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ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比 第17話

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主要登場人物一覧
佐倉綾斗(26)…6代目主人公 日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(警視庁から出向中)巡査部長
呉航汰(30)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(大阪府警察から出向中)巡査部長
都築崇人(26)…日本法衛庁関東地方総監本部長所属兼専従班長(警衛庁から出向中)将補
亜川達也(30)…日本法衛庁外務部所属兼専従班副班長(警察庁から出向中)警部
倉橋八穂季(38)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(神奈川県警察から出向中) 巡査部長
中野凱翔(27)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)3等隊士
相藤仁哉(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)準等隊士
藤原紀之(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(兵庫県警察から出向中) 巡査
藤ヶ谷慶斗(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊長 (警衛庁から出向中)隊士長
磯城野大弥(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊長(警衛庁から出向中)隊士長
成嶋智輝(43)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第3隊所属 兼専従班(警衛庁から出向中)隊士長
中将一郎(57)…日本法衛庁長官(警衛庁から出向中) 幕僚長
梶唯我(57)…日本法衛庁副長官 (警衛庁から出向中) 幕僚官
伏見儀武(55)…日本法衛庁第2管区機動警戒班基地司令 (警衛庁から出向中) 隊将
緋鷺徹哉(46)…日本法衛庁外務部理事官(警察庁から出向中)  警視正
凪岡智康(40)…警衛庁警務隊管理官 2等幹士
眞田豪介(38)…警衛庁警務隊主任 衛幹
土井彰人(38)…警視庁捜査一課 巡査部長
根室昌磨(28)…警視庁捜査一課 巡査部長
九池篤志(30)…九池警備保証株式会社長
藍野孝輔(28)…九池警備保証株式会社社長秘書

九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(48)…身辺警護課長
井戸雄也(38)…専従警護員
長嶺透也(35)…専従警護員
河田良秀(30)…専従警護員

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
…………………………………………………………………
意識を回復させた数日後
眞田への取調べが正式に開始された。
取調べ担当には、呉と佐倉の他、数名の隊員が行うことになった。
そんな中、佐倉達の身柄を預かったと藤ヶ谷から連絡を受け九池は基地にいた。
「聞いた話によると元法衛の訓練生だって?空衛から来たって聞いたけど」
藤ヶ谷に言われ九池は軽く頷いた。
「まーそうですね。色々あってやめましたけど。」
「立てこもり事件だろ?知ってるよ」
「そうですか。知ってましたか。」
「当時はすごい報道されてたからな。今でも特番が組まれるほど出した」
「で、佐倉達の安否はどうなんでしょうか?いきなり話題を変えて申し訳ありません。こちらも忙しいので。雑談をしに来たわけでは無いので」
「悪い。悪い。そうだったな。」
そう言うと藤ヶ谷は九池を監視カメラ映像分析室へと誘導した。
「これを見たらわかるだろ?佐倉と呉には新たに仕事を与えているところだ。そして他の者も体力錬成で隊庭にいる」
「そうですね。確認は取れました。ありがとうございます」
そう言うと九池は頭を下げた。
「それでだ、話変わるがちょっと聞いて欲しいことがある。」
「はい?なんでしょう」
「捜索を頼みたくてな」
「捜索?」
「この2人だ。1人は知ってるだろ?君の訓練生時代の同期だろ?」
「都築ですか」
「そうだ。て、もう1人。相藤仁哉 準等隊士だ。」
「この2人を我々の方で捜索しろと?」
「命令じゃない。要請だ。都築に関しては、おそらく警務隊が身柄を拘束してると思う。都築に関しては今の状況等が分かればその報告だけでいい。相藤に関してはまだ何も情報がない。どこで何をしてるのか。相藤を見つけ次第そのまま保護してこの基地に連れてきて欲しい。」
「なるほど。そういう事ですか」
「ただとは言わん。金なら用意してある。危険が伴う任務であると思うしな。危険手当として100は用意してある」
「100万………ですか」
「なんだ?もっと欲しいのか?」
「いえ、そういうことではなく、額が高いからする。額が低いからしない。我々はそう言う仕事はしてません」
「何を言ってる?そんな事はわかってるよ」
「とにかく、私はこれで失礼します。法衛庁からの許可も取ってください。独断で動く事はできません。」
去ろうとする九池を藤ヶ谷は止めた。
「佐倉達から聞いてるのと違うなー」
「はい?」
「訓練生時代は自分の独断で動く。自分がやると決めたことは何があってもやろうとする。空衛の団長と知り合いでな。団長からも聞いたよ。」
藤ヶ谷が言うと九池は軽く頭を下げその場から去っていった。
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