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《野原の章》
野原の領域の再調査③
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青と梓は八百屋の店主に教えられた家具店に来ていました。その店は家具以外にも小物類も製造販売しているようで、細々とした物が、家具と一緒に店に所狭しと置かれていました。青は家具には目もくれずに小物に目がいってしまっています。それを見た梓は『もう姉さんたら、仕事を忘れてるよね!』と思ってしまいました。
「……姉さん、家具はどれにする?」
「あ、梓、ごめ~ん。見てなかったわ」
「そう思ったよ。まあいいけど……。じゃぁ僕が選んでいいよね?」
「もう、意地悪言わないでよ!」
梓の言葉に青はハッとして言いました。その様子を奥から出てきた店の店主が聞きつけ、青と梓に声をかけます。
「お客様、本日はどの様なものをお探しですか?」
「ああ店主。この人にあう家具が欲しいんですが……」
「ちょっと梓。何言ってんのよ!」
青は梓が勝手に店主に話しているので、梓に文句を言いました。
「姉さんが早く決めないからだろう!」
「だって、いろいろ目移りしちゃうんだもの仕方ないでしょう!」
「だから、店主に聞いたんじゃぁないか!早く決めればいいだろう?」
だんだんと青と梓はケンカ越しの話し合いになってきた為に、店主は2人に提案しようと声をかけます。
「あの~お客様、どの様な家具をお求めでしょうか?」
「ああ、これは申し訳ない。姉さん、どんな家具にするの?」
「そうねぇ、チェストが欲しいんだけど。……ええと、ユリの花の彫刻がしてあればベストなんだけど。あるかしら」
「ええ、ありますよ。……ちょっとお待ち下さい。……確かこちらにあったと思います」
青の要望に叶うものがあった事を『良かった』と思いながら、店主は2人をチェストがある方に誘います。2人も店主の後を着いて行きます。
「お客様、こちらになりますが、いかがでしょうか?」
「そうねぇ、……ねぇ梓、これにするわ。いいでしょう?」
「そうだね。姉さん好みだよね。じゃぁ店主、これにするから、いくらになるかな?」
青はチェストを見てすぐに気に入った為に、梓に購入する様に促しました。それを受けて、梓は店主に購入する事を告げました。
「毎度ありがとうございます。金貨1枚となります」
「では店主、こちらでお願いする」
梓は店主にチェストの代金の金貨1枚を渡しました。それに驚いたのか、店主は目を大きく開いて震える声で言います。
「お、お客様、あの、ツケでなくても良いのですか?」
「ええ、構いませんよ。ツケでないといけませんか?」
「いえ、そんな事はありません。少し驚いたもので……、申し訳ありません」
梓は店主にツケはしないと言いました。店主はその言葉に驚きを隠せない顔をして謝ってきました。
そこで梓は店主に聞いてみる事にしました。
「店主、どうして僕がツケをすると思ったのですか?」
「はぁ、貴族様や豪商の方々はツケで商品を購入されるからで。それ以外での購入は稀だからですが……」
「そうなのですね。ではこの国ではツケで買い物をする事がポピュラーなのですか?」
梓は店主にツケで購入する事が常態的に行われているかと聞きました。それに対して店主はちょっと考える素振りをみせ、答えます。
「そうですね~、ここらでは貴族様方はそうだと思います……。国中となるとオレはわかりませんが……」
「なるほど……。店主、失礼な事を聞いて、申し訳なかった、すまない」
「い、いえ、こちらこそ、ハッキリした事が言えず、申し訳ない」
「では、これで。チェストは運んで頂けますか?」
「ええ、どちらに運びましょうか?」
「そうですねぇ、……神殿にお願いします」
「し、神殿ですか?」
「ええ、神殿です。お願いしますね」
「はぁ、わかりました。いつでもよろしいんで……」
「ええ、いつでも構いませんよ。お願いしますね」
「はい、わかりました。明日にでもお届けします」
「よろし「ちょっと梓、これも買ってよ!」
梓と店主がチェストの搬入の交渉していると、青が梓の声に被せて小物を持って言いました。梓は『チィッ』と言って青の方に顔を向けました。
「姉さん、今日は家具だけ買いにきたんですよ!余分なモノは買いません!それは戻して来て下さい」
「ちょっと、梓。これぐらいいいでしょう?」
「何言ってんですか!ダメなものはダメです!」
店主は梓と青の掛け合いに度肝を抜かれていました。梓が押し気味に『ダメ』と言っているのに、そんな事は関係ないとばかりに、『いいでしょう』と言う青の鋼の心臓に感服してしまいました。それでも、このやり取りは店の前でやって欲しくないので、青と梓にかまし掛けます。
「あの~、お客様。申し訳ないのですが……、その……店の前では止めて頂けますか?」
「これは店主。申し訳ない。……ほら、邪魔になるから、それを置いて来て!行くよ!」
「もう!梓の#__・__#ケチ!!」
梓は青に再度、おいで来る様に言い、店主に目礼をして店を出ました。青の腕を忘れずに取って、店を後にして雲の神殿に戻りました。
「……姉さん、家具はどれにする?」
「あ、梓、ごめ~ん。見てなかったわ」
「そう思ったよ。まあいいけど……。じゃぁ僕が選んでいいよね?」
「もう、意地悪言わないでよ!」
梓の言葉に青はハッとして言いました。その様子を奥から出てきた店の店主が聞きつけ、青と梓に声をかけます。
「お客様、本日はどの様なものをお探しですか?」
「ああ店主。この人にあう家具が欲しいんですが……」
「ちょっと梓。何言ってんのよ!」
青は梓が勝手に店主に話しているので、梓に文句を言いました。
「姉さんが早く決めないからだろう!」
「だって、いろいろ目移りしちゃうんだもの仕方ないでしょう!」
「だから、店主に聞いたんじゃぁないか!早く決めればいいだろう?」
だんだんと青と梓はケンカ越しの話し合いになってきた為に、店主は2人に提案しようと声をかけます。
「あの~お客様、どの様な家具をお求めでしょうか?」
「ああ、これは申し訳ない。姉さん、どんな家具にするの?」
「そうねぇ、チェストが欲しいんだけど。……ええと、ユリの花の彫刻がしてあればベストなんだけど。あるかしら」
「ええ、ありますよ。……ちょっとお待ち下さい。……確かこちらにあったと思います」
青の要望に叶うものがあった事を『良かった』と思いながら、店主は2人をチェストがある方に誘います。2人も店主の後を着いて行きます。
「お客様、こちらになりますが、いかがでしょうか?」
「そうねぇ、……ねぇ梓、これにするわ。いいでしょう?」
「そうだね。姉さん好みだよね。じゃぁ店主、これにするから、いくらになるかな?」
青はチェストを見てすぐに気に入った為に、梓に購入する様に促しました。それを受けて、梓は店主に購入する事を告げました。
「毎度ありがとうございます。金貨1枚となります」
「では店主、こちらでお願いする」
梓は店主にチェストの代金の金貨1枚を渡しました。それに驚いたのか、店主は目を大きく開いて震える声で言います。
「お、お客様、あの、ツケでなくても良いのですか?」
「ええ、構いませんよ。ツケでないといけませんか?」
「いえ、そんな事はありません。少し驚いたもので……、申し訳ありません」
梓は店主にツケはしないと言いました。店主はその言葉に驚きを隠せない顔をして謝ってきました。
そこで梓は店主に聞いてみる事にしました。
「店主、どうして僕がツケをすると思ったのですか?」
「はぁ、貴族様や豪商の方々はツケで商品を購入されるからで。それ以外での購入は稀だからですが……」
「そうなのですね。ではこの国ではツケで買い物をする事がポピュラーなのですか?」
梓は店主にツケで購入する事が常態的に行われているかと聞きました。それに対して店主はちょっと考える素振りをみせ、答えます。
「そうですね~、ここらでは貴族様方はそうだと思います……。国中となるとオレはわかりませんが……」
「なるほど……。店主、失礼な事を聞いて、申し訳なかった、すまない」
「い、いえ、こちらこそ、ハッキリした事が言えず、申し訳ない」
「では、これで。チェストは運んで頂けますか?」
「ええ、どちらに運びましょうか?」
「そうですねぇ、……神殿にお願いします」
「し、神殿ですか?」
「ええ、神殿です。お願いしますね」
「はぁ、わかりました。いつでもよろしいんで……」
「ええ、いつでも構いませんよ。お願いしますね」
「はい、わかりました。明日にでもお届けします」
「よろし「ちょっと梓、これも買ってよ!」
梓と店主がチェストの搬入の交渉していると、青が梓の声に被せて小物を持って言いました。梓は『チィッ』と言って青の方に顔を向けました。
「姉さん、今日は家具だけ買いにきたんですよ!余分なモノは買いません!それは戻して来て下さい」
「ちょっと、梓。これぐらいいいでしょう?」
「何言ってんですか!ダメなものはダメです!」
店主は梓と青の掛け合いに度肝を抜かれていました。梓が押し気味に『ダメ』と言っているのに、そんな事は関係ないとばかりに、『いいでしょう』と言う青の鋼の心臓に感服してしまいました。それでも、このやり取りは店の前でやって欲しくないので、青と梓にかまし掛けます。
「あの~、お客様。申し訳ないのですが……、その……店の前では止めて頂けますか?」
「これは店主。申し訳ない。……ほら、邪魔になるから、それを置いて来て!行くよ!」
「もう!梓の#__・__#ケチ!!」
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