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《山の章》
山を行く木樵達
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ある日、山の神殿の聖霊“橙”の元に山に住む熊が焦って報告に来ました。報告に来た熊は聖霊の橙を崇拝していて、山に異変が有れば報告に来るのです。その熊が焦ってくると言う事は緊急事態が発生した事を意味していました。
「熊よ、どうしたのだ」
「橙様、この山の神殿近くまで麓の木樵供が近付いております」
「それならば心配ない。結界が張ってあるからな」
「そうでしたか。ですがこのところ、木樵供が近付く事が増えておりますが………」
「そうだな。………近々、調査を頼んでおこう」
橙は、熊の報告が頻繁に行われていた事はわかっていました。しかし、それほど心配もしていませんでした。しかし、ここ数日は頻繁に報告に訪れていたので、可笑しいと思い調査を頼む事にしました。水鏡に海の聖霊を呼び出しました。
「碧殿、今は大丈夫だろうか?」
「まあ、珍しいお方からのご連絡ですわね」
「ご無沙汰しておる。お元気か?」
「何かお困り事かしら、橙様」
水鏡から覗いた山の聖霊の顔を見て碧は山で異変が起こっているのかと思いました。最初は久しぶりにみた顔馴染みに対して揶揄うように笑顔で対応していましたが、真面目な顔に戻して話を聞く事にしました。
「碧殿、今、我が領域の木樵達が頻繁に神殿近くまで来ているのだ。ここ数日は頻繁で我が配下の熊が心配しておるのだ。調査をお願い出来ないか?」
「え、山でも起きているのですか?」
「碧殿、何か知っておられるのか?」
碧は橙に海辺と湖畔の事を話す事にしました。
「実は私の領域の海辺の漁村で、沢山の魚介を摂っているにも関わらず、漁民が痩せていた事がありました。調査の結果、漁村を納めていた代官が商人と私腹を肥やしていたのです。また私の妹の領域でも同じ様な事があり、調査したのです」
「その様な事が起こっていたのか……」
橙は碧の話を聞いて自分の領域だけの事では無かったのだと思いました。
「碧殿、海辺の漁村や湖畔の時の調査の結果、どうされたのか。教えて欲しい」
「そうね。調査は青と梓さんにお願いしました。そしてその結果、私腹を肥やしていた者には神罰を神達にお伺いをして行いました。神達も憂いておいででしたから」
「そうか。では私の領域の調査もお願いして良いだろうか?」
橙は碧に再度、調査を依頼しました。碧も心配になりましたので、直ぐにでも調査を始める事を約束しました。
「橙様、直ぐにでも調査を始めましょう!」
「お願いできるか?申し訳ない」
「橙様、大丈夫ですよ。青と梓さんに直ぐに橙様の元に行く様に伝えますね」
「よろしく頼む!」
こうして碧は山の聖霊の橙との水鏡での通信を終えました。そして橙の問題を解決する為に、休暇中の青と梓に調査を依頼する事にしました。
水鏡を梓の神殿に繋げて問い掛けました。
「梓さん、聞こえますか?」
「なんでしょうか、碧様。今、姉は休暇で湖畔の工房に出向いておりますが…」
「休暇中に御免なさい。至急、調べて欲しい事が出来てしまったの!」
碧はまず、梓に山の聖霊の橙から聞いた事を話す事にしました。
「梓さんは山の聖霊の橙様を知って見えるかしら?」
「私は姉から聞いた事が有るくらいですね。その方がどうかされたのですか?」
「山の聖霊は橙と言うのだけれど、神殿から余り出ない人なの、だから梓さんが知らなくても仕方ないわ。それで、その橙様から、彼の領域ので神殿近くまで木樵が来ているらしいの。それも頻繁にね」
「木樵がですか?…ちょっと可笑しいですね」
「そうなのよ。木樵は材木を調達する為に山に入って木を切り出しているけど、普通はそんなに頻繁に行わないと思うの」
「そうですね。碧様の言う通りだと思います。怪しいですね」
「休暇中で申し訳無いけど、調査をお願い出来るかしら?」
「わかりました。姉には私から話しておきます、碧様」
「すみませんね。私は橙様に連絡しておきますから、調査を始める前に山の神殿に行って下さい。お願いしますね」
碧は梓と話終わるとすぐに山の神殿に連絡を取りました。
「橙様、聞こえますか?」
「おお、碧殿。どうでしたか?調査はしていただけるか?」
「大丈夫ですよ。梓さんに連絡が取れました。すぐに向かって貰えますから」
「梓さん?どなただったか?」
「橙様は覚えてみえませんか?空の聖霊の青の弟の雲の聖霊ですよ」
「ああ、思い出した。梓殿が調査してくれるのか?」
「ええ、梓さんと青の2人が調査してくれます。それで調査を始める前に橙様の元に向かう様に伝えましたので、お願いしますね」
「あい、わかった。木樵の事を話す様にしよう」
「では、その様に」
碧は橙との話を終えた。そして今回の事は連続して起きている事に思い立った。海に始まって、湖に今回は山。あとは野原の聖霊の領域が残っている。もし野原の領域でも異変が起こっていたとしたら、この世界はどうなるのだろうか。神達はこの事態を知って見えるのだろうか?碧は恐ろしい事態にならない様に祈っていた。
「熊よ、どうしたのだ」
「橙様、この山の神殿近くまで麓の木樵供が近付いております」
「それならば心配ない。結界が張ってあるからな」
「そうでしたか。ですがこのところ、木樵供が近付く事が増えておりますが………」
「そうだな。………近々、調査を頼んでおこう」
橙は、熊の報告が頻繁に行われていた事はわかっていました。しかし、それほど心配もしていませんでした。しかし、ここ数日は頻繁に報告に訪れていたので、可笑しいと思い調査を頼む事にしました。水鏡に海の聖霊を呼び出しました。
「碧殿、今は大丈夫だろうか?」
「まあ、珍しいお方からのご連絡ですわね」
「ご無沙汰しておる。お元気か?」
「何かお困り事かしら、橙様」
水鏡から覗いた山の聖霊の顔を見て碧は山で異変が起こっているのかと思いました。最初は久しぶりにみた顔馴染みに対して揶揄うように笑顔で対応していましたが、真面目な顔に戻して話を聞く事にしました。
「碧殿、今、我が領域の木樵達が頻繁に神殿近くまで来ているのだ。ここ数日は頻繁で我が配下の熊が心配しておるのだ。調査をお願い出来ないか?」
「え、山でも起きているのですか?」
「碧殿、何か知っておられるのか?」
碧は橙に海辺と湖畔の事を話す事にしました。
「実は私の領域の海辺の漁村で、沢山の魚介を摂っているにも関わらず、漁民が痩せていた事がありました。調査の結果、漁村を納めていた代官が商人と私腹を肥やしていたのです。また私の妹の領域でも同じ様な事があり、調査したのです」
「その様な事が起こっていたのか……」
橙は碧の話を聞いて自分の領域だけの事では無かったのだと思いました。
「碧殿、海辺の漁村や湖畔の時の調査の結果、どうされたのか。教えて欲しい」
「そうね。調査は青と梓さんにお願いしました。そしてその結果、私腹を肥やしていた者には神罰を神達にお伺いをして行いました。神達も憂いておいででしたから」
「そうか。では私の領域の調査もお願いして良いだろうか?」
橙は碧に再度、調査を依頼しました。碧も心配になりましたので、直ぐにでも調査を始める事を約束しました。
「橙様、直ぐにでも調査を始めましょう!」
「お願いできるか?申し訳ない」
「橙様、大丈夫ですよ。青と梓さんに直ぐに橙様の元に行く様に伝えますね」
「よろしく頼む!」
こうして碧は山の聖霊の橙との水鏡での通信を終えました。そして橙の問題を解決する為に、休暇中の青と梓に調査を依頼する事にしました。
水鏡を梓の神殿に繋げて問い掛けました。
「梓さん、聞こえますか?」
「なんでしょうか、碧様。今、姉は休暇で湖畔の工房に出向いておりますが…」
「休暇中に御免なさい。至急、調べて欲しい事が出来てしまったの!」
碧はまず、梓に山の聖霊の橙から聞いた事を話す事にしました。
「梓さんは山の聖霊の橙様を知って見えるかしら?」
「私は姉から聞いた事が有るくらいですね。その方がどうかされたのですか?」
「山の聖霊は橙と言うのだけれど、神殿から余り出ない人なの、だから梓さんが知らなくても仕方ないわ。それで、その橙様から、彼の領域ので神殿近くまで木樵が来ているらしいの。それも頻繁にね」
「木樵がですか?…ちょっと可笑しいですね」
「そうなのよ。木樵は材木を調達する為に山に入って木を切り出しているけど、普通はそんなに頻繁に行わないと思うの」
「そうですね。碧様の言う通りだと思います。怪しいですね」
「休暇中で申し訳無いけど、調査をお願い出来るかしら?」
「わかりました。姉には私から話しておきます、碧様」
「すみませんね。私は橙様に連絡しておきますから、調査を始める前に山の神殿に行って下さい。お願いしますね」
碧は梓と話終わるとすぐに山の神殿に連絡を取りました。
「橙様、聞こえますか?」
「おお、碧殿。どうでしたか?調査はしていただけるか?」
「大丈夫ですよ。梓さんに連絡が取れました。すぐに向かって貰えますから」
「梓さん?どなただったか?」
「橙様は覚えてみえませんか?空の聖霊の青の弟の雲の聖霊ですよ」
「ああ、思い出した。梓殿が調査してくれるのか?」
「ええ、梓さんと青の2人が調査してくれます。それで調査を始める前に橙様の元に向かう様に伝えましたので、お願いしますね」
「あい、わかった。木樵の事を話す様にしよう」
「では、その様に」
碧は橙との話を終えた。そして今回の事は連続して起きている事に思い立った。海に始まって、湖に今回は山。あとは野原の聖霊の領域が残っている。もし野原の領域でも異変が起こっていたとしたら、この世界はどうなるのだろうか。神達はこの事態を知って見えるのだろうか?碧は恐ろしい事態にならない様に祈っていた。
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