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ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比 第23話

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主要登場人物一覧
佐倉綾斗(26)…6代目主人公 日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(警視庁から出向中)巡査部長
呉航汰(30)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(大阪府警察から出向中)巡査部長
都築崇人(26)…日本法衛庁関東地方総監本部長所属兼専従班長(警衛庁から出向中)将補
亜川達也(30)…日本法衛庁外務部所属兼専従班副班長(警察庁から出向中)警部
倉橋八穂季(38)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(神奈川県警察から出向中) 巡査部長
中野凱翔(27)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)3等隊士
相藤仁哉(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)準等隊士
藤原紀之(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(兵庫県警察から出向中) 巡査
藤ヶ谷慶斗(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊長 (警衛庁から出向中)隊士長
磯城野大弥(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊長(警衛庁から出向中)隊士長
成嶋智輝(43)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第3隊所属 兼専従班(警衛庁から出向中)隊士長
中将一郎(57)…日本法衛庁長官(警衛庁から出向中) 幕僚長
梶唯我(57)…日本法衛庁副長官 (警衛庁から出向中) 幕僚官
伏見儀武(55)…日本法衛庁第2管区機動警戒班基地司令 (警衛庁から出向中) 隊将
緋鷺徹哉(46)…日本法衛庁外務部理事官(警察庁から出向中)  警視正
凪岡智康(40)…警衛庁警務隊管理官 2等幹士
眞田豪介(38)…警衛庁警務隊主任 衛幹
土井彰人(38)…警視庁捜査一課 巡査部長
根室昌磨(28)…警視庁捜査一課 巡査部長
九池篤志(30)…九池警備保証株式会社長
藍野孝輔(28)…九池警備保証株式会社社長秘書

九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(48)…身辺警護課長
井戸雄也(38)…専従警護員
長嶺透也(35)…専従警護員
河田良秀(30)…専従警護員

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
…………………………………………………………………
「わかってんのか?俺が言ってること。さっさとおりろって言ったろ?なんで無視すんだ?」
佐倉が聞くと武大は佐倉に軽く頭を下げた。
「申し訳ありません。」
「もういい。さっさとここから離れろ。お前に迷惑かけるわけにはいかんからな。」
そう言うと佐倉は武大に自分のスマホを渡した。
「もしなんかあったら、私用で警視庁に連絡しろ。わかったな?」
そう言うと佐倉はそのままその場から歩き出した。
「ちょっと待ってください」
武大から呼び止められ佐倉は振り返った。
「あ?どした?」
「やっぱり俺参加します。都築さん助けます。参加させてください」
「いきなり何言ってんだよ。笑わせんなよ」
「本気です。」
「いきなりどした?」
「規律破ってでも助ける。本当に規律破って助けれるのか。知りたいんです。」
武大が言うと佐倉は武大を睨みつけた。
「知りたいんか?」
「はい」
「わかった。なら、着いてこいや。その代わり邪魔すんなよ。わかったな?」
「はい」
武大が返事すると佐倉は武大に拳銃を投げそのまま走り出した。
「呉聞こえっか?これより合流する。現在地、スマホに送ってくれ」
「了解」
無線連絡を受け呉はそのまま佐倉のスマホに位置情報を送った。
位置情報を受け呉のもとについた佐倉達はそのまま停車中の車に入った。
「またせたな」
佐倉が言うと呉は後部座席に座った武大に目をやった。
「え、なんでこいつが?」
呉が武大に目をやりながら佐倉に聞いた。
「参加するってよ。なんか」
佐倉が言うと呉は軽く頷いた。
「んで、どうする?正面突破しても俺ら終わるぞ。」
そう言いながら呉はそのままハンドルを握り続けた。
その頃
都築を乗せたトラックを運転していた警務隊員はずっと後ろをついてくる佐倉達の車を気にしていた。
「おいちゃんと集中して運転しろ。到着予定時刻に間に合うんだろうな?そんなちんたら走ってて」
助手席にいた先輩警務隊員に声をかけられ運転席にいた警務隊員は直ぐに返事した。
「申し訳ありません。」
「何を気にしてる?さっきから。発言を認める。どした?話してみろ」
「はい。先程から、後ろをついてくる車が気になって、施設から出た時からずっと同じなんです。コンビニで停車した時もずっと一緒なんです。」
「そうか。離脱を認める。俺が後援(後方支援)に入る。お前は声掛けにまわれ。」
「了解」
そう言うと運転席にいた警務隊員はそのまま近くにトラックをとめ、無線連絡を入れた。
「本部送信。本部送信。緊急事態における離脱を行う。作戦行動からの離脱をこれより実施し、隊員これより2名で行う。」
無線連絡を送ると運転席、助手席にいた警務隊員2人はそのまま車からおりていった。
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