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関西一の豪華料亭とエロの桃源郷
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立夫は二人を呼び出し、支店長室の机の上に姫路の住宅地図を広げた。
明美と純子を正面に座らせ、指先でゆっくりと一点をなぞる。魚町――姫路の夜が最も濃くなる歓楽街の中心だった。
「ここや。ここに十五億で料亭を建てる」
さらりと言うと、二人は一瞬言葉を失った。
立夫は続ける。
「名目は研修所や。人材育成とか、企業交流とか、いくらでも綺麗な理由はつく。まあ煙幕やけどな」
二人の口元が同時に緩み、小さく笑いが漏れる。
立夫はさらに地図の横を指した。
「横には保養所も建てる。これも名目だけや。実質はエロの社交場やな もっとはっきり言うと 男のハーレムや」
今度は明美も純子も遠慮なく笑った。
銀行という看板が、どれほど便利な盾になるかを彼女たちはよく知っている。
「この料亭、お前ら二人に任せる」
「えーーーっ、ほんとですか!」
二人は顔を見合わせ、半信半疑の表情を浮かべる。
立夫は肩をすくめた。
「嘘やない。もう20億の予算はつけた」
その言葉の軽さと額の重さの落差が、妙に可笑しかった。
20億という数字が、まるで宴会の会計のように扱われている。
「姫路一、いや関西一の料亭を作るんや。社長も幹部も政治家も、みんなここに来るようになる。酒と料理と見栄で、人は簡単に膝を折る」
立夫の声には確信があった。
銀行の融資より、契約書より、夜の席の方が物事を決めることを知っている声だ。
「そしてその先は――姫路という街を丸ごと握る」
冗談のように聞こえるが、冗談ではない。
地方都市の支配は、案外こういう場所から始まる。
「どうせ銀行の金や。遠慮はいらん。できるだけ豪勢にするんや」
大理石、檜の廊下、庭園、能舞台、個室、秘密の通路――。
金を使う理由はいくらでも作れる。
“研修”と“福利厚生”という言葉は、豪奢を正当化する魔法の呪文だ。
明美と純子は静かにうなずいた。
笑いながらも、その計画の重さを理解していた。
銀行が街を支配するのではない。
金が人を動かし、人が街を支配する。
ビジネスの拠点は千賀子のマンションやけど ここはクソ経営者たちを支配するエロの拠点にするのや(笑)
二人は大きく口を開けて笑った
明美と純子を正面に座らせ、指先でゆっくりと一点をなぞる。魚町――姫路の夜が最も濃くなる歓楽街の中心だった。
「ここや。ここに十五億で料亭を建てる」
さらりと言うと、二人は一瞬言葉を失った。
立夫は続ける。
「名目は研修所や。人材育成とか、企業交流とか、いくらでも綺麗な理由はつく。まあ煙幕やけどな」
二人の口元が同時に緩み、小さく笑いが漏れる。
立夫はさらに地図の横を指した。
「横には保養所も建てる。これも名目だけや。実質はエロの社交場やな もっとはっきり言うと 男のハーレムや」
今度は明美も純子も遠慮なく笑った。
銀行という看板が、どれほど便利な盾になるかを彼女たちはよく知っている。
「この料亭、お前ら二人に任せる」
「えーーーっ、ほんとですか!」
二人は顔を見合わせ、半信半疑の表情を浮かべる。
立夫は肩をすくめた。
「嘘やない。もう20億の予算はつけた」
その言葉の軽さと額の重さの落差が、妙に可笑しかった。
20億という数字が、まるで宴会の会計のように扱われている。
「姫路一、いや関西一の料亭を作るんや。社長も幹部も政治家も、みんなここに来るようになる。酒と料理と見栄で、人は簡単に膝を折る」
立夫の声には確信があった。
銀行の融資より、契約書より、夜の席の方が物事を決めることを知っている声だ。
「そしてその先は――姫路という街を丸ごと握る」
冗談のように聞こえるが、冗談ではない。
地方都市の支配は、案外こういう場所から始まる。
「どうせ銀行の金や。遠慮はいらん。できるだけ豪勢にするんや」
大理石、檜の廊下、庭園、能舞台、個室、秘密の通路――。
金を使う理由はいくらでも作れる。
“研修”と“福利厚生”という言葉は、豪奢を正当化する魔法の呪文だ。
明美と純子は静かにうなずいた。
笑いながらも、その計画の重さを理解していた。
銀行が街を支配するのではない。
金が人を動かし、人が街を支配する。
ビジネスの拠点は千賀子のマンションやけど ここはクソ経営者たちを支配するエロの拠点にするのや(笑)
二人は大きく口を開けて笑った
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