5 / 37
5 王都へ
しおりを挟む
王都までは、乗り合い馬車で5日かかる。
だから、王都までは4泊する予定になる。
今日は、この街では一件しかない宿屋で宿泊だ。
女の1人旅だから、なるべく個室をとりたいけど。
もう、ヤバかったら初日で男になっちゃうことも考えてる。
この先の計画を考えると女の子のまま王都に着きたいけど。切羽詰まったときにはしょうがないよね。
まだ王都も遠いしこの辺は観光産業もないから部屋が空いてる可能性は高いと思うが、今は夕飯時。
下手したら下手するかも。
急いで宿屋の受付に問い合わせると、タッチの差で部屋が埋まったとか。
あっーーーー!!
初日から 幸先悪すぎる。
明日は、昼に着いた街で宿を取るべきか...と思いながらこれからどうしたものかと考えていると 誰かに肩を叩かれた。
「おい、姉ちゃん!部屋がとれなかったのか。若い女が大変じゃないか。俺の部屋に相部屋してやってもいいぞ」
その声に顔をあげるとむさ苦しい男が数人立っていた。
顔は髭もじゃで、笑顔を作っているが下心丸見えである。
うわー、ピンチだ。
初日から変なのに絡まれるなんて...
どう切り抜けるかパニックになっていると声を掛けてきた男に肩を抱かれ、男の仲間の1人に男と挟まれるように背を押された。
いけない、部屋に連れていかれる。慌てて、断りを入れるが下卑た笑いをさせながら男2人に挟まれる形で肩を抱かれ背をおされ部屋に連れ込もうとする。
宿屋の受付の人に顔を向けるが巻き込まれたくないのだろう目をそらされる。
このままじゃ、ヤバいが今 男になるわけにもいかない。
ど、ど、どうしよう。
慌てている内に宿の2階の奥の突き当たりの部屋に連れ込まれそうになる。
もう、自力で男達をふりきれないが言いなりになるのもまっぴら御免だ。
腹をくくって抵抗した。
「やめて!!放して!!
部屋に行くなんて言ってないでしょ!!」
「うるせぇ、姉ちゃんだなぁ。」
男はそう言うと私の手首をつかんでひねりあげようとした。
私の身体が自然に動いた。
手首を捕まれた腕をそのままに男の内側に腕をひねる。
するとしっかり私の手首をつかんでいた男の手が離れた。
周りの男達も驚いて一瞬動きが止まった隙を狙って側の鉢の砂を男達の顔目掛けて何度か投げつけた。
男達は、目に砂が入ったりと慌てて手で顔を払っている隙に宿屋から逃げようと廊下を階段に向かって走った。
廊下を曲がるとすぐに一階に続く階段だ。
後ろから男達の足音もしてきた。一階に向けて廊下を曲がる
と突然腕を捕まれ口を押さえられた。
そして、目の前が暗くなる。
「静かにしろ助けてやる」
頭の上から声がした。
助ける。今はその言葉を信じて静かにするしかない。
どうも、長身のがたいのいい誰かの胸に顔を埋めて拘束されてるようだった。
だから、王都までは4泊する予定になる。
今日は、この街では一件しかない宿屋で宿泊だ。
女の1人旅だから、なるべく個室をとりたいけど。
もう、ヤバかったら初日で男になっちゃうことも考えてる。
この先の計画を考えると女の子のまま王都に着きたいけど。切羽詰まったときにはしょうがないよね。
まだ王都も遠いしこの辺は観光産業もないから部屋が空いてる可能性は高いと思うが、今は夕飯時。
下手したら下手するかも。
急いで宿屋の受付に問い合わせると、タッチの差で部屋が埋まったとか。
あっーーーー!!
初日から 幸先悪すぎる。
明日は、昼に着いた街で宿を取るべきか...と思いながらこれからどうしたものかと考えていると 誰かに肩を叩かれた。
「おい、姉ちゃん!部屋がとれなかったのか。若い女が大変じゃないか。俺の部屋に相部屋してやってもいいぞ」
その声に顔をあげるとむさ苦しい男が数人立っていた。
顔は髭もじゃで、笑顔を作っているが下心丸見えである。
うわー、ピンチだ。
初日から変なのに絡まれるなんて...
どう切り抜けるかパニックになっていると声を掛けてきた男に肩を抱かれ、男の仲間の1人に男と挟まれるように背を押された。
いけない、部屋に連れていかれる。慌てて、断りを入れるが下卑た笑いをさせながら男2人に挟まれる形で肩を抱かれ背をおされ部屋に連れ込もうとする。
宿屋の受付の人に顔を向けるが巻き込まれたくないのだろう目をそらされる。
このままじゃ、ヤバいが今 男になるわけにもいかない。
ど、ど、どうしよう。
慌てている内に宿の2階の奥の突き当たりの部屋に連れ込まれそうになる。
もう、自力で男達をふりきれないが言いなりになるのもまっぴら御免だ。
腹をくくって抵抗した。
「やめて!!放して!!
部屋に行くなんて言ってないでしょ!!」
「うるせぇ、姉ちゃんだなぁ。」
男はそう言うと私の手首をつかんでひねりあげようとした。
私の身体が自然に動いた。
手首を捕まれた腕をそのままに男の内側に腕をひねる。
するとしっかり私の手首をつかんでいた男の手が離れた。
周りの男達も驚いて一瞬動きが止まった隙を狙って側の鉢の砂を男達の顔目掛けて何度か投げつけた。
男達は、目に砂が入ったりと慌てて手で顔を払っている隙に宿屋から逃げようと廊下を階段に向かって走った。
廊下を曲がるとすぐに一階に続く階段だ。
後ろから男達の足音もしてきた。一階に向けて廊下を曲がる
と突然腕を捕まれ口を押さえられた。
そして、目の前が暗くなる。
「静かにしろ助けてやる」
頭の上から声がした。
助ける。今はその言葉を信じて静かにするしかない。
どうも、長身のがたいのいい誰かの胸に顔を埋めて拘束されてるようだった。
0
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
行き遅れ令嬢の再婚相手は、ダンディな騎士団長 ~息子イケメンの禁断の守護愛~
柴田はつみ
恋愛
貧乏貴族の行き遅れ令嬢リアナは、28歳で社交を苦手とする大人しい性格ゆえに、結婚を諦めかけていた。
そんな彼女に王宮から政略結婚の命令が下る。再婚相手は、妻を亡くしたダンディな騎士団長ギルバート。
クールで頼れる40代のイケメンだが、リアナは「便利な道具として選ばれただけ」と誤解し、切ない想いを抱く。
さらに、ギルバートの息子で爽やかイケメンのエリオット(21歳)が義理の息子となる。
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる