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最終話:生存ルート、攻略完了
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「やぁああぁっと! くっついてくれましたか!」
「俺たちの首がつながったぁ」
あのあと森から出てきたステラとヴィルフリートの間に流れる空気が随分と違うと、遠慮も配慮もない騎士がわらわらと寄ってきた。その結果、隠し通すことはできないと腹を括ったヴィルフリートが全てを打ち明けたのが昨日の夜の話。
今は、撤収作業班と魔物討伐班に分かれて午前を過ごしているところだ。ステラはもちろん撤収作業班ということで、作業の合間に騎士のおしゃべりに付き合っているわけだが、話しかけられる話題はすべて昨日の夜の話ばかりだ。
冷やかしとしてはいくぶんか不可解な安堵の言葉の羅列に、ステラの首がどんどん傾いていく。
「それって、どういう意味?」
騎士たち曰く、ステラが配属されて暫くして、いつの間にか背後にはあの強面犯罪者人相の団長が必ずついて回るようになったから、ステラと話すこともままならなかったのだという。
「任務に支障が出ない程度の談笑は許してくれますけど、それでもおっかねえんだもん……どんだけステラさんのこと好きなんだって言う……わかってませんでした?」
まったく知らなかった。
顔が火照るのを感じながら、遠慮がちに首を横に振る。
「ステラさんが救った騎士の中に、本気で惚れたやつも少なからずいたんですよ。それで、そういうのって団長にすぐばれるんですよね」
「夜目も鼻も利くうえに、雰囲気を察する能力も高いんですよね、あの人」
「いやほんとに……まぁだから、ステラさんに惚れたやつには自然と異動命令が出るわけです」
「い、異動……そんな私情を挟むようなこと、団長がするかなぁ……?」
「してるんですよ。気付いてないのはステラさんだけ!」
「だけど、お二人がやっとくっついてくれたんで、俺たち飛ばされなくて済むなって」
「そうそう。人のモノに手を出すほど愚かではありませんから、僕たちは!」
「ええ、まだ死にたくありませんしね!」
爽やかな笑顔で、改めて祝福の言葉をかけてくれる騎士たちに苦笑することしかできない。
要するに、騎士団の中で紅一点であるステラには、いつの間にか強面の守り神がついていたということらしい。
(確かに、いつも何かと助けてくれるのは団長だったけど、よもや背後について回ってたからだったなんて……)
目だけで騎士たちを威圧している姿を想像して、少しだけ笑えた。
「強面男の特権ね」
「俺の特権がなんだって?」
彼らの言う通り、ぬっと背後から現れたヴィルフリートが、想像通りの目線で騎士たちを牽制する。
昨日の夜に見せた表情は幻だったんじゃないかと思うぐらい、彼にとっては通常運転の強面に、ステラもちょっとだけビビってしまったのは内緒にしておこう。
「団長! お帰りなさい! それじゃ、ステラさん、俺たちはあっちのテントを馬車に積み込みますんで!」
「力仕事はお任せくださいね!」
「あ、はーい、怪我したらすぐ来てね」
騎士らが元気よく返事をして、颯爽と去っていく。
ふと血の匂いが頭上から漂ってきて、勢いよく顔を上げた。ヴィルフリートの頬に一直線の切り傷が出来ている。
「えっ、先輩、怪我してるじゃないですか! 珍しい……どうしたんですか」
丸太に座らせ、清潔な布を腰袋から取り出して傷口の周りの血をふき取る。
「ステラのことを考えていたら油断した」
「えっ…………」
先輩が? あの優秀過ぎてたった2年足らずで団長にまで上りつめたヴィルフリート先輩が?
「私のことを考えて、怪我をしたんですか?」
「しょうがないだろう。君を愛でるのに我慢をしなくてよくなったんだから」
人を殺してそうな顔で平然と甘い言葉を紡ぐその二面性に、ステラはぱちぱちと瞬きを繰り返した。
――そうか、婚約者になると、こんなにも可愛い人になるのか。
「えぇ……なんですか、それ……。好きです」
「ステラ」
思わずヴィルフリートの膝に乗っかって、首に腕を回して深緑の瞳を見つめる。
若干頬を赤らめさせた彼の腕が腰にまわって、ぐっと引き寄せられた。
揺れた視界の先に、首筋にも血が付いているのが見えて、ステラの動きがぴたりと止まる。心なしかヴィルフリートの動きも鈍い気がする。
がしっと彼の頬を両手で包み込んで目を閉じた。
(……肋骨骨折、首に裂傷……傷は浅そうね。あとは打撲に、むち打ち……)
ぱちりと目を開けて、ステラは眉をひそめた。
「先輩……私、先輩に会うために狭き門をくぐってきたんですよ」
「知ってる」
「こんなポカをやらかして、団長から降ろされたらどうするんですか? 私達、また離ればなれですか?」
わざと瞳をうるませて、ステラはヴィルフリートの目を見つめた。はっとして目を見開いた彼は今の言葉で状況を理解したのか、ステラを抱いたまますっくと立ちあがった。
「ステラ、俺はどうやら浮かれていたようだ」
「ええ、そのようですね。私としては嬉しいですが」
「君の仕事を増やさないように、もっと強くならねば」
宙を睨みつける顔面があまりにも恐ろし過ぎて、視界の先にいた騎士が「ヒィッ! 俺なんかした!?」と小さく悲鳴をあげて逃げていった。かわいそうに。
眉間にしわを寄せて唸るヴィルフリートの頬に手を添えて、こちらを向くように誘導する。切り傷に治癒魔法を送りながら、どさくさに紛れてキスをした。
「肋骨を骨折してるので、あとで脱いでくださいね、先輩」
「ん……うん。わかった」
淫魔の呪いの生存ルートが、攻略不可能な強面団長しかいないとなった時はどうなることかと肝が冷えたあの日が、随分と遠く感じる。
(でもそのおかげで、こうして大好きな人が私の婚約者になったのよね)
これ以上の幸せはあるだろうか。
感謝はしたくないが、淫魔が一役買ってくれたと思って、あれの悪戯は水に流そうと思う。
「先輩、そろそろおろしてください。もうみんな出発準備が完了してるっぽいですよ」
「ああ。……じゃあ、行こうか。ステラ」
「はい!」
微笑みを向けられる。自分にしか向けられることのない、穏やかな表情だ。特別で、貴重な数秒間が今やステラだけの特権になっている。
嬉しくなって口角をあがるのも我慢せず、最愛の人の手を握った。
――諦めの悪い治癒魔術師で良かった。
そんなことを思いながら、ヴィルフリートのエスコートを受けて、馬車に乗り込んだ。
FIN.
―――――――
最後までお読みいただきありがとうございました!
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「やぁああぁっと! くっついてくれましたか!」
「俺たちの首がつながったぁ」
あのあと森から出てきたステラとヴィルフリートの間に流れる空気が随分と違うと、遠慮も配慮もない騎士がわらわらと寄ってきた。その結果、隠し通すことはできないと腹を括ったヴィルフリートが全てを打ち明けたのが昨日の夜の話。
今は、撤収作業班と魔物討伐班に分かれて午前を過ごしているところだ。ステラはもちろん撤収作業班ということで、作業の合間に騎士のおしゃべりに付き合っているわけだが、話しかけられる話題はすべて昨日の夜の話ばかりだ。
冷やかしとしてはいくぶんか不可解な安堵の言葉の羅列に、ステラの首がどんどん傾いていく。
「それって、どういう意味?」
騎士たち曰く、ステラが配属されて暫くして、いつの間にか背後にはあの強面犯罪者人相の団長が必ずついて回るようになったから、ステラと話すこともままならなかったのだという。
「任務に支障が出ない程度の談笑は許してくれますけど、それでもおっかねえんだもん……どんだけステラさんのこと好きなんだって言う……わかってませんでした?」
まったく知らなかった。
顔が火照るのを感じながら、遠慮がちに首を横に振る。
「ステラさんが救った騎士の中に、本気で惚れたやつも少なからずいたんですよ。それで、そういうのって団長にすぐばれるんですよね」
「夜目も鼻も利くうえに、雰囲気を察する能力も高いんですよね、あの人」
「いやほんとに……まぁだから、ステラさんに惚れたやつには自然と異動命令が出るわけです」
「い、異動……そんな私情を挟むようなこと、団長がするかなぁ……?」
「してるんですよ。気付いてないのはステラさんだけ!」
「だけど、お二人がやっとくっついてくれたんで、俺たち飛ばされなくて済むなって」
「そうそう。人のモノに手を出すほど愚かではありませんから、僕たちは!」
「ええ、まだ死にたくありませんしね!」
爽やかな笑顔で、改めて祝福の言葉をかけてくれる騎士たちに苦笑することしかできない。
要するに、騎士団の中で紅一点であるステラには、いつの間にか強面の守り神がついていたということらしい。
(確かに、いつも何かと助けてくれるのは団長だったけど、よもや背後について回ってたからだったなんて……)
目だけで騎士たちを威圧している姿を想像して、少しだけ笑えた。
「強面男の特権ね」
「俺の特権がなんだって?」
彼らの言う通り、ぬっと背後から現れたヴィルフリートが、想像通りの目線で騎士たちを牽制する。
昨日の夜に見せた表情は幻だったんじゃないかと思うぐらい、彼にとっては通常運転の強面に、ステラもちょっとだけビビってしまったのは内緒にしておこう。
「団長! お帰りなさい! それじゃ、ステラさん、俺たちはあっちのテントを馬車に積み込みますんで!」
「力仕事はお任せくださいね!」
「あ、はーい、怪我したらすぐ来てね」
騎士らが元気よく返事をして、颯爽と去っていく。
ふと血の匂いが頭上から漂ってきて、勢いよく顔を上げた。ヴィルフリートの頬に一直線の切り傷が出来ている。
「えっ、先輩、怪我してるじゃないですか! 珍しい……どうしたんですか」
丸太に座らせ、清潔な布を腰袋から取り出して傷口の周りの血をふき取る。
「ステラのことを考えていたら油断した」
「えっ…………」
先輩が? あの優秀過ぎてたった2年足らずで団長にまで上りつめたヴィルフリート先輩が?
「私のことを考えて、怪我をしたんですか?」
「しょうがないだろう。君を愛でるのに我慢をしなくてよくなったんだから」
人を殺してそうな顔で平然と甘い言葉を紡ぐその二面性に、ステラはぱちぱちと瞬きを繰り返した。
――そうか、婚約者になると、こんなにも可愛い人になるのか。
「えぇ……なんですか、それ……。好きです」
「ステラ」
思わずヴィルフリートの膝に乗っかって、首に腕を回して深緑の瞳を見つめる。
若干頬を赤らめさせた彼の腕が腰にまわって、ぐっと引き寄せられた。
揺れた視界の先に、首筋にも血が付いているのが見えて、ステラの動きがぴたりと止まる。心なしかヴィルフリートの動きも鈍い気がする。
がしっと彼の頬を両手で包み込んで目を閉じた。
(……肋骨骨折、首に裂傷……傷は浅そうね。あとは打撲に、むち打ち……)
ぱちりと目を開けて、ステラは眉をひそめた。
「先輩……私、先輩に会うために狭き門をくぐってきたんですよ」
「知ってる」
「こんなポカをやらかして、団長から降ろされたらどうするんですか? 私達、また離ればなれですか?」
わざと瞳をうるませて、ステラはヴィルフリートの目を見つめた。はっとして目を見開いた彼は今の言葉で状況を理解したのか、ステラを抱いたまますっくと立ちあがった。
「ステラ、俺はどうやら浮かれていたようだ」
「ええ、そのようですね。私としては嬉しいですが」
「君の仕事を増やさないように、もっと強くならねば」
宙を睨みつける顔面があまりにも恐ろし過ぎて、視界の先にいた騎士が「ヒィッ! 俺なんかした!?」と小さく悲鳴をあげて逃げていった。かわいそうに。
眉間にしわを寄せて唸るヴィルフリートの頬に手を添えて、こちらを向くように誘導する。切り傷に治癒魔法を送りながら、どさくさに紛れてキスをした。
「肋骨を骨折してるので、あとで脱いでくださいね、先輩」
「ん……うん。わかった」
淫魔の呪いの生存ルートが、攻略不可能な強面団長しかいないとなった時はどうなることかと肝が冷えたあの日が、随分と遠く感じる。
(でもそのおかげで、こうして大好きな人が私の婚約者になったのよね)
これ以上の幸せはあるだろうか。
感謝はしたくないが、淫魔が一役買ってくれたと思って、あれの悪戯は水に流そうと思う。
「先輩、そろそろおろしてください。もうみんな出発準備が完了してるっぽいですよ」
「ああ。……じゃあ、行こうか。ステラ」
「はい!」
微笑みを向けられる。自分にしか向けられることのない、穏やかな表情だ。特別で、貴重な数秒間が今やステラだけの特権になっている。
嬉しくなって口角をあがるのも我慢せず、最愛の人の手を握った。
――諦めの悪い治癒魔術師で良かった。
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