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2話 異世界ですか。
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これって、「異世界転生」・・・いや、生まれ変わりじゃないんだから、こういう場合は「異世界転移」って言ったほうがいいのだろうか?その定義がよく分からないんだけど。
ショックのあまり、私の精神はなにかを突き抜けてしまったらしい。まるで他人ごとのように現状を分析したりしてる。
そういえば、と、私の頭の中に図書館から借りてきた小説。まだ読みかけだったアレが思い出された。
タイトルは確か・・・
『女子高生の私が異世界で魔法使いになりました。王子様といっしょに魔王を倒します』だったかな?
期待を違えることなくタイトル通りの内容だった。
普通の高校生女子が車にはねられたら、なぜかファンタジー系の異世界にいて、そこでは魔法が使えて、イケメンの王子様といっしょに悪の魔王を倒す旅に出るハメになって。
(途中、王子様に愛の告白をされたりするエピソードもあったり)魔王の城までたどりついたところまで読んで。
そこで睡魔に襲われて最後まで読めなかったのだ。
返す返すも悔やまれる。
あの時、きちんと柴田さんの誘いを断っておけば、今頃は小説を最後まで読み切ってささやかな幸せに浸ってた。
こんな訳の分からない世界で溜息をついていることなどなかったのだ。
は~~っ・・・私ったら、自分が異世界転移(?)しちゃってどうするの。
とか、自分に突っ込みをいれて痛む頭を抱えた。
現実問題。
異世界にきちゃったらそこで生きていかなきゃならないのは物語の常識。動かせない定説だ。
となると、この世界での自分の立ち位置を把握するのが先決。
絵付きの天井といい、シルクかなにかでできたふかふかの寝具といい、(見える範囲の)部屋の豪華なアンティーク家具といい、数人の召使いといい、私はお金持ちのお嬢様らしい。
しかも若くて美少女というハイスペックなオプションつき。
とりあえず、衣食住には困らないみたい。
最低限、それさえあれば現代だって異世界だって生きていける。
へたに農民とか勇者とかに転移しちゃってみ?ここでの知識もなければ武力もない私はすぐにのたれ死にのバッドエンドだ。
それに、乗馬中に馬から落ちて頭を打って記憶障害っていうのも私にはものすごく都合がいい。
おかしな言動をしても不思議に思われないだろうし、わからないことは聞ける。
現代の平凡なOLが異世界で平凡なお嬢様として生きていくくらいなら
「うん、なんとかなるかも」
自分が思ってる以上に楽天家だと再認識した私は、とにかく体力を回復すべく眠りについた。
「おはようございます、レーナ様」
朝の挨拶をしに来た女性を私はぼーっと見ていた。
あきらかに召使いとは違う雰囲気。威厳と言うか、気品というか、私には無縁のものを持っている。
栗色の髪を後ろにまとめ、喪服のように地味な黒いドレスを着ているから、ずいぶん年上に見えるけど、実際は私より少し上かな?っていう感じ。
西洋人の齢ってよくわからないんだけど。
でも、同じ雰囲気を持つ人を知ってるような気がする・・・えっと・・・
あ、そうだ!秘書課の花咲さんだ。花咲さんの雰囲気にそっくり。
私の頭に現実世界での記憶が蘇った。
美人さんだけど人を見下す目をしてた花咲さん。確かに社長秘書だし、有名大学卒だし、無名高校卒の私なんか足元のミミズくらいに思われても当然なんだけど。
まるで、別世界の人間みたいに私には理解不能で、近寄りがたい存在だった花咲さん。
つまり・・・こんな雰囲気の人は私、すっごく苦手ってこと。
「私のことは覚えておいでですか?」女性が丁寧な硬い口調で尋ねた。
覚えてるもなにも初対面だもの。私は無言で首を振る。
「私はサラ・アミゼーラと申します。あなた様付きの侍女をしております」
侍女って、えーと。たしか・・・。乏しい知識の泉をさらってみる。
王族とか貴族に仕えて雑用や身の回りの世話をする女性・・・のことだったよね。
ってことは、もしかして、私ってけっこう身分高いの、かな?
わからないことは、聞いてみよう。
「あの、私って、貴族とかそういう感じですか?」
サラと名乗った女性は、一瞬だけ眉をひそめて私を見つめると、さらに硬さを増した口調で言った。
「レーナ様、あなたはこの国、ローマリウス国の王女です」
・・・・・・・・・・
ごめんなさい、ちょっとよくわからなかったのですが。
というか、耳が拒否しました。
「今・・・なんと?」聞き返すのも怖かったけど、一応確認。
女性はやっぱり硬い口調で
「あなたはこの国、ローマリウス国の王女です」
ええええええ~~~~~!?!?!?
ちょっと、ちょっと待って。なにそれ。
「王女って、アレですよね?なんか、国王の娘、的な?」
ベッドの横に姿勢正しく立っていた女性は顔をしかめて「そんなこともお分かりにならないんですか?」
いや、いや、お分かりになりますよ。王女って言葉のイミくらい。
だけど。だけどね。
私ってショッピングサイトの商品レビューでいえば星が2つ3つくらいの平凡なOLですよ?なんの特殊機能もないのです。
それがいきなり、一国の王女ですって言われても。
とても信じられないというか。信じたくないというか。
「冗談、ですよね?」
一縷の望みを託して、一応は尋ねてみる。
「レーナ・デ・ローマリウス様。あなたはこの国の王、ウラウス・デ・ローマリウス様の第一子。この国の王位継承者です」
女性は刃物のような声音で、私の望みにとどめの一撃を刺してくれた。
お嬢様は気楽な稼業ときたもんだ~~~♪で、のりきれると思ってた私の肩に100tの重圧がかかった。
いや、100tどころじゃないよ?国レベルの重さだよ?
なにこの無理設定。
その後の周囲の人間(おもに召使のおしゃべり)から得た情報によると、私は花も恥じらう17歳で、絵から抜け出たような美少女で、国王のたった一人の娘。
17歳はいいよ、美少女はすごくいい、でも王女は余分、重すぎる。
王位継承者なんて、どうやって対処したらいいの。
とはいえ、現実から逃げていても、事態が変わるわけではないし。
今、私がしなきゃいけないことは、頭から布団をかぶってベッドに埋もれていることじゃない。
この世界で生きていくために、とにかく考えよう。
この異世界、国の情報を集めないと。
世界はどうなってるの?いるのは人類だけ?異世界にはよくある魔力とかも存在する?禁忌はなに?やったらイケナイことは?
ノートがあれば箇条書きしたいくらい次々に疑問が湧いてくる。
私が『王女』ってことは、王政ってことだよね。日本みたいに行政機関は別にあって、皇族は国の象徴とかいうのじゃないよね?
あ。
私は大切なことに気づいた。
王政なら、王様、つまり父親、それと母親。まだココに来て1度も会っていない。
大切な一人娘が昏睡状態から覚めたのに、普通なら親が真っ先に顔を見せるべきではないの?
「お父さん・・・お母さんは」思わず口に出てしまった。
「は?」ベッドの横の椅子に腰をかけ、本を読んでいたサラさんが怪訝そうな険しい表情で私を見た。「今、なんとおっしゃいました?」
私は慌てて言い直した。「お父さまとお母さまは、どうなさってるの?」
言いなれない言葉使いに舌をかみそうだ。これからもずっと高貴系でいかなきゃならないのは現代人の私にはけっこう大変。
などと思っていたら、サラさんが深い溜息をついて、「大切なことをお忘れになっているんですね」
忘れているというか、知らないというか・・・すいません。なんか申し訳ない気分になる。
サラさんは静かに本を閉じて、私に向き合った。
「レーナ様のお母上、女王陛下は2年前おかくれあそばしました」
おかくれ・・・って、死んだってこと?
「流行り病でした」
そうか、そうなんだ。でも会ったこともない人なので、悲しいという感情はわいてこない。
私の両親は九州の片田舎でピンピンしてるし。娘が異世界なんかにいるっていうことだって知るわけもないし。
って、そういえば現代にいる私はどうなってるの?
もしかして入れ替わって、こっちのレーナ姫が私の体の中にいるのかもしれない。だとしたらきっとパニクってるんだろうな。私みたいに小説や漫画で異世界になじみがあるってわけじゃないし。
奇妙な言動をとって精神状態疑われて・・・ああ、どうしよう、もし自分の体に戻れたとして、戻った場所が精神科病棟とかだったら。
私は瞬時にそこまで想像を巡らせると絶望に肩をおとした。
私の落胆をサラさんは母の死を知った娘の悲哀に感じたのか、彼女の硬質の声音が少しだけ柔らかくなった。
「とても慈愛に満ちた女王陛下でした。国王陛下を支え、この国の民に尽くし、国民からも慕われておりました。国王陛下もそれは深く女王陛下を愛し・・・」滑らかだったサラさんの口調がそこでためらうように澱む。
「愛し・・・すぎました」
「?」
言葉を選んでいるようにしばらく黙っていたサラさんが、意を決したように口を開いた。
「国王陛下は」
その時、彼女の言葉を断ち切るように部屋の重い扉が大きな音をたてて乱暴に開いた。
ショックのあまり、私の精神はなにかを突き抜けてしまったらしい。まるで他人ごとのように現状を分析したりしてる。
そういえば、と、私の頭の中に図書館から借りてきた小説。まだ読みかけだったアレが思い出された。
タイトルは確か・・・
『女子高生の私が異世界で魔法使いになりました。王子様といっしょに魔王を倒します』だったかな?
期待を違えることなくタイトル通りの内容だった。
普通の高校生女子が車にはねられたら、なぜかファンタジー系の異世界にいて、そこでは魔法が使えて、イケメンの王子様といっしょに悪の魔王を倒す旅に出るハメになって。
(途中、王子様に愛の告白をされたりするエピソードもあったり)魔王の城までたどりついたところまで読んで。
そこで睡魔に襲われて最後まで読めなかったのだ。
返す返すも悔やまれる。
あの時、きちんと柴田さんの誘いを断っておけば、今頃は小説を最後まで読み切ってささやかな幸せに浸ってた。
こんな訳の分からない世界で溜息をついていることなどなかったのだ。
は~~っ・・・私ったら、自分が異世界転移(?)しちゃってどうするの。
とか、自分に突っ込みをいれて痛む頭を抱えた。
現実問題。
異世界にきちゃったらそこで生きていかなきゃならないのは物語の常識。動かせない定説だ。
となると、この世界での自分の立ち位置を把握するのが先決。
絵付きの天井といい、シルクかなにかでできたふかふかの寝具といい、(見える範囲の)部屋の豪華なアンティーク家具といい、数人の召使いといい、私はお金持ちのお嬢様らしい。
しかも若くて美少女というハイスペックなオプションつき。
とりあえず、衣食住には困らないみたい。
最低限、それさえあれば現代だって異世界だって生きていける。
へたに農民とか勇者とかに転移しちゃってみ?ここでの知識もなければ武力もない私はすぐにのたれ死にのバッドエンドだ。
それに、乗馬中に馬から落ちて頭を打って記憶障害っていうのも私にはものすごく都合がいい。
おかしな言動をしても不思議に思われないだろうし、わからないことは聞ける。
現代の平凡なOLが異世界で平凡なお嬢様として生きていくくらいなら
「うん、なんとかなるかも」
自分が思ってる以上に楽天家だと再認識した私は、とにかく体力を回復すべく眠りについた。
「おはようございます、レーナ様」
朝の挨拶をしに来た女性を私はぼーっと見ていた。
あきらかに召使いとは違う雰囲気。威厳と言うか、気品というか、私には無縁のものを持っている。
栗色の髪を後ろにまとめ、喪服のように地味な黒いドレスを着ているから、ずいぶん年上に見えるけど、実際は私より少し上かな?っていう感じ。
西洋人の齢ってよくわからないんだけど。
でも、同じ雰囲気を持つ人を知ってるような気がする・・・えっと・・・
あ、そうだ!秘書課の花咲さんだ。花咲さんの雰囲気にそっくり。
私の頭に現実世界での記憶が蘇った。
美人さんだけど人を見下す目をしてた花咲さん。確かに社長秘書だし、有名大学卒だし、無名高校卒の私なんか足元のミミズくらいに思われても当然なんだけど。
まるで、別世界の人間みたいに私には理解不能で、近寄りがたい存在だった花咲さん。
つまり・・・こんな雰囲気の人は私、すっごく苦手ってこと。
「私のことは覚えておいでですか?」女性が丁寧な硬い口調で尋ねた。
覚えてるもなにも初対面だもの。私は無言で首を振る。
「私はサラ・アミゼーラと申します。あなた様付きの侍女をしております」
侍女って、えーと。たしか・・・。乏しい知識の泉をさらってみる。
王族とか貴族に仕えて雑用や身の回りの世話をする女性・・・のことだったよね。
ってことは、もしかして、私ってけっこう身分高いの、かな?
わからないことは、聞いてみよう。
「あの、私って、貴族とかそういう感じですか?」
サラと名乗った女性は、一瞬だけ眉をひそめて私を見つめると、さらに硬さを増した口調で言った。
「レーナ様、あなたはこの国、ローマリウス国の王女です」
・・・・・・・・・・
ごめんなさい、ちょっとよくわからなかったのですが。
というか、耳が拒否しました。
「今・・・なんと?」聞き返すのも怖かったけど、一応確認。
女性はやっぱり硬い口調で
「あなたはこの国、ローマリウス国の王女です」
ええええええ~~~~~!?!?!?
ちょっと、ちょっと待って。なにそれ。
「王女って、アレですよね?なんか、国王の娘、的な?」
ベッドの横に姿勢正しく立っていた女性は顔をしかめて「そんなこともお分かりにならないんですか?」
いや、いや、お分かりになりますよ。王女って言葉のイミくらい。
だけど。だけどね。
私ってショッピングサイトの商品レビューでいえば星が2つ3つくらいの平凡なOLですよ?なんの特殊機能もないのです。
それがいきなり、一国の王女ですって言われても。
とても信じられないというか。信じたくないというか。
「冗談、ですよね?」
一縷の望みを託して、一応は尋ねてみる。
「レーナ・デ・ローマリウス様。あなたはこの国の王、ウラウス・デ・ローマリウス様の第一子。この国の王位継承者です」
女性は刃物のような声音で、私の望みにとどめの一撃を刺してくれた。
お嬢様は気楽な稼業ときたもんだ~~~♪で、のりきれると思ってた私の肩に100tの重圧がかかった。
いや、100tどころじゃないよ?国レベルの重さだよ?
なにこの無理設定。
その後の周囲の人間(おもに召使のおしゃべり)から得た情報によると、私は花も恥じらう17歳で、絵から抜け出たような美少女で、国王のたった一人の娘。
17歳はいいよ、美少女はすごくいい、でも王女は余分、重すぎる。
王位継承者なんて、どうやって対処したらいいの。
とはいえ、現実から逃げていても、事態が変わるわけではないし。
今、私がしなきゃいけないことは、頭から布団をかぶってベッドに埋もれていることじゃない。
この世界で生きていくために、とにかく考えよう。
この異世界、国の情報を集めないと。
世界はどうなってるの?いるのは人類だけ?異世界にはよくある魔力とかも存在する?禁忌はなに?やったらイケナイことは?
ノートがあれば箇条書きしたいくらい次々に疑問が湧いてくる。
私が『王女』ってことは、王政ってことだよね。日本みたいに行政機関は別にあって、皇族は国の象徴とかいうのじゃないよね?
あ。
私は大切なことに気づいた。
王政なら、王様、つまり父親、それと母親。まだココに来て1度も会っていない。
大切な一人娘が昏睡状態から覚めたのに、普通なら親が真っ先に顔を見せるべきではないの?
「お父さん・・・お母さんは」思わず口に出てしまった。
「は?」ベッドの横の椅子に腰をかけ、本を読んでいたサラさんが怪訝そうな険しい表情で私を見た。「今、なんとおっしゃいました?」
私は慌てて言い直した。「お父さまとお母さまは、どうなさってるの?」
言いなれない言葉使いに舌をかみそうだ。これからもずっと高貴系でいかなきゃならないのは現代人の私にはけっこう大変。
などと思っていたら、サラさんが深い溜息をついて、「大切なことをお忘れになっているんですね」
忘れているというか、知らないというか・・・すいません。なんか申し訳ない気分になる。
サラさんは静かに本を閉じて、私に向き合った。
「レーナ様のお母上、女王陛下は2年前おかくれあそばしました」
おかくれ・・・って、死んだってこと?
「流行り病でした」
そうか、そうなんだ。でも会ったこともない人なので、悲しいという感情はわいてこない。
私の両親は九州の片田舎でピンピンしてるし。娘が異世界なんかにいるっていうことだって知るわけもないし。
って、そういえば現代にいる私はどうなってるの?
もしかして入れ替わって、こっちのレーナ姫が私の体の中にいるのかもしれない。だとしたらきっとパニクってるんだろうな。私みたいに小説や漫画で異世界になじみがあるってわけじゃないし。
奇妙な言動をとって精神状態疑われて・・・ああ、どうしよう、もし自分の体に戻れたとして、戻った場所が精神科病棟とかだったら。
私は瞬時にそこまで想像を巡らせると絶望に肩をおとした。
私の落胆をサラさんは母の死を知った娘の悲哀に感じたのか、彼女の硬質の声音が少しだけ柔らかくなった。
「とても慈愛に満ちた女王陛下でした。国王陛下を支え、この国の民に尽くし、国民からも慕われておりました。国王陛下もそれは深く女王陛下を愛し・・・」滑らかだったサラさんの口調がそこでためらうように澱む。
「愛し・・・すぎました」
「?」
言葉を選んでいるようにしばらく黙っていたサラさんが、意を決したように口を開いた。
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