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【グレとチビの章】
僕はグレです
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僕はグレって言うの。よろしくね。僕はウナギの養殖場で生まれたんだよ。5人兄弟だったんだよね。
みんなお母さんから離れて、貰われて行ったんだ~。僕は最後まで残っちゃったんだけど、今のご主人様が貰ってくれたんだよ。だってね、兄弟が次々貰われていくのに僕だけ誰も見向きもしてくれないんだもん、焦っちゃったよ!
でも最期の最後で貰ってくれたご主人様には感謝してるんだ~。うふふふ。僕はご主人様の側を離れないからね。覚悟してね~!!そうそう、僕のご主人様は3人いるんだよ。紹介するね。
僕を今の家に連れて来てくれたご主人様。ご主人様は『ゆみちゃん』て呼ばれてるんだな。あとご主人様の旦那さまは『お兄ちゃん』って呼ばれてるんだよ。それからご主人様の旦那さまのお父さんが一緒に暮らしてるんだ。
それから、たまにご主人様の旦那さまの姉妹の家族が遊びに来るんだけど、その人達も僕の事を見て『可愛い!!』って言ってくれたの。すっごく嬉しかったなぁ~。
その人たちも名前で呼び合ってた。う~んと、上の人が『さよちゃん』で、下の人が『ゆいちゃん』、『ゆいちゃんの家族が旦那さんが『たけちゃん』で一番上の子どもになるのかな?その人は『ともき』、二番目の人が『ゆうや』だったかな、三番目の人が『ひじり?』だったっけ?確かそんな名前だったと思う。
僕、まだ子どもだから、名前を覚えられないの。でもご主人様達、一緒に暮らしている人達は間違えないよ!へへへへ、偉いでしょう!!でもね、絶対に他の人達の名前も覚えてやる!って思ってるんだよね。僕、頑張るよ!
そうだ、家の中の事も教えてあげるね。僕の家は大きいんだよ~。建てられて約100年なんだって『お兄ちゃん』が言ってた。なんでも、戦争中にあったと言われてる地震にも耐えたんだって!そんな凄い家に住んでるんだからね。その地震では近所の家が軒並み潰れたんだって『お父さん』が言ってた。
地震が起きた時に『お父さん』は小学生だったんだって。畑にいたら地震が起きて、地面にうずくまって揺れをやり過ごして周りを見たら、砂ぼこりが上がっていて自分の家以外建ってなかったって聞いたんだよね。うぅわぁーて、聞いた時は思っちゃった。僕だったら、ご主人様の側でブルブル震えてたと思うなぁ。『お父さん』は凄いなぁ~って思って、尊敬の眼差しを向けちゃったよ!
でもこの辺りで、また地震があるってご主人様達が言ってるんだよ。怖いよね。ブルブル!もし今、地震が来たら、やっぱりご主人様の側を離れないだろうな~。でもさ、家が地震で壊れたら、僕達はどこで暮らしていけばいいのかな?ハァ~、僕じゃぁわかんないな。
その内、ご主人様が教えてくれるよね?……そうだよね。う~ん、教えて欲しいな、……切実!!
僕は母屋で昼間は過ごしてるんだけど、夜は別屋にいるんだ~。母屋には台所とお風呂場があるんだ。でもご主人様達は別屋で寝てるの。何故かな~って思ってたら、家が傾いてるってご主人様達が言ってたんだ。ちょっと、柱が傾いてるなんて、超怖いよ~!うううう、なんで!本当に怖い。
こんなんじゃぁ、地震が来たら倒れちゃうんじゃぁ。うえ~ん、イヤだイヤだイヤだよ~。ご主人様、助けて~。……あ、そっか、それで寝る時は別屋に行くんだね。良かった~。これで助かるよね、ご主人様。
僕はこんな家に住んでるけど、幸せを噛みしめてるんだよ、ご主人様。一生ついて行くからね。よろしくお願いしま~す。
みんなお母さんから離れて、貰われて行ったんだ~。僕は最後まで残っちゃったんだけど、今のご主人様が貰ってくれたんだよ。だってね、兄弟が次々貰われていくのに僕だけ誰も見向きもしてくれないんだもん、焦っちゃったよ!
でも最期の最後で貰ってくれたご主人様には感謝してるんだ~。うふふふ。僕はご主人様の側を離れないからね。覚悟してね~!!そうそう、僕のご主人様は3人いるんだよ。紹介するね。
僕を今の家に連れて来てくれたご主人様。ご主人様は『ゆみちゃん』て呼ばれてるんだな。あとご主人様の旦那さまは『お兄ちゃん』って呼ばれてるんだよ。それからご主人様の旦那さまのお父さんが一緒に暮らしてるんだ。
それから、たまにご主人様の旦那さまの姉妹の家族が遊びに来るんだけど、その人達も僕の事を見て『可愛い!!』って言ってくれたの。すっごく嬉しかったなぁ~。
その人たちも名前で呼び合ってた。う~んと、上の人が『さよちゃん』で、下の人が『ゆいちゃん』、『ゆいちゃんの家族が旦那さんが『たけちゃん』で一番上の子どもになるのかな?その人は『ともき』、二番目の人が『ゆうや』だったかな、三番目の人が『ひじり?』だったっけ?確かそんな名前だったと思う。
僕、まだ子どもだから、名前を覚えられないの。でもご主人様達、一緒に暮らしている人達は間違えないよ!へへへへ、偉いでしょう!!でもね、絶対に他の人達の名前も覚えてやる!って思ってるんだよね。僕、頑張るよ!
そうだ、家の中の事も教えてあげるね。僕の家は大きいんだよ~。建てられて約100年なんだって『お兄ちゃん』が言ってた。なんでも、戦争中にあったと言われてる地震にも耐えたんだって!そんな凄い家に住んでるんだからね。その地震では近所の家が軒並み潰れたんだって『お父さん』が言ってた。
地震が起きた時に『お父さん』は小学生だったんだって。畑にいたら地震が起きて、地面にうずくまって揺れをやり過ごして周りを見たら、砂ぼこりが上がっていて自分の家以外建ってなかったって聞いたんだよね。うぅわぁーて、聞いた時は思っちゃった。僕だったら、ご主人様の側でブルブル震えてたと思うなぁ。『お父さん』は凄いなぁ~って思って、尊敬の眼差しを向けちゃったよ!
でもこの辺りで、また地震があるってご主人様達が言ってるんだよ。怖いよね。ブルブル!もし今、地震が来たら、やっぱりご主人様の側を離れないだろうな~。でもさ、家が地震で壊れたら、僕達はどこで暮らしていけばいいのかな?ハァ~、僕じゃぁわかんないな。
その内、ご主人様が教えてくれるよね?……そうだよね。う~ん、教えて欲しいな、……切実!!
僕は母屋で昼間は過ごしてるんだけど、夜は別屋にいるんだ~。母屋には台所とお風呂場があるんだ。でもご主人様達は別屋で寝てるの。何故かな~って思ってたら、家が傾いてるってご主人様達が言ってたんだ。ちょっと、柱が傾いてるなんて、超怖いよ~!うううう、なんで!本当に怖い。
こんなんじゃぁ、地震が来たら倒れちゃうんじゃぁ。うえ~ん、イヤだイヤだイヤだよ~。ご主人様、助けて~。……あ、そっか、それで寝る時は別屋に行くんだね。良かった~。これで助かるよね、ご主人様。
僕はこんな家に住んでるけど、幸せを噛みしめてるんだよ、ご主人様。一生ついて行くからね。よろしくお願いしま~す。
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