偽りの姿 ===騎士は月光の下で乙女を求める

夢のままで

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12 ダレンの試練 3

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「ダレンさん?」


顔を真っ赤にして立っているダレンを不思議に思い呼び掛けながら、自分の着替えた覚えのない服を交互にみる。


「!」
もしかして、ダレンさんが着替えさせてくれたの?
ふと、そんな事を思い付くが昨日 宿の女将さんが身体を拭いてくれたことも思い出せば「まさか?!」という思いが強くなる。


しかし、確認しなくてはわからない。もしも、ダレンが着替えさせてくれていたらいたたまれないが、どっちか思い悩んでそのままにしてしまうような性格をイーフィはしていなかった。


覚悟を決めてダレンを見た。
イーフィの強い視線にダレンも意図をくんだようだ。
軽く深呼吸をするとダレンが話始めた。


「イーフィ。結果から言うと着替えさせたのは俺だ。」


その言葉にイーフィは息を飲んだ。もしかして、私の裸をダレンに見られた?!
顔が一気に赤くなるのがわかった。


その様子を見てダレンは慌てて続ける。


「イーフィが心配するような事はなかった。本当に断じてないから安心して欲しい」


ダレンの必死な顔に嘘はないようだ。では、どうやって着替えさせたのか。


「でも、裸を見ないでどうやって着替えさせられるんですか?」そこが不思議しょうがない。


「っそれは、絵面的には良くないが布団を被ってだな..で、よく見えない状態に...イーフィにもなるべく触らないようにして...だ」


ダレンはとても恥ずかしいようで顔や耳までを真っ赤にして説明してくれた。


私もダレンにつられて顔が真っ赤だ。ダレンが私の事を思っての行動なのは理解できるが裸をみられたかも知れないことは別問題だ。


とりあえず、ダレンの説明してくれた状況を自分でも再現してみた。
ふむ、布団の中は真っ暗とまでいかないが良く見えない状況だ。


ダレンの頑張りには理解してあげなければ 色々助けてもらった身だ。
今回も私の身体を気遣ってしてくれたこと ここはもう納めよう。


そう決心してイーフィは布団の中から顔を出すとダレンにお礼をつたえるのだった。


「ダレンさんお気遣いありがとうございます。これまでも沢山助けてもらってどうお返ししたらいいのか...」


「いや、そんなことは気にするな。実は、イーフィのことは妹の様に可愛く思っている。着替えは致し方なかったとしてもイーフィにしたら気持ちの良いものではないだろう。そこを攻めないでいてくれるイーフィにこちらこ申し訳なく思っているのだ」


「そんな、ダレンさんは良くしてくれてました。本当にありがとうございます。」


ダレンにもう一度感謝を伝えると「では、朝食にしよう」と声を掛けられたのでダレンから朝食を受けとり食べ出した。
ダレンは「鍛練に行ってくる」と部屋を出て行った。
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