくなる。ご自身の身のためにもここは引いてはいかがでしょう?」
「俺は身を引く気など無い。常に背水の陣で挑んできたつもりだ」
「そうですか。お好きにどうぞ」
そう言うと大倉は静かに俯いた。
数分後
警衛庁島嶼防衛総監部からの応援要請を正式に受けた法衛庁が本間を現場指揮官とする制圧部隊を急遽、発足させた。
メンバーはほとんどが機動広域遊撃隊から選抜されたメンバーでその補佐役として数人の法衛官が選ばれ派遣された。

「てことは俺らは何もしなくていいと?」
一織が呟いた。
「その通りだ。だからさっさと元の仕事に戻ってくれ」
大倉に言われ一織は一颯に目をやった。
「ま、上の方がそう仰るのであれば」
一颯が言うと西倉が咳払いをした。
「このまま制圧するんすか?」
西倉に聞かれ大倉は面倒くさそうに返答した。
「だから?」
「峡の言ってること。俺だったら耳に入れてちゃんと作戦練るなーって思って」
「下っ端の言うことを聞けと?」
そう言うと大倉は西倉に詰め寄った。
「別にそうしろとは言ってねーっすやん。あんたの上司の高塚さんも合意してたでしょ?だからせめて上司の言うことは。ね?」
「上司。あの人を俺は上司と思ったことは無い。ただの出世争いで出てくるライバルだ。俺は将来、警察、警衛隊、海上保安庁のさらなる一体化を実現させることで日本国内外の防衛軸を強化したいと考えている。そのうえで生じる障害は多少なりとも排除せねばならないと考えている。それがどんなものであってもだ」
「排除って」
「文句があるなら上に上がってみたらどうだ?お前が言う言葉。ただの虫以下なんだよ。俺から言わせてみれば」
そう言うと大倉は近くにいた蟻を踏み潰した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...