無属性魔術師、最強パーティの一員でしたが去りました。

ぽてさら

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『セントパール魔術学園~学園ダンジョン編~』

第30話『夢想は彼方へ消えてゆく』

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「………………へ?」


 エーヤが意識を覚醒させると、そこは真っ白な空間だった。右や左、上や下というように黒目の瞳を何度も動かしながら視線を彷徨わせても彼にはその場所が何処なのか分からない。


「………………へ?」


 初めは呆けたように、二回目は"どうしてこんなところに自分はいるのか"という自らの置かれた状況を把握しようとする為の声を漏らす。
 視線を下ろしながら自分の右手を見るとどうやら握ったり開いたり出来るので、身体を自由に動かす事は可能のようだ。どこに視線を向けても真っ白なので上手く並行感覚は掴めないのだが、しっかりと地に足が着いている感触はある。


「いったいここは何なんだ? 夢の中、っていっても随分と殺風景だが…………」


 次第にこの状況が呑み込めたのか、落ち着いたような口調で呟くエーヤ。この空間を見渡してみるもどこもかしこも白一色。変わり映えのしない白の空間にどことなく『気持ち悪さ』を感じるが、何故か同時に『懐かしさ』も感じていた。全く記憶がないのにも・・・・・・・・・・拘らず・・・、だ。

 当然、といっても良いのかエーヤはここが現実ではないという事はこの空間で目覚めた時から分かっていた。明らかに非現実的な場所でもあるし、この空間には魔力、そして魔素も何も感じないからだ。


「っ、そういえばあの戦いの後はどうなったんだ? エリーやリル、エリディアル王国は無事なのか………?」
『―――えぇ、それについては何も問題ありません』
「――――――ッ!」


 エーヤが記憶している最後の記憶を思い出そうと言葉に出すと、突如女性の声がこの空間中に響く。口に出した疑問の答えを期待してはいなかったのだが、まさか返事が返ってくるとは思わなかったエーヤ。

 だが自分が見ず知らずの場所にいるという事は、この空間に自分を呼び寄せた何者かがいるという事だ。その事実に改めてエーヤが気が付いた時には思わず身を強張らせた。
 自分を白一色のこの謎の空間に呼び寄せた姿の見えぬ存在はエーヤの様子を気にせずに言葉を続ける。


『幸いというべきか、貴方や彼女、そしてあの精霊は無事です。エリディアル王国の者も貴方が発動した無属性の魔術によって此度こたびの争いには気が付かぬまま、今は平穏な日々を送っています』
「そ、うか…………なら、良い。みんなを守れたんだったら、それで」


 凛とした、しかしおごそかな口調で話す女性の声に全員の無事を心から安堵するエーヤ。
 例え自らの無属性の力を大きく引き出すほど『記憶を失う』というデメリットを抱えていたとしても、結果的には自分の望むもの全てを守る事が出来た。―――今度こそ後悔しないように。どんなに険しい道だろうと、前に進むために。


『―――差はあれども、想いは再び繰り返される………という事ですか』
「何を言って…………いや、そもそもお前は誰だ? 何のために俺をこんな場所に呼び寄せた?」


 意味有り気な言葉を洩らすように呟く謎の女性の声は微かに"哀愁"の念が込められていた。言葉の真意を追求しようとするが、まずは先程から話しているこの存在の事を知ることが先決だ。


『……………私はこの世界を管理する者。あらゆる生命いのちの魂を掌理し世界の安寧を齎す事こそが私の存在定義。運命の流れを見定め、幾つもの特異点を導く制定者の役割を持つ―――そう、貴方が転移した・・・・星『アンタ―ス』で暮らす全ての愛する生命は私が育んできた』
「な、んだと………!? それじゃあ、お前は…………!」


 涼やかな、されども尊厳に満ち溢れた声でエーヤの核心を突くようなワードを交えながら自らの役割を口にする。その色は何からも侵される事は無く、染まるも無い、ある一種の気高さのような物が感じられた。





『久方ぶりですね、人の子よ――――私は女神。名は、そうですね………是非『シロナ』と御呼び下さい』
「…………ッ!!!」



 今の自分はいったいどのような顔をしているのだろうか。エーヤは正体を明かした『女神』と名乗る存在に一瞬だけだが凄まじい程の怒りを覚える。心の奥底では落ち着こうと思っていても、それが自制出来ているとは限らない。不自然なほど、考えが纏まらない。
  

 現に、自分は、表情を、怒りで、歪めて―――。

 


『貴方の私に対する怒りはもっとも。かつて私に挑戦する資格を得た貴方たちは私に力及ばずに敗れ去り、そして積み上げてきた努力の結晶とも云える各大罪迷宮を踏破したという事実を無かった事にした・・・・・・・・。今いだいている感情は人間として当たり前の感情なのですからもっとさらけ出して良いのですよ』


 その言葉にはどこまでも抑揚が無く透明さが際立つ。わざわざ過去に自分たちが挑んだ『唯一神への挑戦シンプル・チャレンジ』の出来事を持ち出さなくても良いだろうとエーヤは思うのだが、何処と無く感情を無理矢理にでも抑えているよう。その話を持ち出す事により、逆にエーヤの怒りの矛先をわざと自分へと向けさせようとしているのか。

 ―――そのような雰囲気も相まって、さっきの彼女の言葉は贖罪・・のように思えた。


 そのように考えてしまうと、エーヤが抱えていた怒りはすっかりと霧散していた。


「………はぁ。正直言って、今お前が考えている事はさっぱり見当が付かない。人が成し遂げてきた事をあっさりと無に帰すし、話したと思ったら自分にヘイトが溜まる様な事を話すし。聞いているこっちはいったい何をしたいのかまったく分からない」
『それ、は………』


 例え『女神』といえども、正直エーヤにとってはいい思い出が無い。そんな存在がいきなり目の前に現れて自分を呼び寄せた目的も何も分からないまま話をされてもその全てを受け止めきれるのか怪しい。
 だが、何故だろうか。嫌いだからといって全てを見放す程、この存在の事を放っておけないと感じたのも事実だった。


 俺は、この存在を前から知っている―――?


 一瞬だけ思い描いた問いは泡となり消える。
 口ごもりながら先の言葉を紡ぎ出せないのか、女神はその先を述べる事は無かった。その代わりに、エーヤが言葉を放つ。


「だから、教えてくれ。お前が何を想って俺をここに呼んだのか。そもそも、何故俺はこの世界に転移したのかを」
『――――変わらない、ですね………。いつ如何なる時も貴方は澄んだ目をしている』
「………………?」
『良いでしょう。貴方にとってこの場所は夢想だとしても聞く権利はある・・・・・・・・。話を聞いたという事実があるだけでも運命は違ってくるでしょう』


 それはどういう意味なのかとエーヤが口を開こうとするが、女神はそのまま続ける。


『―――まずどうして貴方をここに呼び寄せたのか、そこから説明しましょうか。………エーヤ、そもそもこの場所の事は知っていますか?』
「…………いや、少なくとも俺はこんな場所は知らないし、来るのも初めてな筈……だな」


 改めて身体を動かして周囲を見渡すが一面真っ白な景色は変わらず。一切の音も遮断されており、その静けさが逆に五月蠅いほど。


『そうですか………この場所の名は『聖の神域』。星の管理者―――つまり本来は女神である私しか存在できない禁断領域です』
「え、そんな場所に俺なんかがいるのか………?」
『貴方の意識だけを私がこの空間に呼び寄せたのですから依然として何も問題ありません。しかし稀ですが、奇跡といっても良い確率でここに迷い込んでくる人の子も存在します。所謂『特異点』になり得る因子を持つ者たちですね』
「『特異点』…………? 初めて聞いた気がするけど、その判断基準は何なんだ?」


 初めて聞いた言葉だが、何処となく自分にとって無関係ではないような気がする為、疑問を以ってして追及する。


『簡単です。―――『強さ』ですよ』
「『強さ』………か。随分とざっくりとしたものなんだな? パッと聞いたイメージでは『選ばれし者』みたいなカッコ良さげな言葉にも聞こえるんだが」
『そう捉えてもらっても構いません。『他者を圧倒する絶対的な力』『潜在的な能力』『誰かを想う気持ち』…………善悪は問わず、形は様々あれど強く輝くものが人の子にはあるのです。―――貴方がもっとも身に覚えがあるのでは? 何しろ三年前までは一緒に行・・・・・・・・・・動してきた・・・・・訳ですから』
「………っ、ならメリア姉たちは……………!」


 数拍置いてから『シロナ』は相槌を打つと、エーヤは自らの考えが正しいことを知る。


『………えぇ、彼女たちはこの世界における数少ない『特異点』。一部の記憶はないでしょうが、みな一度はこちらに来ているのですよ?』
「そ、うなのか………もしかして俺も?」
『はい、これまで何度も・・・来ていますよ。貴方が強く想う、そのたびに』
「何度も…………?」


 エーヤは思わず首を傾げる。繰り返し自身の記憶の中を思い返してもこんな真っ白な空間に何度も居たという事は無い。いくら未だ姿の見えぬ女神が自分たちにとって因縁があるという事を抜きにしても嘘を言う必要などどこにもないだろう。何よりも、女神の言葉の一つ一つにこちらを案ずる想いが伝わる。


『ようやく本題に入れますね。先程貴方が疑問に感じた、"何故何度も『聖の神域』に来ているのにも拘らず記憶が無いのか"。それは、私がここに呼び出した理由と結びつきます』
「――――――――」
『それは』


 いったいその理由とは何なのだろうか。一抹の不安を覚えながら彼女の言葉を待つ。しばらくすると、ついに女神の目的が明らかになった―――。















『―――――貴方の記憶を消去する為』















「…………………………は?」


 平坦な、言葉に宿る一切の感情を排した『無』の声で彼女は言う。
 エーヤは一瞬だけ頭の中が真っ白になり呆然自失になるが、同時にどこか冷静に女神が放った言葉の意味をなんとか噛み砕く己がいる事に気が付いた。上手く消化しきれないまま姿の見えぬ女神は言葉を続ける。


『変幻自在に、それこそ常識の範疇に囚われない象徴である無属性の力を貴方が振るおうとする度に大きく魔力を消費します。貴方だけしか扱えない力であり、だからこそその身体に大きな負担がのしかかる』
「ちょっと、まてよ………」
『『代償』という言葉に置き換えても良いですね。無属性の力を引き出せば引き出す分だけ脳の情報伝達処理に負担を来《きた》す。なのでその負担を軽減する為にエーヤの記憶の一部を切り取ればまた―――』
「待てって言ってんだろ!!」


 自分の知らなかったあまりの情報量の多さについていけずに声を荒げるエーヤ。意識だけの筈なのに心なしか身体がとても熱い。手で胸元の服を力強く握りしめながら過去に思いを馳せる。
 ―――確かに、そのような兆候はあった。


「いきなりそんなに説明されても、はいそうですかって素直に理解出来るか! ふざけんな、それじゃあ何か!? 俺がこの世界に転移する前に記憶していた日本という国で過ごしていた思い出が少しずつ思い出せなくなっていったのは………!」
『はい、負担を軽減する為に私が勝手に行いました。もし記憶を消去していなかったら、あなたは今ここにはいません』
「…………………ッ」


 "ふざけるな"


 思わず唇を強く噛みしめる。どうして現実の世界で無属性の力や魔力を多く使う度に記憶が少しずつ消えていっているのか不思議には思っていた。
 女神に挑んだ時を境に日本でのエピソードや人物背景が全て思い出せなくなり、その国で扱う言語・言葉やその意味だけが自分の頭の中に残った。何故これらを覚えていたのかは分からない。だが、ここでは無い世界の何か大切な思い出や事実がすっぽりと記憶から剥がれ落ちた事だけは覚えていた。

 もどかしい気持ちを抱えながらも、魔力を多く消費するときに限って記憶が薄れていった。自分にとって力を振るうということはそういうことなのだ、と無理に理由付けを行なった。何故なのかと思考する事から目を背けた結果がコレだ。


 前に進むと、決めたのに。



 "消えてしまえ"



 エーヤは地べたに座りながら手で顔を覆う。その後、乾いた笑みを浮かべると力無く笑った。


「………ははっ、なぁ女神。どうして俺―――たった一人の人間のことなんて気にかけるんだ?『特異点』っていうことを抜きにしても、アンタにそこまでされるような価値が、俺には無い」
『…………』
「俺は怖いんだ。己の力を使う事で自分の中にある大切な記憶が零れ落ちていく事が。…………あぁ、誰かの為に力を使った事を後悔している訳じゃないんだ。ただ、単純にどうしようもなく、この世界で過ごした記憶が無くなるのが怖い」
『…………』
「俺は、何をすれば良い? 何かを守る為には力を振るわなければいけない。でも魔術を使えば使う程、俺の記憶は霞んでいくんだろ? 例えそれが、一番大切な想いだったとしても」


 "余計な事ばかりしやがって"


 エーヤから零れ出る弱音の吐露。どうやっても八方塞がりで堪らず希望に縋るように、しがみ付くように上を見上げるが、そこにあるのは相も変わらず真っ白な色。

 強く抱いた願いさえ打ち砕く、どう足掻いてもお前にはどうしようも出来ないのだと主張する『絶望』の色彩。


(―――錯覚だ。気のせいだ。勘違いだ。そんなものは俺の心の弱さが見せた幻影に過ぎない。…………でも)


 自分の無属性魔術を発動する際にも良く見慣れている『白銀』の色。『万能の力』と称して発動していた無属性魔術の『色』を、一瞬でもこの場所の色と同列に考えてしまった。


 "クソが、クソクソクソクソクソクソクソ―――"


 自分の想像のどうしようもなさに、胸を掻き毟りたくなる衝動に駆り立てられながらも、脱力したようにぽつりと呟く。
 

「なぁ、運命を見定めるっていうなら教えてくれよ。俺の行き着く先は―――何処なんだ?」
『…………今はただ、眠りなさい。次に目が覚めた時にはこちらでの記憶はないでしょう。同時に、貴方の中にある大切なモノきおくも。ですがやはり、貴方の本質は今も昔も変わらない―――』



 『不安』と『怖さ』が入り混じる願いも虚しく、だんだん意識が遠くなっていく。はっきりとしていた白い光景も、目蓋まぶたの重さで暗くなる。



「…………ら、どう………、……じな………で………………」



 霞む視界の中で姿の見えないナニカ・・・が違う声音で言葉を伝えようとしているが、この意識が沈んでいく感覚に抗えない。

 だがどうしてだろうか。今までは■■と話す場合にはこの空間に伝播するように響いていたが、最後の言葉はまるで耳元に囁くように近かった。





 ―――あれ、俺は、誰と話していたんだっけ?






 そう頭の中に違和感を残しながら、エーヤの意識は途切れる。




 深く、
      深く、
            深く―――。
 



















 "死んでしまえ"




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