【完結】空の青と海の碧

榊咲

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《湖の章》

ある湖畔の森の異変②

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 青が部屋に帰って来たのでソファーに座る様に言いました。それに併せた様に紅茶とケーキスタンドが使用人によって運ばれて来ました。青はケーキを見て喜びました。使用人がティータイムの準備をして部屋から退出するのを待って話を再開させました。

「梓さん、先程の話を今から青に話しますがもう一度聞いて頂けますか?」
「はい、大丈夫です。お願いします」
「え、なになに、なんの話?」

「青はもうそろ旅に出ようと思っていますよね?」
「そうね、思ってるわ」

「梓さんには先程話したのですが、私の妹から連絡があって湖近くの森の動物が減少しているそうです。頻繁に狩人が森に入って来ているそうで、それが原因の様なのですが、狩人が獲物を獲り尽くせば自分達が困る事になるのはわかっていると思うのです。それでも動物を狩っている理由が知りたいのです。申し訳ありませんが調査して頂けますか?」

「え、そんな事が起きてるの?」
「ええ、妹から連絡がありましたの」

「いいわよ。丁度、退屈してたの」
「もし調査して前の漁村の様に役人が無理矢理狩人に狩らせていたら連絡を入れて欲しいのです」

「オッケー。…話はこれだけ?」
「ええ、これで終わりです」

「じゃあ、ティータイムって事で、…ケーキいただきまーす」
「もう、姉さん……恥ずかしいなぁ」
「梓さんもいただきましょうか」
「はい、碧様」

「もう梓、堅く考えすぎ!」
「姉さんは考え無さ過ぎだよ!…もっとよく考えて行動して!」
「まあまあ、今は楽しく頂きましょうね」
「そうそう、楽しいティータイムよ」
「は~、わかりました」

 碧は青に話が出来て一安心。いつも調査を頼んでいるので、安心感が違います。これで妹に調査に入る事を連絡する事ができます。調査次第で神に連絡を入れなければならなくなる場合の事を考えると頭が痛い案件です。

「青、妹に連絡を入れておきたいので、いつから調査に向かいますか?」
「それは梓次第かな」
「梓さん、いつ頃になりますか?」

「もう姉さん、僕に振らないでよ」
「だってそうじゃない。碧、すぐに調査に入った方がいいの?」
「そうね、早目に向かって欲しいわね」

「じゃあ梓~、明日中に向こうに着く様に行ける?」
「はあ、また急だね姉さん」
「行けるの、行けないの」
「わかりました。なんとかしましょう」
「なんだか急がせてしまってごめんなさい」

 碧は青と梓の言葉の応酬を聞いて申し訳なく思いました。それでも妹からの連絡で不確かな情報が出て来た為、早急に調査・対応が必要だと思ったのです。
 青と梓にはこの件の調査が終わったら『妹の神殿で休暇を取ってもらいましょう』と思いました。
 まずは妹に連絡をしなければと思う碧でした。

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