2 / 5
始まりは初夜2
しおりを挟む
夜着を脱いだキリウスの裸体はしなやかに引き締まり、まるで俊足を誇る肉食獣のようだった。
これから若い獅子に組み敷かれるのだと、いやらしい想像をしてしまって、勝手に胸の鼓動が早くなる。
「レーナ、目を閉じてくれないか」
キリウスがなぜか困ったような顔をするので、私は首をかしげた。
「そんな、純粋な目で見られたら・・・できない」
え?
いや、脳内ではけっこうエロい妄想してるんだけど・・・
でも、キリウスにとっては私は純粋で純真なお姫様なのだろう。今までキリウスは私・・・つまりレーナ一筋で、ずっとレーナを想ってきたから、まるで無垢な天使に手をかけるような気持ちなのかもしれない。
ヤリたいけど、汚したくない、って葛藤があるのかもしれない。
私は餌となって食べられる草食動物のように覚悟を決めて、琥珀色の瞳を閉じた。すぐにベッドが大きくきしむ音がして私の体にキリウスの重みがかかった。
もちろん私を潰さないように気を使ってくれてるのが分かる。
目を閉じていると、体中の神経が研ぎ澄まされているみたい。キリウスの熱い吐息が耳にかかる。
「あ・・・っん」
唇を求められるのだと思っていたら、耳朶を食まれて思わず声を漏らしてしまった。しばらく耳を弄ばれて、首筋を唇と舌がゆっくり這う。
「ん・・・あ・・・っ」
もう、「あ」とか「ん」とかしか声にならない。
私の夜着を脱がせながら、キリウスの唇はもう胸元に到達している。
柔らかい弾力を確かめるように舌を這わせていないほうの膨らみを彼の手が包み込む。やっぱりこんなときでもまるで壊れ物を扱うような優しい手つきだ。
どちらかというと貧しかった美里の胸とは違い、レーナの胸はふくよかだ。なんとなく、誇らしげに思うのはなぜだろうか、と、いらないことを考えていたら
「あっ・・・!」
脳に電流が走ったような快感に体をのけぞった。小粒のさくらんぼのような胸の果実を口に含まれたのだ。
「あ・・・だめ」
舌先で果実を転がされる快感に身をよじって逃れようとしたけれど、キリウスの手は私の腕を拘束して逃さない。
これは、もう、「汚す」方向に決意を固めたのだ。
天使の羽根をもぎ取る覚悟を決めたのだ。
汚されて、犯されて、天使は淫らな人間の女になる・・・そんな妄想に私の下腹部が鈍い痛みのような痺れを感じた。
不意に、腕が拘束を解かれ、果実を食んでいた口が離れた。
もう、胸への愛撫だけで息があがってた私はホッと体を弛緩させた。けれど、下腹部にキリウスの長髪の先端が当たったのを感じて、硬直した。
まさか
「だ・・」
だめ、と言おうとしたけれど、後は言葉にならなかった。さっきとは比べ物にならない快感が頭を直撃した。
まだ膨らみ始めたばかりの小さな花の蕾を唇で探られ、舌で舐め取られ、絡み取られた。
あまりの刺激に本気で身をよじって逃げようともがいたけれど、私の太ももを押さえるキリウスの手はまるで鋼の手枷のようにびくともしない。
それだけが別な生き物のように、私の秘部を蹂躙する舌に喘ぐことしかできない。溢れだした私の愛密とキリウスの舌の咀嚼音が淫らな音を奏でる。
「いや、お願い許して、そこは・・・いやぁ」
懇願で泣くような声が出た。
突然、攻めから解放された。
「?」
肩で息をしながらも、訝しく私は目を開けてキリウスを見た。
彼は、真剣な目をして
「本当にやめて欲しいのか?」
・・・・・・
これって、『言葉責め』って・・・・やつじゃないよね?
キリウスの表情はどう見ても「楽しんでる」のじゃなくて「質問してる」だ。
・・・どう、答えろっていうの?
「すまない」とキリウスは視線を外して「こういうことは・・・初めてだから。見届け人に一応の手ほどきは受けたのだが・・・本当にこれでいいか、不安になった」
・・・・・ん?
今、『初めて』・・・とか言った?
え?・・・・まさかの・・・
童貞?
あ・・・ああ、そうか、ずっとレーナ一筋だったんだよね。他の女と経験してるわけがなかった。
思い当たらなかった私がウカツだった。
ここは素直に言ったほうがいいんだろうな。
「ごめんなさい。あまりに気持ちよくて・・・変になりそうで、怖いの」
「気持ちいいと・・・変になるのか?」
キリウスは不思議そうな顔になったけど、「気持ちいい」というフレーズに安堵の色が浮かんでいる。
「怖いというのもよく分からないが、続けていいんだな?」
え・・・ちょっと、確認されると、返答に困るんだけど。
見届け人にどんな指導を受けたのか知らないけど・・・もしかしてかなり我慢と無理をさせたのかもしれない。
「キリウス」
私は彼に向かって腕を伸ばした。
「もう、十分私は潤ってる。だから、貴方がしたいことしていいよ」
ゴクリ、と、キリウスの喉が鳴った。
いや、鳴ったのは私の喉かもしれない。私は目を開けて、ちゃんと見てしまったのだ。
なるべく見ないようにしていたキリウスの・・・
とってもハイスペック(?)なサイズと形容に私は怖気づいてしまった。
いや・・・ちょっと、無理かもしれない。ソレは、受け入れられる自信がない。
たぶん経験豊富な女人なら喜ばしいのかもしれないけど、いかんせん何度も言うけど、私の乏しい経験では・・・
『入れて』みたいなこと言ってしまった自分に嵐のような後悔が襲う。
「レーナ、愛してる」
え、『愛してる』なんて、初めて聞く言葉じゃないの?なんで、今頃言うかな。
この流れじゃ、もう、『あ、やっぱ無理』とか拒否れない。
「私も、愛してる」
覚悟を決めて、私は目を閉じた。
キリウスが私の両足を開いて間に割って入った。
無意識に逃げで腰を引こうとしたけれど、動けない。
「キリウス、お願い、優しくして・・・」
私のか細い懇願は緊張したキリウスの耳には届かなかったみたいだ。
彼の硬く起立したモノが私の秘密の扉の入口を見つけ出し、こじ開けるように入ってきた。
!!!!!
引き裂かれるような痛みで私は声にならない悲鳴を上げた。
これから若い獅子に組み敷かれるのだと、いやらしい想像をしてしまって、勝手に胸の鼓動が早くなる。
「レーナ、目を閉じてくれないか」
キリウスがなぜか困ったような顔をするので、私は首をかしげた。
「そんな、純粋な目で見られたら・・・できない」
え?
いや、脳内ではけっこうエロい妄想してるんだけど・・・
でも、キリウスにとっては私は純粋で純真なお姫様なのだろう。今までキリウスは私・・・つまりレーナ一筋で、ずっとレーナを想ってきたから、まるで無垢な天使に手をかけるような気持ちなのかもしれない。
ヤリたいけど、汚したくない、って葛藤があるのかもしれない。
私は餌となって食べられる草食動物のように覚悟を決めて、琥珀色の瞳を閉じた。すぐにベッドが大きくきしむ音がして私の体にキリウスの重みがかかった。
もちろん私を潰さないように気を使ってくれてるのが分かる。
目を閉じていると、体中の神経が研ぎ澄まされているみたい。キリウスの熱い吐息が耳にかかる。
「あ・・・っん」
唇を求められるのだと思っていたら、耳朶を食まれて思わず声を漏らしてしまった。しばらく耳を弄ばれて、首筋を唇と舌がゆっくり這う。
「ん・・・あ・・・っ」
もう、「あ」とか「ん」とかしか声にならない。
私の夜着を脱がせながら、キリウスの唇はもう胸元に到達している。
柔らかい弾力を確かめるように舌を這わせていないほうの膨らみを彼の手が包み込む。やっぱりこんなときでもまるで壊れ物を扱うような優しい手つきだ。
どちらかというと貧しかった美里の胸とは違い、レーナの胸はふくよかだ。なんとなく、誇らしげに思うのはなぜだろうか、と、いらないことを考えていたら
「あっ・・・!」
脳に電流が走ったような快感に体をのけぞった。小粒のさくらんぼのような胸の果実を口に含まれたのだ。
「あ・・・だめ」
舌先で果実を転がされる快感に身をよじって逃れようとしたけれど、キリウスの手は私の腕を拘束して逃さない。
これは、もう、「汚す」方向に決意を固めたのだ。
天使の羽根をもぎ取る覚悟を決めたのだ。
汚されて、犯されて、天使は淫らな人間の女になる・・・そんな妄想に私の下腹部が鈍い痛みのような痺れを感じた。
不意に、腕が拘束を解かれ、果実を食んでいた口が離れた。
もう、胸への愛撫だけで息があがってた私はホッと体を弛緩させた。けれど、下腹部にキリウスの長髪の先端が当たったのを感じて、硬直した。
まさか
「だ・・」
だめ、と言おうとしたけれど、後は言葉にならなかった。さっきとは比べ物にならない快感が頭を直撃した。
まだ膨らみ始めたばかりの小さな花の蕾を唇で探られ、舌で舐め取られ、絡み取られた。
あまりの刺激に本気で身をよじって逃げようともがいたけれど、私の太ももを押さえるキリウスの手はまるで鋼の手枷のようにびくともしない。
それだけが別な生き物のように、私の秘部を蹂躙する舌に喘ぐことしかできない。溢れだした私の愛密とキリウスの舌の咀嚼音が淫らな音を奏でる。
「いや、お願い許して、そこは・・・いやぁ」
懇願で泣くような声が出た。
突然、攻めから解放された。
「?」
肩で息をしながらも、訝しく私は目を開けてキリウスを見た。
彼は、真剣な目をして
「本当にやめて欲しいのか?」
・・・・・・
これって、『言葉責め』って・・・・やつじゃないよね?
キリウスの表情はどう見ても「楽しんでる」のじゃなくて「質問してる」だ。
・・・どう、答えろっていうの?
「すまない」とキリウスは視線を外して「こういうことは・・・初めてだから。見届け人に一応の手ほどきは受けたのだが・・・本当にこれでいいか、不安になった」
・・・・・ん?
今、『初めて』・・・とか言った?
え?・・・・まさかの・・・
童貞?
あ・・・ああ、そうか、ずっとレーナ一筋だったんだよね。他の女と経験してるわけがなかった。
思い当たらなかった私がウカツだった。
ここは素直に言ったほうがいいんだろうな。
「ごめんなさい。あまりに気持ちよくて・・・変になりそうで、怖いの」
「気持ちいいと・・・変になるのか?」
キリウスは不思議そうな顔になったけど、「気持ちいい」というフレーズに安堵の色が浮かんでいる。
「怖いというのもよく分からないが、続けていいんだな?」
え・・・ちょっと、確認されると、返答に困るんだけど。
見届け人にどんな指導を受けたのか知らないけど・・・もしかしてかなり我慢と無理をさせたのかもしれない。
「キリウス」
私は彼に向かって腕を伸ばした。
「もう、十分私は潤ってる。だから、貴方がしたいことしていいよ」
ゴクリ、と、キリウスの喉が鳴った。
いや、鳴ったのは私の喉かもしれない。私は目を開けて、ちゃんと見てしまったのだ。
なるべく見ないようにしていたキリウスの・・・
とってもハイスペック(?)なサイズと形容に私は怖気づいてしまった。
いや・・・ちょっと、無理かもしれない。ソレは、受け入れられる自信がない。
たぶん経験豊富な女人なら喜ばしいのかもしれないけど、いかんせん何度も言うけど、私の乏しい経験では・・・
『入れて』みたいなこと言ってしまった自分に嵐のような後悔が襲う。
「レーナ、愛してる」
え、『愛してる』なんて、初めて聞く言葉じゃないの?なんで、今頃言うかな。
この流れじゃ、もう、『あ、やっぱ無理』とか拒否れない。
「私も、愛してる」
覚悟を決めて、私は目を閉じた。
キリウスが私の両足を開いて間に割って入った。
無意識に逃げで腰を引こうとしたけれど、動けない。
「キリウス、お願い、優しくして・・・」
私のか細い懇願は緊張したキリウスの耳には届かなかったみたいだ。
彼の硬く起立したモノが私の秘密の扉の入口を見つけ出し、こじ開けるように入ってきた。
!!!!!
引き裂かれるような痛みで私は声にならない悲鳴を上げた。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。
汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。
元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。
与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。
本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。
人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。
そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。
「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」
戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。
誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。
やわらかな人肌と、眠れない心。
静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。
[こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]
王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る
家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。
しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。
仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。
そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、孤独な陛下を癒したら、執着されて離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
【完結】お父様(悪人顔・強面)似のウブな辺境伯令嬢は白い?結婚を望みます。
カヨワイさつき
恋愛
魔物討伐で功績を上げた男勝りの辺境伯の5女は、"子だねがない"とウワサがある王子と政略結婚結婚する事になってしまった。"3年間子ども出来なければ離縁出来る・白い結婚・夜の夫婦生活はダメ"と悪人顔で強面の父(愛妻家で子煩悩)と約束した。だが婚姻後、初夜で……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる