15 / 65
《山の章》
木樵達の行動調査①
しおりを挟む
碧と橙からの木樵達の調査を行う為に山の聖霊の神殿を目指す青と梓は雲の神殿で今回の調査について話し合っていました。
「梓、なんで私を呼ばなかったのよ?」
「仕方ないじゃ無いか、姉さん。急ぎだって聞いたんだから」
「キッー、梓はいいわよ、碧と話が出来たんだから!私も話がしたかったのに…」
青は親友の碧とは、休暇に入る時に話した後は一ヶ月程、話をしていなかったので調査の依頼の話でもしたかったと梓に愚痴を零していました。
「だからあれ程、湖畔の工房に入り浸るのは辞めてって言ったじゃ無いか」
「だって、楽しかったんだもの。それに碧に渡したい物を作ってたのよ!」
「もう姉さん、今回の調査について話してもいい?」
「わかったわよ。話して」
やっと、青が愚痴を止めて、今回の山の聖霊の神殿付近の木樵達について、話をする事が出来るようになりました。
「姉さんは山の聖霊の橙様は知ってるの?」
「そりゃまあ、碧と私の後輩だし知ってるわよ」
「え、姉さん達の後輩なの?それは碧様に聞いてなかったよ」
「それで橙がどうしたの?」
「うん、 橙様の神殿の近くを木樵達が頻繁に来てるそうなんだ」
「それは可笑しいわね」
「そうなんだ。それで側近の熊様が橙様を心配して、どうにかしますかと聞きに来たみたい。で、橙様も調査を碧様に頼んだみたい」
「まあね、あの子ものんびり屋だから。側近が頻繁に逢いにくれば不審に思うわね」
青は後輩の橙の事を思い出していました。いつも碧と一緒にいると、何処からともなく現れていた彼は碧と話が一番あっていた様に思った。話し方ものんびりしていて、性格も穏やかだった。
「それで姉さん、調査に入る前に山の神殿に話を聞きに行く事になってるからね」
「はいはい!……話は橙から聞くの?」
「橙様からも勿論聞くけど、側近の熊様からも聞こうと思ってる」
「そうね。木樵達が来る現場を見てるのは、その熊さんが見てるんだっけ!」
「そうなんだ。出来るだけ現場の声を聞いてから調査した方がいいと思ってさ」
これから行う調査の話をしている間に山の神殿につきました。
山の神殿まで到着した事を水鏡から山の神殿に連絡する事にしました。
「はぁい、橙!元気!」
「姉がすみません。橙様。調査に来た梓と申します」
「ああ、申し訳ない。よろしく頼む」
「もう、橙も梓も堅いわね~」
「姉様、いくら知り合いとはいえ、礼儀は弁えてよ!」
「まあまあ、梓殿。その方に言っても無駄だ」
「そうはいきません!」
梓は青の橙に対する態度にキレていました。いくら知り合いで後輩とはいえ、弁えない態度では下の者達に示しがつかないからです。すると、橙から、青に対してフォローが入りました。
「青殿、お久しぶりですな。木樵達の件、よろしく頼みます」
「そうね、碧にも頼まれてるし、すぐに調査に入るわ」
「もう姉様、どうしてそんなに上から目線で言うの?……申し訳ありません、橙様。姉もああ言っておりますので、すぐに調査に入りたいと思いますが、わかる範囲で良いですから、木樵達の事を教えて頂けますか?出来れば、側近の熊様にもお聞きしたいのですが……」
「そうか、梓殿。では、すぐに熊にくるように言おう。………熊よ、神殿に来てくれ!」
梓の要請に従って、橙は側近の熊を神殿に呼び寄せました。
「梓、なんで私を呼ばなかったのよ?」
「仕方ないじゃ無いか、姉さん。急ぎだって聞いたんだから」
「キッー、梓はいいわよ、碧と話が出来たんだから!私も話がしたかったのに…」
青は親友の碧とは、休暇に入る時に話した後は一ヶ月程、話をしていなかったので調査の依頼の話でもしたかったと梓に愚痴を零していました。
「だからあれ程、湖畔の工房に入り浸るのは辞めてって言ったじゃ無いか」
「だって、楽しかったんだもの。それに碧に渡したい物を作ってたのよ!」
「もう姉さん、今回の調査について話してもいい?」
「わかったわよ。話して」
やっと、青が愚痴を止めて、今回の山の聖霊の神殿付近の木樵達について、話をする事が出来るようになりました。
「姉さんは山の聖霊の橙様は知ってるの?」
「そりゃまあ、碧と私の後輩だし知ってるわよ」
「え、姉さん達の後輩なの?それは碧様に聞いてなかったよ」
「それで橙がどうしたの?」
「うん、 橙様の神殿の近くを木樵達が頻繁に来てるそうなんだ」
「それは可笑しいわね」
「そうなんだ。それで側近の熊様が橙様を心配して、どうにかしますかと聞きに来たみたい。で、橙様も調査を碧様に頼んだみたい」
「まあね、あの子ものんびり屋だから。側近が頻繁に逢いにくれば不審に思うわね」
青は後輩の橙の事を思い出していました。いつも碧と一緒にいると、何処からともなく現れていた彼は碧と話が一番あっていた様に思った。話し方ものんびりしていて、性格も穏やかだった。
「それで姉さん、調査に入る前に山の神殿に話を聞きに行く事になってるからね」
「はいはい!……話は橙から聞くの?」
「橙様からも勿論聞くけど、側近の熊様からも聞こうと思ってる」
「そうね。木樵達が来る現場を見てるのは、その熊さんが見てるんだっけ!」
「そうなんだ。出来るだけ現場の声を聞いてから調査した方がいいと思ってさ」
これから行う調査の話をしている間に山の神殿につきました。
山の神殿まで到着した事を水鏡から山の神殿に連絡する事にしました。
「はぁい、橙!元気!」
「姉がすみません。橙様。調査に来た梓と申します」
「ああ、申し訳ない。よろしく頼む」
「もう、橙も梓も堅いわね~」
「姉様、いくら知り合いとはいえ、礼儀は弁えてよ!」
「まあまあ、梓殿。その方に言っても無駄だ」
「そうはいきません!」
梓は青の橙に対する態度にキレていました。いくら知り合いで後輩とはいえ、弁えない態度では下の者達に示しがつかないからです。すると、橙から、青に対してフォローが入りました。
「青殿、お久しぶりですな。木樵達の件、よろしく頼みます」
「そうね、碧にも頼まれてるし、すぐに調査に入るわ」
「もう姉様、どうしてそんなに上から目線で言うの?……申し訳ありません、橙様。姉もああ言っておりますので、すぐに調査に入りたいと思いますが、わかる範囲で良いですから、木樵達の事を教えて頂けますか?出来れば、側近の熊様にもお聞きしたいのですが……」
「そうか、梓殿。では、すぐに熊にくるように言おう。………熊よ、神殿に来てくれ!」
梓の要請に従って、橙は側近の熊を神殿に呼び寄せました。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
昭和生まれお局様は、異世界転生いたしましたとさ
蒼あかり
ファンタジー
局田舞子(つぼたまいこ)43歳、独身。
とある事故をきっかけに、彼女は異世界へと転生することになった。
どうしてこんなことになったのか、訳もわからぬままに彼女は異世界に一人放り込まれ、辛い日々を過ごしながら苦悩する毎日......。
など送ることもなく、なんとなく順応しながら、それなりの日々を送って行くのでありました。
そんな彼女の異世界生活と、ほんの少しのラブロマンスっぽい何かを織り交ぜながらすすむ、そんな彼女の生活を覗いてみませんか?
毎日投稿はできないと思います。気長に更新をお待ちください。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる