ありのままで

夢のままで

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変化

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この春から勤めることになった会社で私は総務に配属された。


今は研修期間で同期逹と色々な部署をまわって会社を知っていくことから始めるようだ。

私の大学の知り合いは一人も同じ会社に来ていないので全くの一からの人間関係の形成になる。

浅く広くも無理なので浅く浅く狭く社会生活を目標にしている。


「ねえ、知ってる?」
「!」
「君島くん、彼女いないらしいよ!」
「えっ!!」
「私、頑張っちゃおうかなぁ?」

近くの同期から朝礼前のわずかな時間の合間のおしゃべりが聞こえてきた。

噂の君島君は、同期の名かでも目立つ存在で高身長、高学歴。しかも、顔もかなり整っているためかなりのイケメンだ。

彼女逹の騒がしさも納得の君島君なのだ。


でも、一部では、笑っていても目が笑ってない。とか、キレイで近寄りがたいなどと言われている。
これにも、同意だ。

君島君は遠くから眺めていたいイケメンなのだ。



まあ、君島君を脳内で王子さまに見立てたり、どこぞの御曹司にして妄想を楽しんだりはしてしまうこともあるが、誰にも危害はないので許して欲しい。


そんな君島くんは、優秀な割に朝が弱いのか遅刻の常習犯だ。

私は同期逹が朝礼の準備で並びだした列の一番後ろの窓側により外を眺める。

いつも一生懸命ダッシュして自転車通勤している彼が駐輪場から孟ダッシュしてくる様子を眺めるのが朝の日課になっている。

君島生態ウオッチだ。


今日も孟ダッシュで駆けてくる君島君が見えた。
真剣な顔して、息を弾ませながら駆けてくる姿が格好いい!

賞賛ものだ。


今日もいいものを見られた。

今日も1日気持ちよく頑張れそうである。
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