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4 王都へ
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「イーフィ、元気でね。
たまには、手紙が欲しいな」
ルウは私の手を両手で包みながら心配そうに言う。
「うん、手紙書くね」
少しでもルウの心配を無くしたくて明るい声で返す。
今は、旅立つ私を見送りに戸口に出てきてくれたルウとの別れの日。この後、次はいつ会えるのかわからない。ならば、今は明るく別れたい。会えない日も相手は元気で過ごしていると思える記憶を残したかった。
ルウにとっても私にとっても。
「ルウ、これからは距離はできるけど会いたくなれば必ず会えるから心配しないで!」
「イーフィ...そうだね。
イーフィの新しい門出だもんね。私はいつでもイーフィを応援してるから、何か困ったことがあったら思い出してね」
うぅ...ルウ。本当にいい娘なんだから。あなたのお陰で私は1年前のことから立ち直れたのよ(涙)
「私こそルウに何かあったら何がなんでも力になるからね」
私とルウはお互い強く抱き合って別れた。
王都に向かう乗り合い馬車の中で魔女に、なんとか希望通りに契約出来たことを思い出す。ルウのお母さんが魔女に頼み込んでくれたのも上手くいった要因だと思う。
この恩は忘れない。
いつか返せるようとにかく今を頑張らなければ。
それでも、心配はあった。
魔女に男にしてもらう契約を持ちかけてなんとか首を縦にふってもらったが、両親の残していった財産だけでは完璧な契約が結べなかった。
24時間姿を変えられない。
本当であれば1日12時間位なんだそう。でも、それでは、すぐにばれてしまう。
もう必死に頼み込んだ。
まとわりついた。
魔女の世話も住み込んでやった。
魔女はため息を一つつくと温情をくれた。
月明かりの下 以外なら魔法がとけないようにしてやると。それもどうかと思ったがこれ以上は無理なんだとか。
そう言われては引き下がるしかなかった。
でも、思った以上悪くないことにも気が付いた。
魔女は月明かりが届かないところなら大丈夫だと言ったからだ。
そう、直接 身体のどこかに月明かりが当たらなければいいと。
これなら行けるのでは?!
私は、魔女に感激してお礼を言った。
魔女さんは、偏屈そうだけど心根は優しいのではないだろうか。
別れるときに私を応援してくれた。
「せいぜい頑張りな」
そっけない言葉だったけど嬉しかった。魔女さんにも無理を言ったから騎士になった暁には お土産いっぱいもって訪ねよう。
とにかく、今は王都に行って騎士の従者がきる服を買ったり月明かりに当たらない工夫を考えなければ。
実は、まだ私は女の子のイーフィなのだ。
魔女さんが私の都合のいいタイミングで魔法が発動するようにしてくれたからだ。
従者の服を勉強して王都の知り合いに顔を出してから男の子になる予定にしている。
情報を集めるには女の子のほうが良さそうだしね。
行商人の娘の本領発揮だ。
行商人仲間には顔もきくしね。
私のつてで従者を欲しそうな騎士を紹介してもらうとか。なんとか騎士様とお近づきにならないとね!
いろいろ計画を練っている間に今晩の宿をさがす街に着いたようだ。
たまには、手紙が欲しいな」
ルウは私の手を両手で包みながら心配そうに言う。
「うん、手紙書くね」
少しでもルウの心配を無くしたくて明るい声で返す。
今は、旅立つ私を見送りに戸口に出てきてくれたルウとの別れの日。この後、次はいつ会えるのかわからない。ならば、今は明るく別れたい。会えない日も相手は元気で過ごしていると思える記憶を残したかった。
ルウにとっても私にとっても。
「ルウ、これからは距離はできるけど会いたくなれば必ず会えるから心配しないで!」
「イーフィ...そうだね。
イーフィの新しい門出だもんね。私はいつでもイーフィを応援してるから、何か困ったことがあったら思い出してね」
うぅ...ルウ。本当にいい娘なんだから。あなたのお陰で私は1年前のことから立ち直れたのよ(涙)
「私こそルウに何かあったら何がなんでも力になるからね」
私とルウはお互い強く抱き合って別れた。
王都に向かう乗り合い馬車の中で魔女に、なんとか希望通りに契約出来たことを思い出す。ルウのお母さんが魔女に頼み込んでくれたのも上手くいった要因だと思う。
この恩は忘れない。
いつか返せるようとにかく今を頑張らなければ。
それでも、心配はあった。
魔女に男にしてもらう契約を持ちかけてなんとか首を縦にふってもらったが、両親の残していった財産だけでは完璧な契約が結べなかった。
24時間姿を変えられない。
本当であれば1日12時間位なんだそう。でも、それでは、すぐにばれてしまう。
もう必死に頼み込んだ。
まとわりついた。
魔女の世話も住み込んでやった。
魔女はため息を一つつくと温情をくれた。
月明かりの下 以外なら魔法がとけないようにしてやると。それもどうかと思ったがこれ以上は無理なんだとか。
そう言われては引き下がるしかなかった。
でも、思った以上悪くないことにも気が付いた。
魔女は月明かりが届かないところなら大丈夫だと言ったからだ。
そう、直接 身体のどこかに月明かりが当たらなければいいと。
これなら行けるのでは?!
私は、魔女に感激してお礼を言った。
魔女さんは、偏屈そうだけど心根は優しいのではないだろうか。
別れるときに私を応援してくれた。
「せいぜい頑張りな」
そっけない言葉だったけど嬉しかった。魔女さんにも無理を言ったから騎士になった暁には お土産いっぱいもって訪ねよう。
とにかく、今は王都に行って騎士の従者がきる服を買ったり月明かりに当たらない工夫を考えなければ。
実は、まだ私は女の子のイーフィなのだ。
魔女さんが私の都合のいいタイミングで魔法が発動するようにしてくれたからだ。
従者の服を勉強して王都の知り合いに顔を出してから男の子になる予定にしている。
情報を集めるには女の子のほうが良さそうだしね。
行商人の娘の本領発揮だ。
行商人仲間には顔もきくしね。
私のつてで従者を欲しそうな騎士を紹介してもらうとか。なんとか騎士様とお近づきにならないとね!
いろいろ計画を練っている間に今晩の宿をさがす街に着いたようだ。
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