#グラな日常物語

流星だいち

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第12話

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現社長に代替わりしてからは、会長はほぼ隠居状態で、会社経営にはほとんど関わっておらず、会社へはたまに様子を見に来る程度だ。

なので、実質的にアモン部長は社内で、社長に次ぐNo.2の立場だ。
社長は長期出張で会社には不在であることが多く、その間はアモン部長に社内のことは任せてある。
ちなみに今も社長は出張中である。

アモン部長は、前職では東京の大手アパレル企業で活躍していたそうだが、10年ほど前に、社長からヘッドハンティングのような形で、グラビー株式会社に転職してきた。

それからは独自の人脈と商品開発のセンスを活かして、以前は年間15億円だった当社の売り上げを、10年間で18億円にまで引き上げた。
色々と謎が多い人物ではあるが、営業と商品開発のセンスに長けていて、実力は確かであり、古参従業員からも信頼される等コミュニケーション能力も高い。

「的場支店長、久しぶりだな。」

アモン部長はクレさんに言った。

「…あっ!はい。アモン部長、お久しぶりです!」

クレさんは少し遅れて答える。

「前から思うんだが、流星主任は別にして、どうして君たちは名字で呼ばれると、反応が薄いんだ?」

「あまり、名字で呼ばれ慣れていないからですかね?」

クレさんが答えた。

「名字であまり呼ばれないものなのか?」

アモン部長は不思議そうに首を傾げている。

「そういう世界観だからじゃないでしょうか?」

厨ちゃんが言った。

「そういう世界観なのか!?」

-cast-

流星だいち

アーモンド☆愉快

白鳥厨師

的場クレセント🌙

綾瀬ゆちゃ︎︎︎︎︎☺︎

水野和美(カミ)

嵐山ごん

※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
主人公も私をモデルとしている部分はありますが、あくまでも架空の人物であり、私ではありません。

作者:流星だいち
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