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2章 侵入者編
24話 こっちのガチャは優しいようです
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イベント報酬で獲得した〈解放券〉を使用しガチャタブを開放した。
そこには、鬼畜な提供割合が表示され以前、こういったもので苦い思い出のあるあたしはげんなりしていた。
(それじゃ引こうか! 所詮1万DPだし、今のあたしには痛くも痒くもないね)
現在の所持DPは、丁度240万程でイベント様々である。
取り敢えず一回試しに回すことにした。
「それじゃ、引くからね?」
≪うん! 僕にも結果教えてね≫
「はいはい。んじゃポチッとな」
画面には巨大な魔法陣が出現し『タップ』の文字が表示される。
再度タップすると演出が始まり、魔法陣が回転して中からカードが10枚排出され1枚ずつ反転する。
【割引券を入手しました】
【招き猫を入手しました】
【魔物の卵を入手しました】
【魔物の卵を入手しました】
【天竜の鱗を入手しました】
【魔石‐小‐セットを入手しました】
【銀のトンカチを入手しました】
【ハイポーション5を入手しました】
【炎帝の髭を入手しました】
【錬金セットを入手しました】
結果を確認しながらアイテムの詳細を見ていく。
(レア度5以上確定で出たのは、この天竜の鱗と炎帝の髭の2つのようね。素材の使い道しかないし使えないねぇ)
因みに〈天竜の鱗〉がレア度5で〈炎帝の髭〉がレア度6となっている。
それ以外はまちまちで、〈魔物の卵〉が唯一レア度4だ。
(この魔物の卵は、ランダムでレア度3から8の魔物が出てくるらしい)
夢があるがこれもレア度の高い魔物は出にくいのだろうと考察し画面を調節しタマちゃんに見せる
「タマちゃん、これ今回の結果ね」
≪どれどれ……ふむふむ、これと言ってパッとっしないものばかりだね。僕的にはこの魔物の卵ぐらいしか魅力はなかな≫
タマちゃんに結果を見せると、総評と共に意見が返ってくる。
(確かにこの中じゃ魔物の卵ぐらいしか魅力はないかもね)
溜息を吐きながら入手した物を確認していく。
(招き猫……幸運を呼ぶかもしれない置物。レア度1、完全にガラクタじゃん!)
それから〈魔石‐小‐セット〉〈銀のトンカチ〉〈ハイポーション〉〈錬金セット〉の詳細を見る。
魔石セットは、小さい小指サイズの小石が10個入っている。
それ以外は特にない。
銀のトンカチは、そのまんま銀色のトンカチで普通のより耐久性が高い。
ハイポーションはおなじみ切り傷や負傷した箇所を回復する。
通常のポーションより効果は高いらしい。
最後の錬金セットは、レア度2で錬金をする為の道具が入ったものだった。
(うわぁーこれ総合的に爆死じゃないですかぁ~レア度の高いやつも素材で使えんし)
ここで天使と悪魔があたしに囁き出す。
(もう一度引いちゃいなよぉ~)
(ダメです。悪魔の言葉を鵜呑みにしては身を滅ぼしますよ)
(この結果じゃ満足できないだろ? 本当はわかってるんじゃないか? 自分に正直になれよぉ)
(くっ悪魔に捕らわれては行けません。ここで我慢して次へ繋げることだって大切です!! 騙されないでください)
(こんな天使のことはほっといてさっさと引いちまおうぜ? 引けばいいのがでるかもだぜ!)
(所詮は確率、次引いたからといって確実にいいのが出るとは限りません。悪魔の声に耳を傾けてはいけません!!)
最終的にあたしは悪魔側に取り込まれてしまった。
(くっ!! ここは一端撤退です)
(けっ!! 二度と来るんじゃねぇーよ)
頭の上に浮かんだ妄想がボンという音と共に消え去った。
(タマちゃんには黙って引こうっと……いいのが出ますよ~に、えい!)
再び画面に魔法陣が浮かび上がりタップすると、10枚のカードが飛び出し次々に反転していくカードたち。
【ポーション10を入手しました】
【ルビーの指輪を入手しました】
【魔物の卵‐甲虫‐を入手しました】
【天蓋付きベットを入手しました】
【ロンドブルの風剣を入手しました】
【黒テーブルを入手しました】
【お札‐雷-を入手しました】
【幽玄な壺を入手しました】
【魔物の卵-爬虫-を入手しました】
【青葉のレリーフを入手しました】
今度は始めて聞くアイテムがそこそこ当たった。
(被りが無かったのはよかったけど、さていいのが当たったかしら)
ポーション、ルビーの指輪、天蓋付きベット、黒テーブルは特に気にならないので省く。
(このガチャは魔物の卵推しのようね。甲虫類と爬虫類限定で引ける卵が当たったけど……おっ! 種族は限定されるけどレア度5から7までの魔物が出てくるとなるほど、結構いいねぇ)
ロンドブルの風剣は、切る速度に補正が掛かるそうだ。
お札‐雷‐は、一定時間武器に属性を付与するお札のようで今回のは雷属性だ。
幽玄の壺は、上部に口が開いており中腹がでっぷりとした壺で能力は特にないが気になる壺だ。
最後の青葉のレリーフも特に能力のない装飾品である。
(今回の確定枠は、魔物の卵でレア度5かぁーまあこれで魔物レア度5以上なら辛うじて負けではなく引き分けと言ったところだろうね)
それからもう一度、今回手に入れた物を一から確認していく。
そこには、鬼畜な提供割合が表示され以前、こういったもので苦い思い出のあるあたしはげんなりしていた。
(それじゃ引こうか! 所詮1万DPだし、今のあたしには痛くも痒くもないね)
現在の所持DPは、丁度240万程でイベント様々である。
取り敢えず一回試しに回すことにした。
「それじゃ、引くからね?」
≪うん! 僕にも結果教えてね≫
「はいはい。んじゃポチッとな」
画面には巨大な魔法陣が出現し『タップ』の文字が表示される。
再度タップすると演出が始まり、魔法陣が回転して中からカードが10枚排出され1枚ずつ反転する。
【割引券を入手しました】
【招き猫を入手しました】
【魔物の卵を入手しました】
【魔物の卵を入手しました】
【天竜の鱗を入手しました】
【魔石‐小‐セットを入手しました】
【銀のトンカチを入手しました】
【ハイポーション5を入手しました】
【炎帝の髭を入手しました】
【錬金セットを入手しました】
結果を確認しながらアイテムの詳細を見ていく。
(レア度5以上確定で出たのは、この天竜の鱗と炎帝の髭の2つのようね。素材の使い道しかないし使えないねぇ)
因みに〈天竜の鱗〉がレア度5で〈炎帝の髭〉がレア度6となっている。
それ以外はまちまちで、〈魔物の卵〉が唯一レア度4だ。
(この魔物の卵は、ランダムでレア度3から8の魔物が出てくるらしい)
夢があるがこれもレア度の高い魔物は出にくいのだろうと考察し画面を調節しタマちゃんに見せる
「タマちゃん、これ今回の結果ね」
≪どれどれ……ふむふむ、これと言ってパッとっしないものばかりだね。僕的にはこの魔物の卵ぐらいしか魅力はなかな≫
タマちゃんに結果を見せると、総評と共に意見が返ってくる。
(確かにこの中じゃ魔物の卵ぐらいしか魅力はないかもね)
溜息を吐きながら入手した物を確認していく。
(招き猫……幸運を呼ぶかもしれない置物。レア度1、完全にガラクタじゃん!)
それから〈魔石‐小‐セット〉〈銀のトンカチ〉〈ハイポーション〉〈錬金セット〉の詳細を見る。
魔石セットは、小さい小指サイズの小石が10個入っている。
それ以外は特にない。
銀のトンカチは、そのまんま銀色のトンカチで普通のより耐久性が高い。
ハイポーションはおなじみ切り傷や負傷した箇所を回復する。
通常のポーションより効果は高いらしい。
最後の錬金セットは、レア度2で錬金をする為の道具が入ったものだった。
(うわぁーこれ総合的に爆死じゃないですかぁ~レア度の高いやつも素材で使えんし)
ここで天使と悪魔があたしに囁き出す。
(もう一度引いちゃいなよぉ~)
(ダメです。悪魔の言葉を鵜呑みにしては身を滅ぼしますよ)
(この結果じゃ満足できないだろ? 本当はわかってるんじゃないか? 自分に正直になれよぉ)
(くっ悪魔に捕らわれては行けません。ここで我慢して次へ繋げることだって大切です!! 騙されないでください)
(こんな天使のことはほっといてさっさと引いちまおうぜ? 引けばいいのがでるかもだぜ!)
(所詮は確率、次引いたからといって確実にいいのが出るとは限りません。悪魔の声に耳を傾けてはいけません!!)
最終的にあたしは悪魔側に取り込まれてしまった。
(くっ!! ここは一端撤退です)
(けっ!! 二度と来るんじゃねぇーよ)
頭の上に浮かんだ妄想がボンという音と共に消え去った。
(タマちゃんには黙って引こうっと……いいのが出ますよ~に、えい!)
再び画面に魔法陣が浮かび上がりタップすると、10枚のカードが飛び出し次々に反転していくカードたち。
【ポーション10を入手しました】
【ルビーの指輪を入手しました】
【魔物の卵‐甲虫‐を入手しました】
【天蓋付きベットを入手しました】
【ロンドブルの風剣を入手しました】
【黒テーブルを入手しました】
【お札‐雷-を入手しました】
【幽玄な壺を入手しました】
【魔物の卵-爬虫-を入手しました】
【青葉のレリーフを入手しました】
今度は始めて聞くアイテムがそこそこ当たった。
(被りが無かったのはよかったけど、さていいのが当たったかしら)
ポーション、ルビーの指輪、天蓋付きベット、黒テーブルは特に気にならないので省く。
(このガチャは魔物の卵推しのようね。甲虫類と爬虫類限定で引ける卵が当たったけど……おっ! 種族は限定されるけどレア度5から7までの魔物が出てくるとなるほど、結構いいねぇ)
ロンドブルの風剣は、切る速度に補正が掛かるそうだ。
お札‐雷‐は、一定時間武器に属性を付与するお札のようで今回のは雷属性だ。
幽玄の壺は、上部に口が開いており中腹がでっぷりとした壺で能力は特にないが気になる壺だ。
最後の青葉のレリーフも特に能力のない装飾品である。
(今回の確定枠は、魔物の卵でレア度5かぁーまあこれで魔物レア度5以上なら辛うじて負けではなく引き分けと言ったところだろうね)
それからもう一度、今回手に入れた物を一から確認していく。
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