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dolce. 過剰発酵恋心-2
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◇
何ごとも適量が大切だ。
軌道修正を決意して、まず客用布団を干した。それから、なんとか昼間のデートの約束をした。ちょうど最近バズっていた老舗喫茶店に行きたかったので、そこに誘って、もちもちのナポリタンを食って、帰りに近くの公園に誘った。ツツジが咲き乱れる遊歩道を歩きながら、「ツツジの蜜って旨いけどたまに虫が入ってるよね」とか、そんな会話をして、その日は別れた。
家にも誘わないようにしていたけれど、やむを得ずるたくんが泊まる日(るたくんのマンションよりもうちの方が、彼の職場に近いのだ)は、干しておいた客用布団に寝た。冷たい布団はさみしかったけど、ちょっと離れたところにいるるたくんと取り留めのない会話をしながら眠りに落ちるのは、修学旅行の夜みたいでそれはそれで楽しかった。
嘘だ。楽しかったけど、つらくもあった。
どうせ叶わないと思っていたときの我慢より、いつでも手が届くと分かっている状態の我慢の方がずっとつらいなんて、思ってもみなかった。電気を消して、眠くなるまでしゃべって、いつの間にか小さな寝息が聞こえてくる、その幼気な呼吸音にすら興奮した。好きな子限定だから、許してほしい。
「うん、じゃあ気を付けて」
そう言って通話を切る。別々の布団で寝始めてからひと月が経っていた。気づいたら梅雨入りしていて、布団もタオルもどこかじっとりと重い。それでも例の抱き枕だけはカビさせたら大変なので、こまめに浴室乾燥で乾かしていた。
ランドリーの中みたいにほかほか温かい浴室に入り、いくつもの洗濯バサミで吊るされたアザラシを回収する。いっそこのまま押し入れにしまってやろうか、と思ったりするけど、言い訳が思いつかなくてやめた。
あれから一度もセックスしてない。「しようよ」と言う勇気がなかった。溜まるもんは処理しているはずなのに、邪念は梅雨の湿気のように、払っても払ってもまとわりついて離れない。
◇
「雨すごかったでしょ」
お互いの仕事の調整がつかなくて、会うのは二週間ぶりだった。本当は外でネパール料理を食べる予定が、大雨で一部の路線の運休が決まり、宅飯デートと相成った。仕事が終わったその足でやってきたるたくんの髪はしめっていて、足跡が小さな水たまりになっている。
タオルで敷いた道の上を歩いてシャワーに直行してもらい、その間に濡れた靴をさっとふき取り、中に乾いた紙を丸めて突っ込んでいく。これも、浴室で乾燥させたほうがいいかもしれないな。人生で一度も履いたことのない革靴というものは、温かい場所に置いていたチョコレートみたいに柔らかく、そして小さかった。
るたくん、ちゃんと社会人みたいな靴履いてたんだな。
本人に言ったら怒られそうなことを思う。彼がどんな靴を履いていたかなんて、これまで気にしたこともなかった。本当に自分はいままで、彼の何を見ていたんだろう。
左右ともに拭き終わって立ち上がったとき、脱衣所のドアが開いた。髪を拭きながら出てきたるたくんは、玄関にいる俺を見てちょっと目を見張った。
「何してんの?」
「靴、濡れてたから乾かそうと思って。これ、夜の間、浴室乾燥かけていいかな」
「いいけど」
こっくり頷き、それから「浴室乾燥、あるんだ」とつぶやいた。
「うん。実家で冬、乾かなくってさー。都会でたら絶対浴室乾燥って思ってたんだよね」
ふうん、と呟いたるたくんは「サキさんも風呂、入ってきたら」と促した。
「え、でも夕飯」
「まだお腹減ってないし、洗濯機貸してもらえるなら、一緒にまわしちゃった方がいいでしょ」
濡れたシャツやスーツ(洗濯機で洗えるらしい)を手に持ったままそう言われて、確かにと納得した。急いで作ったビーフシチューに味を染み込ませる時間も必要だ。予定を変更して、まだ湯気の残る浴室に入る。手早くシャワーを済ませて、リビングに戻った。
るたくんは、窓際に寄せておいた客用布団を叩いていた。正確には、ティッシュで何かを拭おうとしていた。
「どしたの?」
「ごめん、水こぼしちゃって」
傍らには、いつも彼が使っているマグカップがあった。幸い中身はただの水で、濡れた部分も今は色を濃くしているものの、乾けばシミにもならないだろう。
「いいって、そのうち乾くよ」
三つに折り畳まれた敷布団の真ん中に広がったシミは、両手を広げたくらいの円を描いていた。バスタオルでも敷けば寝られるか、と思いながら立ち上がろうとすると、寝間着のスウェットの裾を引かれる。
「こっちで寝ればいいじゃん」
じ、と見つめてくる顔には、見覚えがあった。それがあの、青森のホテルで見た顔と同じだと気づいたとき、るたくんの腕をつかんでいた。
「あのさ」
「……なに」
膝をついてにじり寄る。るたくんがちょっと後ずさって、ベッドに背をつけてあごを引く。
「なんで、わざと水、こぼしたの」
本当は見ていた。るたくんは極めて冷静に、敷布団の上で、右手に持ったマグカップを傾けていた。水はいつか見た滝のようにまっすぐに落ち、彼はひとつの動揺もなくそれを見ていた。
大きく見ひらかれた目がひとつ瞬いて、それからぱっと顔じゅうが赤くなった。
「み、てたの」
「見えちゃった」
しくじった、という顔をしたるたくんは、何度か口を動かして、でも言葉を見つけられなかったのか、結局黙って顔をそむけた。その頬をなぞって、こちらを向かせる。
「るたくん」
「よ」
「よ?」
「浴室乾燥、あるって聞いたから」
いやどういうことだよ。
じれったすぎて、もうこのまま襲っちゃおっかな、という邪心をなんとか抑え込む。それで後悔したのはつい最近だというのに、決まった温度で間違いなく膨らむイーストみたいに欲望は素直で、だからこそ手に負えない。
「るたくん」
「ごめん」
「そうじゃなくって」
伏せられた顔がゆるゆる上がる。うっすら潤んだその目の奥に、確かに欲望のゆらめきを見た。
「俺、るたくんのこと、襲っちゃっていいの?」
小さな首がこっくりと前後する間、待てたことは褒めてほしい。
◇
あれやそれやが終わって、それでも離れがたくって、熱い身体を背中から抱きしめたまま横になる。汗のにじむ恋人の生え際を指で梳きながら、「結局、あのアザラシって何だったの?」とようやく聞いた。
「てっきり、一緒に寝たくないっていうアピールというか、そういうのかと思ったんだけど」
るたくんはしばらく黙秘の構えを取っていたけど、やがて「ビーズクッションって、捨てるの難しいんだって」とつぶやいた。
「え?」
「中のビーズと外の布を分別しなきゃいけないから、すごく手間みたい。廃品業者とか、粗大ごみ回収受け付けてるみたいだけど、時間かかるし」
るたくんは身体を起こし、ベッドの下に追いやられていたアザラシを両手で拾い上げた。もう捨てられるときの話をされているアザラシが、なんだか哀れに見えてくる。
「だから、重石くらいにはなるかもなって」
「重石?」
「売るのも、梱包するのも大変そうだし」
くるっとこちらを向いて、バスケットボールでも投げるように抱き枕をパスしてくる。両手でキャッチしたその上からのしかかられて、さすがに呻いた。
アザラシを挟んで胸の真上にぐりぐりと頭を押し付けられる。まるで漬物にでもなった気分で、ギブアップを伝えるため背中に手を置いて、口をつぐむ。のしかかる身体が、まるで何かをこらえるようにぎゅっと硬く緊張していたから。
「このまえ、スマホ、壊したでしょ」
「うん」
「また逃げたのかと思った」
息を止めた。るたくんは貫くような視線で俺を見ていた。串打ちされる鶏肉のように動けなくなる。
「もう簡単に逃げられると思うなよ」
ぎゅうぎゅう体重を掛けてくる身体をアザラシごと抱きしめた。腕の長さが足りなくって、それでも付け根が痛むくらい思いっきり伸ばす。
「ごめん」
「重たいって、分かってて拾ったのはそっちだから」
「うん、重くしてて」
どんなに冷やしても膨らんでくる気持ちには、それくらいできっとちょうどいい。
もどかしくなって、ふん、と反動をつけて起きあがる。よく膨らんだパン生地くらいやわらかく熱い頬に、思わず小さく歯を立てた。
何ごとも適量が大切だ。
軌道修正を決意して、まず客用布団を干した。それから、なんとか昼間のデートの約束をした。ちょうど最近バズっていた老舗喫茶店に行きたかったので、そこに誘って、もちもちのナポリタンを食って、帰りに近くの公園に誘った。ツツジが咲き乱れる遊歩道を歩きながら、「ツツジの蜜って旨いけどたまに虫が入ってるよね」とか、そんな会話をして、その日は別れた。
家にも誘わないようにしていたけれど、やむを得ずるたくんが泊まる日(るたくんのマンションよりもうちの方が、彼の職場に近いのだ)は、干しておいた客用布団に寝た。冷たい布団はさみしかったけど、ちょっと離れたところにいるるたくんと取り留めのない会話をしながら眠りに落ちるのは、修学旅行の夜みたいでそれはそれで楽しかった。
嘘だ。楽しかったけど、つらくもあった。
どうせ叶わないと思っていたときの我慢より、いつでも手が届くと分かっている状態の我慢の方がずっとつらいなんて、思ってもみなかった。電気を消して、眠くなるまでしゃべって、いつの間にか小さな寝息が聞こえてくる、その幼気な呼吸音にすら興奮した。好きな子限定だから、許してほしい。
「うん、じゃあ気を付けて」
そう言って通話を切る。別々の布団で寝始めてからひと月が経っていた。気づいたら梅雨入りしていて、布団もタオルもどこかじっとりと重い。それでも例の抱き枕だけはカビさせたら大変なので、こまめに浴室乾燥で乾かしていた。
ランドリーの中みたいにほかほか温かい浴室に入り、いくつもの洗濯バサミで吊るされたアザラシを回収する。いっそこのまま押し入れにしまってやろうか、と思ったりするけど、言い訳が思いつかなくてやめた。
あれから一度もセックスしてない。「しようよ」と言う勇気がなかった。溜まるもんは処理しているはずなのに、邪念は梅雨の湿気のように、払っても払ってもまとわりついて離れない。
◇
「雨すごかったでしょ」
お互いの仕事の調整がつかなくて、会うのは二週間ぶりだった。本当は外でネパール料理を食べる予定が、大雨で一部の路線の運休が決まり、宅飯デートと相成った。仕事が終わったその足でやってきたるたくんの髪はしめっていて、足跡が小さな水たまりになっている。
タオルで敷いた道の上を歩いてシャワーに直行してもらい、その間に濡れた靴をさっとふき取り、中に乾いた紙を丸めて突っ込んでいく。これも、浴室で乾燥させたほうがいいかもしれないな。人生で一度も履いたことのない革靴というものは、温かい場所に置いていたチョコレートみたいに柔らかく、そして小さかった。
るたくん、ちゃんと社会人みたいな靴履いてたんだな。
本人に言ったら怒られそうなことを思う。彼がどんな靴を履いていたかなんて、これまで気にしたこともなかった。本当に自分はいままで、彼の何を見ていたんだろう。
左右ともに拭き終わって立ち上がったとき、脱衣所のドアが開いた。髪を拭きながら出てきたるたくんは、玄関にいる俺を見てちょっと目を見張った。
「何してんの?」
「靴、濡れてたから乾かそうと思って。これ、夜の間、浴室乾燥かけていいかな」
「いいけど」
こっくり頷き、それから「浴室乾燥、あるんだ」とつぶやいた。
「うん。実家で冬、乾かなくってさー。都会でたら絶対浴室乾燥って思ってたんだよね」
ふうん、と呟いたるたくんは「サキさんも風呂、入ってきたら」と促した。
「え、でも夕飯」
「まだお腹減ってないし、洗濯機貸してもらえるなら、一緒にまわしちゃった方がいいでしょ」
濡れたシャツやスーツ(洗濯機で洗えるらしい)を手に持ったままそう言われて、確かにと納得した。急いで作ったビーフシチューに味を染み込ませる時間も必要だ。予定を変更して、まだ湯気の残る浴室に入る。手早くシャワーを済ませて、リビングに戻った。
るたくんは、窓際に寄せておいた客用布団を叩いていた。正確には、ティッシュで何かを拭おうとしていた。
「どしたの?」
「ごめん、水こぼしちゃって」
傍らには、いつも彼が使っているマグカップがあった。幸い中身はただの水で、濡れた部分も今は色を濃くしているものの、乾けばシミにもならないだろう。
「いいって、そのうち乾くよ」
三つに折り畳まれた敷布団の真ん中に広がったシミは、両手を広げたくらいの円を描いていた。バスタオルでも敷けば寝られるか、と思いながら立ち上がろうとすると、寝間着のスウェットの裾を引かれる。
「こっちで寝ればいいじゃん」
じ、と見つめてくる顔には、見覚えがあった。それがあの、青森のホテルで見た顔と同じだと気づいたとき、るたくんの腕をつかんでいた。
「あのさ」
「……なに」
膝をついてにじり寄る。るたくんがちょっと後ずさって、ベッドに背をつけてあごを引く。
「なんで、わざと水、こぼしたの」
本当は見ていた。るたくんは極めて冷静に、敷布団の上で、右手に持ったマグカップを傾けていた。水はいつか見た滝のようにまっすぐに落ち、彼はひとつの動揺もなくそれを見ていた。
大きく見ひらかれた目がひとつ瞬いて、それからぱっと顔じゅうが赤くなった。
「み、てたの」
「見えちゃった」
しくじった、という顔をしたるたくんは、何度か口を動かして、でも言葉を見つけられなかったのか、結局黙って顔をそむけた。その頬をなぞって、こちらを向かせる。
「るたくん」
「よ」
「よ?」
「浴室乾燥、あるって聞いたから」
いやどういうことだよ。
じれったすぎて、もうこのまま襲っちゃおっかな、という邪心をなんとか抑え込む。それで後悔したのはつい最近だというのに、決まった温度で間違いなく膨らむイーストみたいに欲望は素直で、だからこそ手に負えない。
「るたくん」
「ごめん」
「そうじゃなくって」
伏せられた顔がゆるゆる上がる。うっすら潤んだその目の奥に、確かに欲望のゆらめきを見た。
「俺、るたくんのこと、襲っちゃっていいの?」
小さな首がこっくりと前後する間、待てたことは褒めてほしい。
◇
あれやそれやが終わって、それでも離れがたくって、熱い身体を背中から抱きしめたまま横になる。汗のにじむ恋人の生え際を指で梳きながら、「結局、あのアザラシって何だったの?」とようやく聞いた。
「てっきり、一緒に寝たくないっていうアピールというか、そういうのかと思ったんだけど」
るたくんはしばらく黙秘の構えを取っていたけど、やがて「ビーズクッションって、捨てるの難しいんだって」とつぶやいた。
「え?」
「中のビーズと外の布を分別しなきゃいけないから、すごく手間みたい。廃品業者とか、粗大ごみ回収受け付けてるみたいだけど、時間かかるし」
るたくんは身体を起こし、ベッドの下に追いやられていたアザラシを両手で拾い上げた。もう捨てられるときの話をされているアザラシが、なんだか哀れに見えてくる。
「だから、重石くらいにはなるかもなって」
「重石?」
「売るのも、梱包するのも大変そうだし」
くるっとこちらを向いて、バスケットボールでも投げるように抱き枕をパスしてくる。両手でキャッチしたその上からのしかかられて、さすがに呻いた。
アザラシを挟んで胸の真上にぐりぐりと頭を押し付けられる。まるで漬物にでもなった気分で、ギブアップを伝えるため背中に手を置いて、口をつぐむ。のしかかる身体が、まるで何かをこらえるようにぎゅっと硬く緊張していたから。
「このまえ、スマホ、壊したでしょ」
「うん」
「また逃げたのかと思った」
息を止めた。るたくんは貫くような視線で俺を見ていた。串打ちされる鶏肉のように動けなくなる。
「もう簡単に逃げられると思うなよ」
ぎゅうぎゅう体重を掛けてくる身体をアザラシごと抱きしめた。腕の長さが足りなくって、それでも付け根が痛むくらい思いっきり伸ばす。
「ごめん」
「重たいって、分かってて拾ったのはそっちだから」
「うん、重くしてて」
どんなに冷やしても膨らんでくる気持ちには、それくらいできっとちょうどいい。
もどかしくなって、ふん、と反動をつけて起きあがる。よく膨らんだパン生地くらいやわらかく熱い頬に、思わず小さく歯を立てた。
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はじめまして!!急にコメント失礼します。たまたま流れ着いたのですが本当に素敵な作品でした!実は横書きはあまり得意でないのですが、しっかり最後まで飽きずに読み切りました!(もしかしたら最速で読み切ったかもしれません…!!)
素敵なポイントがいくつもあるんですが、まずはるたくんの心理描写の例え(冷蔵庫に傷んだ食品を見つけたときの感じetc)がとてもリアルで没入感がありました!語彙も難しすぎず平易すぎずで、さくさく読めるのに読み応えがありました。サキとの関係性の中でるたが自分の欠点である人間関係を結べないところをしっかりと自覚し、それを変えていこうと努力し、根本との確執も乗り越えていけたところがるたを応援しがいがあったな〜!と思える丁寧な描写でした。あとナイフのシーンですが、「相手より自分のトラウマを優先させてしまった」という心理の運び方が意外性もあり、新鮮で本当に面白かったです。素敵な作品をありがとうございました!!
清田さま
はじめまして、この度はコメントありがとうございます!(通知をオンにしておらず、気づくのに大変時間がかかってしまいました。失礼いたしました)
具体的なポイントと嬉しい感想、本当にありがたいです…!無数に面白い小説があるなか、本作を読み切っていただけただけでも嬉しいのに、素敵なコメントまでいただけて、大変励みになりました。横書きは好み分かれますよね(私も書くときは縦書き派です)。
また書く元気をいただきました。ありがとうございました!