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第4章
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「ミスミさんが自首したそうです」
翌朝、エンユウは会うなりそう口火を切った。午後の哨戒に向けて、調整をしているところだった。ふうん、とだけ答えて、ジーグエはリリの羽に視線を戻した。結局、昨日は傷口が膿まないよう清めることしかできなかったけれど、悪化している様子はなさそうだ。
「先日の竜狂化事件や、例の新種の竜の卵についても関わっていたと証言しているそうですよ。いま取り調べを受けているみたいですけど、上層部も完全に混乱しています」
「そうか」
「驚かないんですね」
手を止めて振り返る。エンユウはいつになく険しい顔でジーグエを見ている。その姿をからかう余裕はなかった。
「だめですよ、先輩。裏切り者に肩入れしちゃあ」
「……なんだって?」
「昨晩、先輩、ミスミさんと話してましたよね。けど、報告しなかった」
こいつは誰だろう、と思った。最近、よく同じことを考えるな、とも思った。生意気な後輩の仮面を捨て、ジーグエの反応を冷徹に観察するこの男は、誰だろう。
「……それが本性ってわけか」
ジーグエのつぶやきに、エンユウは片眉を上げた。
「あなただって同じでしょう。雲風情に骨抜きにされて、情けない」
放置された糞でも見るような目だ。なるほど、自分を見ていたのはミスミだけじゃなかった。こいつはたぶん、保険だ。フチが寄越した保険。自分が、ジーグエが、ミスミに近づきすぎないか見張る役。
「俺を捕まえにきたのか?」
「いいえ」
エンユウは踵を返した。
「俺はあなたと違って、命令に忠実なので」
団長のお気に入りでよかったですね、と言い捨て去っていく。
ミスミの処刑は一週間後に決まった。
「本当はもう少し調査を進めたかったらしいですけど、国民感情に配慮したそうですよ。まあ、まさか王子を処刑するわけにもいかないですもんね」
並走飛行をしながら、エンユウは器用に伝えてくる。竜が減ったいま、ジーグエたちの哨戒飛行はさらに増えた。その分、地上任務は免除されているが、身体に溜まる疲労は比べ物にならない。ちらりと並走して飛ぶ竜と彼を見る。カラリナは一向に目覚めず、ワーゴにはエンユウが騎乗することになった。彼の竜もまた、どさくさに紛れて逃げてしまっていた。
その優秀な後輩は、訊いてもいないのに毎日のようにミスミの動向を伝えてくる。こちらの反応を探るためなら、ご苦労なことだと思った。あの日耳奥に張り付いた薄膜みたいななにかは、いまもうっすらと外界をジーグエを隔てていて、なにを訊いても色を抜いたかのように現実味がなく、感情もまるで動かない。
「中央では、小規模ながら暴動が起きてるみたいですよ。まあ、これだけの惨事を起こしたんだから、仕方ないことですが」
「暴動?」
「あらゆる流通が止まり、安心して外も歩けない。建物は壊され、農作物や畜産物にも影響が出ています。この事態を抑え込むことができなかった衛国竜団の責任を追及する国民の声が、日に日に大きくなっている。鎮圧しようにも、竜団は多くの竜を失い、事態は泥沼化しているそうです」
そのための早急な処刑か。ひとりに罪をかぶせ、怒りの矛先を変えたいのだろう。
「執行は中央本基地の刑場で日没に。当日の護衛、我々も参加することになりました」
「は?」
「いま、竜を飛ばせる隊員は貴重なんです。この処刑はきっと多くの人民が集まる。混乱を最小限にするために出向せよとの命令です。なにか問題でも?」
エンユウは渓谷沿いに視線を巡らせながらそっけなく聞く。いいやなにも、と答えるほかなかった。
断崖に泊まっている飛竜船はほとんどない。この国で起きたことはすでに貿易経路を伝って周辺諸国にも伝わっていて、それがまた上層部の頭を悩ませていた。原因が伏せられている以上、すぐすぐに侵攻してくるようなことはないだろうが、長期化すればどう転ぶかわからない。
渓谷の断崖をなぞるように見回ってから、進路を大きく西に変え、町の上空へと向かう。
かつてたくさんの竜荷車が行き交っていた大通りは、大きな箒で掃き出されたようにすっきりと何もなかった。通りの両脇にびっしり立ち並んでいた屋台や、町をあるけばひと区画ごとに腕を引かれた客寄せも姿を消し、ときおりジーグエたちの影におびえてさっと建物に駆け入る姿が見えるくらいだ。まるで町全体が息を殺して、巨大な悪いものの視線から逃げているみたいだった。無理もない。いったん町の外に姿を消した竜たちは、食糧を求めてたびたび戻ってくることを繰り返していた。腐食した壁や、ガラス窓は鋭い爪で簡単に破られ、泣く泣く家を手放した人も多い。
どうして、こんなことになってしまったのか。
竜が人から離れた理由は、犯人以外、民にもまた伏せられていた。それがかえって、さまざまな憶測を呼んでいた。何らかの病なのか、薬物による錯乱なのか。あるいは環境の変化や、人間がまだ知らなかった竜の生態の一部なのか。
わからないことは不安を呼び、不安は凝って不信となり、それはいずれ憎悪になる。いまだって、しっかり距離を取って飛行するジーグエたちを睨みつける人々がいる。手に斧を持って、降りてくるなと脅している。金懐花の咲かない、緑と茶色ばかりの町は、ひどく寒々しく見えた。
ミスミは、こんな世界を望んでいたんだろうか。
また考えそうになっている自分に気づき、頭を振った。
「基地外出張の申請、頼むな」
それだけ伝えて、リリの首を軽く叩き速度を上げる。一週間後という言葉に何かがひっかかり、ああ、フチ団長への答えを出す日だったなと思い当たる。一応、妹にお伺いを立てているが、おそらく受けろと指示が来るだろう。衛国竜団と繋がりができれば、創業以来最大の損失を出している経営もすこしは希望が見えてくるかもしれない。
返事をしたためなければならない、という思いを、いまだけは風にまぎれて捨てることを許した。空にいる間だけは、もう、なにも考えたくなかった。
ミスミが殺される日は、よく晴れて風がなかった。
大渓谷のうえをゆったりと旋回しながら、弩弓を持つ手に力を込める。渓谷の縁にまで詰めかけた国民たちは皆一様に目をぎらつかせ、罵声を発し、届かないとわかっていても、石を投げる者もいた。地上勤務の隊員が一応、意図しない突沸を避けるように適度になだめてはいるものの、積極的に沈静を求めることはなかった。
人々の怒りはいま、大渓谷の上に吊るされた、ミスミたったひとりに向けられている。
「これより、大罪人ミスミの処刑を始める」
断崖の縁に建てられたお立ち台、その頭上に向けて広がった拡声器の先端から、フチの凛とした低い声が響いてくる。わっと観衆が湧いた。一連の儀式の後には、彼女と食事の約束を取り付けてあった。ウォーグが懇意にしている格式高い料亭の個室で、彼女の求婚を引き受ける予定になっている。
ミスミの罪状が読み上げられる。さすがに細かいところは聞こえないが、まあ国家反逆罪から竜教唆罪、治安維持、営業妨害、過失致死――聞いているのがバカらしくなるほどの長ったらしい罪が、宙に浮かぶ丸太程度の身体にのしかかっているようだった。
執行人の乗った竜は首元に綱が巻かれ、その先には、薄手の白い服を着たミスミが吊り下げられていた。まるで長い首飾りの先端に下がる石みたいな彼の、肩にかかる長さの黒髪は解かれ、伏せられた表情はわからない。ときおり、驚かすようにわざと上昇、下降を繰り返す執行竜の動きに合わせてゆらゆら揺れるも、つまさきひとつ動かさなかった。
さっさと落ちてくれればいいのに。
焦らすように(実際、観衆の高揚を増す狙いもあるのだろう。欲求不満がたまるほど、解消されたときの恍惚は大きくなる)処刑の根拠となる法令を読み上げ続けるフチの声を聞きながら、ジーグエは思った。あと少しでミスミという男の存在は消え、また日常が戻ってくる。そう考えると、首のあたりに凝り固まった重たい何かをやっと降ろせるような開放感すらあった。これで終わり。そしたら彼との過去を忘れて、また日常に戻れる。言われた通りに立ち回り、家業のために身を捧げる。それだけを考えていればいい日常が。
「執行官、構え!」
号令とともに、背に乗った執行官が大ぶりのナイフを振り上げる。銀の刃が日を反射しぎらりと光る。
これで、やっと終わる。
その瞬間、ミスミがふいに顔をあげた。ぱちっと交わった視線が、消える。
「あ」
それは、本当に衝動だった。
例えるなら、財布からこぼれた小銭を追いかけてつい手をのばすような。
ふわっと全身に風を感じる。ついで、顔にものすごい風を感じた。すべての音が風音にかき消される。内臓が浮き、引きずるように筋肉が後ろへとひっぱられていく。
なにが起きた。なんで俺、落ちてるんだ?
焦りは一瞬だった。驚愕したミスミの顔が、豆粒ほどの大きさなのに、はっきり見えた。見たことのない顔に溜飲が下がって、ついでに平静さも戻ってきた。ばかめ。
分厚い風のすき間に身体をねじ込むようにして、ジーグエはミスミに手をのばした。とっさの反応かもしれないけれど、ミスミもまた、手をのばしていたように思う。
あと、少し。
指先が触れあった瞬間、ジーグエは意識を失った。
翌朝、エンユウは会うなりそう口火を切った。午後の哨戒に向けて、調整をしているところだった。ふうん、とだけ答えて、ジーグエはリリの羽に視線を戻した。結局、昨日は傷口が膿まないよう清めることしかできなかったけれど、悪化している様子はなさそうだ。
「先日の竜狂化事件や、例の新種の竜の卵についても関わっていたと証言しているそうですよ。いま取り調べを受けているみたいですけど、上層部も完全に混乱しています」
「そうか」
「驚かないんですね」
手を止めて振り返る。エンユウはいつになく険しい顔でジーグエを見ている。その姿をからかう余裕はなかった。
「だめですよ、先輩。裏切り者に肩入れしちゃあ」
「……なんだって?」
「昨晩、先輩、ミスミさんと話してましたよね。けど、報告しなかった」
こいつは誰だろう、と思った。最近、よく同じことを考えるな、とも思った。生意気な後輩の仮面を捨て、ジーグエの反応を冷徹に観察するこの男は、誰だろう。
「……それが本性ってわけか」
ジーグエのつぶやきに、エンユウは片眉を上げた。
「あなただって同じでしょう。雲風情に骨抜きにされて、情けない」
放置された糞でも見るような目だ。なるほど、自分を見ていたのはミスミだけじゃなかった。こいつはたぶん、保険だ。フチが寄越した保険。自分が、ジーグエが、ミスミに近づきすぎないか見張る役。
「俺を捕まえにきたのか?」
「いいえ」
エンユウは踵を返した。
「俺はあなたと違って、命令に忠実なので」
団長のお気に入りでよかったですね、と言い捨て去っていく。
ミスミの処刑は一週間後に決まった。
「本当はもう少し調査を進めたかったらしいですけど、国民感情に配慮したそうですよ。まあ、まさか王子を処刑するわけにもいかないですもんね」
並走飛行をしながら、エンユウは器用に伝えてくる。竜が減ったいま、ジーグエたちの哨戒飛行はさらに増えた。その分、地上任務は免除されているが、身体に溜まる疲労は比べ物にならない。ちらりと並走して飛ぶ竜と彼を見る。カラリナは一向に目覚めず、ワーゴにはエンユウが騎乗することになった。彼の竜もまた、どさくさに紛れて逃げてしまっていた。
その優秀な後輩は、訊いてもいないのに毎日のようにミスミの動向を伝えてくる。こちらの反応を探るためなら、ご苦労なことだと思った。あの日耳奥に張り付いた薄膜みたいななにかは、いまもうっすらと外界をジーグエを隔てていて、なにを訊いても色を抜いたかのように現実味がなく、感情もまるで動かない。
「中央では、小規模ながら暴動が起きてるみたいですよ。まあ、これだけの惨事を起こしたんだから、仕方ないことですが」
「暴動?」
「あらゆる流通が止まり、安心して外も歩けない。建物は壊され、農作物や畜産物にも影響が出ています。この事態を抑え込むことができなかった衛国竜団の責任を追及する国民の声が、日に日に大きくなっている。鎮圧しようにも、竜団は多くの竜を失い、事態は泥沼化しているそうです」
そのための早急な処刑か。ひとりに罪をかぶせ、怒りの矛先を変えたいのだろう。
「執行は中央本基地の刑場で日没に。当日の護衛、我々も参加することになりました」
「は?」
「いま、竜を飛ばせる隊員は貴重なんです。この処刑はきっと多くの人民が集まる。混乱を最小限にするために出向せよとの命令です。なにか問題でも?」
エンユウは渓谷沿いに視線を巡らせながらそっけなく聞く。いいやなにも、と答えるほかなかった。
断崖に泊まっている飛竜船はほとんどない。この国で起きたことはすでに貿易経路を伝って周辺諸国にも伝わっていて、それがまた上層部の頭を悩ませていた。原因が伏せられている以上、すぐすぐに侵攻してくるようなことはないだろうが、長期化すればどう転ぶかわからない。
渓谷の断崖をなぞるように見回ってから、進路を大きく西に変え、町の上空へと向かう。
かつてたくさんの竜荷車が行き交っていた大通りは、大きな箒で掃き出されたようにすっきりと何もなかった。通りの両脇にびっしり立ち並んでいた屋台や、町をあるけばひと区画ごとに腕を引かれた客寄せも姿を消し、ときおりジーグエたちの影におびえてさっと建物に駆け入る姿が見えるくらいだ。まるで町全体が息を殺して、巨大な悪いものの視線から逃げているみたいだった。無理もない。いったん町の外に姿を消した竜たちは、食糧を求めてたびたび戻ってくることを繰り返していた。腐食した壁や、ガラス窓は鋭い爪で簡単に破られ、泣く泣く家を手放した人も多い。
どうして、こんなことになってしまったのか。
竜が人から離れた理由は、犯人以外、民にもまた伏せられていた。それがかえって、さまざまな憶測を呼んでいた。何らかの病なのか、薬物による錯乱なのか。あるいは環境の変化や、人間がまだ知らなかった竜の生態の一部なのか。
わからないことは不安を呼び、不安は凝って不信となり、それはいずれ憎悪になる。いまだって、しっかり距離を取って飛行するジーグエたちを睨みつける人々がいる。手に斧を持って、降りてくるなと脅している。金懐花の咲かない、緑と茶色ばかりの町は、ひどく寒々しく見えた。
ミスミは、こんな世界を望んでいたんだろうか。
また考えそうになっている自分に気づき、頭を振った。
「基地外出張の申請、頼むな」
それだけ伝えて、リリの首を軽く叩き速度を上げる。一週間後という言葉に何かがひっかかり、ああ、フチ団長への答えを出す日だったなと思い当たる。一応、妹にお伺いを立てているが、おそらく受けろと指示が来るだろう。衛国竜団と繋がりができれば、創業以来最大の損失を出している経営もすこしは希望が見えてくるかもしれない。
返事をしたためなければならない、という思いを、いまだけは風にまぎれて捨てることを許した。空にいる間だけは、もう、なにも考えたくなかった。
ミスミが殺される日は、よく晴れて風がなかった。
大渓谷のうえをゆったりと旋回しながら、弩弓を持つ手に力を込める。渓谷の縁にまで詰めかけた国民たちは皆一様に目をぎらつかせ、罵声を発し、届かないとわかっていても、石を投げる者もいた。地上勤務の隊員が一応、意図しない突沸を避けるように適度になだめてはいるものの、積極的に沈静を求めることはなかった。
人々の怒りはいま、大渓谷の上に吊るされた、ミスミたったひとりに向けられている。
「これより、大罪人ミスミの処刑を始める」
断崖の縁に建てられたお立ち台、その頭上に向けて広がった拡声器の先端から、フチの凛とした低い声が響いてくる。わっと観衆が湧いた。一連の儀式の後には、彼女と食事の約束を取り付けてあった。ウォーグが懇意にしている格式高い料亭の個室で、彼女の求婚を引き受ける予定になっている。
ミスミの罪状が読み上げられる。さすがに細かいところは聞こえないが、まあ国家反逆罪から竜教唆罪、治安維持、営業妨害、過失致死――聞いているのがバカらしくなるほどの長ったらしい罪が、宙に浮かぶ丸太程度の身体にのしかかっているようだった。
執行人の乗った竜は首元に綱が巻かれ、その先には、薄手の白い服を着たミスミが吊り下げられていた。まるで長い首飾りの先端に下がる石みたいな彼の、肩にかかる長さの黒髪は解かれ、伏せられた表情はわからない。ときおり、驚かすようにわざと上昇、下降を繰り返す執行竜の動きに合わせてゆらゆら揺れるも、つまさきひとつ動かさなかった。
さっさと落ちてくれればいいのに。
焦らすように(実際、観衆の高揚を増す狙いもあるのだろう。欲求不満がたまるほど、解消されたときの恍惚は大きくなる)処刑の根拠となる法令を読み上げ続けるフチの声を聞きながら、ジーグエは思った。あと少しでミスミという男の存在は消え、また日常が戻ってくる。そう考えると、首のあたりに凝り固まった重たい何かをやっと降ろせるような開放感すらあった。これで終わり。そしたら彼との過去を忘れて、また日常に戻れる。言われた通りに立ち回り、家業のために身を捧げる。それだけを考えていればいい日常が。
「執行官、構え!」
号令とともに、背に乗った執行官が大ぶりのナイフを振り上げる。銀の刃が日を反射しぎらりと光る。
これで、やっと終わる。
その瞬間、ミスミがふいに顔をあげた。ぱちっと交わった視線が、消える。
「あ」
それは、本当に衝動だった。
例えるなら、財布からこぼれた小銭を追いかけてつい手をのばすような。
ふわっと全身に風を感じる。ついで、顔にものすごい風を感じた。すべての音が風音にかき消される。内臓が浮き、引きずるように筋肉が後ろへとひっぱられていく。
なにが起きた。なんで俺、落ちてるんだ?
焦りは一瞬だった。驚愕したミスミの顔が、豆粒ほどの大きさなのに、はっきり見えた。見たことのない顔に溜飲が下がって、ついでに平静さも戻ってきた。ばかめ。
分厚い風のすき間に身体をねじ込むようにして、ジーグエはミスミに手をのばした。とっさの反応かもしれないけれど、ミスミもまた、手をのばしていたように思う。
あと、少し。
指先が触れあった瞬間、ジーグエは意識を失った。
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